今さら訊けない「永代供養」お悩み、疑問がスッキリ解決!
永代供養ナビTOP永代供養コラム50代から備える!手作り終活ノートの作り方|家族が助かる13項目・注意点とポイント

50代から備える!手作り終活ノートの作り方|家族が助かる13項目・注意点とポイント

50代から備える!手作り終活ノートの作り方|家族が助かる13項目・注意点とポイント

・手作り終活ノートの作り方は?
・家族に役立つ終活ノート13の項目は?
・終活ノートを作成する注意点は?

 
終活ノートは人生を終えた時に残された家族が引き継ぐ際、必要な情報をまとめたノートです。銀行の預貯金口座やネット銀行・契約している保険など、自分しか分からない情報がひと目で分かります。

 
手作りの終活ノートは個人個人の情報に対応できて便利です。ただ家族に役立つ終活ノートに仕上げるためには、必要な情報を理解する必要があります。40代・50代から終活ノートを作成しておくことで、いざと言う時にも助かるでしょう。

 
本記事を読むことで終活ノートを手作りする際、家族が助かる記載すべき情報が分かります。後半では個人情報を記載する終活ノートの注意点もご紹介していますので、どうぞ最後までお読みください。

 

終活ノートを手作りしよう!

終活ノートを手作りしよう!

「終活ノート」はエンディングノートとも呼ばれ、自分亡き後、残された家族が相続や生活に困ることのないよう備えるツールです。

 
預貯金口座など自分しか知らない重要な情報・相続発生後の手続き方法・葬儀や納骨など葬送に関する希望などを記載します。

 
終活ノートは遺言書のように堅苦しい決まり事や形式はありません。法的効力はないものの自由に記載できる点が大きな魅力です。メモ帳などに書いても終活ノートと言えます。

 
けれども終活ノートの目的・要点を理解していないと、せっかく作っても役立たないばかりか、家族を混乱させてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

①手作りのメリット

終活ノートを手作りすることで、必要な情報に絞って残すことができます。市販品のエンディングノートは万人に適用する項目を網羅しているため不要な項目であるでしょう。

 
終活ノートを作るメリットは、自分亡き後に家族の負担を軽減できることです。事前に終活ノートの存在を家族に知らせることで、延命治療・臓器提供の有無など、家族が判断に迷う事柄に対する希望を伝えることができます。

 
終活ノートには遺言書のような決まり事はないため、家族で相談をしながら必要項目を確認し進めて行きましょう。

 

 

 

②手作りのデメリット

文章を書いたり手作りすることが苦手な方にとっては、自由さが苦痛になることもあるでしょう。この場合には市販の終活ノートを購入して、項目に倣い記載する方法がおすすめです。

 
また手作りの終活ノートは最初に記載する項目を整理しないと、情報があちこちに飛んでしまいます。家族が読みにくくならないよう、項目ごとに分ける・付箋を付けるなどの工夫が必要です。

 
さらに手作りだと終活ノートだと認識されないこともあります。表紙に大きく「終活ノート」と記載したり、家族に終活ノートの存在を知らせておきましょう。

 

③市販の終活ノートとは何が違う?

市販の終活ノートは予め全ての項目があり、スペースも限られています。人それぞれ情報ボリュームは異なるので、枠内に情報が納まらないこともあるでしょう。

 
終活ノートを手作りすることで自分で項目を設定しデザインできます。また書きたいボリュームに合わせたノート作りが可能です。

 

\あなたにピッタリの永代供養墓探し!/

 

終活ノートを手作りする準備

終活ノートを手作りする準備

終活ノートに決まり事はないので準備に手間暇はかかりません。
スマホアプリのメモ帳で終活ノートを手作りした方もいるほどです。家族に伝えることができるならば、パソコンソフトなどで終活ノートを作っても良いでしょう。

 

①ノートを選ぶ

終活ノートを手作りする際、ノート選びの決まり事はありません。ルーズリーフや大学ノート等でも良いですが、筆記用具は消える鉛筆などではなく消えないボールペン等がおすすめです。

 
後々まで残るため質の良いノートがおすすめです。ただあまり厚いノートを準備してしまうと「畏まって進まない」との声も多くあります。薄いノートを選ぶことで進めやすくなる方もいるでしょう。

 

②家族に知らせる

終活は残された家族の負担を軽減するためにあります。家族と一緒に終活ノートを完成させることで、家族が求める情報も分かりおすすめです。

 
50代など若い頃から始める終活では、生活に必要な事柄を一緒に記載することで、急な入院など不測の事態にも備えることができます。

 
また家族と一緒に終活ノートを手作りすることで、いざと言う時に「家族が存在を知らなかった」などの事態を防ぐ役割も果たすでしょう。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

手作りの終活ノートで役立つ10項目

手作りの終活ノートで役立つ10項目

手作りの終活ノートでは、自分亡き後に家族に役立つ情報を漏らさず記載します。
終活ノートと併せて遺言書を残すならば・遺言書の存在・保管場所・遺言書の種類(自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言)を最初に明記しておきましょう。

 
自分の基本情報は・氏名・生年月日・住所・本籍地・家族構成・血液型が基本です。
カジュアルな終活ノートであれば、ここに家族の思い出や趣味、好きな食べ物などを記載しても良いでしょう。

 

①家系図(親族関係図)

終活をする本人を起点として家系図を作成します。家族が亡くなり相続が発生した後、相続人を確認する工程で把握していない相続人が登場することもあるためです。

 
特に終活する本人に離婚歴がある・前配偶者との間に子どもがいる場合には、現在の家族が前配偶者の孫や親族関係を把握していないことが多いでしょう。また婚外子がいる場合も終活ノートに記載する必要があります。

 
相続人全員の合意がなければ、遺産分割協議が完結せず相続が進みません。法廷相続人になる家系図(親族関係図)には、全員の氏名・住所・連絡先を記載することで相続がスムーズに進みます。

 
また終活をする本人が危篤時や訃報を知らせたい知人・友人がいれば、氏名・本人との関係・住所・連絡先を記載することで、滞りなく危篤時や通夜・葬儀へのご案内ができるでしょう。

 

②生前贈与の契約書

遺産分割協議で相続人同士のトラブルは多々ありますが、なかでも生前に受けた贈与財産の違いがトラブルの種になることは多いです。そのため生前贈与は契約書として書類に残し保管しましょう。

 
終活ノートには忘備録として生前贈与をした年月日・金額・用途を一覧にしてまとめ、生前贈与契約書がどこに保管しているのかを明記します。

 

③現金等の保管場所

そもそも終活にあたり現金を自宅に残すタンス預金は解消すべきです。相続人がタンス預金に気づかず申告をしなければ、税務署により違法と判断された時にペナルティーが課されるためです。

 
けれども自宅に100万円以上の高額の現金(タンス預金)があるならば、相続手続きで申告できるよう、終活ノートで保管場所を知らせておきましょう。金庫に保管しているならば、金庫の番号も併せて記載します。

 

\あなたにピッタリの永代供養墓探し!/

 

④貸金庫や貸倉庫

相続人が見落としやすい財産に貸金庫があります。遺産分割協議が終わってから、貸金庫代が引き落とされていた・貸金庫の鍵を発見したなどの事情で、ふいに見つかることもしばしばです。

 
貸金庫と同じく貸倉庫も本人しか存在を知らないケースがあります。終活ノートには貸金庫を利用している・金融機関(支店)・鍵の場所を記載しましょう。貸倉庫は・鍵の保管場所・住所を記載します。

 

⑤デジタル遺産

デジタル遺産も本人しか知らない財産のひとつです。近年のネット銀行は通帳を発行せず、ネットのみで完結する取引も広がっているため、ご遺族が存在を知らないまま見落とされるケースがあります。

 
相続人が見落とした財産は相続できないばかりか、申告漏れと判断されることもあるでしょう。
そのため終活ノートには、ネット銀行を含む全ての預貯金口座・ネット証券を含む全ての証券口座の詳細を記載します。金融機関名(証券会社名)・支店名・口座番号(証券口座番号)です。

 
ただしデジタル遺産についてパスワード・暗証番号は悪用されないよう別紙に残すなど注意をします。

 
同じくネットやスマホで利用している「デジタルID」も一覧にして記載しておきましょう。特にパソコンソフトやネット上のクラウド機能など、支払いを伴う契約は整理し明記します。

 

⑥名義預金や名義株

相続税対策として名義預金や名義株を利用する方がいますが、口座開設・預金・口座管理の全てを終活者本人が行っている場合、これは終活者本人の財産と判断されます。

 
毎年一定金額の範囲内で贈与する「暦年贈与」など例外はありますが、相続発生後に相続財産として申告しなかった時、悪質と判断されると追徴課税の対象にもなるため注意が必要です。

 
名義預金・名義株についても相続財産として漏れなく記載しましょう。名義預金や暦年贈与について詳しくは下記コラムをご参照ください。

 

 

⑦保険商品

終活者本人が契約している保険商品についても整理して一覧にしておくと相続人は便利です。保険金や給付金などは、相続人が申請をしなければ受け取ることができません。

 
相続発生後も相続人は「生命保険契約照会制度」を利用することで、亡くなった家族が契約していた保険を把握できますが、最初から終活ノートに一覧があればスムーズですよね。

 
保険商品の種類・被保険者と受取人・保険金額、もしくは・保険会社・証券番号・証券の保管場所を詳しく記載し一覧にします。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

⑧絵画・骨とう品など

絵画・骨とう品・貴金属などは高価な財産であっても、誰もがひと目で価値を理解できるものではありません。価値あるものでも見過ごされてしまうと、相続財産として申告できないでしょう。

 
そればかりか価値が分からずに放置・安く売却・捨ててしまうことにもなり兼ねません。
価値が分かりにくいものは・購入費・価値の所以・写真・鑑定書の保管場所・現物の保管場所を明記します。

 

⑨不動産購入時の書類

相続した不動産を売却する際「譲渡所得税」が課税されます。
この譲渡所得税は売却額から「不動産取得費+売却費用(譲渡費用)」を差し引いても利益が生じたときに課税される税金です。

 
「不動産取得費」は終活者本人が不動産を購入した金額です。不動産所得費が分からない場合、売却額の5%しか不動産所得費として認められません。大きな金額差が生じますよね。
そのため不動産購入時の書類を保管し終活ノートに記載することで大きな税金対策になります。

 

⑩借金など負の財産

相続人は財産状況により相続破棄ができます。ただし相続破棄は相続人が相続を知った日から3か月以内と言う期限付きです。

 
相続放棄は3か月以内に家庭裁判所に相続放棄の申し立てをしなければなりません。
相続放棄のために相続人は、・プラス財産・マイナス財産を把握して相続か相続放棄かを判断する必要があります。

 

 

⑪医療・介護への希望

終活ノートは自分が亡くなった後ばかりではなく、認知症などで判断能力が低下した時・危篤状態になったシーンでも役立ちます。
例えば認知症対策として任意後見契約を行っているならば任意後見人・書類の保管場所が必要です。

 
また危篤時には延命治療の有無、脳死などのケースで臓器提供希望の有無なども、終活ノートを通じて意思表示ができるでしょう。家族がひとりで判断を負わずに済みます

 

 

⑫ペット情報

ペットを飼っているならペットの世話をして欲しい人を記載すると良いでしょう。併せてペットの性格や特徴、好きな食べ物や好きなことなど、ペットと暮らすにあたり役立つ情報も記載します。

 
ペットを託すために必要な情報は・名前・生年月日・性別・性格・かかりつけ医院・ペット保険・血統書の保管場所などです。

 
この他ペットが日頃から食べているペットフードやおやつ、好きな玩具なども書いておくと、引き継いだ飼い主もお世話がしやすいでしょう。

 

⑬お墓・葬儀の生前契約

終活でお墓や葬儀の生前契約を済ませている場合、契約の存在を記載します。ご遺族が葬儀・お墓の存在を知らないまま、通夜・葬儀・納骨を進めてしまうためです。

 
近年は数日経ってからの通夜も増えましたが、特に従来の通夜は家族が亡くなった日の夜から執り行います。家族がすぐに分かるよう、・契約先・契約書の保管場所を記載しましょう。

 

\あなたにピッタリの永代供養墓探し!/

 

終活ノートを手作りする時の注意点

終活ノートを手作りする時の注意点

終活ノートは定期的な見直しが必要です。特に40代・50代など若いうちに書く場合、人生の節目が訪れるため、その時々で状況も変わるでしょう。

 
終活ノートを手作りする場合、定期的な見直しで書き換えやすい点も魅力です。ルーズリーフなどを使用するとページごと差し替えることができるため便利です。

 

①終活ノートの保管場所

終活ノートには個人に関わる重要な情報が詰まっています。そのため終活ノートは第三者に見つかることのない場所での保管が不可欠です。

 
一方で自分亡き後にご遺族がすぐに対応するため、分かりやすい場所に保管しなければなりません。家族と終活ノートの保管場所を共有し、金庫などに保管する方法もあるでしょう。

 

②財産にまつわる暗証番号

銀行口座の暗証番号やネット銀行のパスワードなど、財産を悪用され兼ねない情報については終活ノートにそのまま記載することを控えると安心です。
暗証番号やパスワードは別紙にてまとめるなど、悪用されない工夫をしましょう。

 

③法的効力はない

終活ノートは遺言書とは違い法的効力はありません。遺産分割の希望を伝えることはできても、あくまでも最終的に決定するのは相続人です。

 
もしも確実に遺産分割の希望を通したいならば、法的効力のある遺言を併用すると良いでしょう。終活ノートには遺言書の存在と保管場所を記載します。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

まとめ:終活を始める相談はどこでできる?

まとめ:終活を始める相談はどこでできる?

終活ノートをきっかけに相続対策や遺言書作成、自分亡き後の葬儀・お墓などの終活を進めようと思うならば終活セミナーや終活相談窓口を利用すると良いでしょう。

 
相続対策・遺言書作成であれば司法書士事務所などの士業、葬儀やお墓などご遺骨供養に関しては霊園業者・葬祭業者などが主催する終活相談窓口などがあります。

 
相談窓口によっても異なりますが終活相談スタッフを通じて各専門家へ通じるサービスもあるので、業種が違う場合でも、まずは不安や関心事を相談してみると良いでしょう。

 

[終活相談窓口]
霊園・墓石のヤシロ「終活サポート」
[TEL]0120-140-846(通話無料・年中無休9:15~17:30)

 

永代供養ナビ編集長
株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】 1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

永代供養ナビ編集長
株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】 1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

ヤシロの永代供養墓の
ご見学、資料請求はお気軽に
  • 見学予約オンラインでも可能です
  • 資料請求

お電話でも受け付けております

0120-140-8469:15~17:30(年中無休)
pagetop