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永代供養ナビTOP永代供養コラム喪主が行う葬儀の準備とは何?喪主や遺族にしかできない確認事項、8つのチェックリスト

喪主が行う葬儀の準備とは何?喪主や遺族にしかできない確認事項、8つのチェックリスト

喪主が行う葬儀の準備とは何?喪主や遺族にしかできない確認事項、8つのチェックリスト

・葬儀前に喪主が行う準備とは?
・参列者に失礼にならないよう、喪主が配慮する事柄は?

 
葬儀の準備はほとんどを葬儀社スタッフにお任せできます。
葬儀社を選び打ち合わせさえ済ませると、葬儀社スタッフが頼れる存在として、サポートしてくれるでしょう。

 
けれども身内の調整や、参列者への配慮は、生前の故人を良く知る喪主やご遺族にしかできません。

 
本記事を読むことで、喪主しかできないことがリストで分かり、落ち着いて葬儀の準備を進めることができます。

 

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喪主が葬儀前に行う、8つの準備

喪主が葬儀前に行う、8つの準備

◇通夜や葬儀後の会食「お斎(おとき)」への参加人数を確認します

 

通夜振る舞いや精進落としなど、法要後の会食「お斎(おとき)」は、僧侶も含めた参加人数を伺いましょう。
 
また生前の故人を知る喪主やご遺族にしかできない、配慮が繊細な決め事が、席次や焼香の順番、供花や供物の並びです。
 

<通夜や葬儀に必要な準備、8つの確認事項>
(1)火葬場へ同行する人の数
(2)火葬場へ同行する人への対応準備
(3)葬儀会場の席数
(4)席順/焼香順
(5)供花や供物の並び順
(6)引き物/会葬礼状の数
(7)弔事や喪主挨拶の確認
(8)会食の準備

 
また自宅葬では当日バタバタするうえ、御香典など大きな金額のお金を扱います。

葬儀社スタッフや親族、世話役などで信頼できる人々のなかから、お金を管理する会計係を立てる他、当日は家の施錠係もしくは、自宅に残る留守番係を決めておくと良いでしょう。
 

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葬儀の準備:火葬場には何人行く?

葬儀の準備:火葬場には何人行く?

◇火葬場へは、近しい身内のみが同行します

 

葬儀・告別式を終えた後、参列者は出棺時に見送りをしてから退席です。

火葬場に同行するのは身内のみですので、喪主やご遺族は親族や近親者に下記の2点を確認しましょう。
 

<葬儀の準備①近親者への確認>
・火葬場への同行
・精進落とし(会食)への参加

 
精進落としは本来、還骨法要後に行う会食「お斎(おとき)」です。

「還骨法要(かんこつほうよう)」とは、火葬後に焼骨を済ませたご遺骨を前に行うお勤めとなります。
 
ただ最近は火葬場で還骨法要を行わない葬儀も増えました。
読経供養をお願いした僧侶にも、火葬場への同行と、火葬後の会食(精進落とし)への参加の有無を確認します。
 
もしも僧侶が還骨法要後の会食(精進落とし)に参加されない場合には、お布施とともに御膳料約3千円~5千円ほどを目安に、お包みしてください。
 

 

身内で火葬を済ませる葬儀の準備

◇火葬を済ませたご遺骨を前に葬儀を行う「骨葬」が増えています

 

コロナ以降、火葬場がひっ迫した事情もあり、最近は葬儀前にご遺族のみで火葬を済ませ、焼骨を終えた骨壺を前にお通夜・葬儀を執り行う「骨葬(こつそう)」も見受けるようになりました。
 

<葬儀の準備:骨葬が増える背景>
・通夜や葬儀まで日数が掛かる
・ご遺体安置に費用が掛かる
・(自宅葬など)ご遺体の搬入/搬出経路が確保できない
コロナリスクをできるだけ軽減したい
高齢の近親者が多く、時間を短くしたい

 
御臨終から葬儀まで日数が掛かったり、コロナ禍に火葬場がひっ迫したことで、「空いている時に火葬を済ませる」流れができたためです。
 
葬儀社が提供する安置施設の衛生環境が向上したことから、近年では3日~7日ほどのご遺体安置も可能になりましたが、やはりご遺体の衛生上、早い火葬が望まれるところです。
 

 

葬儀の準備:火葬場での配慮

葬儀の準備:火葬場での配慮

◇火葬場へ同行する親族への配慮が必要です

特に高齢の親族には足腰の弱い人もいるかもしれません。

葬儀会場(斎場など)から火葬場まで距離があれば、マイクロバスなどの配車手配も必要なので、葬儀前に予め確認します。
 

<葬儀の準備:火葬場での配慮>
①移動手段 ・マイクロバスの手配が必要か
②火葬場での軽食 ・火葬場に同行する人数 ・人数分の軽食を手配

 
前述したように自宅葬では①自宅が無人になるのか、を確認して、無人になるようであれば②施錠係を立てます。

また無人にならずに留守番がいる場合には、火葬中にも一度確認の電話を入れると丁寧でしょう。
 

 

葬儀の準備:参列者の人数を決める

葬儀の準備:参列者の人数を決める

◇特に現代は、参列者の人数や規模を限定した葬儀が増えています

 

現代では家族葬など、参列者の人数を限定した葬儀が増えました。
参列者の人数によって、葬儀会場や祭壇の大きさ、葬儀予算も変わりますので、案内する参列者の人数を決めてから、打ち合わせが進むでしょう。

 

また家族葬と一般葬では余裕ある席数に違いがあります。
お子様連れや高齢者の親族へ対応ができるよう、席数は多めに準備をしてください。

 

<葬儀の準備:参列者の人数を決める>
・葬儀会場の席を調整
高齢者お子様連れへご案内ができる席を準備
引き物や会葬礼状の数を確認

  参列者の人数が分かったら、以上の確認をします。
足腰の弱い高齢者や、乳児のお子様連れの参列者がいらっしゃる場合、トイレとの距離が短くなるよう、廊下側の席を設けておくと親切です。
  また故人の年齢や生前の活動から、お子様連れの参列者が多い葬儀もあります。
 

このような時には、お子様連れ専用に控室をもう一室、準備しておくと安心でしょう。
 

葬儀の準備:席次を決める

葬儀の準備:席次を決める

◇故人とより近しい人から順番に、席次を決めます

 

葬儀の席次は、上座と下座があるため、年齢や故人との関係性によって充分に配慮して決めなければなりません。
基本として祭壇に近い席が上座、遠い席になるほど下座です。

 
また焼香の順番も、故人との関係性が深かった人から行います。

ただ席次が決まったら順番に前に出て焼香を行うので、席次が決まれば必然的に焼香の順番も決まるでしょう。

 

<葬儀の順番:席次>
●上座・下座 ・祭壇に近い…上座
・祭壇から遠い…下座
①祭壇から向かって右側 ・近親者席
②祭壇から向かって左側 ・知人友人
・会社関係者席

 

祭壇に近い中央側から上座→廊下側が下座です。
一方、知人友人や会社関係者では、知人友人が上座になります。
 

<葬儀の準備:上座下座の決め方>
●近親者席 ・「血縁関係が」故人と深い順番
●会社関係者席
●知人友人
・世話役
・弔事を依頼した人
・献杯を依頼した人
(葬儀でお世話になった人から上座)

 
葬儀における上座・下座は、社会的地位で順番を付けるのではありません。
あくまでも故人との関係性によって、席順が決まるためです。
この席順に添って、流れるように焼香を行います。
 

 

葬儀の準備:供花や供物

葬儀の準備:供花や供物

◇供花の並び順も、祭壇に近い位置から上座として配置します

 

供花や供物の並び順も、上座・下座の配置は席次と同じ要領です。
両脇の「喪主を筆頭に故人に近しい人から祭壇近くに配置向かって右側が上座なので、右側→左側と交互に配置します。
 

<葬儀の準備:供花や供物の並び順>
祭壇に近い位置から上座
・上段から上座
左右交互に配置する

 
供花や供物の配置に関しても、社会的な地位で上座下座を決めるのではなく、故人との関係性で決めてください。
 
供花(花輪)は、祭壇の両脇の最上段は喪主の花が配置されます。
花輪を送る場合、多くは左右一対の2基を送る人が多いですが、1基だった場合には右が上座、左が下座で、「右・左・右・左」と祭壇から近い順番での配置です。
 
供物の供え方も供花と同じルールで問題ありません。
 

 

葬儀の準備:引き物・会葬礼状の数

葬儀の準備:引き物・会葬礼状の数

◇引き物や会葬礼状は多めに準備します

想定外の参列者がいらっしゃったとしても対応できるよう、引き物や会葬礼状の数は多めに準備しておくのが一般的です。
 
また最近では四十九日法要以降の香典返しを行わず、代わりに当日に香典返しをお渡しする「当日返し」の葬儀スタイルも選ばれるようになりました。
 

<葬儀の準備:当日返し>
●香典の当日返しでは会葬礼状にひと言添えます。
本日の返礼品をもって、御香典返しとさせていただきます」

 
この文言がない場合、喪主挨拶で最後にひと言添えておくと、参列者の理解もより深まります。
 

 

葬儀の準備:弔事や喪主挨拶の確認

葬儀の準備:弔事や喪主挨拶の確認

◇喪主挨拶の準備やタイミングを把握しておきます

 

言葉に詰まることのないよう、喪主挨拶の文言を予め用意することはもちろんですが、喪主挨拶のタイミングも確認しておくと安心です。
 
葬儀終了時の喪主挨拶が多いですが、一般参列者が退席後、葬儀会場(斎場)の玄関先に集まって、出棺を見送るタイミングで喪主挨拶を行う葬儀もあります。
 

<葬儀の準備:弔事や喪主挨拶>
①喪主挨拶のタイミング ・葬儀/告別式の終了時
・出棺時
②弔事の依頼と順番 ・弔事を依頼 ・弔事を依頼した人が来ているか(当日)
・弔事の順番
③献杯の依頼 ・献杯を依頼
・献杯を依頼した人が来ているか(当日)

 
献杯」は通夜振る舞いや精進落としなど、法要後にふるまう会食「お斎(おとき)」で、始まる前に行う故人に捧げる献杯です。

(お祝いの席では「乾杯」ですよね。)
 
また葬儀で弔事や喪主挨拶を行うタイミングを計るためにも、当日はしっかりと、弔電拝読からのスケジュールを理解しておくと安心です。
 
●弔電拝読は、全員を読むことができない葬儀が多いため、拝読の範囲や順序も、喪主やご遺族が確認しておくと、失礼になる心配がありません。
  樹木葬と納骨堂どっち?  

まとめ:喪主が行う葬儀準備には、遺影選びもあります

まとめ:喪主が行う葬儀準備には、遺影選びもあります

喪主が行う葬儀の準備には、遺影の準備もあるでしょう。
故人が生前に終活をしていた場合、遺影用に撮影をしている可能性もあります。
 
また家族が亡くなってから改めて写真を準備するなら、今では自分達で加工や印刷もできますが、写真屋に予算8千円~3万円ほどで依頼をすると、加工・装飾をしてもらえます。
 
画像解像度の高いものを選び、ご遺族や参列者が遺影を見て、生前の故人を偲ばれるような写真を選ぶと良いでしょう。
 

 

まとめ

通夜や葬儀前に、ご遺族が行う8つのチェックリスト
(1)火葬場へ同行する人の数
(2)火葬場へ同行する人への対応準備
(3)葬儀会場の席数
(4)席順/焼香順
(5)供花や供物の並び順
(6)引き物/会葬礼状の数
(7)弔事や喪主挨拶の確認
(8)会食の準備

永代供養ナビ編集長
株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】 1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

永代供養ナビ編集長
株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】 1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

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