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おはぎとぼた餅の違いとは?お彼岸に食べるのはなぜ?お彼岸7日間に食べたい行事食は?

おはぎとぼた餅の違いとは?お彼岸に食べるのはなぜ?お彼岸7日間に食べたい行事食は?

・おはぎとぼた餅の対外とは?
・お彼岸におはぎやぼた餅を食べる理由とは?
・おはぎやぼた餅の他に、お彼岸の行事食はある?

 
お彼岸の行事食と言えば、おはぎとぼた餅ですよね。
秋彼岸におはぎ、春彼岸にぼた餅を食べますが、「違いが分からない」との声も少なくありません。
 
本記事ではお彼岸に食べるおはぎとぼた餅の違いや、なぜお彼岸に食べるのか、おはぎやぼた餅の他に食べたいお彼岸の行事食をご紹介します。
 

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おはぎとぼた餅の違いとは

おはぎとぼた餅の違いとは

◇おはぎとぼた餅の違いとは、季節の違いです
 
お彼岸でお馴染みのおはぎは、ぼた餅とも呼ばれますよね。
おはぎもぼたもちも原材料や作り方も同じですが3つの違いがあります。
 

<おはぎとぼたもちの違いとは>
(1)おはぎとぼた餅のあんこの違い
(2)おはぎとぼた餅の季節の違い
(3)おはぎとぼた餅のの違い

 
ただ、見た目はほぼ同じで味もそこまで変化するというわけではありません。
 

(1)おはぎとぼた餅のあんこの違い

◇小豆の収穫時期、秋彼岸に食べる「おはぎ」は粒あんです
 
秋彼岸に食べる「おはぎ」は、季節が秋なので、小豆が収穫された直後です。
採れたての小豆は表面の皮が柔らかく、そのままあんこが作れます。
 
春彼岸に食べる「ぼた餅」は昔、秋から貯蔵しておいた小豆を使用していました。
 

<おはぎとぼた餅:あんこの違い>
・おはぎ …粒あん
・ぼた餅 …こしあん

 
秋から貯蔵していた春の小豆は、皮が硬くなっています。
そのため皮を取り除き、こしあんにする方法が一般的になりました。
 
このことから、収穫したての秋彼岸のおはぎには粒あんが、秋から貯蔵して時間が経った春彼岸のぼた餅にはこしあんが使用されています。
 

(2)おはぎ(ぼたもち)の季節

◇秋彼岸におはぎ、春彼岸にぼた餅を食べます
 
秋彼岸のおはぎは秋分の日、春彼岸のぼた餅は春分の日の違いです。
そこで、それぞれの季節の風物詩である花々に見立てて名前を付けました。
 

<おはぎとぼたもちの名前>
・おはぎ …秋に咲く「萩の花」
・ぼた餅 …春に咲く「牡丹」

 
漢字にすると秋彼岸のおはぎは「お萩」、春彼岸のぼた餅は「牡丹餅」です。
 
ちなみに現代では「萩の花」と聞いてもピンと来ない人も多いですが、萩の花は秋の七草のひとつに数えられています。
 
そのため、もち米のおにぎりを小豆で包んだ秋彼岸のおはぎも、春彼岸のぼた餅も、内容はほとんど変わらないのですが、名前は違う理由です。
 

(3)おはぎとぼた餅の形の違い

◇萩や牡丹に見立てて作るおはぎやぼた餅は、形が違います

 

春彼岸のぼたもちは「牡丹の花」に見立てて作り、秋彼岸のおはぎは「萩の花」に見立てて作るため、おはぎとぼた餅では形が違うのです。

 

<おはぎとぼた餅の形の違い>
・おはぎ …ひし形(萩の葉)
・ぼた餅 …大きい丸型(牡丹の花)

 

また粒あんのおはぎは小さくまとめやすい、こしあんのぼた餅をまとめるには、大き目の丸いおにぎり型が丁度良い、などの声もあります。

 

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お彼岸におはぎやぼた餅を食べるのは?

お彼岸におはぎやぼた餅を食べるのは?

◇おはぎやぼた餅の「小豆」は、邪気を祓うとされました

 

その昔、春のお彼岸や秋のお彼岸が近付くと、おはぎやぼたもちを母や祖母など、家の女性が集まって作ったものです。

 

<お彼岸におはぎやぼた餅を食べる理由>
(1)邪気を祓う
(2)五穀豊穣を祈願する
(3)お祝い事
(4)御馳走を振る舞う

 

女の子もお手伝いをしながら、お彼岸では重箱におはぎやぼた餅を詰めて、行楽のようにお墓参りに行く家や地域もありました。

(1)邪気を祓う

◇小豆の「赤」は、邪気祓いの色です
 
あんこの原料である小豆は、古くから「魔除けに効果がある」とされました。
例えば、日本ではお彼岸のおはぎやぼた餅以外にも、下記のような邪気祓いの風習があります。
 

<邪気祓いの風習>
・冬至 …カボチャと小豆のいとこ煮
・小正月(1月15日) …小豆粥

 
けれどもこれは日本ばかりの風習ではありません。
もともとは中国発祥の考え方では、広く朝鮮から日本まで、邪気祓いの小豆文化があります。
 

<小豆は生命そのもの>
・小豆の「赤」…生命のシンボル(太陽・血・火)

 
その昔の中国では、小豆の煮た煮汁を解毒剤にしていた歴史があるほどです。
(中国古来の薬の書「神農本草経」より)
 

(2)五穀豊穣を祈願する

◇おはぎやぼた餅は、お米の収穫祈願(春)・収穫祭(秋)のお供えものです
 
またもち米は五穀豊穣の願いが込められています。
春分の日・秋分の日と、農耕の節目でもある季節の変わり目には、古来収穫祈願や収穫祭を行ってきました。
 

<もち米の五穀豊穣>
・秋彼岸のおはぎ …米の収穫に感謝をする
・春彼岸のぼた餅 …米の収穫を祈願する

 
五穀豊穣では、無事に農作物が育ち収穫できるように祈願をしますが、特にもち米は上質なお米であり、御馳走の意味合いです。
 
秋彼岸のおはぎは、今年の収穫を感謝するとともに、来年もまた無事に収穫できるように祈願します。
 

(3)お祝い事

◇小豆の「赤」は赤飯など、お祝い事でふるまわれます
 
お正月に重箱料理に詰める紅白のかまぼこなどからも分かるように、「赤」はお祝い事に欠かせません。
 

<秋彼岸のおはぎ、お祝い事>
●なかでも日本では、小豆もお餅も古くから愛され、お祝いや儀式の特別な席に欠かせないものです。

 
結婚した時などに、おばあちゃんがお赤飯を炊いてくれた思い出も多いかもしれません。
おなじように日本では、祝い事があると「お赤飯」をふるまう習慣があります。
 

(4)御馳走を振る舞う

◇小豆は貴重な収穫物であり、縁起の良い御馳走です
 
秋彼岸のおはぎが日本での仏教に定着したのは、江戸時代まで遡ります。
江戸時代では、甘い菓子を食べる・作ることは、あまりできませんでした。
 

<おはぎやぼた餅はご馳走>
甘いおはぎやぼた餅 …御馳走

 
春分の日や秋分の日にご先祖様へのお供え物とすると同時に、生きる人々にとっても滅多に食べられない御馳走として、振る舞われています。
 

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おはぎやぼた餅以外の、お彼岸の行事食は?

おはぎやぼた餅以外の、お彼岸の行事食は?

◇「入りおはぎ(ぼた餅)に、明けだんご、中の中日に小豆飯」
 
春と秋のお彼岸では、おはぎやぼた餅が行事食として定着していますが、「入りおはぎ(ぼた餅)に明けだんご、中の中日に小豆飯」の唄があるように、さまざまな行事食があるでしょう。
 

<お彼岸の行事食>
(1)精進料理
(2)そば・うどん
(3)お赤飯
(4)野菜・きのこ
(5)寿司

 
春分の日・秋分の日を中日として、前後3日間の合計7日間とするお彼岸では、季節の変わり目を慈しむ時期でもあります。
そのため季節の食材や仏道の修行として、精進料理も好まれてきました。
 

(1)精進料理

◇お彼岸は供養行事なので、精進料理をいただきます
 
仏教では殺生を連想する肉や魚を用いません
そのため精進料理では、肉魚を一切使わず、下記のような食材を使用します。
 

<精進料理の食材>
・野菜
・麦
・穀物

 
ただ、日ごろお魚やお肉を好む現代の家庭では、お彼岸の期間である7日間も、肉や魚が禁じられるのは辛いでしょう。
そこで彼岸入り、秋分・秋分の日、彼岸明けの3日間とする家や地域も多いです。
 
また精進料理は御膳に盛り付けてお箸を添え、お仏壇にも供えます。
 

 

(2)そば・うどん

◇彼岸そばや彼岸うどんは、体を清めるとされてきました
 
お彼岸に食べるそばやうどんを「彼岸そば・彼岸うどん」と言います
そばやうどんは、五臓六腑の汚れを清めるとされるためです。
 
ただしお彼岸は日本独自ながら仏教行事なので、「肉魚」は使いません
 

<彼岸そば・彼岸うどん>
[代表的な具]
油揚げ
・季節の野菜
・季節の野菜の天ぷら

 
春にはタケノコ、秋には芋の天ぷらなども人気です。
彼岸そばや彼岸うどんで体を清めてから、ご先祖様に会いに行きます。
 

(3)お赤飯

◇お赤飯も、邪気祓いとお祝いの「小豆」が入っています
 
お赤飯はお祝い事の振る舞いですが、小豆が入っていますので邪気祓いの役割として食べる習慣が定着しました。
 

<お赤飯を食べる理由>
・魔除け
・厄除け
・祝い事

 
などお彼岸の行事食としての役割も強いですが、季節を感じるお食事として、栗おこわなどと変わる時もあるでしょう。
 

(4)野菜・きのこ

◇肉や魚を使わない精進料理では、野菜やきのこが活躍します
 
「味気なく質素」との評価も多い精進料理ですが、季節の野菜やきのこを具材とした天ぷらなどの揚げ物は人気があるでしょう。
 

<季節野菜ときのこの精進揚げ>
[精進揚げ] ・肉魚は使わない
[秋彼岸] ・きのこ
・ナス
[春彼岸]
・タケノコ
・タラの芽

 
春と秋のお彼岸は季節野菜が好まれるため、上記のような野菜が人気です。
ただ、精進揚げの具材は肉や魚でなければ何でも構いません。
 

(5)寿司

◇お祝い行事として、ちらし寿司やいなり寿司も人気です
 
春と秋のお彼岸では、おはぎやぼた餅などの甘味もご馳走ですが、いなり寿司や五目寿司などのお寿司類も、ご馳走として振る舞われます。
肉や魚が基本的にタブーなので、ちらし寿司などになるためです。
 

<お彼岸の行事食、寿司>
・いなり寿司
・五目寿司
・ちらし寿司

 
春のお彼岸であれば山菜やれんこんなどを使用するなどします。
 
ただ一般家庭では、仏教の教え通りに「いなり寿司や五目寿司」を作ると質素になってしまうため、家族で食べる時には肉魚を入れる家庭も多いでしょう。
 

簡単!おはぎやぼた餅の作り方

簡単!おはぎやぼた餅の作り方

10個~15個ほどのおはぎやぼた餅を作る場合、もち米1合にたいして、うるち米は0.5合です。
 
もち米は長く浸水させると、どんどん水を吸ってしまいます。
そのためもち米は浸けても、一晩ではなく数時間で大丈夫です。
 

<おはぎやぼた餅の作り方>
[もち米] ①もち米を焚く
・もち米1号
・うるち米0.5合
・水2号
・お塩ひとつまみ
②ご飯を炊く
③炊いたご飯をおにぎりにする
・10個~15個
[小豆] ④ゆであずき缶を使用
・1缶を10個~15個分に分ける
[完成]
⑤あずきを③のおにぎりにくるむ

 
小豆は春と秋のお彼岸時期なら3~4時間浸水させて茹でることで、手作りのあんこができますが、手早く作るには茹であずき缶が便利です。
 

 

おはぎとぼた餅の違いは、食べる季節です

おはぎとぼた餅の違いは、食べる季節です

秋の七草「萩」を由来としたのが「おはぎ」、対して「ぼた餅」は、春の花の牡丹が由来ですので、主には食べる季節によっておはぎとぼた餅を使い分けます。
 
ちなみにあんころ餅とおはぎ・ぼた餅との違いは、もち米です。
あんころ餅は滑らかになるほど、よくついたもち米ですが、おはぎやぼた餅は、お米の触感が残っています。
 
あんころ餅のなかには、もち米ではなく、団子粉やもち粉などで作ったものもあるでしょう。
 
現代のおはぎやぼた餅は、炊飯器や圧力鍋、あずき缶などを賢く利用すると、思ったよりも楽に、適量のおはぎやぼた餅作りができます。

 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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