【大阪の葬儀】自宅葬で世話役を立てる。依頼する人と担当、頼み方を解説!|永代供養ナビ
大阪で自宅葬を執り行う場合、会場が自宅になるためご遺族の負担も大きくなります。
そのため大阪で行う多くの自宅葬において、「世話役」やお手伝いを依頼する喪主が多いでしょう。
昔と違い、現代の大阪で行う自宅葬では、葬儀社に任せることが多いです。
けれども自宅の掃除や会場の準備などは、「気ごころの知れた世話役さんの方が助かる」とする人も多くいます。
今回は、大阪で自宅葬で多い手順として、世話役の頼み方や会場準備、飲食の手配まで、喪主が押さえる5つの事柄をお伝えします。
「世話役」とは
大阪の自宅葬を執り行う場合、斎場を利用した葬儀よりも、喪主が担う仕事は多い傾向です。
ただ、これらを全て喪主が執り行うにはとても難しく、お手伝いさんのサポートが必要になってきます。
●「世話役」とは、通夜や葬儀の進行を手助け、お手伝いをしてくれる人です。
また大阪の自宅葬では、世話役を仕切る「世話役代表」もいます。
通夜や葬儀、世話役全体の取りまとめをしてくれる役割なので、多くは葬儀に慣れた人や、年齢の高い人が担う場合が多いでしょう。
・喪主の業務のサポート
・各担当の取りまとめ
…「世話役代表」のこのような役割から、葬儀での世話役選びはとても重要です。
喪主の身内や、弔事に詳しい人を選び、依頼をしてください。
世話役の頼み方
大阪で自宅葬を行う時、通夜や葬儀に対応した会場ではないため、何かと想定外の事柄も多く、準備は慌ただしく進むでしょう。
先方もスケジュール調整や準備が必要なので、世話役は早めに決めてください。
まずは世話役代表を選ぶようにしましょう。
・弔事の経験が豊富な人
・統率力のある人
・良識のある人
・喪家の内情に通じている人
・年配で元気な人
…などにお願いすると安心です。
世話役代表が決まったら、その後に世話役を決めると担当が割り振りしやすいです。
①大阪の自宅葬で、世話役に依頼するケース
昔ながらの大阪の自宅葬では、「隣組」と呼ばれる地域の人々が率先して世話役を担ってくれる地域も多くありました。
その昔の大阪の自宅葬では、その他にも故人の年齢や事情によって下記のようなケースがあります。
①故人が現役だった場合…職場の人々
②故人が個人商店を営んでいた場合…商店会の人々
③故人が集合住宅に住んでいた場合…自治会の人々
…などです。
地域や集まりによって慣習がありますので、それぞれ慣習に倣い世話役をお願いすると良いでしょう。
②年齢にも配慮する
●世話役が高齢者ばかりの顔ぶれだった場合、親族や友人知人から、若い世話役を依頼する配慮も必要です。
・家事を日ごろから行っている人を数人加える
経験のない若い世話役の人々には、高齢の世話役の人々から指示を仰いでいただき、動いてもらうと良いでしょう。
世話役にも各担当がいる
以上が大阪の自宅葬で世話役を依頼するポイントです。
葬儀社スタッフをメインとして、足らずを世話役にお願いするのであれば、少数でも良いのですが、大阪の地方で行う自宅葬のなかには、世話役が葬儀の進行を勤めることもあります。
この場合には、下記の担当に世話役を分担して依頼してください。
①世話役代表
②受け付け
③会計
④接待・台所係
⑤駐車場・道案内係
世話役には勝手方(裏方)をお願いするので、接待・台所係の人は、日ごろから家に出入りをしている人が好ましいです。
手間暇を少しでも減らすため、喪家では紙皿や紙コップ、ペーパータオルなども用意すると良いでしょう。
①世話役代表
●「世話役代表」は、葬儀での喪主のサポートに徹する人のことです。
葬儀社や各担当の連携、通夜や葬儀・告別式などの業務を執り行う進行役として、主な役割を果たします。
ただ現代では、世話役よりもお手伝いとして認識されていることが多いでしょう。
●世話役代表には、喪主以外の家族や親戚などに依頼する場合が多いです。
世話役代表に当たる人がいない場合、葬儀社が担当してくれます。
喪主とのコミュニケーションか取れる人の方が、よりスムーズに葬儀を進行できるためです。
②受け付け
大阪の自宅葬で受付は「葬儀の顔」です。
通夜や葬式に参加する参列者に、第一に挨拶をしなくてはなりません。
●受け付けの業務
・参列者のお出迎え
・参加名簿への記入をお願いする
・お悔やみの言葉を受ける
・御香典の受け取り
・返礼品を渡す
・会場への誘導
受け付けでは、遺族の一人として失礼のないよう、参列者をお迎え・お見送りをします。
そのため受け付けをお願いする人は、できれば葬儀の経験があり、接客に向いている人が良いでしょう。
また金銭を受け取る(御香典)ので、できれば親族にお願いすると安心です。
後々のトラブルを避けるためにも、ここは慎重に選ぶようにする必要があります。
③会計
●御香典などの現金を取りまとめる役割が会計担当です。
一般的に通夜や葬儀など一連が終わり、御香典が集まった後に葬儀社に支払うため、会計担当は重要な役割として、信頼のできる人へ依頼します。
・御香典の名前と金額をチェック
・誤りがあれば、受け付けに伝える(確認は、受け付けから参列者へ)
会計は多額の現金を預かるため、持ち場を離れることができません。
また現金を取り扱うため、受け付け同様に信頼できる人、もしくは親族に依頼すると良いでしょう。
④接待・台所係
●「接待・台所係」は、控室などでお茶出しやお菓子を出す担当です。
比較的誰にでもお願いできる内容ですが、日ごろ慣れない台所でお手伝いをするので、喪家は下記の事柄に配慮して、接待・台所係へ依頼してください。
・台所で扱う食器などの場所を説明する
・仕事が少なくなるよう配慮する(紙コップなどの使用)
・買い出しが必要な時のため、お金を渡しておく
・種類別のゴミ捨て場を説明する
最近では、葬儀社が全て執り行うってくれる場合が多く、接待・台所係は必要ない場合もありますが、念のため確認を取っておくと安心です。
⑤駐車場・道案内係
遠方から、または車で訪問する人は、駐車場の案内や道案内をしなければなりません。
大阪で自宅葬を行う場合、自宅の駐車場スペースの他、近隣の駐車場をお借りすることも多いでしょう。
・駐車スペースへの誘導
・自宅会場へのご案内
・交通整備
・道路使用許可などの手配
また「道路使用許可などの手配」は、交通規制が必要な場合に、警察に行き道路使用許可をもらう業務です。
喪家が行う、世話役への配慮
以上が世話役それぞれの役割です。
世話役の人々は、喪主やご遺族が担いきれない業務を、サポートしてくれる存在です。
感謝と労いを込めて、下記のような事柄に配慮します。
①世話役への食事の手配
②心付けをお渡しする
①世話役への食事の手配
通夜や葬儀の間はずっと、世話役の人々は皆、担当場所に詰めきりになることが多いでしょう。
●そのため昼食や夜食などのお食事を用意して振る舞ってください。
ただしお忙しいこともありますから、店屋物などでも構いません。
②心付けをお渡しする
またお礼として世話役の人々にはお金をお包みします。
●大阪の自宅葬では目安として3千円~5千円/1人ほどを包むことが多く、表書きは「感謝」や「志」「ありがとう」などが多いです。
ポチ袋などで包みお渡しすると良いでしょう。
最後に
特に地方の大阪では、自宅葬を執り行うに当たり世話役をお願いすることが多いです。
葬儀社に依頼している場合には、相談をしながら世話役を数人決めても良いでしょう。
また大阪で自宅葬を行う時、会場が自宅になるため家の片付けも配慮しなければなりません。
家族が亡くなると数時間~24時間ほどで自宅にご遺体が搬送され、枕飾りなどを整えますので、搬送前に自宅の掃除をお願いすることもあります。
この時、祭壇がある家では祭壇を閉め、扉に白い紙を貼る「神封じ」も必要です。
・大阪で自宅葬を執り行うと負担が大きい?葬儀会館との違いやメリットとデメリット、注意点
まとめ
大阪の自宅葬で世話役を頼む基礎知識
●世話役の役割と担当
①世話役代表
②受け付け
③会計
④接待・台所係
⑤駐車場・道案内係
●世話役代表をお願いする人
・弔事の経験が豊富な人
・統率力のある人
・良識のある人
・喪家の内情に通じている人
・年配で元気な人
●喪主が配慮する事柄
①世話役への食事の手配
②心付けをお渡しする
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