樹木葬の木に適した主な種類とは?選ばれる理由もあわせて紹介!
「樹木葬の木って、どんなものを選べばいいの?」
「樹木葬の木には適した樹木があるの?」
本記事では樹木葬を考えるにあたって、樹木葬の木の種類やその木が選ばれる理由に加え、樹木葬の利点や場所のタイプなどを紹介していきます。
この記事を読むことで、樹木葬のタイプ別の特徴や墓標となる木の選び方、人気のある樹木葬の木について把握できます。その情報をもとに自身が樹木葬を選択する際は、スムーズに樹木葬の木を決定することができるでしょう。
永代供養で樹木葬が選ばれるのはなぜ?
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永代供養とは、寺院や霊園が遺族に代わってお墓の管理と供養を行う仕組みです。永代供養にはさまざまな種類があり、その中でも「樹木葬」と呼ばれる供養のかたちは、近年人気が高まっています。
樹木葬は墓標に墓石でなく樹木を使用し、遺骨を自然に還す埋葬方法です。樹木葬が何故選ばれるのか、その人気の理由をご紹介いたします。
故人の自然志向
生前から自然に還ることを望む方の中には、永代供養の方法として樹木葬を選ぶ方もいます。樹木葬は、樹木や草花を墓標とする供養の形であり、自然志向の方から注目されています。
継承者を前提としない
樹木葬が選ばれている理由のひとつに、継承者を前提としない供養の形であることが挙げられます。子どもがいない方や独身の方の中には、将来お墓を守る人がいなくなることを心配し、樹木葬を選ぶケースがあります。
また、子どもがいる場合でも、お墓の維持管理やお参りの負担を残したくないという思いから、樹木葬を選ぶ方も少なくありません。
宗教にとらわれず選べる
樹木葬は、宗教にとらわれず選びやすい供養の形であることも特徴です。宗旨・宗派を問わず受け入れている霊園が多く、特定の宗教を持たない方でも安心して利用できます。
こうした自由度の高さから、自分らしい供養のあり方を大切にしたい方に選ばれています。
費用が抑えられる
樹木葬が選ばれる理由のひとつに、費用を抑えやすい点があります。一般的なお墓のように墓石を建てる必要がないため、全体の費用を比較的抑えられる傾向があります。
樹木葬に選ばれる木

樹木葬として選ばれる木には、様々な種類が見られます。この樹木葬の木であるシンボルツリーにおいて、決まった樹木を使わなければならないという決まりはありません。ですが、樹木葬の要であるシンボルツリーに選ばれる樹木には、ある程度共通点があります。
それこそが樹木葬の木として選ばれる理由とも言えるでしょう。そこで、樹木葬においてそのシンボルツリーが樹木葬の木として選ばれる理由をご紹介していきます。
故人が好きだった木
樹木葬を希望する方の中には、墓標となる樹木を自分の好きな木にしたいという方もいらっしゃいます。
霊園などの施設では樹木葬の木として予め決まっていることが多いですが、施設によっては、故人が好きだった木を植えることが可能な場合もあります。
訪れる人になじみ深い木
樹木葬のシンボルツリーには、訪れる人になじみのある樹木が選ばれることもあります。
たとえば桜は、やわらかな印象があり、日本人にとって親しみ深い樹木のひとつです。そのため、故人を偲ぶご家族にとっても受け入れやすく、樹木葬で選ばれることの多い樹木です。
一年中緑が美しい常緑樹
樹木葬で常緑樹が選ばれる理由のひとつに、1年を通して緑を保ち、美しい景観を保ちやすいことがあります。
樹木葬の墓地では、従来のお墓とは異なる、明るくやわらかな雰囲気の空間づくりを大切にしているところも多く、花が咲く樹木だけでなく、緑の葉が美しい常緑樹がシンボルツリーとして選ばれることもあります。
輪廻転生を連想させる落葉樹
輪廻転生を連想させる落葉樹を用いることもあります。
常緑樹とは反対の性質である落葉樹は、冬になれば葉が落ちてしまいます。冬には寂しい印象を与える落葉樹ですが、樹木葬ではむしろこの性質を良いイメージとして捉え、冬に葉が落ちても春になれば芽吹き、夏には緑が生い茂る、その様子を輪廻転生と捉えて、樹木葬のシンボルツリーとすることもあります。
樹木葬の木に適した主な種類10選

具体的に、樹木葬のシンボルツリーとして人気のある木を、10種類ご紹介していきます。
1:桜
樹木葬の木に適し、なおかつ人気のある樹木として桜があります。桜は昔から存在する樹木で、柔らかな雰囲気も相まって日本人にとってなじみ深い樹木と言えます。
その散り様から、日本人は桜に命の終焉を重ねるほどで、それにより桜は日本人の死生観を表すものともされています。これらのことから桜は樹木葬の木として人気が高く、桜をシンボルツリーとした樹木葬は「桜葬」とも呼ばれるほどです。
2:ハナミズキ
樹木葬のシンボルツリーとして選ばれる樹木のひとつに、ハナミズキがあります。
ハナミズキは街路樹や庭木としても親しまれており、春にはやわらかな花を咲かせるのが特徴です。桜ほど大きく成長しにくいため、景観を整えやすく、管理のしやすい樹木として樹木葬に用いられることがあります。
3:ヤマツツジ
樹木葬のシンボルツリーとして、ヤマツツジが選ばれることもあります。
ヤマツツジは、樹木葬が広まり始めた頃から用いられてきた樹木のひとつで、桜ほど大きくならないため、景観を保ちやすく管理しやすい点が特徴です。
さらに、丈夫で育てやすく、赤やピンクの花を咲かせることから、樹木葬の場に彩りを添える樹木として親しまれています。
4:サルスベリ
サルスベリは桜と違い、真夏の暑さの中で花を咲かせる樹木になります。また花の時期も長く、夏から秋にかけて咲き続けてくれる樹木です。花の色は白や紫、紅など色とりどりで、墓地の雰囲気を明るくしてくれます。
5:紫陽花
樹木葬に用いられる植物として、アジサイが選ばれることもあります。
アジサイは梅雨の時期に色とりどりの花を咲かせる低木で、やわらかな景観をつくりやすいのが特徴です。庭木としても広く親しまれており、訪れる人にとってなじみがあることから、樹木葬の場を彩る植物として取り入れられることがあります。
6:クスノキ
樹木葬のシンボルツリーとして、クスノキが選ばれることもあります。
クスノキは常緑樹で、四季を通じて豊かな緑を保つのが特徴です。大きく広がる枝葉は生命力を感じさせ、墓地全体に落ち着きとやわらかさをもたらします。花の華やかさではなく、安定した景観をつくる樹木として取り入れられることがあります。
7:もみじ
樹木葬の木として、もみじも適した樹木です。
もみじは日本の秋を感じさせてくれる樹木で、桜と同様に高い人気を誇っています。夏は緑の葉が、秋は紅葉と墓地を明るい雰囲気にしてくれるため、樹木葬の木としても好まれています。
8:ポプラ
樹木葬のシンボルツリーとして、ポプラが用いられることもあります。
ポプラはまっすぐに伸びる姿が印象的な樹木で、成長が早く、存在感のある景観をつくりやすいのが特徴です。こうした特性から、墓地全体のシンボルツリーとして取り入れられることがあります。
9:カラマツ
樹木葬の木に適している種類として、カラマツもあります。
カラマツは落葉樹で、盆栽などで人気のある樹木です。また初夏は新緑が美しく、秋になれば葉が黄金色になるなど鑑賞用の樹木として見応えがあります。そのため、カラマツは樹木葬の木として選ばれることがあります。
10:ウメモドキ
樹木葬に用いられる樹木のひとつに、ウメモドキがあります。
ウメモドキは初夏に花を咲かせ、秋には赤い実をつけるため、季節の移ろいを感じられるのが特徴です。生け花や盆栽にも用いられることがあり、落ち着いた美しさを持つ樹木として親しまれています。そのため、四季を感じられる樹木葬のシンボルツリーとして選ばれることがあります。
樹木葬のタイプと特徴

樹木葬には大きく3つのタイプが存在します。樹木葬の3つのタイプとその特徴をご説明します。
里山型の場合
里山型の樹木葬は、自然豊かな里山の環境を活かした埋葬形式です。整地や人工的な造成を最小限にとどめ、もともとの景観になじむ形で樹木を植え、故人を自然に近い環境の中で供養します。
広い敷地を活かして、1区画ごとに樹木を植える形式が多いのも特徴です。一方で、自然環境を重視する性質上、霊園が郊外に設けられていることも多く、交通の便は一般的な都市型墓地に比べて不便に感じられる場合があります。
それでも、四季の移ろいを感じられる自然の中で眠りたいと考える方にとって、里山型の樹木葬は魅力的な選択肢のひとつです。
公園型(都市型)の場合
公園型(都市型)の樹木葬は、整備された霊園や墓地の一角に設けられるタイプです。芝生や植栽が整えられ、公園のように明るく開放的な雰囲気を持つことが特徴です。埋葬方法としては、1本から数本の樹木を墓標とするシンボルツリー型が多く見られます。
里山型のように自然をそのまま活かす形式とは異なり、園内設備が整っていることも多く、休憩所や洗面所が備えられている霊園もあります。そのため、お参りしやすさや利用のしやすさを重視する方に選ばれています。費用については立地や区画の内容によって異なりますが、ガーデン型より抑えやすい傾向が見られる場合もあります。
ガーデニング型の場合
ガーデニング型の樹木葬は、限られた区画の中に樹木や草花を植え、庭園のように整えられた景観を特徴とするタイプです。その美しい雰囲気から、「ガーデニング霊園」や「ガーデン墓地」と呼ばれることもあります。
寺院の境内墓地や霊園の一角に設けられることが多く、都市部や住宅地に近い場所でも見られます。そのため、交通の便がよく、お参りしやすい点は大きなメリットです。
一方で、里山型のような自然そのものを活かした樹木葬とは異なり、人工的に整えられた景観が中心となります。また、立地や設備内容によっては、郊外型の樹木葬より費用が高くなる場合もあります。
樹木葬の埋葬タイプと特徴

樹木葬における遺骨の埋葬方法にもタイプがあります。ここでは、樹木葬の3つの埋葬タイプと特徴をご紹介いたします。
合祀型の場合
合祀型は、遺骨を他の方の遺骨とともにひとつの場所へ埋葬する形式で、シンボルツリーの周囲や共同の埋葬スペースに納められることが一般的です。
個別の区画を設けないため、個別埋葬や家族埋葬に比べて費用を抑えやすく、年間管理料が不要な霊園も多く見られます。
一方で、個別のお墓参りがしにくい場合があることや、埋葬後に遺骨を取り出すことが基本的にできない点には注意が必要です。将来的に改葬や手元供養を考える可能性がある場合は、契約前に埋葬方法をよく確認しておきましょう。
家族型の場合
家族型は、夫婦や家族など複数人の遺骨を、同じ区画にまとめて埋葬する形式です。一般的なお墓のように家族単位で供養したい一方で、従来の墓石墓ほど大きな負担はかけたくないと考える方に選ばれています。
家族で一緒に眠れる安心感があることに加え、樹木葬ならではの自然に囲まれたやわらかな雰囲気の中で供養できる点も魅力です。ただし、利用できる人数や、一定期間後に合祀されるかどうかは霊園によって異なります。
また、家族分の埋葬スペースを確保する必要があるため、合祀型や個人向けの個別型に比べると、費用は高くなる傾向があります。契約前には、埋葬できる人数や追加費用の有無も確認しておくと安心です。
個別型の場合
個別型は、シンボルツリーを共有しながらも、遺骨を1人ずつ区画を分けて埋葬する形式です。合祀型のように他の方の遺骨と一緒に埋葬するわけではないため、一定の個別性を保ちながら供養できる点が特徴です。
霊園によっては、個別のプレートや区画表示が設けられていることもあり、埋葬場所がわかりやすい場合もあります。また、埋葬方法によっては後から遺骨を取り出せるケースもありますが、一定期間後に合祀されるプランもあるため、契約内容を事前に確認しておくことが大切です。
合祀型に比べると、個別の埋葬スペースを確保する分、費用はやや高くなる傾向があります。
樹木葬の特徴を理解し、自分に合った供養を選ぼう

樹木葬は、継承者を前提としない供養の形として注目されており、一般墓に比べて費用を抑えやすい点も特徴です。
埋葬方法には、遺骨をまとめて埋葬する合祀型と、区画を分けて埋葬する個別型・家族型があり、それぞれに異なる特徴があります。
なかでも個別型や家族型では、墓標となる樹木や草花の種類、霊園の景観、埋葬後の管理方法なども含めて検討することが大切です。見た目の印象だけでなく、費用や供養の形、将来の改葬の可否まで確認したうえで、自分や家族に合った供養の形を選びましょう。
ヤシロの樹木葬では、期限付きで個別の墓碑を設けることができ、ご要望に合わせた彫刻にも対応しています。子どもにお墓の負担を残したくない方や、自分らしい供養の形を選びたい方に選ばれています。
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