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2023年秋のお彼岸は何をする日?秋彼岸の過ごし方や由来まで、知っておきたい豆知識

2023年秋のお彼岸は何をする日?秋彼岸の過ごし方や由来まで、知っておきたい豆知識

・秋のお彼岸とは?どういう意味?
・秋のお彼岸とは、何をする日?
・秋のお彼岸と春のお彼岸の違いとは?
・秋のお彼岸とお盆の違いとは?

 
2023年秋のお彼岸は、9月20日(水)~9月26日(火)、中心となる秋分の日は9月23日(土・祝)です。
 
秋のお彼岸にはお墓参りをしますが、どうしてお彼岸にお墓参りに行くのか、由来を知っておくと味わい深いですよね。
 
本記事を読むことで、そもそも秋のお彼岸とはなにか?その意味や由来、秋のお彼岸をどのように過ごすと良いのかや、行事食、春のお彼岸とお盆の違いが分かります。
 

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秋のお彼岸とは?

秋のお彼岸とは?

◇秋のお彼岸とは、秋分の日を中心とした前後3日間、合計7日間です
 
お彼岸は春のお彼岸と秋のお彼岸があり、それぞれ春分の日・秋分の日を中心として、前後3日間を加えて7日間を差します。
お彼岸に入る日は「彼岸入り」、お彼岸が終わる日を「彼岸明け」です。
 

<2023年春・秋のお彼岸の期間とは?>
[春のお彼岸]
●彼岸入り ・2023年3月18日(土)
●春分の日 ・2023年3月21日(火・祝)
●彼岸明け ・2023年3月24日(金)
[秋のお彼岸]
●彼岸入り ・2023年9月20日(水)
●秋分の日 ・2023年9月23日(土・祝)
●彼岸明け ・2023年9月26日(火)

 
毎年国立天文台が発表する「暦要項」を基に、翌年の春分の日・秋分の日が決まるので、お正月や七夕のように暦が決まっているものではありません。
 

 

秋のお彼岸の意味とは?

秋のお彼岸の意味とは?

◇秋のお彼岸とは、彼岸(あの世)と此岸(この世)が通じる日です
 
仏教では「西方浄土(せいほうじょうど)」の考え方があります。
 
特に他力本願の力で生けとし生きる者を成仏させるとされる、阿弥陀如来様を御本尊とする大乗仏教で言い伝えられる極楽浄土で、西方にあるとされてきました。
 
阿弥陀如来様を御本尊とする仏教宗派は、浄土宗・浄土真宗・天台宗(釈迦如来様も御本尊とする)などです。
 

<彼岸(あの世)と此岸(この世)>
[彼岸(あの世)] [此岸(この世)]
●西 ●東
●極楽浄土
(仏様のいる世界)
●現世
(生きている世界)
の時間 の時間

 
…春分の日と秋分の日であるお彼岸は、この西と東が最も近く繋がる日です。
 
そのためご先祖様や故人の霊、神様仏様と繋がる期間として、供養や修行を重んじてきました。
 

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秋のお彼岸は日本だけって本当?

◇春と秋のお彼岸は、日本独自の仏教行事です
 
仏教がインド発祥であるのに、日本固有の習慣であることは驚く人々も多いのではないでしょうか。
 
春と秋のお彼岸が日本ならではの習慣であるのには、前述した「西方浄土」の考え方と、日本古来のご先祖様を崇拝する民衆信仰「祖霊信仰」が重なったためと言われます。
 

<お彼岸と祖霊信仰>
[仏教]
[日本古来の民間信仰]
極楽浄土
・ご先祖様を感謝し大切にする
太陽崇拝
・祖霊信仰

 
ちなみに日本の祖霊信仰と仏教の教えが結びついた供養行事は、春と秋のお彼岸ばかりではありません。
日本の一大供養行事お盆や葬儀も、祖霊信仰と仏教の教えが重なったものとされます。
 
けれども前述したように、お彼岸は聖徳太子の時代から始まり平安時代に広がった、長年の日本古来・独自の仏教行事のひとつです。
 

どうして春と秋にお彼岸があるの?

どうして春と秋にお彼岸があるの?

◇春分の日と秋分の日を中心に行うお彼岸は、仏教行事です
 
彼岸会(ひがんえ)で説法を行う寺院もあります。
菩提寺が彼岸会(ひがんえ)を行っているならば、千円~三千円ほど、心ばかりのお布施を用意して、参加するのも良いでしょう。
 
聖徳太子の時代から広がった春と秋のお彼岸は、もともと崇道天皇の供養だったと言われています。
 

<2023年秋のお彼岸:豆知識>
・彼岸(あの世)と此岸(この世)が通じる日
・お彼岸は日本の習慣
・聖徳太子の時代からあった

 
春のお彼岸・秋のお彼岸は、それぞれ春分の日と秋分の日を中日とすることはお伝えしましたが、この春分の日と秋分の日は太陽が赤道線上にある日です。
 
そのため太陽が真東から真西へ太陽が動き、地球上に一直線の太陽線を描きます。
このことから、「彼岸(あの世)と此岸(この世)が通じる日」とされました。
 
これが日本の供養行事とされたのには、仏教の「西方浄土」の考え方からです。
 

 

秋のお彼岸は何をする?

秋のお彼岸は何をする?

◇秋のお彼岸はご先祖様の供養を行います
 
春と秋のお彼岸は供養行事として、仏壇仏具の掃除とお墓参りを行います。
 
けれども春分の日・秋分の日を中日として、この日にご先祖様や故人の魂を供養する行事としながらも、前3日間と後3日間は、仏道の修行を意識しながら過ごす6日間とされてきました。
 

<秋のお彼岸の過ごし方>
・お墓参り
・仏壇仏具の掃除
・お仏前供養と仏道修行

 
仏道の修行では主に「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と呼ばれる六つの行があり、この六つの行を前3日・後3日の6日間で、一日ひとつずつ意識して過ごすと言われます。
 
…とは言え、一般の人々は「毎朝お仏壇に意識して供養をする」だけで行とされてきました。
 

お墓参り

◇お彼岸はお墓参りに行きます
 
春と秋のお彼岸と言えば、お墓参り行事です。
春分の日・秋分の日は故人と繋がりやすいとされるためですが、年に2回のタイミングとして、お墓掃除に適切な時期でもあります。
 

<秋のお彼岸にお墓参り>
[お供え物]
供花
・食べ物(お萩など)
・飲み物(水など)
・線香
・ロウソク
[お墓掃除] 墓地区画内(草むしりなど)
・墓石の水洗い
・墓石の乾拭き
[お墓参り] お供え
・お線香を手向ける
・合掌

 
お墓参りは基本的に午前中に行きましょう。
墓地は無縁仏が彷徨っているとも言われ、また暗闇では足元が見えにくく怪我の原因にもなるため、少なくとも16時頃にはお墓参りを行います。
 

 

仏壇仏具の掃除

◇仏壇は水拭きを避け、毛はたきと乾拭きで済ませます
 
春と秋のお彼岸は、定期的な仏壇仏具の掃除に良いタイミングです。
 
またお彼岸は「仏道の修行」でもあります。
仏教の教え「六波羅蜜(ろくはらみつ)」に倣い、日々一点の仏具に集中して掃除をすると良いでしょう。
 

<六波羅蜜と仏壇仏具の掃除>
[ご報告]
お線香をあげる
・掃除が始まるとご報告
[埃を払う] 毛バタキで埃を払う
・細かな部分は筆など
[乾拭き] ・柔らかい乾いた布を使用
[仏具を掃除する] ・仏具の素材に合わせて掃除
[お供え] お茶や水を取り替える
・ご飯を供える
・供花を供える
・お線香をあげる
・合掌

 
お供えを終えた後には、お茶や水を取り替えるなど、仏壇のお世話をしながら、ご先祖様に無事にお仏壇掃除が終わったことを伝えましょう。
 
仏壇掃除を行う日は、仏壇がカビ付くのを防ぐため、湿度の少ない日を選びます。
 

[仏壇掃除]
・失敗しない仏壇掃除の手順とは?役立つ道具や、スムーズな掃除の手順、注意点まで解説!

 

お仏前供養と仏道修行

◇春と秋のお彼岸7日間は、「六波羅蜜」に倣い仏前供養・修行をします
 
仏門では春と秋のお彼岸を「倒彼岸(とうひがん)」と言い、彼岸に至るまでの修行の道とされました。
 
彼岸に至る」とは悟りを開く意味合いがあり、修行の期間です。
来世に至る道」と言われ、より良い来世のために尽くします。
 

●在宅で仏道の修行を行うカリキュラムが「六波羅蜜(ろくはらみつ)」です。

 
ただ「修行」と言っても、日々の暮らしのなかでひとつひとつの徳行を意識することを差し、日々の暮らしで意識をすれば十分です。
 

<秋のお彼岸の六波羅蜜とは>
・第1日目(彼岸の入り) 布施(ふせ) 供物を供える
・第2日目 持戒(じかい) お線香を供える
・第3日目 忍辱(にんにく) 花を供える
・第4目(中日) 先祖供養の日
・第5日目 精進(しょうじん) 塗香を手に塗る
・第6日目 禅定(ぜんじょう) ご飯を供える
・第7日目(彼岸の明け) 智慧(ちえ) ろうそくの火を灯す

 
ちなみに塗香(ずこう)とは粉状の香りで、修行前に手に擦り込んで邪を祓い、禊落としをします。
 
春と秋のお彼岸では、以上の六波羅蜜を意識しながら、日々お仏壇のお勤めをすることで、良い来世に至る道が開けるとされてきました。
 

 
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春と秋のお彼岸に違いはあるの?

春と秋のお彼岸に違いはあるの?

◇秋のお彼岸はより、先祖供養の役割が強いです
 
春のお彼岸と秋のお彼岸は、いずれも西方浄土へ繋がりやすい、通じているとされますが、いずれかでお墓参りに行く家では、秋のお彼岸に行く家が多いでしょう。
 
これは春と秋のお彼岸で、少しだけ役割が異なるためです。
特に春分の日・秋分の日で意味合いが異なります。
 

<春分の日・秋分の日の違い>
[春分の日] ・この世の万物(自然や生物)を慈しむ日
[秋分の日] ・ご先祖様や故人を偲び、敬う日

 
春のお彼岸では「今在る幸せ」に感謝をして、地球や自然が在ること、この暮らしをご先祖様へ感謝します。
 
秋のお彼岸は正に先祖供養であり、ご先祖様ばかりではなく、こい偲ぶ故人の魂と出会えるかもしれない…、とお墓参地に行く日でした。
 

 

秋のお彼岸とお盆の違いは?

◇秋のお彼岸とお盆では、季節と供養の目的や方法が違います
 
秋のお彼岸は、中日となる秋分の日に太陽が赤道線上に入り、彼岸と此岸が最も短くなるために、故人に会いに行く秋の行事です。
 

<秋のお彼岸とお盆の違いとは>
[行事] [季節] [目的]
●お彼岸 ・春と秋 [場所]お墓
・ご先祖様に会いに行く
●お盆 ・夏 [場所]
・ご先祖様をもてなす

 
けれどもお盆は、家まで訪ねてきたご先祖様をおもてなしします。
また傾向としては、お盆は親族で行うのに対して、お彼岸は家族単位でお墓参りをする家が多いでしょう。
 

秋のお彼岸の行事食は?

秋のお彼岸の行事食は?

◇秋のお彼岸には、蛇を払うために赤い小豆で作ったおはぎをいただきます
 
春はぼたもち、秋はおはぎをいただきますね。
どちらももち米に小豆をくるんだ、甘菓子です。
 
小豆を収穫したての秋のおはぎは粒あんですが、冬に小豆を貯蔵して超えた時期のぼたもちはこしあんをいただきます。
 

<秋のお彼岸でいただくおはぎ>
小豆の「赤」が邪を祓うとされてきました。
 
神様仏様やご先祖様と繋がる
無縁仏などが近寄りやすい

 
彼岸(あの世)と此岸(この世)が繋がりやすい、最も近いとされることが理由にあります。
 
このようなことから、春や秋のお彼岸では小豆の他にも邪を祓うとされる、香りの強いもの(ネギなど)などをいただくと良いです。
 
秋彼岸の行事食にはおうどんもありますが、おうどんにネギをたっぷり入れていただくのも良いでしょう。
 

 

2023年秋のお彼岸は、先祖供養の日です

2023年秋のお彼岸は、先祖供養の日です

2023年秋のお彼岸は、彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も近くなり、繋がりやすくなる日として、お墓参りをしてご先祖様に会いに行く日です。
 
古来日本の太陽信仰と仏教の教えによる、日本独自の文化ですが、聖徳太子の時代から行われてきたとされます。
 
先祖供養や仏道の修行とされるお彼岸には、結婚式などの慶事を忌む高齢の人々も少なくありません。
お彼岸時期に慶事を検討している人は、別日にずらしておくと安心です。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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