
樹木葬のプレート彫刻について!刻む言葉や迷ったときのポイントも紹介

「樹木葬のプレートって、一般的な墓石とは違うの?」
「プレートにはどんなことを彫刻すればいいの?」
最近では、「自然の中で安らかに眠りたい」という故人の思いを叶えたいと、樹木葬を選ぶご家族も増えてきました。
しかし、樹木葬の故人が眠る場所の目印となる「石のプレート」は一般のお墓の墓石の仕様と異なるため、プレートのデザインを考える上で悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、樹木葬でのプレートに彫刻する言葉やイラストのデザインについて、樹木葬の埋葬形式や相場などもあわせてご紹介していきます。
本記事を読むことで、故人の思いを踏まえた上で、家族や親族間で樹木葬のプレートのデザインについて話し合いやすくなり、皆が納得できるまで話し合って作ったプレートは、きっとかけがえのないものとなるでしょう。
樹木葬のプレート彫刻のデザインに悩んでいる方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
樹木葬とプレート葬の違いとは?
樹木葬のプレートに彫刻するイラストデザイン
樹木葬では、プレートにイラストを彫刻したり、写真の転写をすることもあります。故人や家族・親族のメッセージに、ちょっとしたイラストや模様を添えるのもおすすめです。
ここでは、プレートに彫刻するイラストの主なデザイン例を3つご紹介します。
家紋や肖像画を刻む
プレート彫刻には、故人の家の家紋や、肖像画がデザインとして描かれることもあります。
家紋は主に家名と一緒に彫刻されることが多く、一般的な和型墓石のお墓と同じように故人が眠る場所の「墓標」にしたいと考えられる方も多いです。
肖像画は絵の画風や色の指定にもよりますが、家紋や言葉などに比べて描き方が複雑になる場合が多いため、霊園や寺院などで肖像画やカラー彫刻が可能であるか事前に問い合わせてみましょう。
ヤシロの樹木葬では、お客さまそれぞれの供養の思いを彫刻できます。ひとつひとつオーダーメイドでつくられており、ご家族のストーリーが感じられます。
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故人が飼っていたペットを刻む
生前、故人が可愛がっていたペットのイラストや写真をプレート彫刻のデザインとして選ぶこともあります。
ペットが大好きだった故人の思いはもちろん、「故人が旅立つ時に寂しくないように」「楽しかったペットとの思い出を一緒に」という遺族の思いから、プレート彫刻として描かれることも多いです。
ペットのイラストや写真の彫刻を希望される方は、肖像画の彫刻と同様に事前に霊園や寺院などに確認しましょう。
故人が好きだった草花や樹木を刻む
樹木葬のプレートに彫刻する言葉を選ぶポイント
樹木葬では、イラストと同じように言葉を彫刻することもできます。故人の好きだった言葉や故人への遺族からの感謝のメッセージをのせる方はとても多いです。
ここでは、プレートに彫刻する主な言葉選びのポイントを6つご紹介します。
家名を入れる
プレート彫刻に入れる言葉として、よく使われるのが「家名」です。
一般的な和型墓石のお墓と同じように故人が眠る場所の「墓標」の代わりとして考える方も多いため、家名を「○○家」と入れて家紋との組み合わせを希望する方も多くいます。また、メッセージやイラストを一緒に添えるデザインも人気です。
英語で入れてもいい
プレート彫刻に入れる言葉は日本語に限らず、英語などの外国語を使うこともできます。
例えば、家名を「○○Family」にすることや、故人のフルネームをアルファベットで表記することも可能です。また、故人が好きだった映画や歌のフレーズ、「Thank you」「Rest in peace」「Always together」などとメッセージを外国語でのせる方もいます。
命日や故人の名前は入れても入れなくてもいい
樹木葬では必ずしも、プレートの彫刻に命日や故人の名前を入れなくてはならないという決まりはありません。
一般的な和型墓石のお墓では、墓石に家名と故人の名前、命日などを彫刻するのがスタンダードとされます。
しかし樹木葬のプレートでは、メッセージやイラスト・写真の転写など、プレートにのせる言葉やものに特に決まりはなく、彫刻できるスペースも狭いため、名前や命日を入れなくても問題ありません。
故人の人柄を表す言葉を入れる
樹木葬では、いつも笑顔で優しかったなど、故人の人柄を表す言葉や文字をプレートに刻む方もたくさんいます。
例えば、何があってもいつも笑顔を忘れず温かく見守ってくれた故人には「笑顔」「優」「思いやり」といった言葉を刻むのもおすすめです。
また「絆」「和」「愛」などの文字は、故人との繋がりや思い出を忘れないように、残された遺族が仲良くお互いを大切に思い、前向きに過ごせるようにという故人の願いからもよく選ばれます。
感謝の気持ちを表せる言葉を入れる
故人への感謝の気持ちをメッセージとしてプレートに彫刻される方はとても多いです。
「感謝」「ありがとう」「Thank you」という感謝の気持ちを素直に表せる言葉は、遺族から故人へ向けて、故人から遺族や今までの人生で自分に関わってくれた全ての人々に対してのメッセージとしても人気があります。
毎年のお墓参りで温かい感謝の言葉を目にすることで、遺族の心も温かくなり前向きに進んでいけることでしょう。
入れる言葉が多い場合はバランスを考える
プレート彫刻で入れたい言葉がたくさんある場合には、プレートの大きさに合わせてバランスを工夫しましょう。
プレートの大きさには限りがありますが、故人への大切な思いやメッセージは一言では言い表すことは難しいものです。そのような時にはぜひ、文字の大きさや配置、段組みを変えてみてください。
文字を少し工夫するだけでも、プレートにバランスよく収まりやすくなり、デザインの幅もきっと広がります。
樹木葬のプレートに使われる石種
樹木葬で用いる彫刻プレートの石は「御影石」と呼ばれ、一般のお墓の墓石と同じ種類の石が使われます。御影石は色味や質によっても、彫刻やのせる塗料の発色の善し悪しが変わるため、樹木葬のプレートとなる石選びはとても重要です。
ここでは、樹木葬のプレートに使われる石の種類を色の系統別に4つご紹介します。
寒色系の青御影石
寒色系の青御影石は、灰色や青みがかった灰色の石で一般の和型墓石でも多く用いられます。石の種類としては、国産の「大島石」や中国、インドから輸入されるものが多いです。
寒色系のプレートは石の種類によっても色味の幅が広いため、カラー彫刻や写真、イラストの転写の塗料の色も決めやすく、いろいろなデザインに向いています。
黒色系の黒御影石
石の中でも一番の硬さがある黒色系の黒御影石は、シックな見た目と石質が魅力的です。石目がとても繊細な黒御影石として有名な国産の「浮金石」やスウェーデン産の「ファイングレイ」は、彫刻をすると滑らかな断面を楽しむことができます。
黒色系のプレートは白色や金・銀色の塗料が映えやすく、かっこよく、落ち着いたデザインのプレートが多いです。塗料をのせずに、彫刻のなめらかな断面を生かしたデザインも人気があります。
白色系の白御影石
白色系の白御影石は、丁寧に磨くことによって綺麗な艶を出しやすいことが特徴です。特に国産の「真壁石」は石目が繊細なため、とても美しい艶が出る石として有名です。
白色系のプレートはカラー彫刻との相性がよく、イラストや写真の転写、メッセージなどの文字の色に有彩色の塗料をのせるなど、白色背景の華やかなデザインのプレート作りに向いています。
赤色やピンクの御影石
赤やピンク系の御影石は、明るくやわらかな色のプレートとして女性に人気があります。
石の種類としては、国産の「万成石」や中国から輸入されるものが多いです。赤色やピンク系のプレートは、メッセージなどの文字を彫刻した断面に白色の塗料をのせることで、かわいらしく優しいデザインにすることもできます。
樹木葬に使われるプレートの形
樹木葬では、故人の眠る場所に石のプレートを設置しますが、形は寺院や霊園によっても異なります。
プレートの形は主に四角形が多いようですが、寺院や霊園によっては丸形やオリジナルの形のプレートなど、何種類かある中から選べる場合もあります。
土台となるプレートの形や大きさによってもデザインのしやすさや見栄えが変わるため、事前に希望する寺院や霊園に確認してみましょう。
樹木葬でのプレートに彫刻するデザインを決める方法
樹木葬で用いるプレートの中に刻みたい言葉、イラストや写真は、故人や家族・親族同士でもそれぞれ異なるでしょう。プレートのデザインを決める時には、故人の思いを尊重するとともに家族や親族の思いも大切にして、皆が納得できるデザインになるように心がけましょう。
ここでは、樹木葬のプレートに彫刻するデザインを決める主な方法を4つご紹介します。
寺院や霊園にデザインの確認をする
プレートのデザイン案は、事前に寺院や霊園に提示して、制作が可能であるか確認しましょう。
寺院や霊園によって使われるプレートの石の種類や形・大きさ、彫刻や転写、カラー彫刻の技術は異なります。故人や家族・親族の思いをのせた素敵なプレートのデザインが決まっても、いざ確認してみたらだめだった、という残念な結果にならないためにも事前の確認が大切です。
家族や親族と話し合っておく
プレートのデザインは家族・親族の皆でしっかりと話し合い全員の同意が得られたデザインにしましょう。
同じ家族・親族でも故人への思いは人それぞれ違います。プレート1つにまとめるのは難しいですが、皆が納得できるデザインを考えることが大切です。
家族や親族同士で同じシンボルツリーの下に眠ることを考えているのであればなおさらで、「あの言葉の方がよかった」などと後々後悔することがないようにしましょう。
故人の思いを尊重したデザインにする
生前の故人の生き方や人柄、好みを尊重したプレートのデザインは数多くあります。
人の人柄や生き方には決まりがないため、好きなことや幸せに思うことも人それぞれです。自然体な人柄だった故人には草花を用いたデザイン、ペットが大好きだった故人にはペットのイラストや写真を転写してみるのもよいでしょう。
「故人はどのような人で、なにが好きだっただろうか」と、この機会に故人に思いを馳せてデザインを考えてみてはいかがでしょうか。
故人のことを想像して決める
故人から遺族に対する思いを想像したり、また遺族から故人へのメッセージをデザインとするのもよいでしょう。
故人と過ごした日々の中でたくさんもらった温かい言葉やメッセージなどを、大切に忘れないようにプレートに刻むのもおすすめです。
また、今の私たちに対して故人は何を思い願うのかを想像して選んだ言葉や、遺族から故人への感謝のメッセージをデザインに組み込む方も多くいます。
樹木葬の彫刻するプレートを購入するまでの5つのステップ
樹木葬のプレート彫刻を購入する際には、家族や親族、また依頼する寺院や霊園の方との丁寧な話し合いがとても大切です。
ここでは、プレートを用いた樹木葬のお墓探しからプレートのデザインを作り上げるまでの主な流れをご紹介します。家族・親族の皆が納得できる素敵なプレートをデザインしましょう。
1:希望地の寺院や霊園の樹木葬の情報収集をする
家族・親族でお墓を購入する希望地を決め、希望地には樹木葬ができる施設はどれだけあるのかを調べてみましょう。
樹木葬は「自然回帰」を目的としているため、寺院や霊園によっては都心から離れた山奥にある場合も多いです。家族・親族でよく話し合い、自宅からの交通アクセスも踏まえた上での希望地の決定をおすすめします。
希望地内にある樹木葬ができる施設をできるだけ多く調べ出してみるとよいでしょう。
2:寺院や霊園の樹木葬の資料請求をする
探し出した寺院や霊園の中から気になる施設を選んだら、樹木葬の資料請求をしてみましょう。
樹木葬ができる寺院や霊園でも、プレートの取り扱いの有無や個別の制作、設置が可能であるかは、インターネット上だけでは分からない施設もあります。
家族・親族で決めた希望地内で探し出した寺院や霊園の中から気になる施設をいくつか選び、樹木葬についての問い合わせや資料請求をして、より詳しい情報を集めましょう。
樹木葬の詳しい情報が知りたいという方はぜひ下記の資料を請求してみましょう。
3:気になった寺院や霊園の見学を申し込む
手元に届いた資料をしっかり読んで少しでも気になる点があれば、寺院や霊園の見学を申し込みましょう。
インターネット上や資料の写真、情報だけでは、希望する寺院や霊園の雰囲気はつかみにくいものです。実際に足を運ぶことで墓標となる樹木や草花の種類、プレートの形や石の種類など、お墓の雰囲気を自分の目で確認できるため、プレートのデザイン案も浮かびやすくなるでしょう。
4:見学中に希望しているプレートの彫刻について相談する
寺院や霊園を見学する際には、自分の希望するプレートについて大まかなデザインを提示しながら相談してみましょう。
気になる寺院や霊園の中を一通り見学できたら、施設で用いるプレートの形や石の種類、カラー彫刻や写真・イラストの転写サービスの有無、決まりごとや注意点を担当者やスタッフに確認します。
さらに、自分の希望するプレートの大まかなデザインを提示し、どこまで希望に合わせて作ってもらえるか相談しましょう。
5:寺院や霊園が決まれば具体的に決める
お墓を購入する寺院や霊園が決まったら、プレートのデザインを具体的に進めていきましょう。
寺院や霊園が決まったら、家族・親族でプレートのデザインの細かい希望を話し合います。さらに、寺院や霊園の担当者やスタッフに具体的に決まったプレートのデザインや細かい希望を伝え、何回か相談や修正を重ねながらプレートのデザインを細かく作り上げていきましょう。
樹木葬の利点
樹木葬の利点は、一般のお墓に比べて費用がかからず、お墓の維持の心配がないことです。
樹木葬は、故人を自然に還すことが目的であることから、お墓を建てたり墓石を購入したりする必要がないため、費用を抑えることができます。また、霊園や寺院が永代供養をしてくれるため、お墓の後継者や墓じまいの心配もいりません。
故人の自然回帰が目的である樹木葬では、宗教や宗派、血縁関係の問題もないため、友人と同じお墓に入ることも可能です。
樹木葬を選択するメリットとは?… メリットについて詳しく知る>
樹木葬の注意点
樹木葬の注意点は、自然回帰という考え方や遺骨の埋葬による家族・親族の意見の相違です。
故人の遺骨を墓標となる樹木の根元に埋葬して時間をかけて土に還します。
そのため、遺骨の取り出しを希望しても、合祀や遺骨が土に還ってしまった場合、返骨ができずに家族・親族間でのトラブルが起きてしまう恐れや、墓標である樹木の管理費が発生する場合もあるため注意しましょう。
樹木葬の注意点もしっかり踏まえた話し合いが大切です。
樹木葬に絡む問題
お墓選びで樹木葬を希望する場合は、法律面や家族・親族間でのトラブルが発生する可能性もあります。こういったトラブルを招かないためにも、家族や親族同士の丁寧な話し合いが大切です。
ここでは、樹木葬に絡む主な問題を3つご紹介します。
墓地埋葬法を確認する
樹木葬を選ぶ際には、希望する霊園や寺院が「墓地、埋葬等に関する法律」における許可が下りた施設であることをしっかり確認しましょう。
故人のご遺体の火葬や埋葬は、死後24時間以上経過した後でなければ行うことができません。
また、ご遺体の火葬は火葬場として、埋葬は墓地や納骨堂として都道府県知事または市長・区長の許可が下りた区域や施設のみで行います。その際に火葬許可証・埋葬許可証を施設へ届け出る必要があります。
家族や親族でこだわるポイントが異なる
一般のお墓に比べて歴史が浅い樹木葬は、遺族同士のこだわるポイントにずれが生じやすいです。
樹木葬では故人の自然回帰を目的とするため、和型墓石のお墓とは違って墓標が樹木や草花になり、遺骨の埋葬も主に樹木の根元に散骨する形となります。
墓標となる墓石の有無や樹木の種類、遺骨の埋葬方法や返骨の不可など、家族・親族同士でこだわるポイントがずれることでトラブルが起きないようにしっかりと話し合いましょう。
合祀を選んだら遺骨の取り出しはできない
複数の故人と一緒に遺骨を埋葬する「合祀」の樹木葬を選ぶ場合は、埋葬後の遺骨の取り出しはできません。
樹木葬の合祀のお墓は、骨壷から出した状態の複数の故人の遺骨を同じシンボルツリーの根元に散骨するため、散骨する際に他の故人の遺骨と混在して見分けがつかなくなってしまいます。
遺骨の埋葬が終わった後に「やっぱり合祀はやめたい」と希望しても、遺骨の取り出しや返骨はできないため注意しましょう。
樹木葬墓地の種類
樹木葬ができる墓地の種類には、寺院や霊園の一角を使う場合もあれば、より自然を求めて都心から離れた里山を用いる墓地もあります。家族・親族の希望や交通アクセスも踏まえた墓地選びをしましょう。
ここでは、樹木葬の墓地の種類として主な3つの型をご紹介します。
里山型
里山型の墓地は、樹木葬の中でも「自然回帰」の考え方に一番共感されるタイプです。
里山型の墓地は都心から離れた自然が豊かな山奥にあるため、「自然の中で静かに眠りたい」という故人や遺族の思いを叶えることができるでしょう。
しかし都心から離れた場所にあることから、交通アクセスについては考えどころです。
庭園型
庭園型の墓地は、季節ごとにいろいろな草花を楽しむことができます。
庭園型の墓地には、シンボルツリーとなる樹木の他にも色とりどりの草花が植えられており、見た目も明るく華やかであることから人気が高いです。また、墓地の場所が寺院や霊園の一角に作られることが多いため、里山墓地に比べると交通アクセスもしやすいでしょう。
公園型
公園型の墓地では、墓標となる樹木を囲むようにオリジナルのプレートを個別に設置できます。
公園型の墓地は、寺院や霊園の一角に作られた広々としたスペースを複数の区画に分けています。それぞれの区画に植樹された樹木の根元に遺骨を埋葬するため、樹木を囲むようにして故人ごとにオリジナルのプレートの設置が可能です。
また、施設によっては樹木の根元に遺骨を散骨するのではなく、根元にある納骨室に納骨されることもあります。
樹木葬にする場合の相場費用
一般的なお墓に比べて費用を抑えることができる樹木葬ですが、墓標となる樹木やプレートの共有の有無、埋葬場所の区分けによっても費用が変わります。ここでは、樹木葬の相場費用を3例ご紹介します。
合祀の場合
合祀墓の相場費用は5〜20万円ほどで、樹木葬の中では一番安いです。
合祀墓は、墓標となる樹木や彫刻プレートを複数の故人と共有し、遺骨は骨壷から出した状態で他の故人と一緒に散骨されるため、費用を安く抑えることができます。しかしその分、埋葬後の遺骨の取り出しや、故人ごとのオリジナルのプレートの設置は難しいでしょう。
集合墓の場合
集合墓の費用は20〜100万円ほどが相場とされています。
集合墓は、合祀墓と同じく墓標となる樹木や彫刻プレートを複数の故人と共有しますが、遺骨はそれぞれの骨壷に入れた状態で他の故人と一緒に埋葬されるため、埋葬後の遺骨の取り出しや返骨が可能な場合もあります。
また、公園型の墓地にある集合墓は、故人ごとにオリジナルのプレートを設置ができる施設も多いです。
個別の埋葬の場合
個別埋葬墓の相場費用は、60〜150万円ほどで樹木葬の中でも高くなりますが、家族や夫婦同士での納骨も可能です。
個別埋葬墓は、1人の故人または家族ごとや夫婦ごとで区分けされた埋葬場所に納骨するため、個別に墓標となる樹木を植えることやプレートを設置することもできます。また、骨壷に入れて納骨するため、埋葬後の返骨やお墓の改装もできる場合が多いです。
樹木葬のプレートに彫刻するデザインの参考にしよう
樹木葬のプレート彫刻は、故人が眠る場所を示す大切な目印になります。故人の思いに寄り添い、残された家族や親族の思いも踏まえながら、皆が納得できる素敵なプレートをデザインしましょう。
ぜひこの機会に今一度、故人と過ごした日々を振り返り、家族・親族同士でしっかりと話し合って樹木葬のプレートのデザインを考えてみてはいかがでしょうか。
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