
大阪で葬儀や法要に参列するマナーとは。出掛ける前に押さえたい7つのコラムをご紹介!

初めて大阪の葬儀に参列するなら、マナーが気に掛かりますよね。
昔は成人とともに喪服や数珠、御香典を包む袱紗(ふくさ)などを一式揃える両親も多くいましたが、今ではその時になって慌てて喪服や小物を揃える人も少なくありません。
ただ、大阪の葬儀で揃える服装マナーは、ただ黒い服でなければならない訳ではありませんし、バッグや靴、数珠や袱紗(ふくさ)まで一定のマナーがあります。
また大阪では葬儀の参列時にも、マナーは押さえておきたいですよね。
今回は、大阪で葬儀や法要に参列するマナーについて、押さえたい7つの記事をお伝えします。
大阪で葬儀や法要に参列するマナーとは。出掛ける前に押さえたい7つのコラムをご紹介!

大阪の葬儀、服装マナー

大阪で葬儀に参列する時の服装マナーは、もちろん「黒」が基本なのですが、黒であれば何でも良い訳ではありません。
光沢のある黒を避け、ゴールドなどの光る物の装飾は避けたデザインを選びます。
これは靴やバッグでも同じで、マットなフラットタイプ、装飾のないものを選びましょう。
また昔はお通夜と葬儀の両方に参列するのが一般的でしたが、最近では葬儀のみ弔問客を受け付ける、規模の小さな葬儀が増えました。
この場合、お通夜は喪服ではなくダークスーツなどの平服での参列になるため、戸惑う参列者も少なくありません。
●お通夜を省略した葬儀の場合は、下記のように整えます。
・服装は喪服(葬儀マナーに倣う)
・御香典は通常通り
通夜と葬儀の両方があり参列する場合、御香典は通夜か葬儀のどちらかでお渡しするのが一般的です。
(なかには一回に包む御香典金額を少なくし、両日包む慣習がある地域もありますが、全国的なマナーに倣い問題はありません。)
・大阪の葬儀に参列する時の服装マナーを解説。数珠の選び方や、御香典の持ち運び作法まで
初めて購入する数珠マナー
大阪で初めて葬儀に参列するマナーで多い質問に「数珠」があります。
確かに数珠は数多く販売されているので、戸惑う人が多いでしょう。
基本的に数珠は、真言宗や天台宗、浄土宗など、仏教宗派によって、それぞれ違う数珠があり、信仰する仏教宗派の数珠を持参するのが、昔ながらの慣習です。
(ですから基本として、大阪では葬儀を執り行う家の仏教宗派に合わせた数珠を持参する必要はありません。)
●ただ今では、ほとんどが略式数珠を持参するでしょう。
→略式数珠はどの仏教宗派でも良い数珠で、最初に揃える数珠としては便利です。
数珠と一緒に数珠袋も購入すると良いでしょう。
また御香典を入れる袱紗(ふくさ)や、白や黒のハンカチも一緒に購入してください。
・弔事用の紫や深緑、黒など地味な色合いを選ぶ
時々御香典を、購入した不祝儀袋のビニール袋に入れて持ち歩く人を見掛けますが、大阪での葬儀マナーとしては失礼に当たりますので注意をしてください。
女性であればアクセサリーを付けるとしたら、パールのネックレスやイヤリングも重宝しますので、購入しておいてはいかがでしょうか。
ただし弔事で付けるパールのネックレスは一連です。
二連は華やかになりすぎますし、「二重に重なる」としてタブーなので注意をしてください。
・【葬儀マナー】初めて購入する数珠、5つの選び方☆略式と本式、男性と女性による違いとは
御香典の整え方

大阪の葬儀に参列する時、御香典を準備しますよね。
表書きは「御香典」が最も安心ですが、浄土真宗以外の仏教宗派であれば、四十九日までは「御霊前」でも良いでしょう。
四十九日の忌中が過ぎてから呼ばれる法要では、「御仏前」の表書きで整えます。
※浄土真宗は人が亡くなるとすぐに成仏するとされるため、最初から「御仏前」です。
●また包むお金の相場ですが、故人との関係性で変わります。
・親族…1万円~5万円
・友人知人…5千円~1万円
・職場関係…5千円~3万円
・その他知人…5千円
…ほどが一般的な御香典の金額相場ですが、大阪市内であっても集落によって地域差がありますので、不安があれば周囲と相談すると良いでしょう。
最近では職場など、連名で御香典を包むことも増えました。
規模の小さい大阪の葬儀ではマナーとして大勢参列できないため、連名で御香典を包み、代表者が参列することもあります。
(大阪の御香典相場などは「大阪で包む御香典。立場によって違う金額相場と持参マナー」をご参照ください。)
・大阪で御香典で包む不祝儀袋のマナーを解説。表書きや中袋・袱紗(ふくさ)の整え方は?
先方の宗旨宗派を確認する
数珠のご説明では「自分が信仰する仏教宗派の数珠を持参する」と言いましたが、御香典については先方の宗旨宗派に倣い整えるのが、大阪の葬儀マナーです。
葬儀がどの宗旨宗派で執り行われているのか分からない場合は、不祝儀袋に「御香典」と下記、整えると良いでしょう。
特に通常の御香典と変わるのは、キリスト教式・神式・無宗教の葬儀です。
(1)キリスト教式
・お花料
・水引きを用いない
・百合や十字架の絵など
(2)神式
・玉串料
・水引きは白一色
(3)無宗教
・白い封筒が多い
・御花料/御霊前など
無宗教葬では宗派がないため基本的には自由ですが、敢えて言うならば宗教色の少ない表書きや、封筒を選ぶと良いでしょう。
また無宗教葬の場合、僧侶による読経供養もない場合が多く、ホテルなどで会員制のお別れ会や偲ぶ会を行うことも多いです。
この場合入場料を払ったら、基本的に御香典は必要ありません。
・大阪で包む御香典。地域性や宗旨宗派で違う包み方マナーとは
大阪の葬儀マナー、忌み言葉

大阪で葬儀に参列時には、忌み言葉にも注意します。
忌み言葉とは、葬儀の席だけではなく、結婚式などでも使用を控えたい言葉です。
例えば「追って」や「苦しむ」など、不幸や不幸が続くことを連想される、不吉な言葉として避けられてきました。
御香典などで「四(死)」や「九(苦)」を避ける大阪の葬儀マナーからも、日本で忌み言葉が避けられる慣習が分かるのではないでしょうか。
●忌み言葉が多用にありますが、例えば下記の言葉は有名です。
言い換える場合の一例とともにお伝えします。
・度々…よく
・死亡…ご逝去/高い
・生きていたころ…お元気でいらした頃
・追って…後ほど
・繰り返し…先ほど
…などとなります。
意外に間違えの多い忌み言葉が「忙しいところ…」などですが、忙しいも「心を無くす」「謀殺される」などと縁起の良い言葉ではありません。
そのため「ご多用のところ…」などと言い換えてください。
・大阪の葬儀で避けたい「忌み言葉」とは。現代言いがちな忌み言葉や言い換えの言葉まで
大阪で葬儀に参列できない時は?

大阪で葬儀に参列できない時のマナーとして、御香典を郵送で贈る方法もあります。
後ほど改めて、ご自宅に弔問に訪れる方法もあるのですが、最近ではコロナ禍の影響もあり、躊躇する人も少なくありません。
このような時には、お手紙を添えて御香典を贈る方法はいかがでしょうか。
・現金書留で送る
・不祝儀袋に入れた状態
・お手紙を添える
「現金書留に不祝儀袋は入るの?」との驚きの声もありますが、現金書留の封筒には大きいサイズもあり、大きいサイズを選べば不祝儀袋ごと入ります。
ただ御香典を受け取るご遺族側からは、悪い印象はほとんどないのですが、現金を贈るため現金書留になり、贈るのに気になる人もいるでしょう。
このような場合には、御香典の代わりにお線香やロウソクなどの御供物を贈る方法もありますが、一般的にコロナ禍の今、お手紙とともに御香典を贈る人が多い傾向です。
・大阪で御香典を送る時のマナーとは☆送るタイミングや注意点、御香典には手紙を添える?
供花を贈る
また大阪で葬儀に参列できない時のマナーとして、供花を贈る方法もあります。
今では供花付きの電報なども増えたので、すぐにでも準備できるでしょう。
ただ花輪など、大きな花を大阪の葬儀に届ける場合、まずは案内に記された葬儀会場や葬儀社へ連絡し、お花を統一したいところです。
(1)葬儀会場や葬儀社に連絡する
(2)葬儀の花を取り扱う業者を確認する
(3)業者に連絡して花輪を注文
(4)名前を入れてもらう
…大まかですが、以上の流れになります。
ご遺族と直接話ができる状態であれば、注文できる業者の情報を確認すると良いでしょう。
その他の供え花を贈る場合でも、斎場では一日に数組の葬儀を請け負っている場合が多いため、葬儀会場と日時、名前をしっかり確認して贈ってください。
・お葬式に花を贈るにはどうしたらいい?供花・花輪・献花・枕花、4つの種類と贈り方手順
キリスト教は参列マナーが変わる

キリスト教の場合は、同じ大阪の葬儀でも参列マナーがいろいろと変わります。
そもそもキリスト教では僧侶による読経供養やお焼香はありませんよね。
・表書きが「御香典」ではなく「御花料」
・「お悔み」の言葉は使わない
一般的に献花を行うので、献花の仕方は確認しておくと安心です。
(1)お花を受け取る
・左手で根本をお花を上から持つ
・右手は花部分を下から添える
●献花台へ一歩進んで一礼
(2)お花を時計回りに回しながら、向きを変える
・左手(お花の根本)を祭壇側へ
・右手(お花部分)を自分側へ
(3)献花台へ献花
(4)少し頭を下げて祈る
(5)終えたら一礼
献花の花は白いカーネーションが菊が一般的で、この他にもキリスト教で多く用いられる百合の花も見受けますが、お線香(お焼香)と同じく、葬儀場で準備をしているので、スタッフから受け取ると良いでしょう。
・キリスト教の葬儀の流れやマナーとは?カトリックとプロテスタントの違いも解説
納骨式に呼ばれたら

大阪で、葬儀に参列するなら服装マナーは基本的に喪服ですが、気になるのは納骨式などの法要です。
大阪では納骨式を四十九日法要とともに行うことが多いので、四十九日法要があるかどうかで判断すると良いでしょう。
・四十九日法要前の納骨式…喪服
・四十九日法要後の納骨式…平服
平服とは、黒に限らずとも良いと言う意味合いですが、カジュアルな服装ではありません。
例えば濃紺のダークスーツなどが良いでしょう。
女性なら濃紺のアンサンブルやワンピース、アクセサリーもパールやオニキスなどに限り、学生以下の子どもは学生服で問題ありません。
ただ四十九日以前・以後の判断も、地域によって違いはあります。
なかには喪中である一周忌までの納骨式は喪服とする地域もあるので、気になる場合は年長者の親族に確認してみてはいかがでしょうか。
・納骨式に参列する服装はタイミングで違うの?時期や規模、関係性で判断する服装マナーとは
最後に
以上が大阪の葬儀や法要で確認したいマナーと、出掛ける前に読んでおくと便利な7つの記事です。
ただ最近の大阪では、さまざまな葬儀の形が産まれ、マナーも変化しつつあります。
特に僧侶の読経供養がない無宗教のお別れ会などが増え、この場合は故人の思い出話を思い思いに話しながら、明るく見送る、カジュアルなスタイルが多いでしょう。
・お別れの会を行うときのポイントとは?葬儀との違いや参列する場合のマナーも紹介
この他にも小さな戸建て空間で一日を通して弔問客が訪れるような家族葬の新しい形や、故人が好きだった音楽を流す音楽葬、さらには生前に葬儀を行う生前葬まで登場しました。
まだまだ新しい分野なので、参列時には周囲に相談や確認をしながら、柔軟に対応できると良いでしょう。
まとめ
葬儀に参列する時に役立つ7つのコラム
・大阪の葬儀に参列する時の服装マナーを解説。数珠の選び方や、御香典の持ち運び作法まで
・大阪で包む御香典。立場によって違う金額相場と持参マナー
・大阪の葬儀で避けたい「忌み言葉」とは。現代言いがちな忌み言葉や言い換えの言葉まで
・大阪で御香典を送る時のマナーとは☆送るタイミングや注意点、御香典には手紙を添える?
・お葬式に花を贈るにはどうしたらいい?供花・花輪・献花・枕花、4つの種類と贈り方手順
・キリスト教の葬儀の流れやマナーとは?カトリックとプロテスタントの違いも解説
・納骨式に参列する服装はタイミングで違うの?時期や規模、関係性で判断する服装マナーとは
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