お盆のお墓参りはいつ行く?行かないとどうなる?時間帯・マナー・タブーを解説【2026年版】
・お盆にはお墓参りに行くの?
・お盆期間のいつに行く?
・行けない時はどうする?
お盆のお墓参りは地域や家によっても風習が違うため、結局「行くべきか?」迷う人も多いです。
本記事を読むことで、お墓参りに行くかどうか、行く時の良いタイミングやタブーが分かります。反対に、行かないとどうなるか?行かない時の対処法まで解説していますので、どうぞ最後までお読みください。
※本記事は、供養を通じて多くのご家族に寄り添ってきた「霊園・墓石のヤシロ」が執筆しています。
なお、記事内にはヤシロの納骨堂サービスへのご案内を含む場合があります。(2026年6月26日更新)
お盆とは?お墓参りに行くべき?
◇「お盆」とは、1年に一度、家に帰るご先祖様の霊をもてなし、感謝を伝える供養行事です。
お盆にお墓参りに行くべきかどうかは、お盆とお彼岸の違いを知ると判断しやすくなります。
| <お盆とお彼岸の違い> | |
| 年中行事 | 特徴 |
| ●お彼岸 | お墓参り行事。ご先祖様に会いに、お墓まで行く |
| ●お盆 | 自宅での供養行事。ご先祖様が、家まで会いに来る |
春と秋のお彼岸はお墓にいるご先祖様に会いに行く行事のため、お墓参りは欠かせません。一方、お盆はもともとお墓参り行事ではないため、お盆のお墓参りをしない地域もあるのです。では、なぜお盆にお墓参りに行く地域が多いのでしょうか。
なぜ、お盆にお墓参りに行くの?
◇お盆のお墓参りは、ご先祖様を家までご案内するために行います。
「盆提灯」と呼ばれる提灯を持参し、目印にして自宅までご案内する地域も多く見られます。
特に、故人が亡くなって四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆「初盆(はつぼん)」では、普段はお盆のお墓参りをしない地域でも、ご案内に行くことがあります。
[霊園スタッフのマメ知識]
初盆では通常の盆提灯とは別に「白提灯(しろちょうちん)」を用意します。
白提灯は故人が初めて帰る道しるべとして玄関先に飾る風習が全国的に広がっており、お墓参りに行かない地域でも飾るケースが多く見られます。
お盆のお墓参りに行かないと、どうなる?
◇そもそも、お盆のお墓参りに行かない地域もあります。
お盆にお墓参りに行く風習は地域によってさまざまで、行かなくても問題はありません。迷信もありますが、気にする必要はないでしょう。
●お盆のお墓参り:全国のさまざまな風習
・お盆の初日(8月13日)にお墓参りに行く
・お盆の初日と最終日(8月16日)の両方に行く
・盆の入りより前日までに行く(8月1日〜12日)
旧暦でお盆を迎える(旧暦7月13日~15日)沖縄では、旧盆の6日前となる旧暦7月7日(七夕)にお墓参りに行き、ご先祖様をご案内する風習もあります。この日は、「神様の目が届かず、普段は繋がらない者が繋がる日」ともされているためです。興味深いですね。
[2026年7月の年中行事カレンダー]
・【2026年7月】年中行事カレンダー|七夕・土用の丑の日・新暦盆・祇園祭の日程まとめ
お墓参りに行かない地域は?
◇お盆のお墓参りに行かない地域では、ご先祖様の魂は位牌へ降りてくるとされます。
位牌を目印としているため、「お墓参りに行かなくても、ご先祖様は家までたどり着く」と考えるためです。
[霊園スタッフのマメ知識]
浄土真宗では「故人はすでに極楽浄土へ成仏している」という教えから、お盆にご先祖様の霊が帰ってくるという概念がなく、お墓参りやお迎えの儀式を行わないのが一般的です。
ただしお盆の時期に感謝を込めて手を合わせること自体は推奨されています。
[お盆の飾り方とお供え物]
・【図解】2026年お盆の飾り方|精霊棚・お供え・初盆との違いをイラストで解説
お盆のお墓参りはいつ行くの?
◇お盆のお墓参りに行くタイミングは、地域によって主に3つの風習があります。
基本的にはご先祖様の霊をお迎え・お見送り・ご案内するために行きますが、草木が茂りやすい夏場のお墓参りには、お墓のメンテナンスとしての役割もあります。
●お盆のお墓参り:3つのタイミング
・お盆前日まで(8月1日〜12日)…ご案内のお墓参り
・お盆初日(8月13日)…ご先祖様を自宅までお迎え
・お盆初日と最終日(8月13日・16日)…お迎えとお見送りの両方
お盆のお墓参りに行くタイミングは3つ
◇お盆のお墓参りに行くタイミングは、地域によって主に3つの風習があります。
基本的にはご先祖様の霊をお迎え・お見送り・ご案内するために行きますが、草木が茂りやすい夏場のお墓参りには、お墓のメンテナンスとしての役割もあります。
| <お盆のお墓参り:3つのタイミング> | ||
| タイミング | 時期 | 目的 |
| ①お盆前日まで | 8月1日〜12日 | ご先祖様へのご案内 |
| ②お盆初日 | 8月13日(日没前) | 盆提灯を目印に自宅までお迎え |
| ③お盆初日と最終日 | 8月13日・16日(日没前) | お迎えとお見送りの両方 |
お盆初日(8月13日)は盆提灯を持って日没前にお墓参りに行き、ご先祖様を自宅までご案内します。初盆では「白提灯(しろちょうちん)」を用意するのが一般的で、お墓参りに行かない地域でも目印として玄関先に飾る風習が全国的に広がっています。
お盆最終日(8月16日)のお見送りは16時頃から日が沈む前までに済ませるとされています。ただしお見送りでお墓参りをしない地域も多く、送り火のみで見送る家庭も少なくありません。
[お盆初日の迎え火の仕方]
・お盆の迎え火・送り火のやり方や手順は?いつ何時頃に焚くといいの?焙烙・オガラとは?
お墓参りのマナーとタブー
◇お盆のお墓参りは、ご先祖様への感謝を伝える大切な時間です。
失礼がないよう、お供え物・服装・避けたい行動など最低限のマナーを押さえておきましょう。
お盆のお墓参りで押さえたいマナーとタブー
◇お盆のお墓参りは、ご先祖様への感謝を伝える大切な時間です。
形式以上に「敬意の気持ち」が大切ですが、最低限のマナーを押さえておくとより丁寧な供養ができます。
●お供え物のマナー
・定番は季節の果物・お菓子・故人の好物・線香・お花
・生もの・匂いの強い食品・ガラス製品(酒瓶など)は虫や動物を引き寄せたりお墓を傷める恐れがあるため避ける
・供えた後は放置せず、帰る前に必ず持ち帰るのがマナー
●服装の基本
・喪服でなくても構いませんが、落ち着いた色合いの清潔感ある服装が基本
・カジュアルすぎる格好・露出の多い服装・派手なアクセサリーは避ける
・夏場の帽子や日傘はOKですが、墓前では脱帽するのが礼儀
●避けるべき行動
・大声で話す・笑いすぎる
…故人や他の参拝者への配慮を欠いた印象になります
・飲食や喫煙をする
…墓地は静かに祈りを捧げる場所。飲み食いは控えましょう
・墓石をたわしでゴシゴシ洗う
…石材によっては劣化・変色の原因になります
・供物やごみを放置する
…動物の被害や他の方への迷惑につながります
・宗派・地域による作法の違いを否定する
…作法は家庭ごとに違います。思いやりを持つことが大切です
[霊園スタッフのマメ知識]
墓石掃除ではメラミンスポンジや亀の子タワシはNGです。墓石表面に細かい傷がつき、そこから水が浸入して老朽化が進みます。
掃除には柔らかいスポンジや歯ブラシを使い、最後は乾いたタオルで乾拭きするのが墓石を長持ちさせるコツです。
[お墓参りに適した服装|平服とは]
・弔事での「平服」は普段着ではない?「平服でお越しください」と指定されたらどうする?
・【2026年】春のお彼岸に最適な供花とは?選び方と避けたい花を解説
・【大阪版】お墓参りに必要な持ち物リストとマナー完全ガイド
・お墓掃除のやり方6つのポイントは?誰が年に何回、いつ掃除をする?持ち物や順番も解説
お盆のお墓参りで、避けたい日とは?
◇お盆のお墓参りで避けたい日があります。日程を決める際は六曜を参考にしましょう。
お盆前までにお墓参りをしてご案内を掛ける場合、吉凶を占う「六曜」の観点から避けたい日があります。なお、お盆初日(8月13日)など決まった日にお墓参りをする地域はそのままで問題ありません。
●六曜(ろくよう)とは
陰陽道や民間信仰により古くから日本に伝えられてきた、日時や方位による吉凶を占う「暦注(れきちゅう)」のこと。「大安」「友引」「仏滅」などがよく知られています。
お盆のお墓参りで避けたい六曜は「友引」と「仏滅」です。
友引はお墓参りを避けるべき?
◇友引(ともびき)は「友を引く」とされ、お墓参りを避けたい日です。
「この世の者があの世へ連れて行かれる」として、お盆前のお墓参りだけでなく、一般的にもお墓参りを避ける風習があります。
[霊園スタッフのマメ知識]
友引はすべてが悪い日というわけではありません。結婚式などお祝い事では「友を幸せに引き寄せる」良い日とされます。
六曜は行事の種類によって吉凶が変わるため、お墓参りの場面では「避ける」、お祝いの場面では「積極的に選ぶ」と使い分けるのが一般的です。
仏滅はお墓参りを避けるべき?
◇仏滅(ぶつめつ)は六曜のなかで最も避けたい大凶日です。
「滅する(めっする)」とは終わりを遂げること。仏も滅するとされるほどの大凶日で、あらゆる物事に凶とされます。
弔事には適した日とされますが、お盆はご先祖様をお迎えするお祝いの意味も強い供養行事です。そのため仏滅のお墓参りは避けるのが無難です。
[霊園スタッフのマメ知識]
六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つの運勢を表す暦注で、冠婚葬祭の日取りの参考にされてきました。ただし仏教と直接の関係はなく、あくまでも迷信的な暦のひとつです。
お墓参りにおける六曜の影響は実はそれほど強くなく、「行ける日に気持ちを込めてお参りする」ことが何よりの供養になります。
親族やお寺が六曜を重視している場合は配慮しつつ、日程の都合や家族の集まりやすさを優先して問題ありません。
お盆のお墓参りに行く時間帯は?
◇お盆のお墓参りは、日が沈む前に済ませるのが基本です。
地域によって良いとされる時間帯として、主に2つの風習が残っています。
●お盆のお墓参りに適した時間帯
・午前中
…墓地の空気がスッキリとしていて「悪しき者が溜まっていない」とされる。一般的なお墓参りの基本
・夕方(日没前)
…ご先祖様のお迎え・お見送りに合わせた時間帯。迎え火・送り火と同じく日が沈み始めてから沈みきるまでに済ませる
近年増えた納骨堂などの屋内施設では、時間帯をあまり気にしない家庭も増えています。ただし施設の営業時間がありますので、開閉時間を事前に確認してから出かけましょう。
午前中に行くお墓参り
◇午前中は日の出の恩恵を受け、ご先祖様との言葉が伝わりやすいとされます。
また午前中にお墓参りを済ませることで、「ついで参り」を避ける意味もあります。
[霊園スタッフのマメ知識]
「ついで参り」とは、他の用事のついでにお墓参りをすることです。「ご先祖様への敬意を欠く」として昔から良しとされていません。
ただし近年では納骨堂など屋内施設の普及により、仕事帰りや買い物帰りのお墓参りも増えており、形式より気持ちを大切にする考え方が広まっています。
夕方に行くお墓参り
◇夕方のお墓参りは、日が沈みきる前に済ませます。
ご先祖様のお迎え・お見送りは「日が沈み始めてから沈みきるまで」に行う風習があるためです。迎え火・送り火と同じ時間帯にお墓参りも行うことで、ご先祖様を丁寧にお迎え・お見送りすることができます。
[お盆の迎え火・送り火のやり方]
・お盆の迎え火・送り火のやり方や手順は?いつ何時頃に焚くといいの?焙烙・オガラとは?
[霊園スタッフのマメ知識]
避けたい時間帯は真昼(12時〜15時頃)と日没後です。真昼は直射日光が強く熱中症リスクが高いため、高齢の方や小さなお子さん連れは特に注意が必要です。
日没後のお墓参りは視界が悪く転倒リスクがあるほか、「無縁仏や悪霊が家についてくる」という言い伝えも残っています。
地方の墓地では日没後に野生動物が出ることもあるため、暗くなる前に墓地を出るようにしましょう。
お盆のお墓参りに行けない時は?
◇体調不良や仕事の都合、距離的な問題でお盆のお墓参りに行けないケースもあります。
そんなときでも自宅や離れた場所からできる供養の方法があります。お盆の時期だからこそ、ご先祖様への想いをカタチにできる方法を見つけてみましょう。
[お盆休みを快適に取るポイント]
・【2026年・令和8年】お盆休みはいつ?最大9連休を逃さない!休みの取り方ガイド
自宅でできる供養の方法
◇お墓参りに行けない場合でも、自宅で供養の気持ちを伝えることは十分に可能です。
●自宅でできる供養の方法
・お仏壇にお花・線香・果物・お菓子などのお供え物を準備して手を合わせる
・仏壇がない場合は写真に向かって合掌したり、家族で故人の思い出を語る
・オンライン法要・リモート読経配信サービスを活用して自宅から感謝を伝える
・「ありがとう」の気持ちを込めた掃除や食事の支度など日常の中での供養も立派なお盆の過ごし方
[子どもに教えるお盆]
・【保存版】お盆の意味・由来・時期と供養の基本をわかりやすく解説
遠方にお墓があるお盆のお墓参り
◇お墓が遠方にあり、お盆のお墓参りが難しい方も多いでしょう。
以下のような対応策を検討してみてください。
●遠方にお墓がある場合の対応策
・現地の親族や知人に代理参拝をお願いする
…お供えや香典を事前に送るなど、感謝の気持ちを添えると丁寧です
・お墓参り代行サービスを活用する
…掃除・献花・写真報告を含むサービスが増えています。信頼できる業者を選べば安心です
・永代供養や納骨堂など「管理不要の供養形態」も視野に
…今後もお墓参りが難しい場合は、お墓の承継や供養方法について家族で話し合うことも大切です。お盆は終活の第一歩としても良い機会です
「お盆にお墓参りができない=ご先祖様をおろそかにしている」というわけではありません。大切なのは気持ちを込めて供養しようとする姿勢です。場所や形にとらわれず、それぞれの暮らしに合った「心を届ける方法」で温かなお盆を過ごしましょう。
[霊園スタッフのマメ知識]
お盆のお墓参りの習慣は地域によって大きく異なります。
関東・関西の都市部では8月にお墓参りをする家庭が多い一方、北海道・東北の一部や沖縄ではお盆の形式そのものが異なり、必ずしもお墓参りをしない家庭もあります。
また7月盆の東京では8月に墓地が静かなことも。大切なのは地域や家庭のしきたりに沿うことです。
[これからのお墓のあり方]
・【2024年最新動向】これからのお墓のあり方が変わっていく?今後のお墓事情6つの傾向
まとめ|お盆のお墓参りはいつ行く?行かないとどうなる?
◇お盆のお墓参りは、地域や家庭によってタイミングや風習が異なります。
行かなくても問題ない地域もありますが、行く場合はお盆初日(8月13日)の日没前か、お盆前日まで(8月1日〜12日)のご案内が一般的です。
●この記事のポイントまとめ
・お盆はもともとお墓参り行事ではないため、行かない地域もある
・行く場合のタイミングはお盆前日まで・初日・初日と最終日の3つが主流
・避けたい日は友引・仏滅。ただし気持ちを込めて参拝することが何より大切
・適した時間帯は午前中か夕方(日没前)。真昼・夜は避けるのが無難
・行けない場合は自宅供養・代行サービス・オンライン法要などを活用する
「いつ行くか」より「どんな気持ちで手を合わせるか」が、お盆のお墓参りの本質です。2026年のお盆も、ご先祖様への感謝を込めて心穏やかにお参りください。
[お盆の準備・飾り方]
・【図解】2026年お盆の飾り方|精霊棚・お供え・初盆との違いをイラストで解説
[初盆(新盆)について]
・【2026年版】初盆(新盆)とは?いつ行う?進め方・お盆との違い・法要の注意点を解説
[お盆はいつ・何をする?]
・【2026年】お盆はいつ?何をする?初盆との違い・準備・マナーをわかりやすく解説
【執筆・監修:永代供養ナビ編集長】
株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長 藤橋 靖雄
1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍中。
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