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霊園とはなに?墓地とは違う?民間霊園・寺院墓地・公営墓地のメリット・デメリットとは

霊園とはなに?墓地とは違う?民間霊園・寺院墓地・公営墓地のメリット・デメリットとは

・霊園とはなに?墓地との違いは?
・霊園や墓地に種類はある?
・霊園や墓地で違うメリット・デメリットは?

 
「霊園」とは、開放的な明るい空間で庭園のように整えられた墓地です。
一般的には民営の墓地を霊園と呼ぶでしょう。
 
本記事を読むことで霊園や墓地の種類と、それぞれのメリット・デメリットが分かり、自分達に合った、悩みを解決できるお墓を建てることができます。
 

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霊園とは?墓地との違いは?

霊園とは?墓地との違いは?

◇霊園とは、整えられた開放的な庭園のような墓地を差します
 
昭和23年5月31日に制定された「墓地、埋葬等に関する法律(以下、墓埋法)」では、火葬後の遺骨は、都道府県知事の許可を受けた墓地以外での埋葬ができません。
 
そこで現代は公営・寺院・民間の団体が霊園・墓地を運営しています。
 

[参照]
墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)

 

霊園と墓地の違いは?

◇一般的に霊園と墓地は、運営団体による違いです
 
「霊園」「墓地」など、さまざまな言い方がありますが、呼び分けに決まり事はありません。
 
ただ「霊園」は一般的に民営団体が運営する民営墓地に対して呼ばれることが多いでしょう。
 
お墓が立ち並ぶ墓所ばかりではなく、お墓参り後にピクニックが楽しめそうな庭園など、公園のように整えられた墓地を差します。
 

<霊園・墓地とは>
・墓地…お墓を建てる場所の総称
・霊園…運営が寺院ではない墓地

 
また「墓所(ぼしょ)」は墓地内で一基のお墓を建てる区画です。
 
お墓はその昔、家の裏山など好きな場所にお墓を建ててきましたが、昭和23年の墓埋法の制定以降、このような墓地は「みなし墓地」と言われています。
 

 

霊園・墓地の種類とは

霊園・墓地の種類とは

◇霊園や墓地には、運営団体による4つの種類があります
 
墓埋法により墓地は都道府県知事の許可がなければならないため、霊園や墓地の運営団体は種類が限られてきます。
 
主には自治体・民間団体・寺院ですが、昔から残る墓地の形として、地域の自治会が運営する共同墓地も見受けるでしょう。
 

<霊園・墓地の種類>
[霊園の種類] [運営団体]
・民間霊園・墓地 民間団体
・寺院墓地・霊園 寺院
・公営墓地・霊園 自治体
・共同墓地・霊園 自治会

 
共同墓地は「村墓(むらばか)」とも呼ばれ、地域の自治会などで墓地管理組合を作り管理をしている地域が多いため、誰でも入れる性質の墓地ではないでしょう。
 
また自治会が運営する共同墓地に建つお墓は、他の人々と一緒に入る「合祀墓(ごうしはか)」も多いです。合祀墓であれば、一度埋葬すると再び個別に取り出せません。
 

 

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民間霊園・墓地とは?

民間霊園・墓地とは?

◇「民間霊園」とは民営の墓地を差しますが、法的には民間業者の運営ではありません
 
民間霊園は民間団体が運営をしていますが、法的に利益を目的とする民間業者は都道府県知事の許可を得ることができないため、民間業者が委託を受ける他、公益法人が運営を担います。
 

<民間霊園・墓地の特徴>
・宗旨宗派不問の霊園が多い
・提携石材業者がある

 
民間霊園の登場により「霊園」と呼ばれるようになったように、一般的に民間霊園は開放的で清潔感がある、庭園のような墓地が多いですが、管理団体は民営なので、霊園によって状態もさまざまです。
 

 

民間霊園・墓地のメリット

◇民間団体が運営しているため、墓主の視点に立ったサービスや施設が多いです
 
民間団体なので、それぞれの霊園で創意工夫が見られます。
霊園・墓地内の法要スペースなどの他、霊園によっては専用区画にペットと一緒に入る「ペット霊園」を有する霊園もあるでしょう。
 
下記は民間霊園の平均的なメリットですが、民間団体なので霊園によって違いがあります。
 

<民間霊園・墓地のメリット>
●購入のタイミング ・自分のタイミングで建てやすい
・終活でも購入が可能
●自由度 ・基本的に宗旨宗派を問わない
・さまざまな種類のお墓がある
・お墓のデザインに自由度が高い
・一緒に入る人を問わない
●環境 ・サービスが行き届いている
・設備が整っている
・清潔、開放感がある

 
宗教法人ではないので宗旨宗派を問わず、あらゆる面で自由です。
例えば、法要など供養の形式も自由ですし、一緒に入る人も問わない民間霊園が多いでしょう。
 
そのため血縁関係のない知人友人が共同でお墓を購入する「墓友(はかとも)」によるお墓が見つけられるのも、民間霊園の特徴です。
 

 

民間霊園・墓地のデメリット

◇公営墓地と比べると、割高傾向です
 
民間霊園は墓主に便利な施設やサービスが行き届いている反面、公営墓地と比べると永代供養やお墓を建てるにあたり、費用が割高傾向にあります。
 
公営墓地は住民を対象としていますし、寺院墓地は寺院を信仰する「檀家」を対象としていますが、民間霊園はあらゆる層を受け入れているためです。
 

<民間霊園のデメリット>
・提携する墓石業者がある
・公営墓地と比べると割高傾向
・法人の倒産による墓地消滅の可能性
・近隣住民の反応(新しい霊園)

 
ただメリット・デメリット共に、民間霊園と寺院墓地の垣根も少なくなりつつあります。
 
檀家離れにより霊園を閉じる寺院が増えたり、一方で民間霊園のサポートを受け、宗派を問わず受け入れる寺院墓地も見られるようになりました。
 
霊園によって墓主にとってサービスがさまざまですので、資料請求・霊園見学をしてチェックをすると良いでしょう。
 

 

民間霊園でも安く購入?

◇民間霊園には、さまざまな種類のお墓があります
 
民間霊園は公営墓地と比べて割高傾向にあるとお伝えしましたが、一方で購入希望者の目的や予算に合わせて、さまざまな種類のお墓を提供する霊園が多いです。
 
そのため予算に合わせたお墓の選び方もできるでしょう。
下記や大まかな民間霊園の、さまざまなお墓の種類ですが、サービスや契約、霊園によって価格幅は広いです。
 

<民間霊園:さまざまな種類のお墓>
・一般墓 約100万円~200万円
・集合墓 約20万円~50万円
・公園型樹木葬 約25万円~150万円
・自然葬 約30万円~50万円
・合祀墓 約10万円~30万円
・ペットと入るお墓 約100万円~150万円

 
また現代では民間霊園の一般墓は、家族に代わり霊園管理施設が遺骨を永代に渡り管理・供養する「永代供養」が付いている施設が多いでしょう。
 

 

寺院墓地・霊園とは

寺院墓地・霊園とは

◇寺院(宗教法人)が運営する墓地が、寺院墓地・霊園です
 
寺院墓地・霊園は名前の通り、宗教法人の寺院が運営しています。
そのため寺院墓地・霊園にお墓を建てる時は、檀家になるのが一般的です。
 

<檀家とは>
●現代は主に、お墓が建つ墓地・霊園を管理する寺院を差します。
 
・檀家(だんか)…代々その寺院を信仰する家
・菩提寺(ぼだいじ)…家が信仰する寺院

 
菩提寺は他にも「檀那寺(だんなでら)」とも呼ばれ、寺院は檀家の法要や供養を担い、檀家はお布施などにより寺院を支える関係性です。
 
檀家になると定期的にお布施などの支払いもあるでしょう。
ただ毎年支払うお布施は、民間霊園での年間管理料と同じ役割です。
この他、寺院の修理修繕費を檀家で担い支えることもあります。
 
郷里の菩提寺から同じ宗旨宗派の寺院を紹介してもらう方法もあるでしょう。
 

 

寺院墓地・霊園のメリット

◇家族の供養や法要を相談できます
 
寺院墓地・霊園にお墓を建てると檀家になる必要がありますが、一方で菩提寺による手厚い供養や法要が期待できるでしょう。
 
また「遺骨を埋葬したくない」など、家族の供養や法要に関する悩み事に対して、菩提寺は頼れる相談先になってくれます。
 

<寺院墓地・霊園のメリット>
・僧侶による手厚い供養
・家族の供養や法要の相談ができる
・日々の丁寧なお墓の管理

 
また寺院墓地・霊園は宗教法人なので、民間霊園に比べて倒産の影響を受けにくい傾向です。
 
ただし前述したように現代では檀家離れにより、宗教法人でも寺院墓地・霊園を閉じることもありますので、経営や墓地の状況はチェックすると良いでしょう。
 

[法要]
・法要とは?いつまで、なにをするの?法事との違いや意義、会食の内容やお布施相場も解説

 

寺院墓地・霊園のデメリット

◇菩提寺・檀家として、ご住職とのお付き合いが生じます
 
また檀家になるため、お墓の形や供養の方法など、菩提寺の仏教宗派に倣った供養を行うことになるでしょう。
このようなことから、ご住職との相性はとても大切です。
 

<デメリット>
・ご住職とのお付き合い
・ご住職との相性
・宗派に倣ったお墓のデザイン
・宗派に倣った供養

 
また寺院墓地・霊園にお墓を建てて檀家になると、檀家を離れる時には「離檀(りだん)」の交渉が必要になります。
 
お墓の引っ越し「改葬(かいそう)」やお墓を閉じる墓じまいで離檀をする時には、ご住職の心情も配慮した交渉が必要です。
 

 

寺院墓地でも宗派不問?

◇寺院墓地・霊園でも、宗旨宗派不問とする寺院が増えました
 
寺院墓地・霊園では檀家になることが基本ですが、近年では宗旨宗派不問とする寺院も増えました。
 
特に納骨堂や集合墓・合祀墓などの永代供養では、宗旨宗派不問として門戸を広げる傾向にあります。
 

<宗旨宗派不問の寺院墓地・霊園>
・合祀墓や納骨堂など 宗旨宗派不問が多い
・外檀家 お墓を持たずに檀家になる
・内檀家 檀家にならずにお墓を建てる

 
近年では檀家離れの対策として、檀家に入らずお墓を建てる「内檀家」や、お墓を寺院墓地・霊園に持たずに檀家になる「外檀家」も登場しています。
 

 

ご住職への配慮も大切に

◇檀家にならない場合でも、法要は依頼するのがマナーです
 
寺院墓地でお墓を建てるなら、檀家にならずとも日ごろからご住職が管理維持をしてくださっているため、他の宗旨宗派の僧侶を招いた供養は失礼に当たりますし、現実的ではないでしょう。
 
日ごろの供養や管理に感謝し、読経供養はご住職へ依頼したいところです。
 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

公営墓地・霊園とは

公営墓地・霊園とは

◇公営墓地は自治体が運営する墓地・霊園です
 
住民がお墓を建てられるよう提供されている墓地・霊園なので、共同墓地を除いては、最も安い墓地になりますが、同時に多くの要件があります。
 

<公営墓地・霊園の要件>
・遺骨が手元にある
・自治体内に住所がある
・自治体内に一定年数居住している
・申込者が遺骨の祭祀者

 
特に公営墓地・霊園は抽選で購入者が決まるため、「手元に遺骨がある」ことを要件とする自治体が多いです。
 

●そのため、生前にお墓を購入する「終活」は適用しない公営墓地が多いでしょう。

 
以上が公営墓地・霊園でお墓を建てる場合の要件ですが、自治体によっても違いがあるので、まずは住んでいる地域の自治体に確認をしてみましょう。
 

公営墓地・霊園のメリット

◇公営墓地・霊園の最も大きなメリットは価格の安さです
 
また公営墓地・霊園は自治体を主体とするため、墓地・霊園が無くなる心配がほとんどありません
 

<公営墓地・霊園のメリット>
・墓地がなくなる心配がほとんどない
・宗旨宗派は問われない
・割安傾向にある
・提携する石材業者がない

 
また自治体が運営する公営墓地・霊園なので、宗旨宗派の縛りがない、提携する石材業者もないため、墓石や法要の形も自由です。
 

公営墓地・霊園のデメリット

◇抽選により選ばれ、要件を満たす必要があります
 
公営墓地・霊園にお墓を建てるのであれば、手元に遺骨がある他、居住地や居住年数など、さまざまな条件を満たさなければなりません。
 
募集案内を確認して、条件に適用するのかをチェックしてください。
 

<公営墓地・霊園のデメリット>
・区画を購入する条件が多い
・募集期間に応募する
・抽選がある
・終活では条件として難しい
・墓石業者は自分で手配する
・法要での僧侶は自分で手配する

 
特に、選ぶ公営墓地・霊園によっては当選確率が非常に低いので、毎年の当選確率なども確認して応募すると良いでしょう。
 
一般的に公営墓地・霊園では年1回ペースで、広報誌やHPを通じて募集され、募集期間は限られています。
 
また寺院や民間霊園・墓地と比べて決まり事は少ない反面、石材業者や僧侶の手配を自分達で行わなければなりません。
 

 

共同墓地

◇共同墓地や村墓は、自然発生的に生まれた古いお墓が多いです
 
昔ながらの公営墓地のような集合墓地も見受けますよね。
自治体が運営する公営墓地・霊園以外にも、共同墓地や村墓がありますが、これらは地域の自治会が運営するものが多いです。
 

<共同墓地に多い特徴>
・地域の自治会が運営
・管理事務所の設置
・地域住民に限られる

 
昔から集落の裏山や、一部区画に住民のお墓が自然発生的に並んだ地域を墓地・霊園とする共同墓地もあります。
 
住民の人々の合祀墓と建てる地域も見受けますが、入る人々は集落住民に限る共同墓地・霊園が多いでしょう。
 

霊園とは公園のように整えられた墓地です

霊園とは公園のように整えられた墓地です

明治時代以前は「公園」の概念がなかったため、一般的に霊園は明治以降の墓地・霊園を差すでしょう。
 
現代では利益を目的としない、公益法人など民間団体が運営する墓地を霊園と呼ぶことが多いです。
 
民間霊園は一般的に送迎バスが運行されていたり、設備や環境が整っている施設が多いでしょう。
 
霊園によってそれぞれ違いがあるため、費用とともに見学や資料請求をしながら、内容と併せて比較検討することをおすすめします。
 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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