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命日にはお墓参りに行く方がいい?タイミングやマナー・持ち物も併せて紹介

命日にはお墓参りに行く方がいい?タイミングやマナー・持ち物も併せて紹介

「命日にはお墓参りをした方がいいのかな?」
「命日にお墓参りに行けない場合はどうすればいいの?」
「命日のお墓参りのマナーって?」
このように、命日のお墓参りについて、疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、命日にはお墓参りに行く方が良いのか、命日のお墓参りでどのようなことをするのかなど、マナーや持ち物について紹介していきます。

 

この記事を読むことで、お墓参りについての理解を深められるでしょう。また、命日以外でお墓参りに行くタイミングも取り上げているため、命日のお墓参りが難しい場合は別日の案も考えやすいでしょう。

 

命日のお墓参りについて興味がある方、お墓参りに行くか迷っている方は、ぜひ読んで参考にしてください。

命日の種類

「命日」と聞くと、1日しかないものだと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、命日は2種類があります。ここでは命日の種類について紹介していきます。それぞれの命日がいつなのか把握しておきましょう。

祥月命日

祥月命日とは、1周忌以降の故人が亡くなった当日の月日のことです。祥月は亡くなった月を、命日は亡くなった日にちを指し、亡くなった翌年から適用されます。

 

祥月命日には継続的な供養が行われますが、33回忌や50回忌を区切りとして「法要はこれで最後にします」という意味を込めた「弔い上げ」を行います。

月命日

前述の祥月命日は、年に1回の行事です。対して、毎月故人が亡くなった日付だけを取り上げて法要を行うのが月命日になります。

 

月命日は、祥月命日を除けば年に11回です。永代供養では、この月命日にも細かく供養を受けられる施設が多くあります。

命日にはお墓参りをした方がいい?

仏教では、故人を忘れないように命日にお墓参りをする習わしがありますが、お墓参りは義務的にするものではありません。命日だからといって無理にお墓参りをしなければいけない、ということはないでしょう。

 

月命日のたびにお墓参りに行くのは大変です。日ごろの供養をしていれば、故人は成仏できるため無理にしなくても問題ありません。

命日にお墓参りに行けない場合は?

絶対に命日にお墓参りに行かなければならない、というわけではありませんが、できるかぎり行きたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

 

スケジュールの調整がつかず命日にお墓参りに行けない場合、前の日取りでお墓参りに行くと良いでしょう。

 

仏事は先延ばしにせず、前倒しにすることが基本になります。命日よりも前の日でお墓参りの予定を組みましょう。また、時間的にも故人を優先する意味合いから、午前中に行く人が多いと言われています。

命日のお墓参りで行うこと

続いては、命日のお墓参りで行うことについて紹介していきます。具体的に何をするのかは、年忌法要を行う年の場合とそうでない場合によって違ってきます。いざそのときになって慌ててしまわないためにも、どう違うのか、あらかじめ把握しておきましょう。

年忌法要を行う年の場合

年忌法要は、1周忌や3回忌など、祥月命日に合わせる形で行うものです。お寺に依頼して、お坊さんにきてもらい、お墓や仏壇でお経を読んでもらいます。3回忌以降になると、法要は「3」と「7」がつく祥月命日のみに行います。

 

注意点は、お坊さんにお経を読んでもらうと費用がかかる点です。金額は依頼するところや地域によって相場は変わってくるため、事前に聞いておきましょう。

 

お金が苦しいときは、経を読むことは必須ではありませんが、必須という認識を持っている地域もあります。

年忌法要を行わない年の場合

年忌法要を行わない年の場合、命日のお墓参りは、故人が好きだった食べ物、お花などを供えて冥福を祈り、自分や家族などの状況を報告しましょう。

 

服装はカジュアルな普段着で問題ありませんが、故人を偲ぶ気持ちを行動でも表すために、露出が多いもの、派手なものは控えることをおすすめします。

命日のお墓参りの持ち物は?

続いては、命日のお墓参りの持ち物について紹介していきます。忘れ物がないように、ここで取り上げている持ち物は用意したかチェックしておきましょう。

 

お墓参りついでに、草むしりなど掃除をする場合は、掃除用具を持っていくようにしましょう。ただ、墓地の近くにスーパーや売店などがあれば、そこで買って用意できることもあります。手桶、ひしゃくなどは、お寺や霊園側が用意して、自由に使えることも多いでしょう。

お線香

お線香の香りは、心身を清めるものと言われていたり、先祖や仏様のご飯という考え方があったりします。お墓参りに行く際は必ず線香を持っていくようにしましょう。

 

お墓参りで使用する予定のお線香は、束のままお供えする場合や、複数人で行ったときは分けるために、束としてまとまっているものがおすすめです。

 

ただ、線香をあげる本数や置き方の作法は宗派によって違うこともあるため、事前に確認しておくか、一緒に来た人で詳しい人に倣うと良いでしょう。

お花

命日のお墓参りでは、お墓の前に供えるお花を持っていくことも大切です。墓石に花を飾ることで、故人や先祖、参列者の心を安らかにする効果もあります。

 

お墓参り用の花は、仏花とも言われます。お墓から近いお花屋さんやスーパーなどでは売られている可能性は高いでしょう。

 

花は花立といって、お花を供える筒に指す形で飾ります。数本の花をまとめて花束にしておくと、花立に入れやすいでしょう。花立は、お墓の部品では壊れやすい部分のため、破損に気づいたときは速やかに交換してください。

数珠

数珠は、仏教で用いるものであるため、仏教以外の宗派では必要ありません。墓前でお祈りをする際に使用します。

 

墓前で手を合わせるときに数珠を手にかけなくても問題ありませんが、お墓参りのマナーとしては、数珠は持っていた方が良いでしょう。

 

もしも、自分の数珠を持っていないからといって、誰かから借りようとするのは控えてください。数珠の持ち主の念が乗り移ってしまうと言われています。命日にお墓参りに行くことがあらかじめわかっている場合は、事前に購入しておきましょう。

手桶

手桶は、取っ手のついている桶です。墓石に水をかけたり、花に水をあげたりする際に使用します。寺院や霊園などには置いてあり、借りられるところが多いでしょう。ただ、用意していくと万が一置いていなかった場合でも困りません。

お供え物

お供え物は、特に決まったルールなどはありません。最近では、故人が生前好きだったものを持って行くケースが増えていると言われています。

 

故人が好んで食べていたものや飲んでいたものを思い浮かべて、お供え物を選んであげましょう。一般的には、お菓子や果物などが多い傾向があります。

 

故人にお供え物を喜んでもらうために、袋や箱に入った食べ物は開封しておきましょう。飲み物も蓋を開けてお供えします。

ろうそく

ろうそく立てがあるお墓の場合は、ろうそくを持っていきましょう。ろうそくは、人間の苦の原因と言われている煩悩を打ち消す光として、お墓にお供えするものの象徴です。

 

また、ろうそくは、お線香に火をつけるときに使います。最初にマッチやライターでろうそくに火を灯し、その火をお線香に使います。ただ、風が強い日は、ろうそくに火を灯すことが難しいでしょう。

マッチ・ライター

マッチ・ライターは、ろうそくに火を灯す際に使用します。ただ、風が吹いたときに火がつきにくいことを考えると、チャッカマンの方が使い勝手が良いでしょう。

 

マッチを持っていく場合は、火事を起こさないように、火の始末を徹底するようにしてください。

雑巾

雑巾は、墓石の汚れをふき取るために使います。どの程度墓石が汚れているのかは、実際にふいてみないと分からなないため、何枚か持っていくと良いでしょう。

 

雑巾の水拭きだけで落ちにくい場合は、スポンジもおすすめです。スポンジは、柔らかいため墓石を傷つけることなく汚れを落としていけるでしょう。

 

大切なことは、雑巾でもスポンジでも新品を用意していくことです。古い雑巾やスポンジを使うと、汚れが残っていてそのまま墓石についてしまう可能性があります。

ほうき・ちりとり

ほうきやちりとりは、お墓やお墓周りの掃除をする際に使用します。掃除用具を借りられるような寺院や霊園もありますが、ないところもあるため、自分で準備していくことをおすすめします。故人や先祖のためにも、お墓は綺麗にしておきましょう。

ゴミ袋

お墓参りでは、お墓やお墓周りなどを清掃することがあるでしょう。雑草や枯れ葉などで墓石周りが汚くなっていることはあります。清掃をすれば、当然ゴミが出てくるため、回収するためにゴミ袋は必要です。ゴミを残らず持ち帰ってください。

命日のお墓参りのマナー

続いては、命日のお墓参りのマナーについて紹介していきます。お墓参りのマナーは、そこまで厳しい内容はありません。しかし、自分がマナーの悪い行為をしないよう、必ず目を通しておきましょう。

服装

命日のお墓参りは、年忌法要を行う年の場合は準喪服、年忌法要を行わない年の場合は、カジュアルな普段着で問題ありません。

 

準喪服は、男性だとダブルまたはシングルのブラックスーツが良いでしょう。ビジネス用の黒いスーツではないため注意しましょう。

 

ワイシャツは白、ネクタイは黒の無地です。女性はワンピース、アンサンブル、パンツスーツなどです。スーツのインナーは黒でまとめてください。

 

年忌法要を行わない年は、派手すぎない服装であれば問題がないでしょう。お墓参りで、墓の掃除や草むしりなどを兼ねている場合は、動きやすく汚れても平気な服装を着て、清掃しやすいことを優先してください。

お供え花の種類

命日のお墓参りでお供えする花の種類については、特に決まりはありません。基本的には、故人が生前好きだったお花や、家の庭で咲いた花など、普段お参りをする際に持ってきているお花と同じ花で良いでしょう。

 

しかし、仏教上の観点で見ると、香りが強い花、トゲや毒のある花など、推奨されていないお花はあります。

 

たとえば、香りが強い花は、ユリや梅、キンモクセイ、トゲがある花は、バラやアザミ、毒がある花は、ヒガンバナ、水仙、すずらん、などです。

 

また、死のイメージが強い黒い色の花や、椿など、真っ赤な色の花も縁起が悪いと思われることがあるため、お墓参りの花では選ばない方が無難でしょう。

故人への供え物は持ち帰る

お供え物はそのままにしておくと腐ってしまい、墓石が汚れたり、傷んでしまったりすることがあるため、持ち帰るようにしましょう。

 

地域によっては、故人への供え物は持ち帰らないと言われることもあります。これは昔、お供え物が飢えている人や動物への施しともされていたためです。

 

故人への供え物は持ち帰るケースが一般的ですが、その地域のお供え物に対するルールが違うこともあるため、親戚などに事前に確認しておくことをおすすめします。

線香の火は吹き消さない

線香の火は、吹き消す行為がタブーということを知らない方も多いのではないでしょうか。仏教では、口から吐く息は穢れたものとして考えられています。線香の火は吹き消さず、線香自体を振って火を消すか、手や扇子などを使ってあおいで消すようにしてください。

お墓参りの順番に気を付ける

お墓参りには、順番があります。順番が分からない場合は事前に寺院などに聞いておきましょう。一般的には、まずは本堂へお参りして礼拝、お墓についた後は周辺を清掃、墓石に水をかけて汚れを落としていきます。

 

その後は、綺麗なタオルで水をふき取っておきましょう。そのままにしておくと墓石が劣化する可能性があります。

 

その後は、線香を上げて礼拝しましょう。複数人でお墓参りに来た場合、焼香にも順番があります。年長者や故人とのつながりが深い人から順に行っていきます。

命日以外でお墓参りに行くタイミングとは

ここでは、命日以外でお墓参りにいくタイミングについて紹介していきます。長期的にスケジュールを確保したい場合は、命日以外でお墓参りにいくタイミングを知っておくと予定が立てやすいでしょう。

 

行事ごとの法要にはそれぞれの意味があります。寺院や霊園では毎日のお手入れに加えて、これらの行事において手厚い供養をお願いできます。

 

また、遺族が参加して法要を行うこともできます。施設側と法要の相談をスムーズに行うためにも、まずは代表的な法要について知っておきましょう。

お彼岸

お彼岸の供養は、年に2回春と秋に行われます。もともとは、仏壇やお墓のお掃除をして先祖の供養を行い、仏教の教えを敢行する期間でした。

 

春のお彼岸は、春分の日を中日として前後3日間を含めた計7日間を指します。また、秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間を含めた計7日間です。お彼岸は、寺院や霊園でも丁寧な法要を行ってくれる行事のひとつになります。

お盆

新盆は、初盆とも呼ばれ、故人が亡くなって49日を終えた後、初めて迎えるお盆を指します。お盆は故人が遺族のもとへ帰ってくるとされている日で、特に新盆は念入りに準備されることも多いです。

 

永代供養における新盆の供養は、必ず行われるものではありません。しかし、遺族が希望すれば法要を行うこともできます。ただし、この時期は寺院や霊園も忙しいため、新盆の供養をする場合は早めに連絡しましょう。

お正月

お正月にお墓参りはふさわしいと言われることもあるため、新年のあいさつを故人や先祖にしに行っても良いでしょう。

 

ただ、神社信仰のある地域では、神社の穢れを敬遠する意味から、お正月にお墓参りはしてはいけないとされているところもあります。この場合は、事前にお正月にお墓参りをして良いか、確認しておくことをおすすめします。

報告したいことがあるとき

特に何かの意味がある日ではなくても、先祖や故人に報告したいことがあるとき、お墓参りにいくタイミングとしても適しています。たとえば、進学や就職、転職、結婚、子供が生まれる、引っ越しなど、自分の変化を知らせるときなどです。

 

特に、引っ越しをする報告は大切です。お盆になって、先祖が元の家の場所に帰ってくるためです。引っ越しのことを報告していないと、知らない家に先祖が帰ってくることになります。

 

また、故人を思い出したり、自分の気持ちを落ち着かせたかったりするときにお墓参りするということもあります。お墓参りの頻度に決まりはないため、好きなときに足を運びましょう。

命日にはできるだけお墓参りに行こう

お墓は、あの世とこの世をつないでくれる場所でもあります。故人ともう一度会いたいと思っても難しいところがありますが、お墓参りすることで、故人に思いを馳せることはできるでしょう。

 

生前からの感謝や、近況報告などあなたが伝えたい内容をぜひ語り掛けてみてください。故人を思い出しやすい命日には、できるだけ予定をあけてお墓参りに行くようにしましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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