【大阪の葬儀】葬儀告別式、出棺まで10の流れ。喪主が行うチェックリスト|永代供養ナビ
現代の大阪では葬儀を無事済ませるまで、葬儀社スタッフが先導して進めてくれますよね。
大変心強い存在ですが、喪主挨拶など、喪主やご遺族にしかできない事柄もあるため、タイミングを計るためにも、大阪で行う葬儀・告別式の、一連の流れは知っておくと安心です。
また喪主挨拶だけではなく、参列者への対応や配慮も必要になります。
今回は、大阪の葬儀・告別式を行う出棺までの10の流れをお伝えします。
大阪の葬儀前、喪主が行う5つの事柄
現代の大阪では一般的に葬儀社が、葬儀の進行をサポートしてくれますが、喪主やご遺族は葬儀が始まる前に、下記5点のチェックや準備を進めてください。
(1)お焼香の順番(席次)
(2)供花や供物の調整
(3)弔事の依頼(順序)
(4)弔電拝読の範囲(順序)
(5)喪主挨拶のタイミング
喪主やご遺族など、故人と参列者の関係性を良く知る人々しかできない決定事項が、お焼香の順番(席次)や、通夜までにいただいた供花や花輪、供物などの並びの調整です。
・【大阪の葬儀】喪主が決める花輪や供花の配置。失礼にならない5つのルール|永代供養ナビ
大阪の葬儀・告別式10の流れ
「【大阪の葬儀】喪主が把握する通夜の流れ。受付から始まる10の手順とは|永代供養ナビ」でお通夜の流れをお伝えしました。
翌日は通夜の会場をそのまま使用することが多く、出棺後は火葬や会食(精進落とし)が行われるため、午前中9時頃からの受け付け開始など、早くから行う大阪の葬儀が多いでしょう。
(1)受付開始…9時
(2)僧侶到着…9時30分
(3)ご遺族・近親者の入場…9時45分
(4)開式の辞…10時
(5)僧侶の入場…10時5分
(6)弔辞拝受/弔電拝読…10時10分
(7)お焼香…10時20分
(8)僧侶退場…10時40分
(9)閉会の辞…10時45分
(10)故人との最期の対面…10時50分
開式の辞から閉会の辞までが45分~1時間として、その間のお焼香や弔電拝読などは、大まかな時間帯で掲載しています。
一般参列者が出席する出棺前まで、9時の受け付け開始から2時間ほどと考えると良いです。
ただし、参列者が多い規模の大きな葬儀では、お焼香時間がそれだけ長くなるでしょう。
(1)受付開始…9時
大阪で葬儀が始まる前、喪主やご遺族は前項でお伝えした席次や供花・花輪の順番確認などで忙しくなります。
そのため受け付けは葬儀社スタッフが担うことになるでしょう。
・御香典を受け取る
・参列者名簿に記入をしていただく
・ご案内
また葬儀社スタッフだけでは人手が足りない、信頼できる人に受け付けをお願いしたい場合には、大阪では葬儀をサポートしてくれる「世話役」を依頼することも多いです。
ただ世話役を依頼する場合には、受け付けではお金を扱う(御香典を受け取る)ため、信頼できる人にお願いをする必要があります。
・【大阪の葬儀】自宅葬で世話役を立てる。依頼する人と担当、頼み方を解説!|永代供養ナビ
(2)僧侶到着…9時30分
大阪の葬儀では僧侶が到着したら、喪主やご遺族が迎えるのが一般的です。
「おはようございます。
昨日は丁寧なお供養とご法話をありがとうございました。
本日もどうぞ、よろしくお願いいたします。」
など、通夜での読経供養や法話へのお礼とともに、本日のご挨拶をした後、控室までご案内をしてください。
・【大阪の葬儀】葬儀で行う喪主挨拶とは。遺族が把握したい5つのタイミングと例文を紹介
(3)ご遺族・近親者の入場…9時45分
参列者の皆さまがひと通り受付を済ませ、着席した頃合いで、ご遺族や近親者が入場します。
大阪で葬儀会場のレイアウトは、親族席を祭壇側にまとめた対面式もありますが、一般的な祭壇前のお焼香台ひとつで行う葬儀会場が一般的です。
●祭壇に向かう中央の通路で、右と左に席が分かれています。
・喪主やご遺族は、祭壇に向かって右側の席
・喪主の席は、最前列の祭壇に最も近い中央の通路側
入場の際には、喪主から続いて前方から入場し、祭壇前で参列者の皆さまへ一礼をする場合もあるでしょう。
ご遺族は、喪主から右側へ続いて、故人とより近しい血縁関係者が座ります。
・【大阪の葬儀】喪主が決める葬儀の席順で、トラブルを避ける5つのルール|永代供養ナビ
(4)開式の辞…10時
(5)僧侶の入場…10時5分
続いて僧侶の入場です。
大阪の葬儀では、僧侶の入場後「引導」と呼ばれる読経供養を行う流れが多いでしょう。
引導では、主に下記の事柄が行われています。
これが前日通夜の読経供養とは違う点です。
・引導(いんどう)…故人に「あなたは亡くなったのだ」と告げる
・受戒(じゅかい)…僧侶より仏弟子として戒を授ける
大阪では「葬儀・告別式」と言いますが、葬儀では仏教に倣い上記のような宗教儀礼が行われる一方、告別式は名前の通り、生きる人々が故人へ最期のお別れをする、社会的な場です。
(6)弔辞拝受/弔電拝読…10時10分
弔辞拝受では参列者が弔辞を述べてくださいますので、喪主がご遺族は事前に弔事をお願いする人を決めて、依頼をしていなければなりません。
弔辞拝受や弔電拝読で、喪主やご遺族が事前に準備しておくべき事柄は下記です。
[1]弔辞拝受
・お願いする人を決めて依頼する
・複数の弔辞があれば、弔辞の順番を決める
[2]弔電拝読
・弔電を読む範囲を決める
・弔電を読む順序を決める
弔辞も弔電も、生前に故人と近しい関係性だった人から順番に行います。
弔電は少ない数なら良いのですが、たくさんの弔電をいただくことも少なくありません。
喪主は何人まで、どの順序で読むかをご遺族や親族と相談しながら決め、司会者に伝えておきます。
(7)お焼香…10時20分
大阪の葬儀ではお焼香にも順番があります。
一般的な大阪の葬儀では、お焼香は1人ずつ順番に並んで行うため、喪主やご遺族は予め決めておかなければなりません。
①喪主
②ご遺族
③近親者
④一般参列者
ご遺族や近親者間で打ち合わせができなかった場合、ご遺族と近親者のお焼香時に、最初に司会者がお名前を読み上げる「指名焼香」の方法もあります。
(この場合は、名前に漏れがないよう、よくよく注意をしてください。)
ただ席次を決めてしまえば、席順に倣い流れるようにお焼香を行い、着席をする大阪の葬儀が多いでしょう。
・【葬儀マナー】数珠の持ち方扱い方に作法はある?焼香でのマナー、持ち歩く時タブーまで
(8)僧侶退場…10時40分
全てのお焼香が終わると、僧侶の退場です。
退場時には起立、もしくは一礼をして、合掌をしながらお見送りをすると良いでしょう。
●一般的な大阪の葬儀では、引き続き出棺後の火葬場でも読経供養を行いますが、近年の葬儀では僧侶が火葬場に同行しない場合もあります。
この場合は、一連の葬儀手順を終えた後、控室でお礼の言葉とともにお布施をお渡ししてください。
火葬場に同行しないと言うことは、火葬後の会食(精進落とし)にも僧侶は参加しないことが多いですから、お布施とともに御膳料も用意しておきます。
・大阪の法要でお布施を渡す時、施主が押さえるマナーとは。御香典とは違う渡し方を解説!
(9)閉会の辞…10時45分
僧侶が退場したら、「閉会の辞(へいかいのじ)」で大阪では葬儀が終了します。
閉会の辞も、司会を担った葬儀社スタッフや世話役の人が行ってくれるでしょう。
●一般参列者はこの閉会の辞で退席し、葬儀会場の玄関前で出棺を待ちます。
喪主やご遺族、近親者の人々は葬儀会場に残ってください。
※一般的には葬儀会場の玄関前で出棺の儀を行いますが、なかには屋外での儀を避ける会場もあるので、この点は確認をして、プログラムを勧めます。
(10)故人との最期の対面…10時50分
最後に
以上が大阪の葬儀・告別式、当日のプログラム10の流れです。
故人との最期の対面を終えた後、棺は葬儀会場から出棺され、玄関で待つ一般参列者にお見送りをされながら、火葬場へ向かいます。
大阪の葬儀・告別式では、喪主挨拶をこの出棺時に行うことが多いのですが、お焼香を終えて閉会の辞を行うタイミングで、喪主挨拶となるものもあるので、この点は葬儀社との打ち合わせ時に確認をしてください。
(本文でお伝えしたように葬儀会場の決まりで、屋外での喪主挨拶ができないこともあるでしょう。)
・【大阪の葬儀】葬儀で行う喪主挨拶とは。遺族が把握したい5つのタイミングと例文を紹介
まとめ
葬儀・告別式、出棺まで10の流れ
(1)受付開始…9時
(2)僧侶到着…9時30分
(3)ご遺族・近親者の入場…9時45分
(4)開式の辞…10時
(5)僧侶の入場…10時5分
(6)弔辞拝受/弔電拝読…10時10分
(7)お焼香…10時20分
(8)僧侶退場…10時40分
(9)閉会の辞…10時45分
(10)故人との最期の対面…10時50分
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