
2025年のお盆はいつ?最大9連休!地域別・3つの日程や全国行事

・2025年(令和7年)のお盆休みはいつ・何連休?
・全国的なお盆の日程はいつ?
・全国的な行事はいつ?
2025年(令和7年)のお盆は、8月13日(水)~16日(土)です。
2025年(令和7年)は、8月12日(月)に有給を取ると9連休が実現する人も多いでしょう。
本記事を読むことで2025年(令和7年)のお盆休みスケジュール、全国の地域で異なる日程や、過ごし方が分かります。
後半には毎年多くの人々が集まる、全国的なお盆行事もご紹介しますので、どうぞ最後までお読みください。

2025年(令和7年)のお盆休みはいつ?

◇2025年(令和7年)のお盆休みは最大9連休が期待できます!
全国的な月遅れ盆がいつかは、2025年8月13日(水)~15日(金)、4日間日程だと8月16日(金)までです。
またお盆前には「山の日」の祝日がありますよね。
2025年の山の日がいつかと言うと、8月11日(月)、そのため8月12日(月)のみが平日です。この日を有給を取得した場合、土日休みを含めると8月9日(土)~8月17日(日)までの9連休が実現します!
<2025年のお盆休みはいつ?> ●9連休を取る場合 |
|
・8月9日(土) | …土日休み |
・8月10日(日) | …土日休み |
・8月11日(月) | …山の日(祝日) |
・8月12日(火) | …平日(有給休暇) |
・8月13日(水) | …お盆休み |
・8月14日(木) | …お盆休み |
・8月15日(金) | …お盆休み |
・8月16日(土) | …土日休み |
・8月17日(日) | …土日休み |
旧盆日程で行う沖縄県など一部地域を除き、全国的なお盆日程「月遅れ盆」がいつかと言えば、毎年同じ8月13日~15日日程です。ただ、祝日にあたる山の日や、土日との兼ね合いにより、連休の日数は毎年異なります。
2025年は2024年と比較すると山の日となる8月11日が月曜日にあたるため、12日火曜日が平日、2025年のお盆休みは、飛び石連休になる年です。
どの会社でもお盆休みがあるの?有給を取得?
◇就業規則を確認します
一般的に多くの企業で年末年始やお盆時期の休みがいつかは、企業の就業規則で定められています。就業規則に記載がない場合、その企業では、労働義務が生じるでしょう。
お盆休みに毎年帰省を予定しているならば、お盆休みがいつか、就業規則に記載がない場合、有給休暇を取得して休むことになるため、入社時に就業規則の確認をおすすめします。
2022年度に株式会社マクロミルが行った「会社員の夏休み調査」によると、一般的な会社員の夏休み取得率は78.7%でした。
ただし毎年8月13日~15日のお盆日程を含む夏休み取得は55.7%に留まり、7月・8月(お盆日程を含まない)・9月に分かれます。
2025年(令和7年)のお盆期間はいつ?

◇2025年(令和7年)のお盆がいつかは、8月13日(水)~15日(金)の3日間です
…4日間のお盆では、8月13日(水)~16日(土)となります。
ただ全国的には「七月盆」や「旧盆」など、暦の違う3つのお盆日程があり、地域によってお盆がいつ行われるかが異なることがあります。その昔、日本では太陰太陽暦(陰暦)である旧暦を使用していたことが理由です。
2025年(令和7年)も残る日本のお盆行事は、古く旧暦の時代から旧暦7月13日~15日(16日)に行われてきました。
1872年(明治5年)に現在の新暦(グレゴリオ暦)に変更する際、「旧暦7月13日~15日のお盆をどのように扱うか」の違いが、3つのお盆日程に分かれた理由です。
<全国的なお盆、3つの日程> | ||
[お盆の種類] | [日程] | [主な地域] |
・新盆 | 新暦7月13日~15日(16日) | 関東圏 |
・月遅れ盆 | 新暦8月13日~15日(16日) | 全国的 |
・お盆 | 新暦7月31日~8月2日 | 東京の一部地域 |
・旧盆 | 旧盆7月13日~15日(16日) | 沖縄 |
ちなみに旧暦は月の満ち欠けを軸として進む暦です。
2025年(令和7年)は新暦と旧暦のズレを調整する、33カ月に1度の「閏月」として、旧暦6月が2回繰り返されているため旧盆がいつかと言えば、何と2025年10月4日~6日!
下記よりそれぞれのお盆期間を解説します。
2025年(令和7年)新盆の期間はいつ?

◇2025年(令和7年)新盆でのお盆がいつかは、7月13日(日)〜15日(火)(16日)の期間です
旧暦7月13日~15日(16日)の旧暦を、暦のまま取り入れたお盆が、新盆です。主に東京都、静岡県、石川県、神奈川県など、関東圏の一部地域で行われます。
・新暦盆
・東京盆
※「東京盆」は後述する7月31日~8月2日のお盆と、2通りで呼ばれますので、ご注意ください。
新盆は東京圏でも地域によって呼び名がさまざまです。
また人が亡くなって忌明け後、初めて迎えるお盆を一般的に「初盆」と言いますが、なかには初盆を「新盆」と呼ぶ地域もあるので、混合しないように注意をしてください。
2025年(令和7年)月遅れ盆の期間はいつ?

◇2025年(令和7年)月遅れ盆がいつかは、8月13日(水)~15日(金)(16日)の期間です
旧暦と新暦は毎年細かな日程は異なりますが、大まかに1ヶ月ほどのズレが生じます。そのため13日~15日(16日)の暦はそのまま、1ヶ月だけ月をずらしたお盆です。
全国的に最も多いお盆で、企業でのお盆休みもこの月遅れ盆に合わせるものが多いでしょう。夏休みも重なるため、全国的に親しまれています。
2025年(令和7年)「お盆」の期間はいつ?
◇東京都一部地域に見る「お盆」期間がいつかは、7月31日(木)〜8月2日(土)です
東京都多摩地区の一部では、新暦7月31日~8月2日の期間に行う地域があるでしょう。
特に名前はなく「お盆」と呼ばれますが、近年では一般的な月遅れ盆のお盆と分けるために「東京盆」と呼ぶ人も増えました。
2005年(令和7年)旧盆の期間はいつ?
2025年|お盆はいつ、どのように過ごす?

お盆の過ごし方の基本として、まず重要なのは仏事に関連する行事をしっかりと行うことです。お盆は、ご先祖様の霊を迎え、供養する大切な期間です。
2025年のお盆は、8月13日から16日までが一般的とされています。この期間中、まずは仏壇やお墓を掃除し、清めておくことが大切です。仏壇にはお花やお供え物を供え、迎え火を焚いてご先祖様をお迎えします。
滞在中は家族とともに仏事を通じてご先祖様を供養し、送り火を焚いてお帰りいただきます。これらの行事を通して、ご先祖様への感謝の気持ちを新たにすることが、お盆の過ごし方の基本となります。
2025年(令和7年)お盆の始まりはいつ?8月1日
◇2025年のお盆の入りがいつかは、8月1日(木)の釜蓋朔日です
昔ながらの風習が残る地域では、8月1日がお盆の仏事の事始めですが、後述する8月7日をお盆仏事の事始めとする地域もあるでしょう。この8月1日から、お盆初日の13日までの期間に、お墓を参る地域も多いです。
・お盆の準備を始める
釜蓋朔日の通り、あの世の「釜(かま)」が開いて故人の霊が自由になり、この世に訪れるとも言われてきました。お盆における仏事はお彼岸と違い、仏前でご先祖様をもてなす期間であり、お墓を参る行事ではありません。
けれども釜蓋朔日~お盆初日の8月13日までにお墓を参り、ご先祖様へお盆行事を行うことをご報告・ご案内したり、お盆初日にお墓に行き、ご先祖様を家までご案内する風習もあります。
[お盆時期のお墓参り]
2025年(令和7年)事始めはいつ?:8月7日
◇2025年(令和7年)のお盆事始めがいつかは、8月7日(木)の棚幡です
月遅れ盆が一般的な2025年のお盆事始めは8月7日の棚幡(たなばた)ですが、旧暦だった時代には旧暦7月7日の七夕にあたる日でした。 旧盆を行う地域では、旧暦7月7日のタナバタ(七夕)、この日は七夕行事ではなく、仏事としてお墓に参ります。
・精霊棚(盆棚)を出す
全国的な仏事としてのお盆では、精霊棚(しょうりょうだな)とはお盆の飾りつけのために置く棚で、水の子や素麺、精霊馬(しょうりょううま)などを飾ります。精霊馬を作り始めたりする家も多いでしょう。
・【図解】お盆の飾り方とは?盆棚・精霊棚やお供え、初盆との違いもイラストで徹底解説!
2025年(令和7年)お盆初日はいつ?:8月13日

◇2025年(令和7年)のお盆初日がいつかは、8月13日(水)の迎え火です
お盆の初日はまだ明るい夕方頃から、迎え火を焚いてご先祖様を迎えます。
「迎え火(むかえび)」はご先祖様が帰りやすくするための、家の目印です。
<迎え火> | |
●準備をするもの | ・焙烙(ほうろく)…迎え火を焚く器 ・オガラ…迎え火の材料 |
●迎え火の焚き方 | ・玄関先で焚く |
地域によってはお盆初日に提灯を持参してお墓参りを行い、家までご案内することもあるでしょう。人が亡くなって忌明け後、初めて迎えるお盆「初盆」では、白提灯を飾ります。
2025年(令和7年)お盆の盆中日はいつ?:8月14日
◇2025年(令和7年)お盆の盆中日がいつかは、8月14日(木)です
4日間日程で行うお盆では2025年8月15日(金)も盆中日になるでしょう。盆中日はご先祖様とのんびり過ごし、ご先祖様へおもてなしをします。
・果物
・ぜんざい、あんみつなどの甘味
・お食事(御膳)
盆中日は分家の家族や親族が本家に集まる地域も多いです。また初盆では初盆法要を執り行うのも盆中日が多いでしょう。
昔は精進料理などご先祖様専用の御膳料理をお供えしてきましたが、最近では家族と同じ食事を同じタイミングでお供えして、よりカジュアルに過ごす家族も多いです。
・【初盆(新盆)の基礎知識】いつ行うの?読み方は?お盆と初盆の違い、初盆法要の注意点
2025年(令和7年)お盆の最終日はいつ?:8月15日
◇2025年(令和7年)お盆の最終日がいつかは、8月15日(金)(16日)です
夕方までは盆中日と同じように過ごし、夕方になったら玄関先に送り火を焚いてご先祖様のお見送りをします。
・お盆の片付け
送り火を焚いてご先祖様をお見送りする儀礼を「精霊送り」と言われてきました。なかには送り火にお盆で使用した道具を焚く地域もあります。
お盆の片付けはいつ?:8月15日
◇2025年(令和7年)お盆片付けがいつかは、8月15日(金)(16日)がベストです
月遅れ盆の場合、8月15日(金)(16日)の最終日、夕方にご先祖様をお見送りしたら、その日のうちに片づけを済ませることが良いとされます。
お盆飾りをそのままにすると、ご先祖様が後ろ髪を引かれるとされるためです
8月に釜蓋が開くと、ご先祖様の精霊は精霊棚にいるとされます。ご先祖様が後ろ髪を引かれて帰る機会を無くさないよう、早めに片付けてしまいましょう。
2025年(令和7年)、お盆時期に各地で行う行事

◇2025年(令和7年)も全国各地でお盆行事が行われる時期です
お盆休みで賑わう間、有名な恒例のお盆行事として、長崎県の精霊流しや京都の五山送り火などがあります。また沖縄の旧盆時期には、最終日にエイサー演舞が各地で行われますね。
2025年は2023年と比較しても、コロナの影響もほどんとなくなりました。久しぶりに2025年はお盆行事に参加してみてはいかがでしょうか。
長崎県の精霊流し

◇精霊流しは、毎年8月15日頃に長崎県で開催されます
全国的に馴染み深い「精霊流し(しょうろうながし)」は、長崎県で行われる先祖の魂をお見送りする儀礼です。
広く川に提灯を流すイメージがありますが、長崎県の精霊流しは提灯をたくさんぶら下げた神輿のような「精霊船」を引いて歩きます。爆竹が鳴らされる行事としても有名です。
京都府の五山送り火

◇五山送り火は、毎年8月15日頃に京都府で行われます
京都付近の五つの山で焚かれる大きな送り火が「五山送り火(ござんおくりび)です。
家ではご先祖様を送るための「送り火」を焚きますが、五山送り火では「お精霊(おしょうらい)」さんをお見送りします。
・全国のお盆行事長崎の精霊流し、京都の五大送り火|家で行う送り火のやり方もご紹介!
葬儀を執り行った家はどうする?

お盆は日本の伝統的な仏事であり、先祖を供養する大切な時期です。2025年のお盆はいつから始まるのか、多くの人が気になっていることでしょう。
特に葬儀を最近執り行った家族にとっては、初盆となるため、特別な準備が必要です。仏事における初盆の意味や準備について、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
忌中の場合
忌中とは、親族が亡くなった後の喪に服する期間で、故人の冥福を祈り静かに過ごすことが求められます。この期間に葬儀が行われた場合、お盆の賑やかな行事は避けるのが一般的です。
忌中の期間は通常49日間ですが、地域や宗派により異なることがあります。お盆の行事をどうするか迷った際は、家族や親戚と相談しながら、葬儀後の故人を心を込めて見送る方法を考えましょう。賑やかな行事は、忌明け後に行うのも一案です。
喪中の場合
喪中とは、近親者の葬儀後に故人を偲び慎ましやかに過ごす期間を指します。この期間中は、お盆の時期に通常のお墓参りや家族での集まりを控えめにするか、時期をずらすことが望ましいとされています。
具体的には、派手な飾り付けを避けて静かに手を合わせるのが一般的です。また、精霊棚や盆提灯を控える場合もあります。
喪中の間は、葬儀後に親戚や友人を招くことを避けるのが一般的ですが、必要な場合は事前に喪中であることを伝え、理解を得た上で簡素に行うことが望ましいです。
地域によっては、喪中の期間でも特別な風習があることもあるため、地元の習慣に従うことも重要です。このように、故人への敬意を表しながらお盆を過ごすことが大切です。
2025年、お盆ができない「忌中」はいつから?
2025年にお盆を迎える際、いつまでが忌中にあたるかどうかは、亡くなった日から数えて49日目が、8月13日から16日の間に含まれるかどうかによって決まります。
お盆の種類 | お盆の日程 | 忌中になる人の命日(この日以降に亡くなった方) |
---|---|---|
7月盆 | 7月13日~15日 | 2025年5月26日(月)以降 |
8月盆 | 8月13日~15日 | 2025年6月26日(木)以降 |
旧盆(9月) | 9月4日~6日 | 2025年7月18日(金)以降 |
忌中を終えから初めて迎えるお盆は「初盆(はつぼん)」です。多くの地域で、初めてお盆を迎える故人が家まで無事に辿り着くよう、白提灯を目印とします。初盆法要を執り行う家もあるので、家族や親族と相談をしながら、初盆を迎えましょう。
・【初盆(新盆)の基礎知識】いつ行うの?読み方は?お盆と初盆の違い、初盆法要の注意点
2025年(令和7年)のお盆休みは、最大9連休が期待できます

◇お盆は2025年(令和7年)8月13日(水)~15日(金)、4日間日程では16日(土)の期間です
気になるお盆休みですが、2025年(令和7年)8月11日(月)が山の日で祝日、8月12日(火)が平日です。
土日祝日休みとなる一般企業のお盆休みカレンダーでは、2025年(令和7年)8月9日(土)~8月11日(月)の3連休、2025年(令和7年)8月13日(水)~8月17日(日)が5連休となる、飛び石連休となります。
そこで2025年(令和7年)8月12日(火)の1日を有給休暇にするだけで、9連休が実現!
すると2025年(令和7年)のお盆休みは8月9日(土)~8月17日(日)まで、最大9日間のお盆休みが実現する人もいるでしょう。
・お盆で行くお墓参りで供える花は何がいい?おすすめ5つの花々と選び方、選ぶ時の注意点
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