今さら訊けない「永代供養」お悩み、疑問がスッキリ解決!
永代供養ナビTOP永代供養コラム永代供養墓の歴史とは?起源や人気が高まっている理由についても紹介

永代供養墓の歴史とは?起源や人気が高まっている理由についても紹介

永代供養墓の歴史とは?起源や人気が高まっている理由についても紹介

「最近よく聞く永代供養とはどういうもの?」
「永代供養にはどういう歴史があるの?」
「なぜ、永代供養が増えてきているの?」
自分のお墓について考えている人の中には、永代供養がどういったものなのか、その歴史などを知りたいという人も多いのではないでしょうか。

 

また、遠方にあるなどの理由でお墓になかなかお参りに行けない、お墓の後継者がいないという問題を抱えている人もいるでしょう。

 

この記事では永代供養の歴史や、ネガティブなイメージがあったにもかかわらず永代供養を選択する人が増えている理由などについて紹介しています。

 

この記事を読み、永代供養の歴史やどのようなものなのかを知ることで、永代供養を選択される理由がわかり、現代社会のニーズに合っていることを理解できるでしょう。

 

永代供養を検討している方、興味がある方はぜひこの記事をチェックしてみてください。

永代供養とは?

永代供養(えいたいくよう)とは、霊園や寺院が遺骨の管理や法要を行ってくれる埋葬方法のことです。元々は永代供養は跡継ぎがいない、身寄りがないという人への供養として利用されてきました。

 

しかしながら、昨今では「管理をしなくていい」「墓石などを買わなくていい」というメリットから、「子どもに手間をかけさせたくない」「お墓を建てるためのお金を遺してあげたい」というような理由で、永代供養を選ぶ人も増えています。

 

永代供養とは?…永代供養について詳しく知る>

永代供養の起源

永代供養の起源ははっきりとはわかっていませんが、江戸時代に使用されていた「永代台帳」というものが寺院で発見されています。

 

江戸時代はお墓を建てた寺院に毎年お布施を払い、供養や管理をしてもらう「檀家制度」を基にしていたため、離檀してしまうとお墓は撤去され、永代供養も終わってしまうことが多くありました。

 

当時は寺院周辺の地域に住む檀家に限定されていましたが、中には地域を問わない「信者寺」というものも利用されていました。

永代供養墓の歴史

先程も述べたように、永代供養の原型となる仕組みは江戸時代頃には存在していましたが、檀家から外れるとお墓が撤去されるなど、現在の永代供養とは似ても似つかないものでした。

 

ここでは、現在の永代供養がどのようにして定着していくようになったのか説明していきます。

1985年に「久遠墓」が登場する

1985年に比叡山延暦寺が管理する霊園によってつくられた久遠墓が、現代における永代供養の始まりとされています。当時、2000基近く建立できる墓域を開設したことで話題を生みました。

 

ちなみに、久遠墓は他の永代供養墓に見られるような合祀墓のような形ではなく、個別に供養する個人墓という形になっています。

 

久遠墓に続き新潟県にある妙光寺の「安穏廟」、東京都にある巣鴨の平和霊苑「もやいの碑」など他の寺院や霊園が、永代供養墓をつくるようになりました。

少子化問題で注目を集める

わが国では1997年に子どもの数が高齢者人口よりも少なくなり、いわゆる少子化問題の始まりとなりました。子どもの数が減少するということは、同時にお墓を管理してくれる人も減少するということです。

 

一人っ子の家庭が増え、お墓をどう維持していくのかなどの問題がある中、お墓の管理をする子孫がいなくなっても寺院などで供養してもらえる永代供養が注目を集めました。

 

出典|参照:第1部 少子社会の到来とその影響|内閣府

当時はまだネガティブなイメージが主流

しかしながら、久遠墓などの永代供養墓が始まった当時は、永代供養墓にはネガティブなイメージを持つ人が多くいました。

 

これまでの「先祖代々のお墓を維持していく」という意識が強く、永代供養墓は身内や後継者がいないなど、やむを得ない理由を持つ人が利用するお墓だというイメージが強かったためです。

 

現代的な永代供養墓が始まったばかりで制度などが安定せず、トラブルが起きることも多かったことがその原因の1つです。

1999年にお墓に関する法律が改正される

永代供養が広がるきっかけになったのが、墓地、埋葬等に関する法律の改正です。

 

まず、お墓から遺骨を取り出して別のところへ埋葬する改葬は、すぐにできるわけではありません。亡くなった人の氏名や本籍、改葬の理由などを記載した申請書を市町村長に提出して許可を得なければなりません。

 

これまで、改葬には、現在の手続きよりも様々な手続きが必要でした。改正後は大きく簡略化されて改葬しやすくなったため、後継者や身内がおらず、お墓の維持ができないという場合でも永代供養墓に改葬できるという選択肢が増えました。

 

出典|参照:墓地、埋葬等に関する法律施行規則|e-Gov法令検索

2000年頃から本格的に永代供養が広まる

先述の通り、1999年の法律の改正で手続きが簡略化したことにより、永代供養墓に改葬しやすくなりました。

 

永代供養の黎明期ということもあり、当時は永代供養できる霊園が限られていましたが、インターネットの普及により、お墓の後継者問題などに頭を抱えている人にも、永代供養の情報が届きやすくなったのです。

 

永代供養が普及するにつれてシステムが確立されていき、それに伴い認知度も向上していきました。

永代供養の人気が高まっている5つの理由

長らく、永代供養には跡継ぎや身内がいない場合にやむを得ず選択する方法だと思われてきました。しかし、現在では昔のようなネガティブなイメージはなくなりつつあります。

 

ネガティブなイメージがあった永代供養は、なぜイメージが変わったのでしょうか。ここでは、そのイメージが変わった具体的な理由について説明していきます。

1:安心して利用できる場所が増えたから

現在では全国で500を超える寺院が永代供養を運営しています。お墓の清掃が行われるのはもちろんのこと、祥月命日または毎月供養してくれる寺院もあるのです。このように充実したサービスが提供されていると、安心して任せられるでしょう。

 

安心のできる供養・管理システムを備えた寺院が増えていることが、永代供養のイメージ刷新に貢献している理由の1つです。

2:外観がきれいなものが増えたから

普及当時はお墓の外観がだいたい同じで、中には無縁塔のようなものさえありました。

 

しかし、サービスを提供する寺院が増えたことで清掃が行き渡り、さらに洋型の墓石にできたり、墓標や塔婆が建てることも可能になったりするなど希望に合わせた外観にもできるようになっています。

3:次世代に手間をかけさせないで済むから

少子化や核家族化に伴い、これまでのように頻繁にお墓参りができない、お墓を継ぐ後継者がいない、お墓を建てるのにお金をかけたくないなど、一般的なお墓を持つという選択をしない人も増えてきています。

 

永代供養にしておけば、しっかりと遺骨の管理や供養を寺院や霊園がしてくれるため、次世代に手間をかけさせることはありません。

 

\お客様がヤシロで永代供養墓を決めた理由は?/

4:一般的なお墓に比べかかる費用が少ないから

一般的なお墓を持つと、墓石などの費用の他にも年間管理料やお布施を支払う必要があります。

 

これに対して永代供養の場合は、永代供養料を契約時に支払うことで、その後の管理料やお布施といった費用は発生しません。永代供養料は、お墓の種類などによって異なりますが、5万円から150万円程度となっています。

 

永代供養は一般的なお墓より出費が抑えられますし、拘りさえなければかなりの安価で供養できます。

永代供養はいくらかかる?…永代供養の費用を詳しく知る>

 

\相場から永代供養探し!/

5:納骨堂のあり方も変化したから

納骨堂とは、たくさんの骨壺を納めておく建物のことで、永代供養の施設ではありません。一般的なお墓のように、お参りするための施設です。

 

現在では、ロッカー型や自動搬送型などの様々なタイプの納骨堂があります。永代供養型の納骨堂であれば何年かは納骨堂の個別のスペースに納められ、契約期間が終了後に合祀されるものが多く、しっかりと遺骨を管理してくれるため、イメージが変わったといえるでしょう。

 

納骨堂について詳しく知る>

\葬送・供養に関して相談しよう/

永代供養墓の歴史について知っておこう

ここまで永代供養の歴史について紹介してきました。最初はネガティブなイメージがあったものの、現代社会のニーズにあうことから永代供養を選択肢に入れる人が増えてきています。

 

どのような形のお墓を持つのか、永代供養の歴史を知り理解を深めて選択しましょう。

ヤシロの永代供養墓の
ご見学、資料請求はお気軽に
  • 見学予約オンラインでも可能です
  • 資料請求

お電話でも受け付けております

0120-140-8469:15~17:30(年中無休)
ヤシロの永代供養墓の
ご見学、資料請求はお気軽に
  • 見学予約オンラインでも可能です
  • 資料請求

お電話でも受け付けております

0120-140-8469:15~17:30(年中無休)
永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

  • 永代供養墓の選び方
  • エリアで探す
  • 納骨堂
  • ヤシロの墓じまい
  • 仏壇・仏具COCOテラス
  • ヤシロのお葬式
  • 火葬・埋葬ペット供養
pagetop
永代供養の選び方