
大阪でお墓の建て替えをするタイミングは?建て替え8つの手順と予算に入れる6つの費用

大阪では老朽化したお墓の建て替えを検討する家が増えていますよね。
老朽化以外でも、先祖代々墓に妻の家族など、他家の人のご遺骨を納骨するとして、大阪ではお墓の建て替え相談も増えました。
背景にはお墓の継承者問題があるのでしょう。
大阪では老朽化したお墓の建て替え、墓じまい、改葬(お墓の引っ越し)、3つの選択肢で迷う人も少なくありません。
今回は、大阪でお墓の建て替えを行う良いタイミングや予算、大阪でお墓の建て替えまで8つの手順をお伝えします。
大阪でお墓の建て替えをするタイミングは?建て替え8つの手順と予算に入れる6つの費用

大阪でお墓を建て替えるタイミング

大阪では、いざお墓を建て替えるとなっても「いつお墓を建て替えればいいのか」の相談は多いです。
決定権を持つ墓主であっても、親族との関わりやご先祖様への配慮などもあるのでしょう。
・お彼岸
・年忌法要
・命日
…などが挙げられます。
大阪ではお墓の建て替えで行う閉眼供養や開眼供養を、年忌法要やお彼岸、命日の法要とともに行うケースが多いです。
法要と閉眼供養(開眼供養)を共に行うことにより、施主も参加者も二度三度の手間暇が少なくなります。
※大阪の法要については下記をご参照ください。
・大阪でお墓を継ぐことに!施主として年忌法要を続けるなら、いつ頃までしなくちゃいけない?
大阪でお墓を建て返る必要性

では今、大阪ではどうしてお墓の建て替えを検討する家が増えたのでしょうか。
上記でもご紹介しましたが、墓石も経年劣化するものなので、「対処すべき」限界のタイミングが重なっているためです。
(1)風化や劣化
(2)耐震対策
(3)お墓の目的が変わる
(4)ご遺骨を納めるカロートを広げる
(5)永代供養を付けるタイミング
一方で大阪では墓じまいや改葬(ご遺骨の引っ越し)を選ぶ事例も増えましたよね。
この場合は目的が少し異なります。
墓じまいでは継承者がいない、墓主の高齢化などでお墓の管理維持が困難になった場合が多いでしょう。
改葬(ご遺骨の引っ越し)では、墓主が遠方に住むなどで、お墓の管理維持がしやすいよう、住まいの近くに移動する選択です。
(1)風化や劣化
風化や劣化で墓石にダメージが積み重なり、地震の時に崩れてしまう恐れを持つ墓主は少なくありません。
墓石にはグレードがありますが、グレードが低い墓石は石質が柔らかく、傷やヒビが入るとそこから水が浸入し、劣化しやすくなります。
日々の掃除や風化による乾燥などでヒビが入り、劣化が酷くなるなどの原因もあるでしょう。
(2)耐震対策
風化や劣化により墓石が弱くなると、懸念される事柄が地震による倒壊です。
倒壊してしまい近隣の墓地に墓石が及んでしまうと、他家のお墓にも迷惑が掛かります。
そこで大阪では早々にお墓の建て替えを検討する家が増えるのもひとつの要因です。
・お墓の建て替え
・一部修繕
墓石と聞くと「石だから頑丈でしょ?そんなことしなくてもいいのでは?」と思うかも知れませんが、日本では、天候の変動や自然災害が多い島国です。
どんなに頑丈な墓石でも、自然災害には勝てません。
そこで大阪ではお墓の建て替えや一部修繕で、一定以上は大きな地震が来ても耐え得る構造を作っておくのも大切です。
(3)お墓の目的が変わる
冒頭でお伝えしたように、大阪でお墓の建て替えでは、他家の人のご遺骨を納骨するタイミングで検討する事例も増えました。
これは大阪で深刻化するお墓の継承問題が影響しています。
例えば、継承者がいないために墓じまいした嫁方の家族のご遺骨を、夫方の先祖代々墓に納骨するなどのケースです。
・和墓から洋墓へ
・「○○家之墓」などから抽象的な言葉へ
(やすらぎ、絆、空、ありがとう、…など)
一般的に大阪の先祖代々墓は「○○家之墓」などと氏を彫刻していますから、これを血筋にこだわらないお墓に変えることが目的になります。
抽象的な言葉を彫刻する場合、洋墓の方が似合うと言う理由もあるでしょう。
※慣習による先祖代々墓に入る人などについては、下記に詳しいです。
・大阪で建てるお墓、誰が・何人まではいれるの?お墓に入れない時、5つの対処法を紹介
(4)ご遺骨を納めるカロートを広げる
先祖代々墓では、時にご遺骨を納めるカロートがいっぱいになり、何らかの対処をしなければならないことがあります。
大阪のお墓のなかには、建て替えをしなくてもカロートの底部分が土に面していて、古いご遺骨を土に埋葬しながら代々のご遺骨を納めるものもありますが、骨壺を並べて納めるスタイルもあるでしょう。
・カロートを広げてスペースを作る
・カロートの底を土と面した状態にする
…などなどの理由で、大阪ではお墓の建て替えを検討する事例も少なくありません。
ただし、より立派なお墓になるため、予算も割高になる傾向です。
(5)永代供養を付けるタイミング
お墓の継承者がいない場合、最近では墓じまいをして、取り出したご遺骨を納骨堂や合祀墓に納骨(収蔵)し、継承者がいらない永代供養を利用する人が増えました。
●けれども「永代供養」自体は、墓地管理者が家族に代わりご遺骨を永代に渡って管理や供養をすると言う、形のないサービスです。
…そのため霊園施設によってさまざまですが、一般墓にも付加できる霊園も多くあります。
そこで後々(子どもが継承するなど)継承者が現れるかもしれないとして永代供養を付加するタイミングで、大阪ではお墓の建て替えを検討する事例もありました。
※大阪でお墓のカロートがいっぱいになった時6つの対処法を書きで解説しています。
・【大阪のお墓】遺骨がいっぱいで新しい遺骨が入らない!骨壺がいらない6つの対処法とは
大阪でお墓の建て替えは石材業者

大阪では一般的にお墓の建て替えなら石材業者に依頼することになります。
●ただ霊園施設では特定の石材業者と提携していることが多いので、大阪であればまずはお墓の建て替えを、お墓が建つ霊園施設に相談すると良いでしょう。
お墓を建てる時に霊園と交わした契約のなかに、特定の石材業者と建て替えや修繕を依頼するような規約が入っている施設もあるでしょう。
他の石材業者と契約したものの、霊園への入場が許可されなかったなど、後々の余計なトラブルを避けることができます。
自分で石を加工するなどのDIYは避けます、石材は重いため大変危険です。
また専門の取り扱い業者に依頼をしてください。
※良い石材業者の見極め方は下記に詳しいです。
・【大阪で墓じまい】費用負担で後悔しない業者の選び方。3つの種類とメリットデメリット
大阪でお墓を建て替える8つの手順

このように大阪でお墓の建て替えを検討するならば、まずはお墓が建つ霊園施設側に相談をして、石材業者を紹介してもらいますが、それ以外の事務的な手続きは下記の流れです。
(1)お寺・霊園へ相談
(2)役所への届出が必要かの確認
(3)設計・見積もり・現地調査
(4)契約
(5)文字刻印打ち合わせ
(6)閉眼供養
(7)施工
(8)開眼供養
お墓を他の墓所に移動する改葬(ご遺骨の引っ越し)であれば、最初に取り出したご遺骨の埋葬先を探さなければなりません。
けれども大阪でのお墓の建て替え案件であれば、まずはお墓が建つ霊園施設の管理者に相談をすると良いでしょう。
お寺・霊園へ相談
霊園施設もしくは大阪の石材業者は、お墓の建て替えに当たり、経験豊富な頼れる存在です。
悩んだらその都度相談をすることで、閉眼供養など僧侶の手配なども力になってくれるでしょう。
特に寺院墓地にお墓があるならば、まずは菩提寺のご住職にご相談することで、コチラも後々の余計なトラブルを避けることができます。
※寺院との離檀トラブルや対策については下記に詳しいです。
・大阪でお墓を建てたら「檀家になる」ってどういうこと?菩提寺・檀那寺との関係性とは?
・【大阪の墓じまい】離檀料の金額相場はいくら?墓じまいで菩提寺との離檀料トラブルとは
(2)役所への届出が必要かの確認
現時点で、墓地敷地の中でお墓を建て替えるだけであれば、役所への届出は不要です。
仮に改葬(ご遺骨の引っ越し)で、別の場所にお墓を移動するならば、役所に書類上の届出を提出が必要です。
・埋葬証明書
・受け入れ証明書
・改葬許可申請書
などなどの書類が必要になります。
またお墓自体を引っ越すのではなく、お墓から独立して一柱のみのご遺骨を他の墓所へ移動する時にも、改葬許可証は必要ですので、届出を行わなければなりません。
※改葬の手続きについては下記をご参照ください。
・【大阪の墓じまい】行政手続きの手順。墓じまいと改葬(お墓の引っ越し)は何が違うの?
・【墓じまいの手続きまとめ】スムーズに進める7つのステップ|取り出した遺骨の永代供養
(3)設計・見積もり・現地調査
大阪では霊園施設からお墓の建て替え許可が出たら石材業者に依頼します。
契約を交わす前に確認する書類は下記です。
・設計
・見積もり
・現地調査
…など。
ちなみに最近では墓石デザインも多岐に渡り、豊富に取り揃えられています。
もしデザインを重視するならば、事前チェックをしてください。
(4)契約
見積もり内容の確認を終え、費用などに問題がなければ契約です。
一般的に大阪でお墓を建て替える時には、手付金・印鑑捺印の手続きで契約が完了します。
・一括払い
・分割払い
・ローン(メモリアルローンなど)
…などなど、大阪でお墓を建て替える時は、特に支払い方法の取り決めなども十分に目を通しておくと良いでしょう。
※大阪でのメモリアルローンなどについて、下記に詳しいです。
・メモリアルローンで永代供養を行う方法。カードローンとの違いとメリットデメリットは?
(5)文字刻印打ち合わせ
次に、文字刻印打ち合わせに入ります。
大阪でお墓を建て替える場合、文字であれば建墓費用に含まれていることが多いです。
ただ最近ではお墓に花の絵などを施すこともありますよね。
このようなケースでは、イラスト彫刻として約5万円~8万円ほど/1柄が追加されることが多いでしょう。
※大阪で文字彫刻については、下記をご参照ください。
・大阪でお墓に文字を彫刻する費用目安は?和墓洋墓で違う文字数、宗旨宗派で違うお題目 とは
・大阪でお墓に彫刻する文字にタブーはある?やすらぎなど抽象的な言葉や宗旨宗派で違う彫刻
(6)閉眼供養
全ての契約が終わり、いよいよ閉眼供養をします。
●「閉眼供養」とは、墓石に眠るご先祖様をいったん別の場所に移すため、墓石から魂を抜き取り供養することです。
また閉眼供養は、それぞれの宗派で違いがあり、浄土真宗では閉眼供養自体がなく、遷仏法要を行い、魂抜きをしていきます。
※大阪の開眼供養、閉眼供養については下記をご参照ください。
・墓じまいの閉眼供養でお供え物は何を準備すれば良い?必要な5つの供物とタブーまで解説
・浄土真宗の墓じまいで閉眼供養は必要ないの?遷仏法要の手順と流れを解説|永代供養ナビ
(7)施工
供養が終わり、次に建て直しの工事が入ります。
ここは全て石材業者の仕事なので、工事が終わり次第完成した時点で引き渡しとなります。
(8)開眼供養
大阪でお墓を建て替える手順では、全ての工事が終わりましたら、最後に魂入れを行う開眼供養をします。
この開眼供養でご先祖様の魂が再び入り(浄土真宗では御本尊様)、お墓がお供養、拝みの対象になると考えてください。
お墓を建て替える時の6つの費用内訳

では大阪でお墓を建て替える費用は、どれくらい掛かるのでしょうか。
大阪ではお墓事は何かとお金が掛かりますから、墓主はそれなりに予算立てをしなくてはなりません。
先祖代々墓であれば、墓主だけではなく兄弟で費用を出し合う家も多いです。
・解体工事相場…8~10万円/1㎡
・墓石を建て替える相場…100~250万円
・工事費相場…30~200万円
・外柵相場…20~200万円
・墓石クリーニング相場…1.5万円(細かな修正5万円〜 研磨は20万円程度)
・文字の塗り替え相場…1~3万円
…とは言え、以上の数字はあくまでも費用目安です。
墓地やお墓自体の大きさによって費用が大きく変わるのはもちろん、彫刻の複雑さや墓石のグレード、花立てなどのグレードによっても大きく変わってくるでしょう。
墓地を砂利で敷き詰めるか、コンクリートで固めるか…、などでも違います。
家と同じように作業が多い、グレードが高いものであれば、それだけ費用も掛かると考えてください。
最後に
いかがでしたでしょうか、今回は大阪でお墓を建て替える場合のタイミングや目的、8つの手順をお伝えしました。
大阪ではお墓の建て替えの他、墓じまいや改葬(ご遺骨の引っ越し)などの選択肢が増えていますが、建て替えの場合には継承者の目途が立っている場合が多いでしょう。
墓主の高齢化と、新しい継承者が見つからない(もしくは子どもが辞退)場合、墓じまいの選択になりますが、この場合にも取り出したご遺骨の行く先は考えなくてはなりません。
ご遺骨が8柱・10柱と多く、永代供養を検討すると200万~300万円以上するとして、「それならば…」と、永代供養を付加したお墓に建て替える事例もありました。
※墓じまい後、ご遺骨の永代供養については下記をご参照ください。
・【墓じまいの永代供養まとめ】取り出した遺骨を永代供養、予算によって違う7つの選択肢
まとめ
お墓の建て替えまとめ
●タイミング
・お彼岸
・年忌法要
・命日
●目的
・風化や劣化
・耐震対策
・お墓の目的が変わる
・ご遺骨を納めるカロートを広げる
・永代供養を付けるタイミング
●8つの手順
(1)お寺・霊園へ相談
(2)役所への届出が必要かの確認
(3)設計・見積もり・現地調査
(4)契約
(5)文字刻印打ち合わせ
(6)閉眼供養
(7)施工
(8)開眼供養
●費用目安
・解体工事相場…8~10万円/1㎡
・墓石を建て替える相場…100~250万円
・工事費相場…30~200万円
・外柵相場…20~200万円
・墓石クリーニング相場…1.5万円
(細かな修正5万円〜 研磨は20万円程度)
・文字の塗り替え相場…1~3万円
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