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墓石に花のイラストを刻むときのポイント!さくらやバラのイラストを刻もう

墓石に花のイラストを刻むときのポイント!さくらやバラのイラストを刻もう

「墓石って文字以外のものを彫刻して大丈夫なの?」
「墓石に好きな花を刻みたいけれど、どうやったら良いのか分からない。」
お墓を建てるに当たって、上記のようなお悩みをお持ちの方も多いでしょう。

 

最近では、墓石に花などのイラストを彫刻する人も増えてきました。イラストの彫刻は、文字だけのお墓よりも印象が和らぎ、お参りする人にもやすらぎを与えてくれます。

 

この記事では、墓石への花の彫刻について事前に知っておきたいポイントや、刻むのに人気な花、刻む場所や刻み方の種類について解説しています。これを読むことで、イラストの入ったお墓を建てる際に必要な知識を得ることが可能です。

 

また、墓石のデザインにこだわりたいというときの参考にもなります。お墓に花の彫刻を施したいと考えている方は、是非読んでみてください。

墓石に花のイラストを刻むには?

墓石に花のイラストを刻むには?

従来、日本のお墓と言えば墓石に「○○家之墓」といった文字や家紋が刻まれた長細い形の和型のものが主流でした。最近では、個人の趣味や嗜好に合わせて多様な墓石が選ばれ、彫る文字や模様にも多くの種類があります。

 

その中でも、墓石にさくらや蓮といった美しく可憐な花の彫刻を施すのが人気です。

 

墓石にイラストを刻む場合は、その墓石を取り扱っている石材店に頼んで彫ってもらうのが一般的です。ただし、実際に刻む前に確認しておきたいことや気をつけたいポイントがいくつかあります。

 

どういったことに気をつけたら良いのか、順番に見ていきましょう。

墓石に花のイラストを刻むときのポイント

こちらには、墓石に花のイラストを刻む際に気をつけたいポイントについてまとめました。

 

霊園や墓地など、墓石を置く場所は石材を選ぶときの基準になる部分です。お墓の大きさや形に影響するため、契約前に置けるお墓について確認するのが良いでしょう。

 

石材店の選び方は、最終的なお墓の仕上がりに関わる部分です。デザインは自分で決められるところが多いですが、より美しく仕上げるためには石材店の担当者との打ち合わせや相談が必須になります。

 

これらのポイントを押さえて、納得のいくお墓づくりをしましょう。

  • 霊園や墓地によって規制がないか確認する
  • 実績の多い石材店を選ぶ
  • イメージを固めて石材店に伝える
  • 洋型やデザイン型の墓石を選ぶ
  • ペイントの有無を決める
  • 刻む文字にもこだわる

霊園や墓地によって規制がないか確認する

墓石に花などのイラストを刻みたい場合は、まず霊園や墓地によって墓石に規制が設けられていないかを確認しましょう。

 

墓石の色や形については、その時々の流行こそあるものの法的な決まりは特にありません。ただし、購入した霊園や墓地の区画によっては、墓石のサイズなどが制限されている場合があるのです。

 

「規格墓所」と呼ばれる区画では、墓の形だけでなくときには石種まで決められていることがあります。種類によっては、希望の彫刻を入れられない場合もあるため注意が必要です。

 

自由度の高いお墓を建てたいならば「自由墓所」選んだ方が良いでしょう。自分がお墓を建てようとしているところが、どういったタイプの霊園・墓地なのかは、事前に確認しておくことが大切です。

実績の多い石材店を選ぶ

墓石に花のイラストを刻む場合、その依頼は石材店に行います。

 

墓を建てるのが民営の霊園であれば、専属の石材店があるためそこで相談することが可能です。一方、公営の霊園にする場合は自分で石材店を探す必要があります。

 

半永久的に残る墓石だからこそ、納得のいくような信頼できるお店を選びましょう。

 

このとき、まず気をつけたいのはこれまでの実績が多い店舗かどうかです。多くのお墓を手がけてきたということは、様々な顧客の信頼を得ているということでもあります。場数を踏んでいる分対応できる幅が広いでしょう。

 

また、事前に墓石の完成予想図を見せてもらえるか、見積もり料金が明確かも気をつけたいポイントになります。これらがきちんとしていない場合、適当な仕事で高額な料金を取られてしまうこともあるため注意が必要です。

 

他にも、アフターサービスは万全か、担当者が親切であるかということにも気をつけておくと良いでしょう。

イメージを固めて石材店に伝える

理想的な彫刻を施してもらうためには、依頼する側のイメージをしっかり固めておく必要があります。

 

まずは家族とお墓に関するイメージを話し合ってまとめ、石材店に伝えましょう。そして、お店が用意した完成予想図を必ず確認してください。

 

その完成予想図から、変更したい部分など細かい点に関するすり合わせを行います。何度も打ち合わせを重ねて、実際に刻むデザインを決めていくことになるのです。

洋型やデザイン型の墓石を選ぶ

日本で用いられている墓石は、竿石の形によって分類されています。

 

昔から馴染み深いのが、縦に細長い形和型のお墓です。他に、竿石が横に長く幅が広いのが洋型、それ以外の個性的な墓石をオリジナルデザイン型と呼んでいます。

 

墓石に花のイラストを刻むなら、洋型やデザイン型の墓石がおすすめです。この2種類の方が、和型の墓石に比べて彫刻を施す面が広くイラストを入れる余白が大きくなります。

 

大切なのは文字も含めた全体のバランスになるため、石材店の担当者とも相談しつつ決めましょう。

ペイントの有無を決める

墓石に刻む文字やイラストには、モチーフに合わせた色のペイントを施すこともできます。

 

ペイントをすれば刻まれた文字や模様は見やすくなりますが、石材の色や質感との相性、彫刻の仕方によってその仕上がりが変わる点には注意が必要です。

 

人により好みが分かれる部分であるため、できあがりの予想図を見ながら担当者とよく話し合った方が良い部分になります。

刻む文字にもこだわる

墓石の色や形と同様、墓石に刻む文字にも特に決まりはありません。洋型・デザイン型の墓石であれば、イラスト以外にも好きな文字を刻む余白が取れるでしょう。

 

家名の彫刻の他「心」や「想」「絆」といった温かみのある単語を彫ったり、「やすらかに」「ありがとう」のような故人を偲ぶ言葉が入れられることも増えてきました。また、文字を二段にして、お参りに来てくれた人への感謝や、聖書などの一節を入れる場合もあります。

 

墓石に花のイラストを刻むときは、一緒に刻む文字にもこだわってみると良いでしょう。

墓石に刻む花の例

こちらには、墓石に彫刻されることが多い花の例をまとめました。

 

花のイラストは、見た目の華やかさもさることながら、見る人や故人へのささやかなメッセージにもなります。お墓に入る人の誕生花や好きな花、花言葉に託したメッセージなど、粋な計らいを演出できるのも魅力のひとつだと言えるでしょう。

さくら

日本の国花でもあり、春になると多くの人を賑わせるさくらの花は、墓石に刻む場合も人気です。

 

淡いピンクや赤色の石材と相性が良く、デザインのバリエーションも豊かです。人気が高い分、テンプレートを用意している石材店も多いため、デザインを選ぶのに困ることはないでしょう。

 

さくらの花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」などです。

れんげ

墓石に刻む場合の「れんげ」とは、仏教のシンボル的な存在として親しまれている蓮の花を指します。仏様の乗る蓮華台がその代表例です。

 

泥の中から茎を伸ばして美しく神秘的な花を咲かせる姿は、高潔な人物のイメージとして使われることもあります。竿石の他、カロートの蓋などに彫られることもあります。

 

蓮の花言葉は「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「救済」などです。

バラ

西洋の趣を感じさせるバラは、ガーデニング式の霊園によく似合う花です。墓石に彫刻することで、お墓全体の華やかさを演出することができます。

 

バラは棘のある植物であるため、お供物としては好まれないものの、個人的な好みで墓石にバラの花を刻む人は比較的多いです。

 

バラの花言葉は、色によって異なります。赤は「愛情」、ピンクは「上品」、黄は「友情」、白は「純潔」、オレンジは「絆」、紫は「気品」、青は「奇跡」といった意味を持つ他、本数によっても違う花言葉がある多彩な花です。

初夏になると淡い紫色の花を咲かせる藤は香りが良く、縁起が良いとされることも多い植物です。房状に垂れ下がる花が、フレームのような装飾に向いているという特徴もあります。

 

家紋に採用されていることも多く、日本人にとって馴染みのある花のひとつです。お墓の雰囲気を華やかに彩ってくれます。

 

藤の花言葉は「歓迎」「優しさ」「佳客」「恋に酔う」「決して離れない」「忠実な」などです。

さくらと並んで日本を代表する国花である菊の花は、法要の定番でもあります。花の形にも様々な種類があるため、可憐なイメージから豪華で荘厳な印象まで、幅広い選択肢があるのも魅力のひとつでしょう。

 

お墓に刻む場合は、たくさんの花を合わせてボリューム感を出すデザインが多いです。

 

菊の花言葉は「高貴」「高尚」などになります。

ユリ

ユリは、キリスト教と仏教どちらにおいてもお供えとして好まれる花です。墓石に刻むことで、洗練されたイメージと高級感を醸し出すことができます。

 

清楚で可憐な姿がどのような墓地にもマッチするため、人気の花です。お墓を美しく慎ましやかな雰囲気にしてくれます。

 

ユリの花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」などです。

牡丹

絹のような花びらが美しく、華やかな牡丹はアジア圏で「花の王様」として親しまれてきました。その艶やかな姿から、楊貴妃を始めとする女性の美しさのたとえに用いられることも多いです。

 

様々な園芸品種が作られ、家紋にも取り入れられるなど、日本でも人気の花のひとつになります。

 

牡丹の花言葉は「風格」「富貴」「恥じらい」などです。

すみれ

春になり気温が上がり始めると、道端で小さな花を咲かせるすみれも、墓石に彫る花として人気があります。可憐で控えめな花が、全体の雰囲気を和ませてくれるのです。

 

すみれの花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」などになります。

墓石に刻みにくい花とは?

墓石に刻んではいけない花というものは、基本的にはありません。石材店で相談して、できると言われた花はすべて彫刻できると考えて良いでしょう。

 

一方、彫刻自体は可能でも、彫りにくい花というものは存在します。藤の花のように形が複雑なものや、小さな花は細かい線が潰れてしまい見づらくなる場合があるのです。

 

これを避けるためには、イラストのサイズを大きくするなどデザイン上の工夫が必要になります。希望の花が綺麗に彫れるかどうかは、石材店の担当者に聞いてみると良いでしょう。

花のイラストを刻むおすすめの位置

花のイラストを刻むおすすめの位置

 

墓石を構成する部品には、一般的な和型のものでも竿石・花立・水鉢・香炉・上台・下台・芝台など様々な種類があります。その分、彫刻を施せる箇所も色々です。

 

今回は、その中でも花のイラストを刻むのにおすすめな位置を4つご紹介します。是非参考にしてみてください。

竿石

竿石は、お墓の中心となる石材です。目に付きやすいため、そのお墓全体の印象を決めるお墓の顔となります。

 

お墓を華やかな雰囲気にしたいのであれば、竿石に花のイラストを彫ると良いでしょう。

 

竿石にイラストを彫る場合、メインとなる文字を目立たせてその周囲に花を彫るパターンか花をメインにしてその下方などに文字を入れるパターンがあります。どちらが良いかは全体とのバランスを見ながら決めましょう。

花立

和型のお墓の場合、竿石の前にお花をお供えする部分として花立が設置されています。大抵の場合、ここに家紋が彫られていることが多いです。

 

家紋に特にこだわりがないのであれば、この部分にイラストを彫っても構いません。お墓のワンポイントのおしゃれになる、おすすめの位置です。

霊標

霊標は、墓石の横に設置されることが多い板状の石材です。亡くなってお墓に入った人や、ご先祖様の名前を彫刻するためにあります。

 

どの墓にも必ずあるわけではないものの、最近は設置する人も増えてきました。その性質上、彫刻する面積が広いため、花などのイラストを刻むスペースも十分に取ることができます。

 

ただし、新たにお墓に入る人がいる場合など追加で名前を彫刻する場合もあるため、その分の空間を意識してデザインを決めることが大切です。

カロートの蓋

カロートとは、お墓に設置されている納骨堂のことです。洋型のお墓の場合、地上に露出する形で蓋があり、そこに墓誌が刻まれていることが多くあります。

 

その墓誌を取り囲む形でフレームとして、またはワンポイントとして花のイラストを配置するとおしゃれな仕上がりになるでしょう。

墓石に花のイラストを刻む方法

墓石にイラストを刻むための技法には様々な種類があり、それぞれ仕上がりが異なります。また、技法によって工数や手間も異なるため、それによってかかる料金も変わるでしょう。

 

他にも、彫刻を施す面積などによってコストが変化します。望む仕上がりや予算に応じて、最適な技法を選びましょう。

スジ彫り

スジ彫りは、イラストの線画部分を墓石に彫り込む方法です。線彫りとも呼ばれます。

 

線の凹凸だけだと見づらいため、彫った線部分に白ペンキなどで彩色してはっきりと目立つように加工する場合が多いです。

二度彫り

二度彫りは、線彫りでイラストの輪郭を彫った後に内側を浅く彫り、研磨剤を吹き付ける方法です。研磨剤がかかった部分は削れて白っぽくなるため、色の濃い墓石などに施すと目立ちやすくなります。

 

石の風合いを残したまま、平面的なイラストを描くことができる方法です。

掘り込み

掘り込みは、花びらや葉っぱなど、イラストの線の内側を一段下げて彫り込む方法です。ワンポイントの部分を目立たせたいという場合などに適しています。

 

浮かし彫りなどに比べると彫る面積が狭いため、コストを抑えられるのが特徴です。

立体彫り

立体彫りは、花びらなどを立体的に彫り込む方法です。本物の花のように成形することができます。

 

見た目にインパクトがあり、女性に人気です。手間のかかる手法であるため、その分コストがかかります。

浮かし彫り

浮かし彫りは、イラストの周囲やスジの部分を彫り、花のイラストを浮き上がらせる方法です。

 

メインとなる花の周辺部分を彫るため、彫る面積が広くなります。高度な技術が必要となるものや、特殊な彫刻方法を選択した場合、コストがかかるため注意が必要です。

レーザー彫刻

レーザー彫刻は、写真などをもとに図柄をレーザーで彫る手法です。人物やペットなど、複雑なイメージを彫るのに適しており、花のイラストにも用いられます。

 

手で彫るよりも浅い仕上がりになるため、雨風の侵食を受けて風化しやすい点には注意しましょう。

サンドブラスト

サンドブラストは、線などを彫り込まずに研磨剤を吹き付けてイラストを描く方法です。石の風合いがよく残るという特徴があります。

 

精緻なイラストを彫るのに向いている技法です。

ステンドグラス

墓石に直接イラストを彫り込むのではなく、ガラス製のステンドグラスを埋め込む方法もあります。きらびやかな雰囲気が出て、洋風のお墓によく似合う方法です。

 

ガラスをお墓に使って良いかどうかは墓地の指針によって異なるため、加工を決める前に確認しておきましょう。

陶磁板

墓石に直接彫り込む以外の方法として、カラフルなイラストのついた陶磁器製のプレートをはめ込むというものもあります。

 

彫ってからペイントを施すよりも、より多彩な色を表現できる方法です。華やかで可愛らしい印象のお墓になります。

象嵌

他に墓石に彫り込む以外の方法として、墓石に別の種類の石をはめ込む象嵌があります。色味の違う石を用いることで、カラフルに仕上がるのが特徴です。

 

色落ちや経年劣化の心配が少ないという利点もあります。一方、手作業で高い技術力が要求されるため、コストがかかることには注意しましょう。

墓石にお気に入りの花を刻もう

ここまで、墓石に花のイラストを刻むためのポイントなどについて解説してきました。

 

墓石にイラストを刻みたい場合、まず墓を建てる場所がそれに適しているかどうかを確認する必要があります。そして、公営の墓地を選ぶのであれば自分で石材店を探して彫刻を依頼しましょう。

 

墓石に刻む花に決まりはないため、自分の好きな花を選んで構いません。ただし、ものによっては線が細かくて潰れやすいため、デザインの時点で気をつける必要があります。

 

花のイラストを刻める場所や、刻む手法の種類は様々です。面積や手間によって仕上がりが変わるため、石材店の担当者とよく相談することをおすすめします。

 

墓石にイラストを刻むときのポイントを押さえて、お気に入りの花を刻みましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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