
【2024年5月の年中行事】ゴールデンウィークは4月27日(土)~、最大10連休!

・2024年5月の年中行事は?
・2024年のゴールデンウィーク(GW)はいつ?
・2024年の母の日はいつ?
2024年5月の年中行事には、ゴールデンウィーク(GW)がありますよね。
最大4月27日(土)~5月6日(月)まで、4月30日(火)・5月1日(水)・5月2日(木)の3日間の有給休暇を取ると、最大10連休になる大型連休です。
また二十四節気では立夏の頃、たけのこご飯や芽キャベツ、新じゃがなど、お食事も春の息吹を楽しむ時期でもあるでしょう。
本記事を読むことで2024年5月の年中行事を旧暦カレンダー、季節の候が分かります。

2024年5月の年中行事とは?

◇2024年5月にはゴールデンウィークがあります
2024年5月の年中行事には最大4月27日(土)~5月6日(月)まで、最大10連休となるゴールデンウィーク(GW)があります。
そして、その中日にあたる5月5日はこどもの日、菖蒲湯に入り鯉のぼりを飾りながら、子どもの成長を願う端午の節句でもありますよね。
<2024年5月:年中行事カレンダー!> | |
[日程] | [行事] |
[年中行事] | |
(1)2024年5月1日(水) | ・メーデー |
(2)2024年5月2日(木) | ・八十八夜 |
(3)2024年5月3日(金) | ・憲法記念日(祝日) |
(4)2024年5月4日(土) | ・みどりの日(祝日) |
(5)2024年5月5日(日) | ・こどもの日(祝日) (端午の節句) |
(6)2024年5月6日(月) | ・振替休日 |
(7)2024年5月12日(日) | ・母の日 |
(8)2024年5月15日(月) | ・葵祭り(京都) |
[二十四節気] | |
(9)2024年4月19日(金)~5月4日(土) | ●穀雨(こくう) |
(10)2024年5月5日(日)~5月19日(日) | ●立夏(りっか) |
(11)2024年5月20日(月)~6月4日(火) | ●小満(しょうまん) |
2024年5月の年中行事でゴールデンウィーク(GW)は4月27日(土)から始まりますが、4月30日(火)・5月1日(水)・5月2日(木)は平日です。
ただし、この3連休を有給休暇などにすると10連休となります。
・2024年のゴールデンウィーク(GW)はいつからいつまで?GWの穴場、どこに行く?
①昭和の日とは
◇「昭和の日」とは、昭和天皇の誕生日です
もともとは昭和天皇の誕生日による祝日で「天皇誕生日」でした。
昭和天皇が亡くなると、天皇誕生日は12月23日(明仁上皇の誕生日)へ移動し、4月29日は一度「みどりの日」と呼ばれます。
昭和時代は4月23日~29日は新緑の季節を愛でる「みどりの週間」だったためです。
その後、2005年の祝日法改正により、みどりの日は4月29日から5月4日に移動し、4月29日は昭和の日に制定されました。
<昭和の日とは> | |
●激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす (内閣府より) |
|
(1)昭和時代 | …天皇誕生日 |
(2)昭和天皇の御崩御 | …みどりの日 |
(3)祝日法改正(2005年) | …昭和の日 |
4月29日が昭和の日として残り、みどりの日が玉突きのように5月4日に制定されたのは、5月3日の憲法記念日と5月5日のこどもの日に挟まれた日を休日とし、ゴールデンウィーク(GW)を残すためです。
②メーデーとは
◇メーデーは現代において、労働者の権利を主張する日です
「メーデー(May Day)」は本来、夏の到来を祝うお祭りでしたが、現在では労働者が権利を主張する日になっています。
もともとメーデー(May Day)は名前の通り「五月祭り」と呼ばれ、夏の到来を祝うものでした。
けれども1886年のアメリカで、労働者達が結束して、メーデー(May Day)の日に1日8時間労働を求めたことから、主に労働者が権利を求める活動を行う日になっています。
現代では世界各地で「メーデー(May Day)=労働者が権利を主張する日」との認識が広まっているでしょう。
①八十八夜とは
◇「八十八夜」とは雑節のひとつで、立春から88日目を差します
「雑節(ざっせつ)」とは、二十四節気(立春・立夏など)とは別に、日本で季節の変化を感じる補助的な役割で設けられた節目です。
なかでも八十八夜は一番茶を摘む時期として、立春を入れて88日目を差します。
「夏も近づく八十八夜♪」の茶摘みの唄があるように、夏を祝う意味もあるでしょう。
<2023年5月の年中行事:八十八夜とは> | ||
[雑節] | [時期] | [意味] |
・節分 | 毎年2月3日頃 | 季節を分ける(現在は春のみ) |
・彼岸 | 毎年 ・3月23日 ・9月23日頃 |
お墓参りや供養を行う |
・社日 | 毎年 ・3月中旬 ・9月下旬頃 |
戊の日に産土神に拝む |
・八十八夜 | 毎年5月1日頃 | 一番茶を摘む |
・入梅 | 毎年6月11日頃 | 梅雨入り(暦上) |
・半夏生 | 毎年7月2日頃 | 米農家が田植えをしない日 |
・土用 | ・立春 ・立夏 ・立秋 ・立冬の前 |
約18日間 土をいじらない日 |
雑節には上記があります。
「土用の丑の日」にウナギをいただく風習などは、現代にも残っていますよね。
八十八夜に摘む新茶は、昔は不老長寿の縁起物として重宝されました。
今でも茶の産地では、八十八夜に茶摘みイベントを行う農家を見受けます。
④憲法記念日とは

◇「憲法記念日」とは、日本国憲法の施行記念日です
1947年(昭和22年)5月3日に現在の法律、日本国憲法が発布され、翌1948年から「日本国憲法の施行を記念し国の成長を期する日」(内閣府「各国民の祝日について」より)として、憲法記念日が定められました。
第9条に関しては、現在賛否両論が巻き起こっていますが、憲法記念日は戦争の反省を踏まえた新憲法の意味を考える日とされています。
<憲法記念日とは> |
①主権在民 …国民が主人公、選挙制度、国政は国民の信託 |
②基本的人権の尊重 …言論の自由、結婚の自由、教育の自由、職業の自由 |
③戦争の放棄 …国際平和、国の問題解決に武力を用いない、軍隊を持たない |
④子どもの権利条約(1) …差別の禁止、名前や国籍を持つ権利、虐待や放任からの保護 |
⑤子どもの権利条約(2) …難民や障害児の権利 |
こどもの権利条約については、1990年(平成2年)の署名、1994年(平成6年)と比較的近代に発行された憲法ですが、現代社会において、より多くの人々が考えるべき条約と言われるようになりました。
⑤みどりの日とは

◇「みどりの日」には自然に親しみ感謝をします
「みどりの日」とは、毎年5月の新緑の季節に自然に親しみ感謝をするための祝日です。
「昭和の日」で解説したように、もともとは昭和時代に昭和天皇の誕生日だった4月29日を「みどりの日」としていました。
けれども2005年の祝日法改正によって、玉突きの形で5月4日に移動した経緯があります。
みどりの日はもともと昭和時代は「みどりの週間」として、下記のようなイベントを楽しんでいました。
<みどりの日とは> | |
(1)花を植える | ●種を撒く ・ひまわり ・ローズマリー ・朝顔など ●苗を植える |
(2)花を育てる | ・水をあげる ・陽当たりの良い場所に置く ・害虫駆除 |
(3)植物で遊ぶ | ●押し花 ●花輪づくり ・シロツメクサ ・レンゲ …など ●つくしのつなぎ目を当てる ●タンポポの腕輪作り |
(4)ハイキング | ・植物観察 (植物図鑑) ・写生 |
(5)光合成を学ぶ | ・葉の光合成が見える実験 |
…などなどのイベントです。
現代ではゴールデンウィーク(GW)の真ん中の日として、家族で旅行などに勤しむ流れが起きていますが、個人でもキャンプやピクニックを企画してみてはいかがでしょうか。
⑥こどもの日とは

◇「こどもの日」は、こどもの成長を祝い感謝する日です
その昔は五節句のひとつ「端午の節句(たんごのせっく)」として、特に男の子の成長と幸福な人生を祈願する日でした。
こどもの日としては、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」(内閣府「各国民の祝日について」より)とされています。
・鯉のぼりをあげる
・兜飾りを飾る
・ちまきや柏餅をいただく
・菖蒲湯(しょうぶゆ)に浸かる
・(大人は)菖蒲を浸したお酒をいただく
ただ現代におけるこどもの日の風習は、端午の節句に倣ったスタイルで祝う家が多いです。
またこどもの日は地域イベントも多く、イベントに参加するなど、地域性も高いでしょう。
⑦五節句とは

日本で端午の節句が始まった時期は江戸時代、五節句の一つとして幕府の式日として制定されました。
<五節句とは> | ||
[日にち] | [五節句] | [呼び名] |
・1月7日 | 人日(じんじつ)の節句 | 七草粥 |
・3月3日 | 上巳(じょうし)の節句 | お雛様 |
・5月5日 | 端午(たんご)の節句 | こどもの日 |
・7月7日 | 七夕(しちせき)の節句 | 七夕 |
・9月9日 | 重用(ちょうよう)の節句 | 菊酒 |
陽の数字とされる奇数が重なる日が五節句とされています。
一方古代中国で端午の節句は、同じ月名と日名が重なる日として、午の月・午の日である端午の節句に厄祓いを行いました。
⑧母の日とは

◇母の日は2024年5月12日(日)です
母の日は2024年5月12日(日)、毎年5月第2日曜日に行う、母親に感謝をする日です
母の日の風習は、母親を亡くしたアメリカの少女「アンナ・シャービス」がフィラデルフィアの協会で、母親が好きだった白いカーネーションを配ったことから始まります。
現代は生きている母親には赤いカーネーションで感謝を表し、亡き母親には白いカーネーションを手向ける人が多いです。
・母親に感謝を伝える
・家族で母親の労をねぎらう
・お手伝いをする
・贈り物をする
・カーネーションを贈る
ひと昔前までは生きている母親へ感謝を伝えるイメージばかりが先行していましたが、現代では母の日の由来であるアンナ・シャービスの話も広まり、お墓参りをして白いカーネーションを手向ける習慣も広がっています。
⑨葵祭とは

◇葵祭とは、祇園祭・時代祭と並ぶ京都の三大祭りです
京都府京都市下鴨・上賀茂神社で毎年5月15日(陰暦4月のなかの酉の日)に行われる葵祭は、京都の三大祭り・三大勅祭として広く知られています。
賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭で、天皇の使者「勅使(ちょくし)」が下鴨神社、上賀茂神社の両神社へ参る行列「街頭の儀」が有名です。
●約1400年前から始まったとされる葵祭の「街頭の儀」では、総勢500名以上で繰り広げられる、平安絵巻のような行列が練り歩きます。
テレビでも度々披露される葵祭の街頭の儀では、かつてのように馬36頭・牛4頭を携え、近衛使(勅使代)・内蔵使・山城使・牛車・風流傘・斎王代と続く姿を見ることができるでしょう。
◇コロナ禍で2020年より4年に渡り中止となっていましたが、2023年に、葵祭は開催すると発表がありました
お出かけ前には確認をしながら感染対策にも気を配り、平安絵巻を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2024年5月の二十四節気・七十二候

◇5月は、穀雨から立夏、小満へと続きます
春から夏へと緑がどんどん彩りを放つ2024年5月の七十二候では、蛙が鳴き、ミミズが土からぽんぷりぽんぷりと出てくる、カイコは起きて草を食べるようになり、最後には麦の実ります。
<2023年5月の二十四節気・七十二候> | |||
[8]穀雨(こくう)…2023年4月20日(木)~5月5日(金) | |||
① | 末候 | 牡丹華(ぼたんはなさく) | 4月30日(火)~5月4日(土) |
[9]立夏(りっか)…2023年5月6日(土)~5月20日(土) | |||
① | 初候 | 蛙始鳴(かわずはじめてなく) | 5月5日(日)~5月9日(木) |
② | 次候 | 蚯蚓出(みみずいづる) | 5月10日(金)~5月14日(火) |
③ | 末候 | 竹笋生(たけのこしょうず) | 5月15日(水)~5月19日(日) |
[10]小満(しょうまん)…2023年5月21日(日)~6月5日(月) | |||
① | 初候 | 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) | 5月20日(月)~5月25日(土) |
② | 次候 | 紅花栄(べにばなさかう) | 5月26日(日)~5月30日(木) |
③ | 末候 | 麦秋至(むぎのときいたる) | 5月31日(金)~6月4日(火) |
「小満(しょうまん)」とは、地球の万物が成長して気が満ち、陽気が温かくなることを差し、麦が実り田植えが始まる時期とされました。
手紙では「若葉の候」「緑したたる」などの時候の挨拶から始まります。
最後に
2024年5月の年中行事はゴールデンウィークがありますね。
中日にはこどもの日、5月第2週日曜日にあたる5月12日(日)は母の日が訪れます。
一方、2024年5月の二十四節気七十二候では立夏の季節、夏が訪れる節気です。
「みどりの日」も夏の訪れである新緑の季節に、自然に親しみ自然の恩恵に感謝して、豊かな心を育む意味があります。
冬の寒さからいよいよ解放され、真夏ほど暑くないこの季節は、キャンプにも良い時期ではないでしょうか。
・2024年のゴールデンウィーク(GW)はいつからいつまで?GWの穴場、どこに行く?
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