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永代供養ナビTOP永代供養コラム【大阪のお墓】先祖代々墓には誰が入れる?次男次女など5つの立場を、法律と慣習で解説

【大阪のお墓】先祖代々墓には誰が入れる?次男次女など5つの立場を、法律と慣習で解説

【大阪のお墓】先祖代々墓には誰が入れる?次男次女など5つの立場を、法律と慣習で解説

大阪の終活では「先祖代々墓は誰が入れる?」などの相談も多いです。
例えば、おひとりさま終活において「費用が掛かる」「ひとりで入るのは寂しい」などの理由で、個人墓を躊躇する人も少なくありません。
 
そんな時、大阪では「実家にある先祖代々墓に入りたいが誰が入れるのか…」心配になる事例などがあります。
大坂の先祖代々墓では、次男以降の兄弟や娘が入りにくいと言う考え方のためでしょう。
 
そこで今回は、大阪で先祖代々墓は誰が入れるのか、家墓に入れなかった場合どのような方法があるのかまで、お伝えします。
 

【大阪のお墓】先祖代々墓には誰が入れる?次男次女など5つの立場を、法律と慣習で解説

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大阪では先祖代々墓は誰が入れる?

大阪では先祖代々墓は誰が入れる?

しばしば大阪では「先祖代々墓には誰が入れるのか?」不安に思う人も終活ではいるのですが、墓主がいる先祖代々墓の場合、法的にはお墓の名義人である墓主の許可さえあれば、誰でも入ることができます。
 

<大阪で先祖代々墓は誰が入れる?>
●基本的に下記2者の合意があれば、入墓が可能です。
(1)継承者(お墓の名義人)
(2)墓地管理者

 
法的にはお墓の名義人である継承者の許可があれば、大阪の先祖代々墓は誰が入っても良いのですが、墓地管理者の考え方によるトラブルは稀にあります。
 
特に寺院墓地などでは、仏教の教えに倣い「第三親等まで」と規約にある事例も少なくありません。
 
今では血縁関係のない人同士で入る「墓友(はかとも)」も見受けますが、このような場合は、血縁関係以外は入れないでしょう。
 

※永代供養が広がる今、血縁関係以外とお金を出し合い入る「墓友」は下記に詳しいです。
【大阪の終活】永代供養墓の登場で「墓友(はかとも)」急増!血筋にこだわらないお墓とは

 

(1)継承者(お墓の名義人)

法的には大阪の先祖代々墓であっても、誰が入れるかの決まり事はありません
継承者(お墓の名義人)の許可さえあれば、基本的には家族でなくともお墓に入ることができる点は大きなメリットです。
 

継承者(お墓の名義人)とは、先祖のお墓を代々的に引き継いでいる人で、永代使用権を持っています。

 
永代使用権を持っているので、継承者の判断が優先されるのですが、やはり墓地管理者とのトラブルは避けたいところです。
 
なかには寺院墓地で許されないため、宗旨宗派不問の他の霊園へ改葬(お墓の引っ越し)をして妻方の祖父母など、他家のご遺骨を入れた事例もあります。(夫婦墓)
 

※他家のご遺骨で多い事例が妻方・夫方となり、これが夫婦墓です。
近年は夫婦で両家のお墓を継承する事例も増えましたが、詳しくは下記をご参照ください。
【大阪の終活】夫婦で入るお墓「夫婦墓」の費用相場☆継承者がいなくても建墓はできる?

 

(2)墓地管理者

「大坂の先祖代々墓で誰が入れるか?」については、このような事情から墓主(継承者)の意向よりも墓地管理者によるものが多いでしょう。
 

●生きている人が住む戸建て住宅とは違い、お墓は購入しても墓地自体は、永代に渡り使用できる権利「永代使用権」を購入します。

 
そのため墓地自体の権利は墓地管理者が所有していることになり、墓主は契約時の規約に倣う必要があるためです。
 
墓地管理者に断られる理由としては、血縁関係がない方がお墓に入ることによって、今後、収集がつかなくなるため、無縁仏の可能性も出てくることがあるでしょう。
 
けれども今では、親族に代わり墓地管理者が永代に渡ってお墓やご遺骨の維持管理や供養を行う「永代供養」を受け付ける霊園が増えました。
 
この「永代供養」を付加したお墓の場合、大阪では先祖代々墓であっても誰が入るかを問われないことになるでしょう。
 

 

慣習的な意味合いが大きい

慣習的な意味合いが大きい

このように大阪では「先祖代々墓に誰が入れるか?」は法的な問題はありません
 
お墓に関する法律は、お墓を建てる土地に関するもの、ご遺骨を埋葬する場所に関する制約がほとんどです。
 
建ったお墓に入るご遺骨に関しては、墓地管理者の規約以外には、墓主(継承者)の判断次第になるでしょう。
…では慣習としては、大阪の先祖代々墓に誰が入れるのでしょうか。
 

<大阪の先祖代々墓に誰が入れるか?は慣習による>
(1)長男とその家族(継承者)
(2)次男以降は分家としてお墓を建てる
(3)娘は嫁ぎ先のお墓に入る
(4)内縁の妻は墓主の判断による
(5)親族は墓主と何親等の関係かによる

 
…との考え方が一般的です。
法的にはお墓の名義人(継承者)である墓主の判断によるため、墓主が望むならば強行することもできますが、できれば親族間トラブルは避けたいところです。
 
特に大阪の先祖代々墓で「誰が入れるか」によるトラブルは、高齢の親族との考え方による違いも多いですが、事情を説明する場を設け、納得してもらえるよう進めてみましょう。
 

(1)長男とその家族(継承者)

大坂の慣習では、先祖代々墓で誰が入れるかと言えば、昔から長男とその家族です。
そしてお墓を継承するのも長男家族とされてきました。
 

●「長男は家督を継ぐ」と耳にした人も、多いのではないでしょうか。

 
長男とその家族は先祖代々墓に入れますが、継承者としてお墓の維持管理をし、次の代へと引き渡さなければならない慣習がありました。
 
仮に結婚していても、結婚してなくても、長男はお墓に入れる家が多いです。
 

(2)次男以降は分家

次男や三男以降の兄弟は、大阪の慣習として先祖代々墓に入る人ではありません。
「分家」として、新しくお墓を建てるのが一般的です。
ただし、ある一定の条件で本家のお墓に入ることができます。
 

<大阪の先祖代々墓に誰が入れる?次男以降の兄弟>
●一定の条件
未婚であること
離婚していること
・結婚はしているが、子がいないこと

 
つまり独身子どもがいないなどの事情で、分家として新しくお墓を建てても、後々お墓の継承者がいない場合に、次男や三男以降の兄弟でも、大阪では先祖代々墓に入れる慣習がありました。
 

(3)娘は嫁ぎ先のお墓

長女や次女など娘の場合は、慣習として結婚した夫の家族のお墓に入ります。
ただこの場合も、一定の条件によって先祖代々墓に入ることになるでしょう。
 

<大阪の先祖代々墓に誰が入れる?娘>
●一定の条件
独身(結婚してない)場合
離婚した場合

 
本家のお墓に入ることが多い傾向です。
ただ現代では女性であっても経済力があるため、子どもがいて継承者の目途が立つ場合には、分家として個別墓を建てる事例が増えました。
 
また一部では、離婚をしていても一度嫁いだ先のお墓に入る事例も、ごく稀に見受けます。
 
●ただし離婚をしていても、苗字を変えていない場合、墓地管理者の意向により、本家のお墓に入れない可能性があるので注意しましょう。
 

※女性のお墓に多い永代供養付きの個人のお墓「個別墓」について下記をご参照ください。
【大阪おひとりさま終活】独身女性に選ばれる永代供養墓の選び方☆人気が高い3つの種類

 

(4)内縁の妻は墓主の判断

結婚をしていない内縁の妻は、お墓の継承者と墓地管理者の合意があれば、本家のお墓に入ることができます。
 

(5)親族は何親等かによる

親戚の場合は、霊園や寺院など墓地管理者との規約を確認しましょう。
お墓の名義人である墓主が許可を出しても、何親等の親戚がお墓に入れるかによって、墓地管理者からNGが出る可能性があります。
 

<大阪の先祖代々墓は誰が入れる?親等>
・民間霊園では、6親等まで納骨できる墓地が多い
・寺院墓地では、2〜3親等までしか納骨できない可能性がある

 
この点のみ注意して、もしも何らかの事情で墓地管理者が認めない間柄の親族を納骨しなければならない場合、大阪では先祖代々墓自体を、規約がより自由な墓地へ改葬(お墓の引っ越し)する事例が増えています。
 

 

継承者同士が結婚したら…

継承者同士が結婚したら…

このように大阪では先祖代々墓は長男が継承してきました。
 
長男が何らかの事情で継承できない場合も、慣習としては次男以降の息子がお墓の継承をしてきましたが、近年では娘のみの女系家族も見受けます。
 
この場合、長女が先祖代々墓を継承する流れが増えましたが、ここで問題になっているのが、「先祖代々墓の継承者である、長男と長女の結婚」です。
 
この対処法は下記のような方法が多いでしょう。
 

<大阪の先祖代々墓は誰が入る?継承者同士の結婚>
(1)両家墓を建てる
(2)どちら片方のお墓を墓じまいする

 
もちろん夫婦で二か所のお墓を継承し、管理維持を続ける事例もあります。
ただこの場合、多くの家で高齢になるに連れ、経済的にも体力的にも二か所のお墓を維持管理することに不安を覚える相談が少なくありません。
 
結果的に高齢になってから、どちらか一方のお墓を墓じまいする選択が多くなります。
 
ただ、もしも無事に管理維持を継続した場合、長男が父親方の先祖代々墓を継承し、次男以降が母方の先祖代々墓を継承するパターンが多い傾向です。
 

お墓の継承による負担に関しては、下記をご参照ください。
【大阪のお墓】先祖代々墓を継承すると何が大変?継承を決める前に押さえたい7つの記事

 

(1)両家墓を建てる

両家墓」とは、夫妻両家の先祖代々墓を一か所にまとめたお墓を差します。
お互いに遠方にある先祖代々墓の場合、それぞれ定期的にお墓のメンテナンスを行うとなると負担が大きいですよね。
 
交通費はもちろん、経年劣化した先祖代々墓のリフォーム費用など、経済的にも年々負担が大きくなります。
 

<両家墓2つの建て方>
(1)片方のお墓に遺骨を移す
(2)両家の遺骨を入れる新しいお墓を建てる

 
…などなどの方法があります。
いずれにしてもどちらかを墓じまい、改葬(お墓の引っ越し)を進める流れになるでしょう。
 
両家墓を建てるにあたり、墓じまいや改葬(お墓の引っ越し)を決断する権限を持っているのはお墓の継承者ですので、夫妻とも一度継承して先祖代々墓の名義変更をしてから始めます。
 
ただしお墓の決定権は継承者にあるものの、一人で安易に決めると親族間トラブルにもなり兼ねません。
菩提寺や親族と早めに相談して、歩調を合わせて進めると安心です。
 

 

片方のお墓は墓じまいする

片方の先祖代々墓を墓じまいする場合、結婚して苗字が変わった方が墓じまいする流れが一般的でしょう。
そのため妻方のお墓を墓じまいする流れが多いです。
 
墓じまいをすると合祀墓などに永代供養しますが、近しい親族は夫方のお墓に納骨する事例も見受けます。
 

※墓じまいや、墓じまいによるご遺骨の行く先については下記をご参照ください。
大阪の墓じまいで選ぶ6つ選択肢とは。墓じまいの改葬(お墓の引っ越し)では何が違う?

 

入るお墓がない場合は、どうするの?

入るお墓がない場合は、どうするの?

では大阪の先祖代々墓に入れない、入るお墓がない場合、どのような選択肢があるでしょうか。
実は現代、大阪のおひとりさま終活では、入るお墓がない人が少なくありません。
 

<大阪の先祖代々墓は誰が入れる?入れない場合>
(1)永代供養のお墓に入る
(2)自宅供養(手元供養)をしてもらう
(3)自然葬(散骨など)

 
…などなどがあります。
大坂のおひとりさま終活では、永代供養の選択肢が多い傾向です。
「永代供養」とひと口に言っても、永代供養自体は形のない供養サービスなので、納骨堂や合祀墓など、さまざまな形態があるためでしょう。
 

(1)永代供養のお墓に入る

永代供養とは、霊園や寺院が亡くなられた方の遺骨を管理し供養してくれる埋葬方法です。
永代供養自体に形がないため、その種類はさまざまにあります。
 
納骨堂
・合葬墓
・本山納骨
・集合墓
永代供養付き個別墓
 
…などなどがあり、なかにはペットと入れる永代供養墓などもあるでしょう。
墓地管理者がご遺骨を管理供養してくれるため、継承者を心配する必要がありません。
 

永代供養の付いた葬送については下記をご参照ください。
【大阪の永代供養まとめ】勘違い「永代供養」はお墓じゃない!最初に押さえる7つの記事

 

(2)自宅供養(手元供養)をしてもらう

自宅供養(手元供養)」とは、お墓に入らずに自宅で供養する方法です。
夫婦で入る永代供養墓や樹木葬を生前契約した人に多い傾向にあります。
 

●配偶者が亡くなった時に、一時的に自宅供養(手元供養)で供養し、自分が亡くなった時に共にお墓に入る事例が多いでしょう。

 
そのため遺骨は自宅に安置して供養しますが、火葬場で返されたままのご遺骨では気持ちよく供養できないため、粉骨してコンパクトにした後、小さくおしゃれな骨壺に納骨して祀る人が多いです。
(粉骨費用の目安は約3万円~5万円/1柱)
 
最近ではアクセサリーに粉骨した遺骨を保管して持ち歩く人も増えています。
 

 

(3)自然葬(散骨など)

近年では「自分が亡くなった後、管理が大変だから…」「亡くなったら自然に帰りたい」という方が増加により需要が高まりつつある、お墓を持たない葬送が自然葬です。
他の埋葬方法よりも低コストでできる点も、選ばれる理由でしょう。
 

●自然葬の種類
樹木葬
・海洋散骨
・里山散骨
・宇宙葬

 
…などなど、ひと口に自然葬と言っても多岐に渡りますが、生命の循環に倣い土に還る樹木葬が大阪では多く選ばれています
 
しかし無断で散骨するのは法律上禁止されていることなので、専門の業者に依頼する様にしましょう。
 

 

最後に

今回は大阪で多い質問「先祖代々墓に誰が入れるのか?」について詳しく解説しました。
 
分家として新しくお墓を建てるには、それなりの費用が掛かります。
ひと昔前であれば約300万円/1基以上とも言われていましたし、お墓がコンパクトになり建てやすい昨今でも、墓石でお墓を建てるにあたり平均約170万円/1基とも言われます。
 
仮に充分な建墓費用があったとしても、お墓を建てるとなると継承者の心配もあるでしょう。
そのため大阪のおひとりさま終活では、先祖代々墓に誰が入れるか?は深刻な相談でした。
 
けれども今では墓地管理者が家族に代わり、永代に渡ってご遺骨の管理や供養をしてくれる永代供養が産まれ、継承者を心配する必要が無くなっています。
 
さらには合祀墓や納骨堂、樹木葬など、約10万円~50万円ほどで生前契約できる永代供養も増えました。
そのため大阪では昔ほど、先祖代々墓に誰が入れるか、憂う声も少なくなりつつあります。
 
まとめ

先祖代々墓には誰が入れるの?
●法的には
・お墓に入れる人は決まっていない
・継承者と墓地管理者の合意が必要
 
●墓地の規約
・墓地管理者が規約を定める墓地も多い
 
●慣習上は
・長男と家族がお墓を引き継ぐ
・継承者とその家族が入る
・次男以降の兄弟は分家
・娘は嫁いだ先で入る
 
●相談事例
(1)長男長女の継承者同士が結婚
・どちらか片方を墓じまい
・両家墓を建てる
(2)入るお墓がない
・永代供養などを利用

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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