
2025年10月年中行事カレンダー|十五夜や神嘗祭、時代祭り・スポーツの日はいつ?

・2025年10月の年中行事カレンダーは?
・2025年10月の大安や一粒万倍日は?
・10月の年中行事、新嘗祭や十三夜とは?
2025年10月の年中行事は、第2月曜日にスポーツの日があり、伊勢神宮では天照大御神への祭祀「新嘗祭」も有名です。
本記事を読むことで2025年10月の年中行事、大安や一粒万倍など縁起の良い日にちがカレンダーで分かります。
後半では二十四節気や旬の食べ物などもご紹介していますので、どうぞ最後までお読みください。
2025年10月の年中行事は?

◇2025年10月には長崎くんち、十三夜、新嘗祭などがあります
2025年10月は1日から衣替えの季節、二十四節気では霜降へと続く寒い季節へ向けて、新嘗祭(にいなめさい)や時代祭が有名です。
<2025年10月の二十四節気七十二候> |
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①10月1日(水) |
・衣替え |
②10月7日(火)~9日(木) | ・長崎くんち |
③10月13日(月) |
・スポーツの日 |
④10月17日(金) |
・神嘗祭 |
⑤10月20日(月) |
・秋土用の入り |
⑥10月21日(火) |
・秋土用の間日 |
⑦10月22日(水) |
・時代祭 |
⑧10月27日(月) |
・読書週間 |
⑨10月29日(水) | ・秋土用の間日 |
⑩10月31日(金) |
・秋土用の間日 |
「長崎くんち」は諏訪神社の秋のお祭りで、諏訪神社は長崎の氏神です。
1634年、江戸時代の寛永11年から続くお祭りで、毎年10月7日・8日・9日の3日間、長崎県長崎市の諏訪神社で開催されます。
・長崎くんち
①スポーツの日
◇スポーツの日は、1964年の東京オリンピックがきっかけです
1964年10月10日は東京オリンピックの開会式でした。
昭和23年に制定された法律第178号「国民の祝日に関する法律」では、下記のように記されています。
●スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。
スポーツの日はかつては「体育の日」10月10日の祝日でしたが、2000年以降、ハッピーマンデー制度の導入により「スポーツの日」と改定され、毎年10月第2月曜日へと変更されました。
そのため2025年のスポーツの日は、10月13日(月)です。
2025年10月11日(土)~13日(月)までの3日間は、9月秋のお彼岸以降の3連休になります。
・内閣府:「国民の祝日」について
②十五夜
◇旧暦8月15日、2025年10月6日(月)が「十五夜」です
旧暦8月15日(2025年10月6日)が十五夜、「秋の名月」とも言われるお月見です。
十五夜とは、旧暦8月15日の夜をさし、現代では月を鑑賞する行事そのものを指すことが一般的になっています。
別名「中秋の名月」とも呼ばれ、秋の真ん中に出る満月を意味します。旧暦では7月から9月が秋の季節とされており、そのちょうど真ん中にあたるのが8月15日です。
ちなみに旧暦9月13日(2025年11月2日)は十三夜、「後の月」と言われたお月見でした。十三夜の月は十五夜に次いで美しい月とされ、後の月の呼称の他にも、「栗名月」「豆名月」などとも呼ばれています。
また、その昔の日本では「十五夜にお月見をしたならば、十三夜にもお月見をする」とされ、十五夜だけのお月見は「片見月」と言われていました。
③神誉祭
◇「神誉祭」は天照大御神へ初穂を奉納する祭祀です
「神誉祭(かんなめさい)」は毎年10月15日~17日に掛けて行われる、その年の豊作を感謝する感謝祭で、秋に収穫した作物を天照大御神へお供えします。
神嘗祭の「嘗」は、神様をお迎えするにあたりお供え物を供えておもてなしをする意味があり、現代では毎年伊勢神宮で行われる祭祀です。
日本書紀によると、人々は天照大御神から稲穂を授かったとされてきました。
祝日にもなっている11月23日の新嘗祭(にいなめさい)との違いは、神嘗祭が伊勢神宮で行われる祭祀であることです。
新嘗祭は全国の神社で開催され、天照大御神のみならず八百万の神々へ五穀や穂を供えます。
・伊勢神宮「神嘗祭」
④時代祭
◇「時代祭」は、葵祭・祇園祭と並ぶ京都三大祭のひとつです
「時代祭」の始まりは明治28年(西暦1895年)、平安神宮の造営をきっかけに、平安遷都1100年を記念した式典でした。
時代祭の見どころは時代時代の扮装をして、京都の街を練り歩く風俗行列です。
毎年約2千人ほどの人々が、当時の服装や歴史上の人物に扮したり、昔の牛車、馬などが行列に並びます。
2025年は10月22日(水)12時から京都御所の建礼門前を出発、烏丸御池・河原町三条・三条大橋と廻り、14時半頃に平安神宮へと到着する予定です。
※雨天では順延の予定。
・京都観光協会:時代祭
2025年10月の大安はいつ?

◇2025年10月1日(水)など6日、慶び事に良い日です
その日の吉凶を占い「暦注(れきちゅう)」である「六曜(ろくよう)」は、昔から結婚式や新築祝い、葬儀や法要など、冠婚葬祭の日程を調整するために用いられてきました。
六曜のなかでも大安は何事にも良い日として知られ、結婚式などの喜び事では特に意識して選ばれてきた暦です。
・10月1日(水)
・10月7日(火)
・10月13日(月)
・10月19日(日)
・10月23日(木)
・10月29日(水)
「六曜」とあるように暦注は6つの曜で分かれているため、大安も約6日ごとに訪れます。
結婚式やお祝い事の他、お墓参りや葬儀でも、大安は日程調整に良い日です。
・お墓参りに行く時期はいつ?2025年のお盆やお彼岸に良い日や時間、マナーや服装は?
2025年10月の一粒万倍日はいつ?
◇「一粒万倍日」は古くからある「吉日」です
一粒万倍日は古くから日本で信じられてきた、運気の良い吉日とされ、この日に始めた出来事、行った事柄は何倍にもなって返ってくるとされてきました。
一粒万倍日は二十四節気と干支の組み合わせで決められ、願いを始めたり、大切な想いを人に伝える日として適しています。
・10月1日(水)
・10月6日(月)
・10月16日(木)
・10月19日(日)
・10月28日(火)
・10月31日(金)
反対に1粒で万倍にも返ってくるこの日は、万倍になると困る事柄は避けましょう。
例えば、借金・家族や夫婦のケンカなどのいさかいです。
もしもこの日にケンカや悪いことが起きてしまったら、その日の内に解決をして、良きことへ転じましょう。
2025年10月の新月・満月はいつ?
2025年10月の年中行事:秋土用

◇2025年の秋土用は10月20日(月)~です
「土用(どよう)」とは、日本の季節の移り変わりである立春・立夏・立秋・立冬の節目の前に訪れる18日間にあたります。
現代の日本では、夏土用にウナギをいただいて精力を付ける「土用の丑の日」が有名ですよね。
秋土用でにはうどんなど「う」の付く食べ物で病気を寄せ付けないとされるため、季節のキノコなどをふんだんに入れた、キノコうどんなどをいただいても良いかもしれません。
2025年秋土用の間日
◇秋土用に土いじりができる、数少ない日です
秋土用の期間は土いじりが禁忌とされ、土を掘り起こすことは忌まれてきました。
けれども秋土用の期間中は「間日(まび)」が設けられ、この日は土いじりをしても良い日です。
・10月20日(月)…秋土用入り
・10月21日(火)…間日
・10月29日(水)…間日
・10月31日(金)…間日
・11月2日(日)…間日
・11月6日(木)…秋土用明け
秋土用の期間は、土を担う神様「土公神(どくしん)」が司る18日間とされるため、土を掘り起こしたり、土いじりを忌まれてきました。
また季節が変わる時期である秋土用は、気候の変化とともに体調も崩しやすいです。
健康に良い食べ物をいただいて充分に休み、精力を付けましょう。
2025年10月の二十四節気七十二候

◇2025年10月は秋分から霜降へと、寒い季節に移ります
2025年10月は秋分の節気から寒露(かんろ)、霜降(そうこう)と寒い季節へと突入する1か月です。
霜降は霜が降りる頃を指し、霜降の次の節気は立冬、11月から暦上は冬に入ります。
<2025年10月の二十四節気七十二候> |
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①秋分(しゅうぶん) |
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●次候 | ・蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ) |
・9月28日(日)~10月2日(木) |
●末候 | ・水始涸 (みずはじめてかる) |
・10月3日(金)~10月7日(火) |
②寒露(かんろ) | ||
●初候 | ・鴻雁来 (こうがんきたる) |
・10月8日(水)~10月12日(日) |
●次候 | ・菊花開 (きくのはなひらく) |
・10月13日(月)~10月17日(金) |
●末候 | ・蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり) |
・10月18日(土)~10月22日(水) |
③霜降(そうこう) | ||
●初候 | ・霜始降 (しもはじめてふる) |
・10月23日(木)~10月27日(月) |
●次候 | ・霎時施 (こさめときどきふる) |
・10月28日(火)~11月1日(土) |
寒露の時には「菊花開(きくのはなひらく)」、季節の花である菊の花が咲く頃です。
「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」とは、寒くなるこの時期、より温暖な家の内へと移動するコオロギを表しています。
10月の行事食は?
まとめ:2025年10月は秋を彩る行事が目白押しです

10月は日本各地で秋を彩る行事が目白押しです。
伊勢神宮で五穀豊穣を感謝する「神嘗祭」や、美しい月を愛でる「十五夜(中秋の名月)」、長崎の勇壮な「長崎くんち」、京都の歴史絵巻「時代祭」など、それぞれの地域や神事に根付いた伝統行事が行われます。
さらに近年では、仮装やイベントで盛り上がる「ハロウィン」も秋の風物詩として定着してきました。
季節が深まり、冬支度を意識し始めるこの時期、行事を通じて自然や文化に触れることは、家族の思い出作りや子どもたちへの教育にもつながります。
そして11月になると、日本の代表的な年中行事のひとつ「七五三」が訪れます。11月の写真スタジオは混み合いますので、10月中から早めの予約を取ると良いでしょう。10月中に前撮りを検討するのも、余裕が持てておすすめです。
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