
【大阪歳時記】5月の年中行事カレンダー☆GW子どもの日や母の日、八十八夜が到来の月!

大阪の5月に行う年中行事と言えば、子どもの日と母の日ですよね。また大阪で5月の年中行事としてはあまり知られていませんが、八十八夜もあります。
また大阪のお隣り、京都で5月に行われる年中行事としては、15日の「葵祭」も全国的に有名です。
二十四節気としては穀雨(こくう)から立夏、小満へと続く頃、まだまだ夏までは遠いものの、たけのこご飯や芽キャベツ、新じゃがなど、お食事も春の息吹を楽しむ時期でもあるでしょう。
今回は、そんな春から初夏に掛けた季節を楽しむ、大阪で5月に行う年中行事をお伝えします。
【大阪歳時記】5月の年中行事カレンダー☆子どもの日や母の日、八十八夜が到来の月!

大阪で行う5月の年中行事

大阪で5月に行われる年中行事としては、4月の末から始まるゴールデンウィーク、そして母の日が最も大きなイベントとなりますよね。
4月29日昭和の日(旧みどりの日)から始まるゴールデンウィーク中には、5月3日の憲法記念日、4日のみどりの日、5日の子どもの日と続きます。
2022年4月20日から始まった穀雨(こくう)の節気は、5月5日に立夏へと代わり、新緑の季節が本格的に訪れる魅力的なシーズンです。
大阪より西側では麦の穂が出てくる頃で、豊穣祈願を行う地域も見受けます。
<二十四節気・穀雨(こくう)>
(1) 2022年5月2日(月)八十八夜
(2) 2022年5月3日(火/祝日)憲法記念日
(3) 2022年5月4日(水/祝日)みどりの日
<二十四節気・立夏(りっか)>
(4) 2022年5月5日(木/祝日)端午の節句(子どもの日)
(5) 2022年5月8日(日)母の日
(6) 2022年5月15日(日)葵祭(京都)
<二十四節気・小満(しょうまん)>
(7) 2022年5月21日(土)小満の入り
…などなどです。
また大阪で行う5月の年中行事では、春土用(はるどよう)もありますよね。
土用と言えば夏土用の丑の日に、うなぎを食べる風習を想い浮かべる方も多いでしょうが、春夏秋冬の全ての季節が終わる18日間を差します。
● 2022年の春土用は4月17日が土用入り、5月4日が土用明け(4月17日~5月4日)です。
→ 「土用」の名前の通り土の神様(土公神)が担う時期でもあるので、この時期の土いじりは禁忌とされています。ただし「間日(まび)」と呼ばれる「土いじりをしても良い日」がありますので、この日を利用するとされてきました。
※ 2022年春土用の間日(まび)4月22日、4月23日、4月26日、5月4日
ちなみに大阪では5月の年中行事として、春土用に限らず、土用の日には「う」の付く食べ物や精力が付く食べ物が好まれてきました。大阪ではうどんをいただく家庭が多い傾向ですが、この他にも梅干しなども「う」が付きます。
また、土用しじみ・土用玉子・土用餅も有名です。
八十八夜と端午の節句

「夏も近づく♪」の唄で知られる「八十八夜」ですが、大阪で行う5月の年中行事としては、「八十八=米」として、五穀豊穣祈願の日としても知られています。
● 2022年は2月4日に訪れた二十四節気の立春(節分行事で有名ですね)から数えて、八十八日目が八十八夜です。2022年は5月2日が八十八夜に当たります。
→ 日に日に暖かくなり「八十八夜の別れ霜」の言葉があるように、冬の厳しい寒さから解放される時期です。
米 ただこれは「温かくなって油断をしたら、季節外れの霜(晩霜=おそじも)が降りた…、と言う正反対の意味合いもあるので、注意をしなければなりません。(八十八夜の泣き霜)
この時期は昔ながらの大阪で5月に行う年中行事としては、種まきをする目安でもありました。
この2022年5月2日が過ぎた頃、ゴールデンウィークの真っただ中にある、大阪で馴染み深い5月の年中行事が、端午の節句(子どもの日)ですよね。
● 桃の節句(お雛様)などと並ぶ五節句のひとつで「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも言われます。
→ 「菖蒲(しょうぶ)」の名前を掛けて、勝負に勝つなどの意味合いから力強い節句の日であり、男の子の節句として定着しました。ですから端午の節句には、下記のような行事が行われています。
(1)菖蒲湯
… 菖蒲の花(茎も全て)を浮かべて入るお風呂です。この時期になると菖蒲の花を販売しているスーパーも見掛けますので注意してみてはいかがでしょうか。
(2)鯉のぼり
… かつては、神様に男子の誕生を報告し健康祈願をするためのものでした。
(3)五月人形
… 大阪で5月の年中行事として行う時には、金太郎・牛若丸・弁慶が多いですが、それぞれ力(金太郎)・芸事(牛若丸)・智慧(弁慶)を授かる意味合いもあります。
(4)行事食
…全国的な端午の節句の行事食と言えば柏餅(かしわもち)ですが、これは江戸時代に江戸で広まった風習です。そのため大阪では厄除けの意味合いが強いちまきをいただく家が多いかもしれません。
大阪で5月に行う年中行事としては、ちまきも葛・ういろうなどを包みますが、その昔はもち米が包まれたとも伝わります。(力が付きますしね。)
この他、端午の節句は「菖蒲(しょうぶ)=勝負」でもあるので、出世魚(ぶりやスズキなど)や、かつお(勝つお)をいただく家庭も見受けるでしょう。
母の日、2022年は5月8日の日曜日!

大阪でも馴染み深い5月の年中行事が母の日です。母の日は毎年5月の第二日曜日ですから、2022年は5月8日(日)がその日に当たります。(2022年は5月に入ってすぐに母の日ですので、注意をしてくださいね。)
母の日と言えばカーネーションですが、高齢のお母さんなどはカーネーションの切り花や鉢植えをもらっても、「手入れが大変ですぐに枯らしてしまう…」なども声も多いですよね。
そのためか最近では、枯れない花「ブリザーブドフラワー」でカーネーションを贈る人々が増えました。
● 母の日に感謝の気持ちを伝えるカーネーションですが、花言葉は色によって違います。広くは生きている母親には「赤いカーネーション」が定番です。
・赤…母へ贈る愛情
・ピンク…女性の愛情、女性の仕草
・青…永久に続く幸せ
・紫…気品あふれる人
・白…清純な愛の形、私の愛は生きている
ただし黄色いカーネーションは「軽蔑」の花言葉を持つ花なので、花言葉に詳しい女性に贈る場合は注意をした方が良いでしょう。
※母の日に贈る花々については別記事「大阪で母の日に贈るフラワーギフト☆花言葉にメッセージを乗せて|天国のお母さんにも…」でお伝えします。
またこの時期、大阪では5月の年中行事の一環として、亡き母親に感謝を伝えるため、お墓参りをする方も多く見受けますよね。このような時には、白いカーネーションがおすすめです。
● 母の日の起源としての逸話に「アンナの白いカーネーション」があります。
→ アンナの母親アン・シャービスは南北戦争で献身的に負傷兵を助け、人々に深く慕われた人物でした。アンが亡くなった後の偲ぶ会で、アンナは母親が好きだった白いカーネーションを配ったことから、母の日にカーネーションを贈る風習が産まれた説です。
※ そのため白いカーネーションには故人を偲び紡ぐメッセージ「私の愛は生きている」があります。
ですから大阪では5月の年中行事として、生きている母親にカーネーションを贈る場合には、白いカーネーションを避けるとされてきました。
生きている母親には「赤」、亡き母親には「白」のカーネーションを贈ると言われます。
※ お墓参りに適したお花については、別記事「大阪で春のお彼岸に選ぶ供え花の選び方☆タブーとされる花々や金額目安、春におすすめの花々まで」などでもお伝えしています。
いかがでしたでしょうか、今回は大阪で5月に行う年中行事をお伝えしました。5月は初旬にゴールデンウィークが訪れます!
キャンプを楽しむ家族も多く、初心者なら荷物が無くても楽しめる、万博記念公園のバーベキュー会場(b-base)や、水遊びを満喫できる河内長野市の光滝寺キャンプ場などが人気でしょう。
この他にも堺市南区の緑のミュージアム(ハーベストの丘)公園もレジャースポットのひと つですよね。
大阪では5月の年中行事イベントも多彩で楽しむスポットがたくさんありますが、今の幸せを感謝する意味合いも込めて、少しお墓参りにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
※大阪でおすすめのGWスポット、お墓参りのポイントについては別記事「大阪で家族で楽しむGWスポットはココ!帰りにお墓参りに立ち寄る家族が増えたのはなぜ?」
まとめ
5月の年中行事
<二十四節気・穀雨(こくう)>
(1) 2022年5月2日(月)八十八夜
(2) 2022年5月3日(火/祝日)憲法記念日
(3) 2022年5月4日(水/祝日)みどりの日
<二十四節気・立夏(りっか)>
(4) 2022年5月5日(木/祝日)端午の節句(子どもの日)
(5) 2022年5月8日(日)母の日
(6) 2022年5月15日(日)葵祭(京都)
<二十四節気・小満(しょうまん)>
(7) 2022年5月21日(土)小満の入り

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