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「香典辞退」とは?いつ・どのように伝えればいい?香典辞退をされたらどうするかも解説

「香典辞退」とは?いつ・どのように伝えればいい?香典辞退をされたらどうするかも解説

・「香典辞退」とは?
・香典辞退はいつ伝える?
・香典を断る、良い言い方は?

 
家族葬など、規模の小さな葬儀や法要が増えた現代、後々の遺族の負担が少なくなるよう、香典を断る「香典辞退」が増えましたよね。
 
本記事を読むことで、香典辞退とはなにか?メリット・デメリットや、香典辞退を伝えるタイミング、失礼のない言い方が分かります。
 
後半では香典辞退をされたらどうするか?もお伝えしますので、どうぞ最後までお読みください。
 

香典辞退とは

香典辞退とは

◇「香典辞退」とは、通夜や葬儀・法要において香典を受け取らない宣言です
 
通常の通夜や葬儀、法要などでは参列者が香典を持参します。
けれども遺族側のさまざまな希望や意向から、ご香典を受け取らない通夜や葬儀・法要が増えました。
 

<香典辞退の理由>
・小さな規模の葬儀が増えた
・施主の負担軽減
・参列者の負担軽減

 
香典辞退が増えた背景には、10人以下の家族葬など小さな規模の葬儀が増えたことにあります。
 
宗旨宗派にこだわらない自由葬も増えたことで、僧侶による読経供養のない、ホテル葬なども登場し、香典ではなく「会費制」として、金額指定の葬儀も見受けるようになりました。
 

 

香典辞退のメリットとは?

香典辞退のメリットとは?

◇香典辞退により、施主は後々の負担を軽減します
 
香典をいただくと、施主はお礼として「香典返し」を送るのが習わしです。
 
香典返しは香典の約1/3~1/2の金額とされるため、大きな金額を包んでいただいた相手などには、別に香典返しを準備し郵送しなければなりません。
 

<香典辞退のメリットとは?>
・香典返しの必要がない
・参列者の負担が軽くなる
・カジュアルな葬儀や法要ができる

 
また規模の小さな通夜や葬儀・法要では、香典辞退をする代わりに、法要後の食事会であるお斎や、当日の返礼品などを省く施主も見受けます。
 

 

 

香典辞退のデメリットとは

香典辞退のデメリットとは

◇香典辞退により、施主は全ての費用を負担します
 
もともと香典には相互扶助の役割がありました。
突然の訃報によるお通夜や葬儀はもちろん、法要においても参列者が香典をお渡しすることで、施主の経済的な負担を軽減できます。
 
けれども香典辞退をすることで、相互扶助が期待できません。
 

<香典辞退のデメリット>
・施主が全ての費用を負担する
・親族や参列者の理解が必要
・香典を出したい人への対処

 
また香典は昔ながらの風習なので、不快に思う人もいるでしょう。
香典辞退をお伝えしても「香典を渡したい」と持参する人もいます。
 
高齢の参列者や親族、地域の風習にも配慮して、理解を得ながら進める必要があります。
 

「どうしても渡したい」と言われたら?

◇「どうしても香典を渡したい」と言われたら、素直に受け取りましょう
 
香典は風習であると同時に、参列者にとってお悔みの気持ちの表れです。
相手の気持ちを汲み取り、数回丁重にお断りしてもご厚意があれば、有難く受け取った方が丁寧です。
 
ただ金額や状況によって香典を受け取っても、香典返しを送らなくても良い場合があるでしょう。
 

<香典辞退で香典を受け取ったら?>
[状況] [香典返しの有無]
・返礼品がある 香典返しはなくても良い
・香典返し辞退の申し出 香典返しはなくても良い
・香典辞退が伝わっていない 香典返しを送る
・高額な香典 香典返しを送る

 
「香典辞退を伝えていても、香典を受け取ったら香典返しは用意する」との施主が多いですが、香典返しはなくてもお礼状は送ります
 
また「どうしても香典を渡したい」と持参する参列者の多くは、香典返しを辞退する一文を添えていることが多いです。
 

 

「当日返し」とは

◇「当日返し」とは、香典返しを当日に渡してしまう方法です
 
香典辞退をすることで、施主は香典返しの負担が軽減しますが、当日に香典返しを用意し、持ち帰っていただく「当日返し」もあります。
 

<香典返しの「当日返し」>
約3千円~5千円の品を用意する
・参列者のお帰り時にお渡しする

 
一般的に知人友人であれば香典相場は約3千円~5千円ですから、最初から想定して約3千円ほどとし、人数分の香典返しを当日に準備してしまう方法です。
香典の当日返しにより、施主は後々の負担が軽減します。
 
高額の香典をいただいた時には、別途、郵送しますが、この点は香典辞退でも、同じように、別途香典返しを個別に用意するケースがあるでしょう。
 

 

香典辞退はいつ伝える?

香典辞退はいつ伝える?

◇香典辞退は、法要前にお伝えできると良いでしょう
 
通夜や葬儀・法要当日に香典辞退を伝える方法もありますが、参列者は香典の準備をしますので、できれば葬儀や法要前の連絡がベストです。
 

<香典辞退を伝えるタイミング>
・案内状に記載
・訃報の知らせ
(電話やメール)

 
訃報を知らせる時点で香典辞退を決めているならば、できるだけ早く伝えます。
 

[香典]尚、故人の遺志により 香典は遠慮しております
[香典・供物]家族葬により ご厚意辞退申し上げます
[供物]供花や供物の儀は ご遠慮いただくようお願い申し上げます

 
現代では訃報の知らせをメールで伝えることもありますよね。
真夜中の訃報などでメールは利用されますが、できれば電話が丁寧です。
 

 

当日の香典辞退

◇当日に香典辞退を知らせる場合、受付でお伝えします
 
受付には香典辞退を伝える看板を置いておくと良いでしょう。
 
当日の香典辞退の多くは通夜や葬儀ですが、葬儀社スタッフに相談をすると、適切な看板や立て札を準備してくれます。
 

[葬儀当日]
故人の意向により、ご香典は遠慮しております。
故人を時々、偲んでいただけると幸いです。

 
参列者が一度、香典を出した後に香典辞退と知り納めた時には、「お気持ちだけ頂戴します」「お気持ちだけ、有難くいただきます」などと添えましょう。
 

 

参列者以外に伝える香典辞退

参列者以外に伝える香典辞退

◇勤務先など、参列者以外の人々にも香典辞退を伝えます
 
故人や喪主の勤務先など、参列する人以外にも訃報を知らせる場合、香典や供花・供物の郵送、弔問などの可能性があるため、香典辞退は伝えると良いでしょう。
 

[勤務先などの連絡]
家族葬を執り行いますので、ご香典や供花、供物などはお断りしております。
大変恐縮ではありますが、お控えいただければ幸いです。

 
勤務先へ忌引き休暇など、特別な事情がなければ、葬儀や法要後にご報告のハガキ(訃報ハガキ・挨拶状)を送ると良いでしょう。
 
ただこの場合にも、葬儀後に弔問をしたい人もいますので、香典辞退の一文を添えると丁寧です。
 

 

香典が送られてきたら?

◇香典が送られてきたら、素直に受け取る方が良いでしょう
 
香典辞退を伝えたにも関わらず、香典が送られてきて戸惑う声もしばしばありますが、香典を受け取らない、返送するなどの行為は控えた方が無難です。
 

<香典が送られてきたら?>
・香典は受け取る
・お礼状を出す
 
※できれば香典返しを送る

 
香典辞退を伝えていても、香典を受け取った時には香典返しを送る方法がベストではあります。
ただ先方も香典辞退を知っていて送った場合、お礼状を出す選択もあるでしょう。
 

香典辞退をされたら?

香典辞退をされたら?

◇香典辞退の知らせを受けたら、香典は持参しません
 
施主も事情があり香典辞退としているのでしょう。
ムリに香典をお渡しするのも失礼にあたるため、香典を持参しないのが正解です。
 

<香典辞退をされたら?>
・知人友人…香典は持参しない
・親族…施主に確認

 
ただし親族など、近しい関係であれば施主の意向を確認します。
香典辞退のなかには、親族のみ受け取るケースも多いためです。

 

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香典以外の弔意の表し方は?

◇供物や供花をお渡しする方法があります
 
香典辞退の知らせを受けたら、案内状であれば文面をよく読み、香典以外の供花や供物も辞退しているかどうかを確認しましょう。
 

<香典以外の弔意の表し方>
・供花
・供物
・弔電

 
「供花・供物の儀は辞退申し上げます」「ご厚意辞退申し上げます」などとあれば、香典だけではなく全ての贈り物を辞退していると判断します。
 
また自宅にお線香をあげに行く弔問に、辞退を受けることがあるでしょう。
家族葬で弔問辞退、香典や供花・供物の辞退があれば、弔電で済ませます。
 

 

 

香典辞退は案内状に記載します

香典辞退は案内状に記載します

香典辞退は当日に伝えるケースも見受けますが、参列者は事前に準備をしますので、事前に案内状などに明記すると良いでしょう。
 
香典の他、供花や供物・弔問も含め、辞退をするならば案内状や挨拶状に明記する方法が最も相手に伝わります。
 
ただ香典は昔ながらの風習であり、香典辞退は最近の方法であることも理解して、香典を渡したいとの申し出には、有難く対応するように心掛けます。
 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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