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永代供養ナビTOP永代供養コラム【2024年お盆最新版】いつ・何をする?初盆との違いは?お盆を迎える5つの基礎知識

【2024年お盆最新版】いつ・何をする?初盆との違いは?お盆を迎える5つの基礎知識

【2024年お盆最新版】いつ・何をする?初盆との違いは?お盆を迎える5つの基礎知識

・2024年のお盆はいつ?
・お盆はなにをすればいいの?
・初盆とお盆の違いは?

 
一般的な2024年のお盆は8月13日(火)~8月16日(金)です。
地域によって7月に行う「新盆」や、昔ながらの旧暦で行う「旧盆」もあります。
 
お盆ではご先祖様をお迎えし、3日~4日間を通してもてなす準備が必要です。
本記事を読むことで、初めて迎えるお盆でも滞りなく進めることができます。
 
後半は家族で楽しめる、お盆休みにおすすめの伝統イベントもご紹介していますので、どうぞ最後までお読みください。

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そもそもお盆とは?

そもそもお盆とは?

◇お盆とは、1年に1度だけ家に帰省するご先祖様の霊をもてなし、感謝を伝える、仏教の供養行事です

 
西暦606年の推古天皇の時代から始まったとされ、月の満ち欠けで読む旧暦(太陰暦)の時代、旧暦7月15日に盂蘭盆会(うらぼんえ)が催されました。
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とはお盆を差します。
 

<お盆とは:昔のお盆>
旧暦7月13日~16日の4日間で行われる仏教行事
(地域によって旧暦7月13日~15日の3日間)

 
江戸時代以前のお盆は、上流階級でのみ行われてきましたが、江戸時代以降は、一般庶民まで広がりました。
 
日本古来からの民衆信仰である祖霊信仰に基づき、仏教と和を持った年中行事です。
 

 

 

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初盆とお盆の違いとは?

初盆とお盆の違いとは?

◇初盆は、亡くなって忌中を過ぎてから、初めて迎えるお盆です

 
「初盆(はつぼん)」は、故人が亡くなって四十九日の忌中を過ぎてから、初めて迎えるお盆を差し、一般的には参列者をご案内して法要が執り行われます。
 

・お盆…通常のお盆
・初盆…忌明け後、初めて迎えるお盆

 
全国的には忌明け後、初めて迎えるお盆を「初盆」と言いますが、なかには忌中でも初盆を執り行う地域もあるでしょう。
 
また沖縄県など一部地域では、初盆に法要を執り行わず、家族のみで静かに過ごす家もあります。
 

 

初盆法要に参列するマナー

◇初盆法要では、香典の他に「御提灯料」を包むことがあります

 

初盆法要に参列する時は、一般的な法要マナーと同じです。

亡くなってから1年以内の喪中に執り行う初盆法要であれば、喪服着用での参列が望ましいでしょう。

ご案内に平服指定があれば、平服で参加します。

ただ初盆法要では、香典の他にご先祖様の霊を家までご案内するための目印として、「御提灯料」も包む地域が多くありますので注意をしてください。
 

 

 

お盆はいつ?

お盆はいつ?

◇現代のお盆は、一般的に新暦8月13日~15日の「月遅れ盆」です

 

 
現代のお盆は、太陰暦時代の旧暦7月13日~15日日程を、実際の季節に合わせて単純に1ヶ月ずらして行う、8月13日~15日の「月遅れ盆」で広く行われます。
 
ただ関東圏では太陰暦時代の暦をそのまま採用するお盆もあるなど、お盆日程が異なる地域もあるので注意をしてください。
  

<2023年のお盆:主な4つの日程とは?>
・月遅れ盆 8月13日~16日 2024年8月13日(火)~16日(金)
・新盆(新暦盆) 7月13日~16日 2024年7月13日(土)~16日(火)
・お盆 7月31日~8月2日 2024年7月31日(水)~8月18日(日)
・旧盆 旧暦7月13日~15日 2024年8月16日(金)~30日(水)

 
このように、現在の太陽暦が始まる前のお盆日程、旧暦7月13日~16日を、どのように扱うかによって違いが産まれました。
またお盆の日程は3日間日程の地域もあれば4日間で行う地域もあります
 

 

お盆を迎える準備とは?

お盆を迎える準備とは?

◇お盆を迎える準備は、お盆の月が始める「盆の入り」から始めます

 
お盆の初日「盆迎え」を「盆の入り」と呼ぶ地域もありますが、お盆事始めとしてお盆の月が明けることを差す地域が多いです。
 

<お盆事始め>
・月遅れ盆…8月1日
・新盆(新暦盆)…7月1日

 
お盆の月が明けると、あの世の釜の蓋が開くとされ、ご先祖様の霊も自由になると言われます。

この時期はお盆の準備を始める他、お墓参りをして「お盆のご案内(ご招待)」をする地域もあるでしょう。
 

 

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お盆飾りの「盆棚」とは?

◇「盆棚(ぼんだな)」は、お盆飾りのための棚です

 
盆棚は「精霊棚(しょうろうだな)」とも呼ばれ、ご先祖様の乗り物「精霊馬(しょうろううま)」など、お盆ならではのお供え物を祀ります。
 
現代の家ではお仏壇前に盆棚を置く家が多いですが、地方では庭先や縁側、奥間など、全く違う場所に仕立てる地域も多いです。
 

<盆棚のお供え物>
・素麺
・鬼灯(ほおずき)
・供え花
・精霊馬
・水の子
・夏の野菜・果物
・ミソハギ
・昆布
・真菰縄(まこもなわ)
…など。

 
昔ながらの飾り方では、盆棚の上にゴザを敷いてお供え物を祀ります
ゴザは稲科の「真菰(まこも)」のゴザとされますが、今では気にしない家も多いでしょう。
真菰のゴザは、お釈迦様が病人の手当てをする際に寝かせたとされます。
 

 

お盆に飾る精霊馬とは?

お盆に飾る精霊馬とは?

◇「精霊馬(しょうろううま)」とは、ご先祖様の霊が乗る乗り物です

 
お盆にはご先祖様の霊があの世から家までやってきます。そこでご先祖様が行き来する際に乗る乗り物が、精霊馬です。
 
お盆の初日は精霊馬に乗って訪れ、お盆の最終日には牛を模した「精霊牛(しょうろううし)」で帰ります。
 

<お盆で祀る「精霊馬」とは>
・精霊馬 キュウリ 早馬に見立てる(行き)
・精霊牛 ナス 牛に見立てる(帰り)

 
キュウリとナスに、適当な長さに切った割り箸を四つ足に見立てて差すだけなので、子どもと一緒に作っても楽しいでしょう。
 
ちなみにお盆で精霊馬とともに飾る「鬼灯(ほおずき)」は、道を照らす提灯(ちょうちん)に見立てています。
 

 

お盆の迎え火・送り火とは

お盆の迎え火・送り火とは

◇ご先祖様のお迎えで焚く火が「迎え火」、お見送りで焚く火が「送り火」です

 
お盆初日「迎え盆」の夕方になると「迎え火」でご先祖様の霊を迎えます。
 
そしてお盆の最終日「送り盆」では、夕方になると「送り火」を焚いて、ご先祖様の霊をお見送りをしてお盆の終わりです。
 

<お盆の迎え火・送り火の焚き方>
●使用するもの
・素焼きの底が浅い鍋「焙烙(ほうろく)
・麻茎の皮を剥いだ「オガラ
 
●焚き方
・オガラを焙烙に重ね、火を付け焚く

 
あまりオガラを多くすると、火柱が立ち危ないので注意をしてください。
不安があれば電気式の提灯や、焙烙とオガラを模したロウソクなども販売しているので、これを代用します。
 
最近では焙烙(ほうろく)とおがらのセットも販売しているので、準備も楽になりました。
 

 

伝統的なお盆イベント

伝統的なお盆イベント

◇伝統的なお盆イベントでは、京都府の五山送り火が有名です

 
伝統的なお盆イベントの多くは、精霊をお見送りする供養行事が多いため、お盆の最終日に行われます。
 
特に全国的に知られる伝統的なお盆イベントは、京都の五山送り火、長崎県の精霊流しです。
 
家庭で行う送り火の多くは、その家のご先祖様をお見送りする儀礼ですよね。
伝統的なお盆イベントで開催される送り火には、精霊をお見送りする行事が多いのが特徴的です。

 

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お盆イベント:五山の送り火

お盆イベント:五山の送り火

◇京都府の五山送り火は、京都府周辺の五つの山で文字焼きをします

 
「五山送り火」は京都の四大行事ともされ、地元の人々には「大文字焼き」と呼ばれ親しまれる行事です。
京都御所を囲んだ五山(六山)で五文字を焚く精霊送りです。
 

<五山の送り火>
[焚く文字] [場所] [山] [点火時間]
・大文字 左京区浄土寺 如意ヶ嶽 20:00
・妙法 左京区松ヶ崎 西山・東山 20:05
・船形 北区西賀茂 船山 20:10
・左大文字 北区大北山 左大文字山 20:15
・鳥居形 右京区嵯峨鳥居本 曼陀羅山 20:20

 
「大文字」などは焚かれる文字です。
2024年は(雨天などで中止の可能性もありますが)8月16日に順次行われます。
 
それぞれの文字で鑑賞スポットは異なりますので、注意をしてください。
参照:グーグルマップより「五山の送り火見所マップ」)
 

お盆イベント精霊流し

お盆イベント精霊流し

◇長崎県の「精霊流し」は、お供え物や灯篭を乗せた精霊船を川へ流す行事です

 
毎年お盆の最終日「盆送り」の火に開催される、長崎県の精霊送り行事が「精霊流し(しょうろうながし)」です。
 
お供え物や灯篭などを乗せた、お祭りの山車(だし)を思わせる豪華な精霊船が、爆竹とともに川に流されます
 

<2024年のお盆行事:精霊流し(長崎県)>
[日時]例年8月15日、夕刻頃~

 
長崎県の自治体が主催するお盆イベントですが、精霊流しは長崎県のなかでも海に近い地域に見る伝統です。
 

お盆行事「灯篭流し」とは違う

お盆行事「灯篭流し」とは違う

◇灯篭を流して霊を見送る「灯篭流し」と精霊流しは違います

 
長崎県の精霊流しは、しばしば「灯篭流し(とうろうながし)」と勘違いされますが、違うものです。
 
灯篭流しも精霊流し同様、死者の霊を見送るお盆の伝統行事ですが、皆で灯篭を流して見送ります。灯篭流しは全国各地で行われているでしょう。
 

<全国の灯篭流し>
・京都嵐山灯篭流し(京都府京都市)
・柿川灯篭流し(新潟県長岡市)
・横浜大岡川灯篭流し(神奈川県横浜市)

 
ご先祖様をおもてなしするための行事「盆踊り」とともに開催される地域も多く、全国各地で行われています。
 

 

お盆のお墓参り

お盆のお墓参り

◇お盆のお墓参りは、ご先祖様の霊を家までご案内するために行います

 
お墓で供養するお彼岸とは違い、お盆は家にご先祖様を迎える行事です。
そのため、全ての地域でお墓参りをする訳ではありません
お盆のお墓参りをする地域では、主に下記のような日程で分かれます。
 

<お盆のお墓参り>
・お盆前にご案内
・お盆初日にお迎え
・お盆初日と最終日にお迎え/お見送り
・初盆のみお墓参り

 
お盆前のご案内は、6日前の7月7日に行くと決められている地域もあれば、お盆前にお墓掃除とともにご案内をする地域もあるでしょう。
 
また提灯を持ってお迎えに上がり、提灯でご案内する風習もあります。
 

 

お墓参りのタブー

◇お盆のお墓参りは、日が沈みきる前に帰ります

 
お盆のお迎えやお見送りは夕方、「日が沈み始めてから」とする地域が多いですよね。
 
けれどもお盆のお墓参りでは、日が沈みきる前に帰ります。暗くなってから墓地にいると、居場所のない無縁仏や餓鬼が付いて来るなどとされました。
 

・日が沈みきる前に帰る
・友引き、仏滅を避ける

 
また六曜は仏教とは関係がないものの、民衆信仰では、友引きは「友を引っ張る」として避ける家が多いです。
 

 

お盆に供える花のタブー

お盆に供える花のタブー

◇仏教行事であるお盆に供える花には、タブーがあります

 
例えば、彼岸花は毒を持っているので「仏様に毒を盛る」とされ、お盆に供える花には向いていません。
 
「あの世(彼岸)の花」と名が付いているので勘違いされやすいので、注意をしてください。
 

<お盆に供える花のタブー>
・毒のある花
・棘のある花
・臭いのキツイ花
・首から落ちる花
・枯れやすい花

 
バラなども棘があるためタブーとされますが、どうしても供えたい時には、棘を取って供えます
 
ちなみに彼岸花は毒があるため、ネズミなどの野生動物が墓地を荒らさないよう、墓地を囲んだ畦(あぜ)などに植えられてきました。
 
彼岸花を抜けると墓地がある(彼岸)として、「彼岸花」と名付けられたようです。
  

 

お盆は家でご先祖様をもてなす供養行事です

お盆は家でご先祖様をもてなす供養行事です

お彼岸がお墓までご先祖様に会いに行く、お墓参りの供養行事であるのに対し、お盆はご先祖様があの世から家にいらっしゃる、お仏前での供養行事です。
 
そのためお墓参りには行かない地域も多く、盆棚など、家でのおもてなしが主流になります。
 
とは言え、お盆はご先祖様を家に迎えて家族で楽しむ供養行事です。
現代では普段の料理をご先祖様にも供え、カジュアルにもてなす家も増えました
 
本記事を参考にしながら、古くから続くお盆の伝統行事を、気楽に楽しく進めてみてはいかがでしょうか。
 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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