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大阪で改葬(お墓の引っ越し)をして家の近くへ。家族を失った哀しみが軽減された体験談

大阪で改葬(お墓の引っ越し)をして家の近くへ。家族を失った哀しみが軽減された体験談

大阪で改葬(お墓の引っ越し)が増えていますよね。遠い故郷にあるお墓の管理がしきれず墓じまいや改葬を行う他、大阪で改葬をした体験談では、グリーフケアの一環として決断した事例も多いです。
 
今回は、納骨時には充分な建墓予算がなく、一時期は故郷の先祖代々墓へ配偶者の遺骨を埋葬したものの、故郷であまりにもお墓の管理ができていないことから、大阪で改葬を決断した事例をお伝えします。
 
お墓を継いだ親族(墓主)としても、大阪で改葬を決断した本人にとっても、お互いに納得できる体験談です。どうぞ参考にしてみてはいかがでしょうか。
 

大阪で改葬(お墓の引っ越し)をして家の近くへ。家族を失った哀しみが軽減された体験談

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建墓予算もなく、故郷の先祖代々墓へ

建墓予算もなく、故郷の先祖代々墓へ

則夫(仮名)は5年前に、大腸がんにより配偶者である泰子さん(仮名)を亡くしました。大腸がんが発見された時にはすでに末期だったため、発見されてから3ヶ月で亡くなります。
 
そのため日々時間があれば会いにいくばかりで、事務的にも精神的にも、充分な覚悟や準備ができないまま最期を迎え、親族の勢いに押されるままに、納骨式まで迎えてしまった…、と言うのが反省点です。
 

【 大阪で改葬の体験談。先祖代々墓へ納骨 】
 
● 一般的に四十九日法要の後に納骨式と言われますが、配偶者の突然の死に頭が回らなかった則夫さんは、泰子さんのために新しくお墓を建てるのか、先祖代々墓へ納骨するのか…、実は迷っていました
 
→ そのうちに四十九日法要が近付き、親族に勧められるままに、慌てて先祖代々墓へ納骨したと言います。
 
※ これには、コロナ禍などによりさまざまな事情が重なり、充分な建墓費用を用意する自信も、則夫さんになかったこともあるでしょう。

 

則夫さんのイメージでは「建墓費用は300万円以上は必要になるのでは?」と考えていました。しかも一般的には四十九日法要の後の納骨式、延ばす場合でも、少なくとも一周忌までには納骨、とする人々が多いです。
 
そこで則夫さんは「違う場所にお墓を作るのは、経済的に難しい」と判断しました。
 

墓主も親族も、管理が行き届かない故郷のお墓

墓主も親族も、管理が行き届かない故郷のお墓

ところがいざ納骨してみると、お墓を継承した親族は忙しくて全くお墓の管理ができていない様子です。
 
泰子さんを失った哀しみが癒えず、グリーフワークの意味もあり、毎月の月命日には、車で4時間掛けてお墓参りに行っていたため、墓地やお墓の傷みや老朽化は顕著に分かりました。
 
寺院墓地自体が檀家(※)が少なくなっているのか、則夫さんが幼い頃の印象よりもずっと、廃れた雰囲気です。
 

【 大阪で改葬の体験談。老朽化したお墓 】
 
● 何よりもお墓のヒビや老朽化が気になりました。その時は目測ではありましたが、お墓が少し傾いている気もしています。
 
→ そこで老朽化したお墓を修繕しようと石材業者に問い合わせて現場に来てもらったところ、「老朽化があまりにも進んでいるため建て直しが良い」と言われてしまいました。
 
※ 墓地の永代使用料(※2)はあるものの、「これでは新しくお墓を建てる費用と変わらないのでは?」と、則夫さんは思い切って親族(墓主)へ相談することにします。

 

(※)檀家とは、寺院を信仰する信徒です。寺院墓地に建つお墓の場合、その墓地を管理している寺院の檀家となります。昔ながらの大阪では建墓時に墓地を借りる際、に檀家にならないと建てられない風習がありました。
 
(※2)永代使用料は墓地を永代(子孫代々)に渡り使用する権利を得るための料金です。生きる人々が住む住まいは土地を購入しますが、お墓の敷地は永代に渡り管理者より借りる仕組みとなります。
 
永代供養については別記事「大阪でお墓がない、予算もないときはどうやって納骨するの?お墓を持たない葬送の選択肢」などもご参照ください。
 

大阪で墓じまい(改葬)を決める

大阪で墓じまい(改葬)を決める

則夫さんは石材業者さんが出した見積書とともに、親族に集まってもらい墓じまいの提案をしました。則夫さんとしては墓じまいに至った場合、泰子さんの遺骨だけは大阪へ改葬をするつもりです。
 

【 大阪で改葬の体験談。墓じまい 】
 
● 親族としても今後、お墓の継承者問題もあったため、則夫さんの提案に納得しました。墓主を含む兄弟4家族でお金を出し合い、墓じまいを決めます。
 
→ 墓じまいに掛かった費用は約75万円、細かな内容としては下記です。
 
・お墓の解体と撤去費用 … 15万円
・閉眼供養(※)のお布施 … 5万円
・離檀料 … 5万円
・取り出した遺骨の永代供養料(※2) … 50万円

 

大阪では墓じまい(改葬)により取り出された遺骨は、泰子さんを除いて5柱あり、全て先祖代々墓があった寺院墓地の永代供養塔に埋葬されました。そのためご先祖様の永代供養料は10万円/1柱の計算です(今回の事例では)。
 
(※)閉眼供養はお墓から魂を抜く供養となり、必ずしも必要ではありませんが、ほとんどの方が閉眼供養を行います。
 
(※2)また永代供養料は、家族子孫に代わり、墓地管理者が永代に渡り供養をしてくれるサービスを差し、墓じまいでは取り出した遺骨の合祀埋葬(他の遺骨とともに埋葬されること)・供養の意味合いです。
 

【 大阪で改葬の体験談。離檀もスムーズに 】
 
● 則夫さんの体験談では、墓じまい後に取り出した遺骨を、お墓があった寺院墓地の永代供養塔に埋葬することでご住職の理解もいただき、他の霊園に埋葬する事例よりも、よりスムーズに離檀が進みました。
 
※ そのため「離檀料」として5万円を記載していますが、実際には「御布施」として、則夫さん達家族が、自分達で金額を決めて包んでいます。

 

ただ則夫さんの体験談と同じように、大阪の寺院墓地では改葬時、檀家から抜ける「離檀(りだん)」が一般的ですが、トラブルは起きやすいので注意をしてください。詳しくは下記、別記事でお伝えしています。
 

 

パートナーの遺骨だけ納骨堂へ

パートナーの遺骨だけ納骨堂へ

故郷のお墓を墓じまいした後、則夫さんは泰子さんの遺骨のみ、大阪の納骨堂へ改葬しています。
 
もともと建墓をするほどの予算がない則夫さんでしたが、近年では永代供養を選ぶことで、納骨堂に限らず、樹木葬(自然葬)やコンパクトな集合墓など、予算に合わせた比較的割安の安置場所(埋葬場所)があることを知りました。
 

【 大阪で改葬の体験談。納骨堂へ引っ越し 】
 
● 則夫さんが選んだ大阪の改葬先は、大阪近郊の納骨堂で、電車でのアクセスも便利でした。則夫さんの自宅から電車で30分も掛からない立地です。
 
→ 納骨堂は個人スペースで、全て含めて(※)1柱10万円でしたが、分骨をして手元供養まで依頼しています。この手元供養の費用が3万3千円、合計13万3千円で、大阪に改葬ができました。

 

その後、則夫さんは思ったよりも安く葬送ができたために、後々は泰子さんと一緒のお墓に入ろうと、夫婦2人で入る樹木葬(予算60万円~100万円ほど)の生前契約を検討しています。
 
生前契約を済ませたら納骨堂から再び、大阪で樹木葬への改葬を検討しているそうです。
 
 

いかがでしたでしょうか、今回は大阪で改葬をした体験談をお伝えしました。
 
突然の大腸がん発見で配偶者を亡くし、一度故郷のお墓へ納骨したものの、お墓まで遠く頻繁に通うことができないこと、お墓の老朽化があまりにもひどいことが気になった体験談でした。
 
大阪の納骨堂へ改葬した後は、月命日のお参りと、納骨堂で開催される合同供養へ参列しています。合同供養のお布施などを気にする型もいますが、合同供養行事なので特別なお布施などは必要ありません。(則夫さんの場合)
 
「こんなに頻繁にお参りしていたら…」と心配する声もありますが、頻繁に、生活の一部としてお参りができることで、日常生活で喪失感に苛まれることも少なくなったそうです。
 
また大阪でお墓がない、建墓予算も充分にない事例については、別記事でもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 
大阪でお墓がない、予算もないときはどうやって納骨するの?お墓を持たない葬送の選択肢
お墓を買うお金がない時は永代供養がおすすめ!詳しい費用と他の手段も紹介
 
まとめ

故郷のお墓を墓じまいして、近くへ改葬した体験談

・突然のがん告知の後、3ヶ月で配偶者が逝去
・突然のことで精神的にも事務的にも準備していなかった
・親族に押される形で先祖代々墓に納骨
・毎月4時間掛けてお墓参りをしながらグリーフケア
・お墓の老朽化が気になり、石材業者へ問い合わせ
・お墓は建て直しをした方が良いと判断
・建て直しをするなら墓じまいと、親族で決断
・ご先祖様の遺骨はお墓があった墓地の永代供養塔へ
・配偶者の遺骨は近くの納骨堂へ
・後々は夫婦で入る樹木葬の生前契約を考えている

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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