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【家族が亡くなったら】家族が危篤になった時、慌てず行うべき5つのこと|永代供養ナビ

【家族が亡くなったら】家族が危篤になった時、慌てず行うべき5つのこと|永代供養ナビ

家族の危篤を告げられたら、慌ててしまい冷静に対応できるか、不安ですよね。
近年では在宅医療を選択する家族も増えましたが、特に自宅で家族の容態が急変した時には、分かっていてもパニックを起こしてしまう家族はいます。
 
「救急車を呼ぼうとしたものの、電話を前にして119番が思い出せなかった…。」などの体験談もありますが、家族が危篤になったら、家族は後々まで後悔のないように進めたいものです。
 
今回は家族が危篤になったら、後々後悔しないよう、家族が冷静に対応したい5つの事柄をお伝えします。
 

【家族が亡くなったら】家族が危篤になった時、慌てず行うべき5つのこと|永代供養ナビ

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危篤と重篤は違う

危篤と重篤は違う

家族の危篤(きとく)を告げられたら、もちろん回復する可能性が全くない訳ではありませんが、医師の判断として回復の兆しが薄いと判断しています。
 
医師は脈拍呼吸の状況から総合的に判断し、家族に危篤を知らせるため、家族としては受け入れて後悔のないよう、動くことが多いでしょう。
 
ただ「重篤(じゅうとく)」を告げられた場合には、危篤とは意味合いが異なります。
 

<重篤と危篤の違い>
(1)重篤(じゅうとく)…命に危険が及ぶほどの重い症状
(2)危篤(きとく)…死が迫り、回復の見込みが薄い状況

 
つまり重篤とは患者の症状を表すもので、命の危険が及ぶ重症ではあるものの、死を予期したものではありません。
 
ただ危篤を告げられた場合でも、ご臨終を確認するまでの時間は数時間~数日まで、さまざまな症例がありますし、なかには危篤状態から回復した人もいます。
 

危篤の状態とは

では家族が危篤と告げられた時、どのような症状が起きているのでしょうか。
病院であれば医師や看護師に確認ができますが、在宅医療が増えた今、電話でかかりつけ医の支持を仰ぐケースも少なくありません。
 
簡単に危篤の症状をお伝えします。
 

<家族の危篤、症状とは>
・血圧が70mmHgより下回る
呼びかけへの反応が乏しい
・血色が悪い(青白い)
冷や汗が出ている
呼吸が不安定になる
が出る

 
また、在宅で看護をしている場合には、食べ物を受け付けない状態になり、深い眠りが長くなる症状があるでしょう。
 
そして危篤に近い状態になると、肝機能も低下するため尿の量は少なくなります。
濃縮尿と呼ばれる、色の濃い尿も出てくるので、早々に連絡をしてください。
 

家族の危篤で行う5つのこと

家族の危篤で行う5つのこと

…とは言え家族は危篤を告げられたら、心の準備をして状況を受け入れ、後々まで後悔することのないように、慌てずに行うべき事柄をこなさなればなりません。
 
最後まで傍にいて声掛けをすると決めていたならば、それも良いですし、ずっと手を握ると言う判断もあるでしょう。
一般的には家族の危篤を告げられた時、下記5つの事柄を行います。
 

<家族が危篤になったら行う5つのこと>
(1)自宅で危篤に陥った時の対応
(2)息のあるうちに会わせたい人々へ連絡する
(3)尊厳死臓器提供の意思を確認する
(4)葬儀を行う寺院へ連絡する
(5)必要な現金を用意しておく

 
事務的な事柄が多いですが、特に尊厳死や臓器提供、献体の有無などは、その時にしか本人の意向を汲んであげることができません。
 
また家族が亡くなってから納骨式までの決断や判断が、後々の後悔や良い思い出へ影響を及ぼした体験談は多くあります。
 

(1)自宅で危篤に陥った場合

(1)自宅で危篤に陥った場合

今では高齢の人々を中心に在宅医療が増えました。
癌の末期にも、余命1ヶ月前から「住み慣れた自宅で最期を迎えたい」と在宅医療へ切り替える選択も多く見受けます。
 

<(1)自宅で家族が危篤に>
[A]かかりつけ医いる
[B]かかりつけ医いない

 
ただ、計画的に在宅医療を進めていない場合には、家族の危篤を発見した時の対応は大切です。
 
普段は元気な人でも、高齢になると自宅内での事故の可能性もありますし、心筋梗塞など突然の発病も考えられます。
 

[A]かかりつけ医がいる

定期的に自宅に訪問するかかりつけ医(訪問医)がいるならば、家族が自宅で亡くなった後も、かかりつけ医に電話をすることで、ご臨終の確認をしてくれるでしょう。
 
家族の危篤状態を確認したら、慌てずにかかりつけ医に電話をして、指示を仰ぎます。
 
訪問医ではなくとも、日ごろからお世話になっている開業医などのかかりつけ医がいるならば、その関係性によっては、電話をしてみても良いでしょう。
 

[B]かかりつけ医がいない

突然の事故などで家族の危篤を確認した時、かかりつけ医がいない場合は救急車(119番)を呼んでください。
 
救急車を呼ぶことで、そのまま家族が亡くなった場合でも、搬送された病院の医師が臨終の確認をして死亡診断書を渡してくれるためです。
救急車を呼ぶと、電話口で対応を指示してくれるので、その指示通りに動きます。
 

家族が自宅で亡くなったら

すでに家族が亡くなっている時には警察署(110番)に電話をしますが、この時、家族のご遺体は警察署に搬送されて、検視(状況により検死)が行われるでしょう。
この場合、死亡診断書ではなく「死体検案書」が交付されます。
 
・検視ご遺体と状況を確認して事件性がないか調べる
・検死…検視で事件性の疑いがある場合、死因を詳しく調べる
 
病死や自然死であれば、ほとんど問題はないでしょう。
ただ検死へと進んだ場合、警察にご遺体を引き取られたまま数日過ごすことになります。
 

●そのため家族の危篤が自宅で確認されたら、まずは救急車を呼んで、搬送先の病院の医師による死亡診断書を交付してもらった方が、後々の後悔がありません。

 

(2)息のあるうちに会わせたい人々へ連絡する

(2)息のあるうちに会わせたい人々へ連絡する

そして医師により家族の危篤が告げられたら、本人の息があるうちに会わせたい人々に連絡を取ります。
 
現在は疎遠でも、血縁関係の濃い両親兄弟姉妹、子どもや孫などには連絡を取ると良いでしょう。
一方で血縁関係はなくとも、本人と親しくしていた知人友人にも声を掛けてください。
 

<家族が危篤になったら、連絡をする>
家族
近親者
・本人と深い関係の友人知人
・学校や勤務先で親しい人

 
電話連絡になるでしょうが、深夜帯に掛ける時は「夜分遅くに失礼をいたします」「朝早く恐れ入ります」などと付け添えてください。
一般的な深夜帯は夜21時~朝9時前です。
 

※家族の危篤時、また訃報のお知らせをするタイミングや伝え方は下記をご参照ください。
【家族が亡くなったら】訃報はいつ誰に・どのように伝える?知らせる3段階のタイミング

 

(3)尊厳死や臓器提供の意思を確認する

(3)尊厳死や臓器提供の意思を確認する

家族が危篤状態になった時、医師より延命治療の有無を問われることも少なくありません。
家族としては少しでも長く生きて欲しいですが、本人が意思表示をしている場合もあるので、書類関係を確認してみてください。
 

<家族が危篤になったら、意思表示>
[A]尊厳死への希望
[B]献体や臓器提供への希望

 
特に癌などの病気を経て家族が危篤を迎えている場合、本人がエンディングノートなどに希望をまとめていることがあります。
 

[A]尊厳死への希望

しばしば「尊厳死(そんげんし)」の言葉を安楽死(あんらくし)と重ねて嫌がる家族もいますが、尊厳死と安楽死とは全く意味合いが異なるので注意をしてください。
家族の危篤が告げられた場面では、特に延命治療の判断で確認します。
 

●延命治療拒否の意思表示の書面があるか
尊厳死宣言公正証書など
事前要望書など
・エンディングノートなど

 
安楽死は「死」を積極的に選ぶ選択であり、日本で安楽死は認められていません
一方尊厳死自然死や平穏死を選ぶ、人としての尊厳を保った死を選ぶ「死に方」の選択です。
また尊厳死は「リビングウィル」とも言われます。
 

[B]献体や臓器提供への希望

家族が危篤になったら、保険証などから本人の献体や臓器提供への意思も確認することで、その希望に添うことができるでしょう。
 

<家族が危篤になったら、献体など>
保険証の裏面
自動車免許証の裏面
・臓器提供や献体の意思表示カード

 
本人に強い献体や臓器提供の意向がある場合、このような場所で確認ができるでしょう。
ただ、延命治療の有無とともに、本人の意思を確認しながらも、最終的には家族が判断します。
 

(4)葬儀を行う寺院へ連絡する

(4)葬儀を行う寺院へ連絡する

あまり考えたくないことではありますが、家族の危篤が告げられたら、家に菩提寺があるかどうか、菩提寺があった場合には連絡先まで確認をすると安心です。
 
菩提寺とは家が代々信仰する特定の寺院を差しますが、現代では一般的に先祖代々墓が建つ寺院墓地を管理している寺院となります。
 
先祖代々墓に納骨したい場合、お通夜や葬儀、戒名から菩提寺に相談しなければ、納骨を拒否されるトラブルもあるので、気にしておくと良いでしょう。
 

<家族が危篤になったら、菩提寺を確認>
[A]菩提寺がある場合
[B]菩提寺がない場合

 
菩提寺がない場合や、菩提寺があっても、その寺院墓地に建つ先祖代々墓に家族を納骨しない場合には、葬儀社が紹介する僧侶などに戒名や読経を依頼しても問題はありません。
(寺院墓地に納骨したい場合には、その宗派に沿った戒名が必要になるためです。)
 

[A]菩提寺がある場合

菩提寺がある場合には、関係性によっては家族が危篤になったら、またはご臨終が確認された後、すぐに菩提寺のご住職へ連絡を取ります。
 

●ご住職は戒名を付けるとともに、病院からご遺体が搬送され安置された後、すぐに枕飾りを前に「枕勤め(枕経)」を行うためです。

 
ただし菩提寺はあるものの遠方の場合には、菩提寺のご住職に近郊の寺院を紹介してもらいます。
 

[B]菩提寺がない場合

菩提寺がない、若しくは寺院墓地のお墓に入るつもりがない場合には、読経供養の依頼先をあまり気にする必要はないでしょう。
 
葬儀社に紹介してもらった僧侶に読経供養を依頼したり、今ではインターネットの僧侶派遣で僧侶を手配することもあります。
またそもそも読経供養を行わない、無宗教のお通夜や葬儀も増えました。
 

※ご遺体の搬送後に行う枕勤めについては、下記にも詳しいです。
【家族が亡くなったら】自宅で遺体を安置する、家族が行う4つのポイント|永代供養ナビ

 

(5)必要な現金を用意しておく

(5)必要な現金を用意しておく

あまり考えたくないことではありますが、家族が危篤状態になったら、葬儀費用など
当面必要になる経費は、本人の銀行口座から引き出しておくことをおすすめします。
 
特に最近では「御香典辞退」の家族葬など、小規模葬が増えました。
けれども花葬など、本人に葬送の希望があれば、葬儀スタイルによってはそれなりの費用がかかります。
 

●故人の銀行口座は死亡後に凍結されるため、生前に引き出しておくと手続きが煩雑になりません。

 
確かに葬儀費用は相続財産から捻出することができますが、一度凍結されると引き出す手続きが掛かります。
 
家族が亡くなると、さまざまな事柄をこなさなければならないため、家族の希望の葬送のためにも、最初に準備しておくと良いでしょう。
 

亡くなった家族の銀行口座については、下記をご参照ください。
【家族が亡くなったら】故人の銀行口座の手続き。相続人が行う4つのこと|永代供養ナビ

 

最後に

今回は家族が危篤状態になった時、後悔のないように対応したい5つの事柄をお伝えしました。
 
ただ家族は危篤状態になった後、後々まで後悔しないための選択としては、本人の傍にずっと付いている判断も間違えではありません。
菩提寺の確認や危篤の連絡など事務的な手続きは、家族で交代して進めても良いでしょう。
 
危篤状態になると「聴覚だけは最後まで残っている」とも言います。
励ましの言葉や感謝の言葉、思い出など、最期に耳元で声掛けをすることで、本人へ気持ちが通じるのではないでしょうか。
 

家族が亡くなったら、行うべき事柄については下記をご参照ください。
【家族が亡くなったら】病院でご臨終の後、家族が行うべき8つの事柄とは|永代供養ナビ

 
まとめ

家族の危篤で行う、5つの事柄
・自宅で危篤に陥った時の対応
・息のあるうちに会わせたい人々へ連絡する
・尊厳死や臓器提供の意思を確認する
・葬儀を行う寺院へ連絡する
・必要な現金を用意しておく

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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