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納骨堂のお参りマナーとは?お墓と納骨堂で違うお参り、迷惑を掛けない5つのポイント!

納骨堂のお参りマナーとは?お墓と納骨堂で違うお参り、迷惑を掛けない5つのポイント!

・納骨堂のお参りマナーとは?
・お墓と納骨堂でお参りマナーは違う?
・納骨堂のお参りで迷惑を掛けない気遣いは?

 
「納骨堂」とは、遺骨の収蔵スペースを提供する屋内施設です。
現代はお墓同様に立派な供養方法となっていますが、屋外のお墓と屋内の納骨堂では、お参りでの気遣いやマナーも変わります。
 
本記事を読むことで、施設や他の参拝者に迷惑にならない、納骨堂のお参りマナーが分かります。
 
後半では参拝客の多いお彼岸での納骨堂のお参りや、樹木葬など現代の供養方法でのお参りの仕方もご紹介していますので、どうぞ最後までお読みください。
 

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納骨堂とは?お参りはどうなる?

納骨堂とは?お参りはどうなる?

◇「納骨堂」とは、遺骨を収蔵するスペースを提供する施設です
 
ひと昔前まではお墓が完成するまでの一時的な遺骨の保管場所でしたが、現在はお墓同様に、供養のひとつの形として認知されるようになりました。
 
…と言うのも、現代の納骨堂は簡素なロッカータイプばかりではなく、故人を弔い供養するために建てられた施設が多いためです。
 

<現代の納骨堂とは?お参りはできる?>
[現代の納骨堂] ・永代供養が付いている
参拝スペースがある
(個別スペースなど)
専用の法要室がある
(読経供養もできる)
定期的な合同供養
(参加可能)
・契約更新により長く収蔵可能
・仏壇式などさまざまな種類
[昔の納骨堂] ・お墓が建つまでの保管場所
・ロッカー式が多い
・一人で参拝することが多い

 
昔はロッカー式の納骨堂がほとんどで、開館時間内に一人で参拝する人はいても、大体的に法要を執り行う人などは、ほとんどいませんでした。
 
けれども現代の納骨堂では、日ごろの参拝も個別スペースが提供される施設も多い他、専用の法要室を提供する施設も増え、ひとつの供養の形として定着しつつあります。
 

 

納骨堂と他のお墓で、お参りは変わる?

納骨堂と他のお墓で、お参りは変わる?

◇基本的には同じですが、納骨堂のお参りは屋内であることに注意をします
 
お墓と違い納骨堂のお参りは屋内施設なので、お供え物やお線香など、火の元や臭いがこもりやすいです。
 
また納骨堂でお彼岸にお参りをすると、同じ時期に参拝客が集中するため、納骨堂内が混雑することがあります。
 
現代に人気が高いお墓では、それぞれどのような配慮が必要になるかを理解すると、特に分かりやすいです。
 

<納骨堂や他のお墓でお参りは変わる?>
[お墓の種類] [スタイル] [お参りの仕方]
(1)一般的なお墓  ・寺院墓地
・民間霊園(公営墓地)
屋外、個別のお墓
・区画内でお参り
(2)コンパクトなお墓 ・ガーデニング型樹木葬
(ワンプレート墓石)
屋外、個別のお墓
・周囲の参拝客に配慮
(3)集合墓 ・合祀墓など 周囲に配慮
・園内の規約に倣う
(4)納骨堂 ・ビル型納骨堂
・仏壇型
・ロッカー型
屋内、個別スペース
・周囲に配慮
・臭い、火の元に注意
(5)樹木葬 ・シンボルツリー型
・里山型樹木葬
屋外、集合スペース
・周囲に配慮
・管理者の規約に従う

 
納骨堂など新しいお墓でお参りをする際いは、屋外か屋内か、参拝スペースがどれくらい、どのようにあるかが判断基準です。
 
同じ納骨堂でもお参りに行くと、個別スペースに通される施設では、よりのびのびとお参りができます。
 

 

お墓と納骨堂で違うお参り

お墓と納骨堂で違うお参り

◇納骨堂のお参りでは、掃除の必要がありません
 
お墓参りではまずお墓掃除を行いますが、屋内型の納骨堂は水を使わず、お参り前の掃除をしない施設が多いでしょう。
 
また屋内の納骨堂でのお参りは、お花やお線香、お供え物に注意をします。
 

<お墓と納骨堂で違うお参り>
[掃除の手順] [屋外] [屋内]
・掃除 ・お墓掃除 ・乾拭き
・お花 ・生花 ・フェイクフラワーなど
・お線香 ・あげる ・控える/電子線香
・お供え物 ・持ち帰る ・控える/フェイク

 
屋外のお墓では、生花をあげたり、お供え物も生ものを供えたりしますが、屋内の納骨堂をお参りする時には、基本的に控えた方が良いでしょう。
 
ただし現代は、そもそも屋外のお墓参りでもマナーが昔とは変わりました。
 

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現代のお墓参りをおさらい

◇お墓参りは、法要がない限りカジュアルな服装で構いません
屋外のお墓の場合、お墓掃除があるので、むしろ動きやすい服装が良いでしょう。
 
納骨堂でのお参りマナーの前に、昔とは違う現代のお墓参りマナーをおさらいします。
 

<現代のお墓参りマナー>
[時間帯] 午前中~16時頃まで
・「ついで参り」をしない
[持ち物] 掃除道具
・お線香
・供え花
・お供え物
・数珠など
[お墓参り] 区画内でお参りをする
・区画内の掃除をする
・お線香は手で仰いで消す
・供花は参拝者側へ向ける
・他家のお墓は見ない
[お墓参り後] お線香は最後に水を掛ける
・お供え物は持ち帰る
・生花は持ち帰る
・清潔に保ち帰る
・施設管理者へ挨拶をする
(寺院納骨堂など)
[法要] 墓前での法要可

 
昔のように家の近くのお墓があり、比較的頻繁にお墓参りをしていた時代は、お供え物や供え花も置いて帰りましたが、現代は基本的に全て持ち帰ります。
 
後々お供え物や供え花を持ち帰ることができませんし、区画に食べ物や生花があると、野生のタヌキなど、動物が墓地を食い荒らす恐れもあるためです。
 

 

納骨堂でのお参りマナーは?

納骨堂でのお参りマナーは?

◇納骨堂のお参りは、基本手ぶらでもできます
 
都心部に多い納骨堂は「お参りがいつでもできる」ことがメリットのひとつです。
 
そのため本来、お墓参りは他の用事のついでに立ち寄る「ついで参り」がタブーとされていますが、納骨堂のお参りはいつでもマナー違反にはなりません
 

<納骨堂のお墓参りマナー>
[時間帯] 開館時間はいつでもOK
・仕事帰りなどでも可
[持ち物] ・手ぶらでもOK
[お参り] ・(必要あれば)乾拭き
・故人と話す
・手を合わせる
[その他] ・お供え物は控える
・生花は控える
お線香は控える
(電子線香の指定もあり)
[法要] 専用の法要室など
・事前に予約
・定期的な合同供養など
[お彼岸など] 混雑の可能性あり
・合同供養をする施設あり

 
納骨堂にはさまざまな種類があるので、お参りも施設ごとに規約が異なります
 
基本的なマナーは上記ですが、なかには屋外の合同供養塔などの前に献花ができる施設などもあります。
納骨堂のお参りでは、まず施設の規約を確認しましょう。
 

納骨堂でお彼岸のお参り

◇納骨堂でのお彼岸のお参りは、混雑の可能性があります
 
都心部に多い屋内施設の納骨堂では、多くの遺骨が収蔵されているでしょう。
春と秋のお彼岸は全国的にお墓参りをする習慣があるため、参拝客で混雑する可能性があります。
 

<納骨堂でお彼岸のお墓参り>
[混雑の対処法] ・合同供養に参加する
・時期をずらして参拝する
・事前に予約をする

 
個別の法要室で参拝したい時には、事前に予約を取る方法がありますが、法要室も限られているため、数カ月前から予約を取る方が良いでしょう。
 
また彼岸会など、合同供養を行う施設もあるので、参加するのも一案です。
家族が許せば、お彼岸時期をずらしてのお参りがのびのびできます。
 

 

納骨堂の種類で違うお参りの仕方

納骨堂の種類で違うお参りの仕方

◇納骨堂のシステムによってお参りの仕方も変わります
 
現代、納骨堂には主に5つの種類があり、それぞれシステムが異なるため、納骨堂の施設によってお参りの仕方も異なります。
主に納骨堂でお参りできる場所がポイントです。
 

<納骨堂5つの種類>
[納骨堂の種類] [参拝スペース]
・ビル型(自動搬送式) ・個別参拝スペースに案内
・仏壇式
・ロッカー式
・ご遺骨前でお参り
・合同供養塔がある ・合同参拝スペース

 
仏壇式やロッカー式、位牌堂など、ご遺骨や位牌の前でお参りをするケースでは、周囲に配慮しながらお参りをします。
 
また納骨堂のなかには、お参りだけ合同参拝スペースを設けている施設もあるでしょう。施設見学で確認を取ると安心です。
 

 

ビル型納骨堂でのお参りマナー

ビル型納骨堂でのお参りマナー

◇ビル型納骨堂のお参りは、個別参拝スペースが一般的です
 
ビル型納骨堂は、一般的にカード管理され、カードリーダーにカードを通し順番に、個別参拝スペースへ案内されます。
 

<ビル型納骨堂のお参り手順>
[基本] ・受付
個別参拝スペースへ
・ご遺骨が繰り出される
・電子線香
・お参り
・終了の受け付け
[法要] 個別の法要室を予約
・法要室にご遺骨が繰り出される
・個別法要
・予約時間内に終了

 
そのためお彼岸時期に混雑すると、待ち時間が長くなる可能性はあるでしょう。
個別の法要室は小さい納骨堂だと1室・2室など、ごく限られている施設が多いため、早めに予約をします。
 

ビル型納骨堂のお供え物

◇ビル型納骨堂では火の元やアルコールは厳禁です
 
一般的にビル型納骨堂は、屋内施設・機械式の施設であることから、火を扱うことは大変危険ですので、電子線香を使います。
 
次の参拝客が個別参拝スペースを利用するため、屋内納骨堂の基本的なお参りマナーは守りましょう。
 

<ビル型納骨堂のお参りタブー>
・アルコール類の持ち込み
・火気の持ち込み
・生花の持ち込み
(施設により規約あり)

 
ビル型納骨堂はホテルのような上質な施設も多く、フロアも上質なのでお供え物をこぼして汚してしまうと恐縮です。
 

<ビル型納骨堂のお参り:失敗例>
・お酒を持参し、コップに移し替えてこぼした
・お供え物でカーペットを汚してしまった

 
また供え花も、ユリなどの花粉はなかなか取れません。
フェイクフラワーは良くても生花を禁止する施設も多いです。
 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

仏壇式納骨堂のお参りマナー

仏壇式納骨堂のお参りマナー

◇仏壇式やロッカー式納骨堂は、お参り方法に2つのパターンがあります
 
仏壇式納骨堂は、仏壇の中央に遺骨が安置されている施設です。
またロッカー式納骨堂はロッカーに遺骨を収蔵する施設で、昔からある簡素なタイプが多いでしょう。
 
仏壇やロッカー前か、別にお参り場所を設けているかで、納骨堂のお参りの仕方が変わります。
 

<仏壇式・ロッカー式納骨堂のお参りスペース>
・合同参拝スペース
・遺骨前でお参り

 
ちなみに仏壇式納骨堂の一例では190cmほどの高さの仏壇が並び、お仏壇には御本尊が祀られるもの、ご遺骨が祀られるものがあります。
 
御本尊は仏教宗派により違うので、御本尊が祀られるタイプは寺院納骨堂などに多いでしょう。
 

 

合同参拝スペースでのお参り

◇ご遺骨前では手を合わせる程度に留めます
 
合同参拝スペースがある施設では、ご遺骨前は手を合わせる程度です。
合同参拝スペースに移動して、施設に規約に倣い、献花や電子線香などを供え、拝みます。
 

<合同参拝スペースのお参り>
●施設の規約に倣う
[お線香] 電子線香
・香炉がある…お線香を供える
[供え花] ・献花台がある…献花
[合同供養] 定期的な合同供養…参加可
・個別法要…施設に相談

 
合同供養スペースが屋外にある場合、献花台や香炉が置かれている施設もあるでしょう。
 
献花台があれば献花を、香炉がある場合はお線香を供えることもできますが、施設側でお線香や献花を用意していることもあるので、この場合は用意されたものを使うと良いです。
 
納骨堂とは言え、お参りの手順としては合祀墓と同じ要領でしょう。
 

 

遺骨前でお参り

◇スペースが限られるため、お互いの配慮が必要です
 
仏壇やロッカー前で参拝する施設の場合、上下左右に他家のスペースがあるため、混雑時に重なった場合には、お互いに配慮をしなければなりません。
 

<仏壇・ロッカー前で納骨堂のお参り>
・先着から順番を守る
・スペースを分け合う
・混雑時には短時間でお参り
・生ものを供えない
・生花を供えない
・お線香はあげない

 
特にロッカー式納骨堂で混雑時のお参りは、左右だけではなく上下の人々にも配慮しなければなりません。
 
屋内で左右の家族がお参りしているので、臭いのするお供え物や生花は避け、できればお彼岸など、混雑する時期をずらすと良いです。
 

仏壇式納骨堂でのお供え物

◇食べ物を模したロウソクや、フェイクフラワーが人気です
 
基本的にお線香、お供え物や供え花は控えると良いでしょう。
お線香やお供え物、供え花のルールは施設によって違います。
 

<仏壇式(ロッカー式)のお供え物>
[お供え物] ・缶やビンに入った飲み物
・フェイクフラワー
・個包装の渇き菓子など
食べ物を模したロウソク
[お線香] ・施設で電子線香を提供
・火を灯さず供える

 
施設内とは別の場所でお線香専用のスペースや、献花台がある施設もあります。
屋内施設なので拘りがなければ、納骨堂では上記のようなお参りが安心です。
 

 

納骨堂以外での、お参りの仕方は?

納骨堂以外での、お参りの仕方は?

◇現代は納骨堂以外でも、樹木葬や合祀墓での供養が増えました
 
樹木葬や合祀墓など、個別のお墓がなくともお参りはできます。
ただ個別の墓標がないので、全体に向かって手を合わせる形にはなるでしょう。
 

<樹木葬や合祀墓でのお参り>
●献花台を設けている施設が多い
[樹木葬] ・樹木(シンボルツリー)
[合祀墓] ・観音像
・供養塔

 
以上は墓標の一例で、献花台にお花を手向けて手を合わせるシステムが多いです。
 
お線香を供える大きな香炉を置いている施設もあり、このような場合はお線香も供えて問題はありません。
 

樹木葬や合祀墓で個別法要はできる?

◇樹木葬や合祀墓でも、個別法要ができる施設が増えました
 
多くの人々と墓標を共にする樹木葬や合祀墓での個別供養は、事前予約を必要とする施設が多いでしょう。
読経供養の可否や法要時の制限は施設によって違いがあります。
 

<樹木葬、合祀墓の確認事項>
・読経供養の可否
・法要時間
・制限事項
 
●寺院墓地の場合
・読経供養はご住職に依頼

 
また樹木葬や合祀墓でじゃ、無宗教やさまざまな宗旨宗派の人々が埋葬されていることにも配慮しなければなりません。
 
大勢の人々が眠る樹木葬や合同墓ですから、読経供養をしたい時は極力お墓参り客が少ない時間帯で、施設側に予約を入れて行います。
 

納骨堂のお参りは臭いと火の元に配慮する

納骨堂のお参りは臭いと火の元に配慮する

納骨堂には多数のご遺骨が収蔵されています。
さらに屋内施設になるため、基本的には「手ぶら・合掌」のシンプルな供養が最も好まれます。
 
寺院運営による納骨堂もあるものの、宗旨宗派不問の施設が一般的なので、利用者も無宗教の人々が多いでしょう。
 
そこで思い思いにご遺骨を前に、故人に語り掛けたり、手を合わせて「故人を偲ぶ」納骨堂のお参りが多いです。

 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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