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永代供養ナビTOP永代供養コラム樹木葬で後悔しやすいこととは?土には還らないの?事例から欠点や注意点、対策を紹介!

樹木葬で後悔しやすいこととは?土には還らないの?事例から欠点や注意点、対策を紹介!

樹木葬で後悔しやすいこととは?土には還らないの?事例から欠点や注意点、対策を紹介!

・樹木葬で後悔することはある?
・樹木葬で後悔しやすい注意点とは?
・樹木葬で後悔しないための対策は?

 
近年ニーズが高まる新しい供養の形「樹木葬」は、美しい草花や樹木を墓標としています。
墓石を伴わないため費用を安く抑えることができて、継承者を立てる必要もありません。

 
お墓のいらない供養が注目される昨今ニーズが急増していますが、お墓とは考え方も方法も全く異なるため、「樹木葬は後悔するのでは?」との声もあります。

 
本記事を読むことで、樹木葬で後悔しないために理解したい基礎知識や、後悔した事例と対策、樹木葬で後悔しないためのチェック項目が分かります。

 

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樹木葬で後悔をしたことはある?

樹木葬で後悔をしたことはある?

◇2021年度の調査で樹木葬は、最も後悔する方の少ない選択でした

 
2022年に全国石製品共同組合により実施された2021年度のアンケートによると、樹木葬を選んで後悔した方々は全体の約20%です。

 
ただ反対に言えば、樹木葬を選んで後悔しなかった方々が80%いることになります。
同じ2021年度の調査では、一般墓地にお墓を建てて後悔した方々が66.9%であり、樹木葬は後悔することの最も少ない選択です。

 

<樹木葬で後悔した割合の推移>
[年度] [割合]
・2016年 …88.9%
・2017年 …77.3%
・2018年 …41.7%
・2019年 …27.8%
・2021年 …20.0%

 
確かに2016年頃、樹木葬は後悔する方が約88.9%と多くいましたが、2016年はまだ広がり始めた頃だったため、樹木葬への理解も少ない傾向にありました。

 
このようなことから樹木葬で後悔しないためには、樹木葬の種類や仕組みについて理解してから選択することが、大きなポイントとなります。

 

[参照]
・全国石製品共同組合2022年「お墓を建てた後に後悔した事のアンケート調査

 

樹木葬で後悔しやすい事例とは?

樹木葬で後悔しやすい事例とは?

◇事例を知ることで樹木葬での後悔が少なくなります

 
樹木葬は個人のご遺骨を供養する時代の、新しいご遺骨の埋葬方法です。
そのため昔の考え方で樹木葬を選んでしまうと、後悔するリスクも高まります。

 
2016年に約88.9%だった樹木葬で後悔した割合が、2021年に20%まで減ったのは、樹木葬で後悔した事例を知り、理解する方が増えたことも背景にあるでしょう。

 
ここでは過去に樹木葬で後悔した事例をお伝えしていきますので、どうぞ参考にしてください。
 

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①ご遺骨が取り出せない

◇樹木葬は一度埋葬すると、再び遺骨を取り出せません

 
樹木葬が広がった当初、埋葬した後に取り出すことができないことに後悔した事例が散見されました。

 
長い時間をかけて最終的には土に還ることを目的とした樹木葬は、基本的に一度埋葬してしまうと、ご遺骨を個別に取り出すことはできません。

 
将来的にご遺骨を移動する「改葬(かいそう)」の予定があるならば、納骨堂や集合墓などを選ぶと良いでしょう。

 

②アクセスが不便だった

◇里山型の樹木葬は、特にアクセスが不便です

 
自然葬のひとつである樹木葬は、より自然に近い環境でご遺骨を埋葬するため、都心部から遠方にある墓地や、墓地までのアクセスがハイキングコースのようになっているものもあります。

 
特に自然に還すことを重視した里山型の樹木葬では、山林奥深くに位置するものが多いでしょう。

 
埋葬後も頻繁にお参りをしたいならば、必ず現地見学をしてアクセスを確認します。
また将来的に高齢になると足腰も弱くなり、ケガや転倒リスクも高くなることまで想定し、公共交通機関を利用してアクセスすると、尚良いです。

 

③参拝方法に制限があった

◇お線香や供花・供物を禁止する樹木葬墓地もあります

 
自然のなかに位置する樹木葬墓地では、火気を伴うお線香の使用を禁じたり、動物に荒らされる心配もある供花や供物を禁止することも多いです。

 
樹木葬墓地によって、お線香・供花・供物についての考え方には違いがあるので、契約前に参拝に関する規約を確認し、希望のお参りができるかどうかを確認します。
  樹木葬と納骨堂どっち?  

④管理費を払うプランだった

◇樹木葬のなかには年間管理料を支払うプランもあります

 
年間管理料」は、トイレや道など、墓地の公共機関の衛生管理に対する費用です。
個別の区画を伴う一般墓では、毎年年間管理料を払います
また納骨堂でも、個別安置期間は年間管理料を支払うプランが一般的です。

 
樹木葬の場合、一般的には納骨時の初期費用のみを支払うプランが多いですが、庭園型など、一定期間だけご遺骨が個別安置・供養されるプランでは、個別安置期間に年間管理料を毎年支払う仕組みもあります。

 

⑤土に還ると思ったら合祀だった

◇最終的に永代供養墓に合祀される樹木葬もあります

 
樹木葬は一般的に、最終的に土に還ることを目的としていますが、なかには最終的に施設内の永代供養墓に合祀され、合同供養される仕組みも多いです。

 
このような樹木葬が「永代供養型樹木葬」で、美しい樹木や草花の元で眠ることを目的とし、土に還ることが目的ではありません。

 
自然に還る自然葬のひとつとして樹木葬を選ぶ場合、最終的にご遺骨がどのように供養されるのか、確認をすると安心です。

 

⑥個別の樹木が植樹されなかった

◇樹木葬の埋葬方法には、個別型と集合型があります

 
樹木葬には個別の区画にご遺骨を埋葬し、その上から植樹するタイプもありますが、大きな大樹のふもとで埋葬されるタイプも多いです。

 
樹木葬に決まり事はないため、個別埋葬型の樹木葬でも、霊園が提供する墓地にひとつのシンボルツリーのみを配置し、個別区画には植樹しない樹木葬墓地もあるでしょう。

 

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⑦予定よりも費用が掛かった

◇樹木葬は一般的に、ご遺骨1柱ごとの料金です

 
一般墓はお墓一基に対して費用を出すため、何柱のご遺骨を埋葬しても違いはありませんが、樹木葬はご遺骨1柱ごとの料金になるため、ご遺骨が増えるほど費用も高くなります。

 
個人用の樹木葬の他、ご夫婦用・ご家族用、なかには継承型の樹木葬も登場しましたが、埋葬するご遺骨の数が定められているので、確認をしてください。

 
また樹木葬墓地の立地によっても費用幅があります。
地価が影響するため、アクセスの良い都心部に位置する都市型の樹木葬墓地ほど費用が高くなり、郊外型の樹木葬墓地は都市型に比べて安くなる傾向です。

 

⑧やはりお墓のイメージが持てなかった

◇ご家族も一緒に現地見学をしましょう

 
樹木葬は墓石ではなく、草花や樹木を墓標とした新しい形のご遺骨供養です。
また従来の代々継承し続けていく「家墓」「先祖代々墓」の考え方とは異なり、個人のご遺骨や魂を供養する、もしくは自然に還すことを目的としています。

 
そのため仕組みや考え方を頭では理解していても、感覚が伴わないこともあるでしょう。
お墓のイメージが伴わないと、ついついお参りの足が遠のいてしまう家族も多いです。

 
ご家族と一緒に現地見学をして、みなが違和感なくお参りできるかどうか、納得してから決めます。

 

⑨草木の手入れに不満

◇自然葬に近い樹木葬の場合、自然そのままの姿で供養します

 
山林奥深くに位置する里山型の樹木葬など、土に還ることに重きをおいた自然葬に近い樹木葬の場合、庭園のように草木の手入れはせず、自然の移り変わりそのままです。

 
そのため草花が枯れる冬場があり、夏場は草木が茂りボウボウとする里山型樹木葬墓地もあるでしょう。
なかには年数を追うごとに、埋葬した位置が分からなくなる墓地もあります。

 
特に里山型の樹木葬墓地を選ぶならば、違う環境下で何度か現地見学をしてから選ぶと安心です。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

⑩ペットと一緒に入れなかった

◇ペットと一緒に入る樹木葬にも種類があります

 
近年の樹木葬には「ペットと一緒に眠る」と謳う墓地もありますが、ペットと一緒に眠る樹木葬の仕組みは、墓地によってさまざまです。

 
特別区画を設けて、近い場所ではありながらペットと飼い主は別々の場所で樹木葬を行う墓地もあります。

 
また永代供養型の樹木葬では、契約した一定年数は個別のお墓でペットと一緒に眠った後、最終的には、霊園内にあるペットと飼い主、それぞれの永代供養墓で合祀されるプランなども人気です。

 
ペットと一緒の樹木葬を希望する場合、契約前に仕組みを理解しましょう。

 

⑪檀家になることを要求された

◇寺院墓地では檀家になる条件が伴うこともあります

 
樹木葬は一般的に宗旨宗派を問いません。
寺院墓地が提供する場合でも、樹木葬墓地の契約に対しては宗旨宗派を自由とするプランがほとんどです。

 
けれども稀に、樹木葬であっても檀家を条件とする寺院墓地もあるため、寺院墓地で檀家にならずに樹木葬をしたいならば最初に確認しましょう。

 
樹木葬墓地にこだわりがなければ民間霊園など、もともと宗旨宗派を不問とする墓地で探す方法も一案です。

 

⑫生前でも管理費を払う

◇個別安置期間を伴う際、年間管理費を毎年払う樹木葬墓地もあります

 
庭園型(ガーデニング型)樹木葬など、一定期間の個別安置期間が伴う樹木葬では、個別安置期間は年間管理料を毎年支払う契約内容も多いです。

 
年間管理料を支払うプランで生前契約をした場合、一般的に生前で埋葬されているご遺骨がなくても、年間管理料は払い続けます。

 
また納骨後も個別安置期間は年間管理料を毎年支払うため、「子どもに負担をかける」と心配する方もいるでしょう。

 
樹木葬の生前契約で年間管理料が伴うプランでは、契約時に個別安置期間の年間管理料をまとめて一括で支払う方も多いです。

 

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⑬個別区画が残る期間が短い

◇個別区画が残る期間は、樹木葬墓地によって異なります

 
個別区画に埋葬する樹木葬でも、年数が定められているプランがほとんどです。
ただ樹木葬は新しい供養方法で決まり事がないため、個別に埋葬できる期間は霊園や墓地によって幅があります。

 
従来から法要を終える「弔い上げ」となりる17年・33年・50年などの回忌法要に個別埋葬期間の期限を倣うプランもあれば、3年・5年と短いプランもあるでしょう。

 
また個別埋葬期間が長いほど費用は高く、短いほど費用は安くなる傾向です。

 

⑭粉骨しなければならなかった

◇樹木葬のなかには粉骨するプランもあります

 
樹木や草花のふもとにご遺骨を埋葬する樹木葬が一般的です。
けれども、なかにはご遺骨を粉骨して埋葬したり、散骨する樹木葬もあるでしょう。

 
特に山奥深くの山林に位置する、里山型の樹木葬墓地に多いです。
里山型の樹木葬墓地に、粉骨したご遺骨を散骨するものもあります。

 

⑮家族や夫婦で入れなかった

◇樹木葬は個人で契約するものが一般的です

 
樹木葬が広がる現代では、ニーズに対応してご夫婦・ご家族で入る樹木葬も増えました。
ただ本来の樹木葬は、個人単位のプランが多いです。

 
そのためご夫婦やご家族で一緒に眠りたい場合、樹木葬プランを確認しましょう。
現代ではご夫婦用・ご家族用・継承型の樹木葬も登場しました。

 
また個人用の樹木葬だった場合、区画が残っていれば隣同士の区画を契約するご夫婦なども見受けます。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

樹木葬で後悔しないチェックポイント

樹木葬で後悔しないチェックポイント

◇樹木葬にはさまざまな種類や埋葬方法があります

 
樹木葬で後悔しないためには、さまざまな種類や埋葬方法を理解して、その樹木葬プランがどのような内容なのかを理解してから契約することが重要です。

 
樹木葬のメリット・デメリットを紹介するサイトは数多くありますが、樹木葬に決まり事はないため、霊園やプランにより内容は多岐に分かれます

 
樹木葬に対するご自身の希望を整理して、家族など複数人で現地見学に行き、疑問点はスタッフに直接、確認すると良いでしょう。

 

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①樹木葬の墓地見学は必須!

樹木葬で墓地見学は必須です。
特に里山型の樹木葬になると、山奥深くにある樹木葬墓地もあるため、「埋葬したは良いものの、お参りをしなくなってしまった…。」などの声もあります。

 
また霊園型の樹木葬では景観を重視した墓地が多いです。
一方で里山型の樹木葬では、自然葬を重視するために、「何の変哲もない山林風景にがっかりした」と後悔する事例もありました。

 
樹木葬の種類で違う特徴を理解して、現地見学をしながら希望に見合った墓地を探してみましょう。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

②樹木葬プランの内容

ここまでお伝えしたように樹木葬にはさまざまな種類や埋葬方法があるため、契約書や規約はよく確認をして内容を理解してから、契約に進みましょう。
樹木葬で後悔した事例を鑑みて、特にチェックしたいポイントは下記です。

 

<樹木葬プランのチェック項目>
①柱数(人数) ・個人
・ご夫婦
・家族型
②埋葬方法 ・骨壺(骨袋)に入るか?
・粉骨するか?
③個別安置期間 ・個別安置期間はあるか?
・個別安置期間は何年か?
・年間管理料はかかるか?
(いつまで払うのか?)
④草木や花々 ・草木や花々の種類
・手入れの頻度

 
樹木葬はご遺骨の柱数(人数)によって費用が変わるほか、埋葬スペースが限られているため、人数にも制限がかかります。

 
また樹木葬で後悔した声には「草花が枯れていた」などの声もあるので、植える草花の種類や特徴、どのような業者がどのくらいの頻度で草花の手入れをするのかまで確認をすると安心です。

 

③お参り方法の規約

樹木葬とお墓参りとは参拝時の注意点も異なるため、予め細やかな規約を設けた樹木葬墓地も少なくありません。

 
自然のなかに埋葬するため、火の用心の観点や野生動物にお供え物などが食い荒らされることのないよう、規約を設けています

 

<樹木葬のお参り方法>
①個別のお参り ・お線香の可否
・供花
・供物
・法要は可能か?
②合同供養 ・宗旨宗派
・合同供養の頻度
・家族参加の可否

 
また樹木葬を提供する墓地の多くは、定期的な合同供養を執り行っているでしょう。
基本的に樹木葬は宗旨宗派を問いませんが、定期的な合同供養では、墓地が提携する特定の宗旨宗派に倣い供養をしています。

 
合同供養の頻度や家族参加の可否、参列時にお布施が必要か?まで、参拝する様子をイメージしながら確認すると良いでしょう。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

④檀家に入る必要があるか?

一般墓であっても基本的に宗旨宗派を問わない民間霊園では、樹木葬墓地に対しても特定の宗派に属する必要は、ほぼありません。

 
寺院墓地であっても樹木葬墓地に関しては宗旨宗派を問わず、檀家に入る必要がないプランがほとんどですが、なかには檀家に入ることを条件とする寺院墓地もあります。

 
樹木葬を終えてしまうと個別に取り出すことは困難になるため、契約前に檀家に入る条件があるかどうか、チェックしておくと良いでしょう。

 

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⑤費用内訳

樹木葬でかかる費用は、主に永代供養料と納骨時の埋葬料、霊園使用料です。
ただ樹木葬の種類や埋葬方法によって、墓碑に刻む刻字料や、埋葬後の年間管理料がかかるものもあるでしょう。

 

<費用内訳のチェック項目>
・霊園使用料
・埋葬料
・銘板彫刻料
・維持管理費用
・永代供養料

 
見積もりをもらったら費用項目をチェックして、見積もり以外にオプションでかかり得る費用があるのかを、現地見学時にスタッフに確認することをおすすめします。
それぞれの費用項目について、詳しくは下記コラムも併せてご参照ください。

 

 

⑥アクセス環境

樹木葬で埋葬した後、実際に参拝することをイメージして現地見学をしてください。
そのため現地見学では、高齢になり免許返納になった後まで想定し、公共交通機関も利用すると良いでしょう。

 
駅から樹木葬墓地までのアクセスはもちろん、墓地内のどの位置にあるかも重要です。
樹木葬墓地は駅から離れた立地も多いため、送迎バスの有無、バスの運行頻度まで確認します。

 
また車でアクセスする場合は、駐車場が充分にあるかも重要です。
現地見学では晴天や雨天、平日や休日と、異なった環境下で複数行っても良いでしょう。

 

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⑦維持管理費

樹木葬は一般的に初期費用のみで済むプランが多いですが、契約当初の一定期間はご遺骨を個別に安置できる樹木葬プランもあります。

 
このような樹木葬プランでは、個別に安置できる期間に対して、維持管理費として毎年の年間管理料を支払うことがあるため、確認が必要です。

 
生前契約の場合、子どもや孫に負担をかけたくないのであれば、年間管理料の一括払いができるかどうかも確認すると良いでしょう。

 

樹木葬で後悔しない知識①墓地の種類

樹木葬で後悔しない知識①墓地の種類

◇樹木葬墓地の種類を理解し、納骨後の参拝環境へ配慮します

 
自然葬の目的が強い樹木葬墓地は、山奥深くの山林に位置するものもあるため、参拝する度にハイキングコースのような山道を歩く墓地も多いです。

 
参拝が大変で思ったようにお参りに行けない」と、樹木葬で後悔することのないよう、樹木葬墓地の種類を理解して、適した場所を選ぶと良いでしょう。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

①霊園型の樹木葬墓地

◇霊園内で提供される樹木葬墓地です

 
霊園型の樹木葬墓地は、霊園内の一区画を樹木葬として提供しています。
そのため郊外にある霊園もありますが、一般的に「都市型樹木葬」とも呼ばれ、比較的アクセス環境が良いでしょう。

 
郊外にある霊園でも、駅から送迎バスが出るなど、参拝者のアクセス環境に配慮した霊園型樹木葬墓地が多いです。

 

②里山型の樹木葬墓地

◇山林奥深くで提供する樹木葬墓地です

 
山林の奥深くにひょっこりと現れ、より「亡くなったら自然に還りたい」と願う声に答え、自然葬を重視した樹木葬墓地を指します。

 
大きな大樹のふもとに埋葬される合祀埋葬型樹木葬「シンボルツリー型樹木葬」では、一度埋葬すると、どこに埋葬されたのか分からなくなるため、印を付ける里山型樹木葬墓地もあるでしょう。

 
この他、山一帯が樹木葬墓地となり、粉骨したご遺骨を散骨するタイプも見受けます。

 

③庭園型の樹木葬墓地

◇美しく整備された庭園のなかで眠る樹木葬墓地です

 
霊園のなかに特別区画を設け、美しい草木や樹木で整備された環境のもと、ご遺骨が納骨される樹木葬が、庭園型樹木葬墓地となります。

 
庭園型のなかには、ご遺骨を個別のスペースに納骨し墓碑を設けたスタイルも多いため、最終的には施設内の永代供養墓に合祀される、永代供養タイプも多いです。

 
自然葬のひとつとして樹木葬を選ぶ場合、庭園型樹木葬墓地であれば、最終的にご遺骨は土に還るのか、合祀されるのかを確認すると良いでしょう。

 

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樹木葬で後悔しない知識②埋葬の種類

樹木葬で後悔しない知識②埋葬の種類

◇樹木葬には、大まかに4つの埋葬の種類があります

 
樹木葬で後悔しないためには、ご遺骨の埋葬方法や種類も理解することがポイントです。
樹木葬で埋葬後、個別の墓標に向かって参拝したいならば、ご遺骨が個別に埋葬される、個別埋葬型の樹木葬を選びます。

 
このように樹木葬で納骨した後、最終的にご遺骨はどのように扱われるのか?
それぞれの種類や仕組みを理解して、希望に見合った樹木葬で、後悔しない埋葬方法を選ぶ必要があるのです。

 

①個別埋葬型の樹木葬

◇個別の埋葬区画が提供される樹木葬です

 
個別の埋葬区画が提供されるため、樹木葬で埋葬した後も、ご家族は個別の区画に向かって参拝ができます。

 
ただし一般的に契約した最初の一定期間のみ、個別区画が提供されるため、個別埋葬型の樹木葬で後悔しないためには、「何年間、個別区画が提供されるのか?」の確認が必要です。

 
期間に法的な決まり事はないため、樹木葬墓地によって3年・5年ほどの短いプランもあれば、一般的にも弔い上げとなる17年・25年などの、長い期間となるプランもあります。

 

②集合埋葬型の樹木葬

◇骨壺や骨袋に入れた状態で埋葬されます

 
集合埋葬型の樹木葬は、埋葬するスペースはひとつになるものの、ご遺骨はそれぞれ個別の骨袋や骨壺に納められる埋葬方法の種類です。

 
骨壺や骨袋は木製や綿製など、土中で分解され、長い時間を掛けて土に還る素材のものを選び、ご遺骨はゆっくりと土に還って行きます。

 
自然葬への希望が強いものの、他のご遺骨と混じり合ってしまうことに抵抗がある方には、おすすめの埋葬方法です。
ただ土に還って行く過程のなかでは、他のご遺骨と混じってしまうことは否めません。

 

③合祀埋葬型の樹木葬

◇最初から合祀埋葬される樹木葬です

 
合祀埋葬型の樹木葬は、シンボルツリー型樹木葬と呼ばれることもあり、比較的最も安く価格で樹木葬ができます。

 
シンボルツリーとなる大樹のふもとで、最初から骨壺や骨袋から取り出して、他のご遺骨と一緒に合祀される埋葬方法ですので、個別に埋葬される期間はありません。

 
特に合祀埋葬型の樹木葬は、改めて個別にご遺骨を取り出すことはできないので注意をしてください。

 
埋葬後は一般的に共通のシンボルツリーに向かって、共通の参拝スペースで参ります。
最終的に土には還る点は違いますが、参拝方法は永代供養墓と似通ったプランが多いでしょう。

 

④永代供養型の樹木葬

◇最終的に施設内の永代供養墓に合祀される樹木葬です

 
永代供養型の樹木葬には、霊園内の特別区画に庭園のような樹木葬区画が提供される「庭園型樹木葬」や「ガーデニング型樹木葬」などもあります。

 
このような永代供養型の樹木葬は、亡くなった後に美しい草木や樹木などの自然の中で眠ることが目的で、土に還ることを目的としない方も多いです。

 
このような目的で提供する永代供養型の樹木葬では、庭園内の小さな一区画が提供され、契約した一定期間、ご遺骨を個別に安置した後、契約期間が過ぎると、施設内の永代供養墓に合祀されます。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

樹木葬に向いている人とは

樹木葬に向いている人とは

従来のお墓が良いと考える方にとって、最終的にご遺骨やお墓が代々先まで残らない樹木葬は、後々後悔してしまい兼ねません。

 
一方で「お墓のない遺骨供養がしたい」など、ニーズがバッチリと重なる、樹木葬に向いている方も数多くいます。

 

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①個人や夫婦単位で考えている

◇樹木葬は埋葬する柱数(人数)で費用が決まります

 
樹木葬の料金システムは、多くが埋葬するご遺骨1柱ごとで費用を出すため、多くのご遺骨を埋葬したい方は、その分費用も高くなります。

 
そのため個人やご夫婦など、埋葬したいご遺骨の柱数(人数)がハッキリしている方にとっては、料金も明瞭でおすすめです。

 
埋葬スペースの広い家族型や継承型もありますが、その分費用も高くなるでしょう。
ただ3人家族など、人数によってはお墓を建てるよりも安く抑えることができるので、具体的な数字を出して比較検討するのも一案です。

 

②自然に還りたい

自然葬のひとつである樹木葬は、土に還ることを目的としています。
骨壺や骨袋に入れて埋葬する樹木葬でも、木や木綿など、土に分解される素材を選び、長い時間をかけて、ご遺骨を土に還すことができるでしょう。

 
特に山林に位置する里山型は自然に還ることを目的とした樹木葬が多い傾向です。
ただし現代の樹木葬にはさまざまな種類があるため、後悔しないためには、最終的にご遺骨がどのように供養されるのかを確認することをおすすめします。

 

③お墓の継承者がいない

樹木葬は最終的に土に還る自然葬ですので、お墓を維持管理する必要がありません
永代供養型の樹木葬であっても、最終的にご遺骨は施設内の永代供養墓に合祀されます。

 
近年の樹木葬には家族のご遺骨が埋葬できる「家族型」「継承型」などもありますが、多くは個別安置期間が長い、契約更新ができる内容で、墓主が必要なプランはほとんどありません

 

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④子どもや孫への負担が心配

お墓の継承者を立てる必要がないだけではなく、埋葬後のメンテナンスや維持管理などの必要がなく、ご家族の負担も軽減する点がメリットです。

 
墓石を建てる「お墓」は費用がかかるだけではなく、一度建てると定期的なお墓掃除や、修理修繕、建て替えなどの維持管理費がかかります。

 
また墓地を使用するため墓地代(永代使用料)がかかる他、建てた後も年間管理料を毎年払う必要があるでしょう。

 
個別安置期間を設けた樹木葬のなかには、年間管理料の支払いが生じるプランもあるため、契約前に確認をしてください。

 

⑤お墓のない方法を望んでいる

樹木葬の墓標は草木や樹木となり、お墓を建てる必要がありません
お墓を建てると維持管理や継承者を立てる負担などが生じますが、樹木葬の多くはご遺骨を埋葬する時の初期費用のみです。

 
お墓を託す必要がないため、個人やご夫婦など、一代で自由なご遺骨の供養ができます。
一方で草木や樹木などの自然が墓標となり、残された家族もお参りができるでしょう。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

樹木葬以外の永代供養も考える

樹木葬以外の永代供養も考える

◇納骨堂や永代供養墓などがあります

 
樹木葬以外の永代供養では、納骨堂永代供養墓のニーズが高いです。
納骨堂は契約した一定期間、屋内の施設でご遺骨を個別に安置するため、一定期間内であれば、ご遺骨を他の場所に移動する「改葬(かいそう)」もできます。

 
「永代供養墓」は合祀墓・合葬墓とも呼ばれ、最初から他のご遺骨と一緒に合祀埋葬、合同供養される仕組みです。

 
樹木葬もご遺骨を土に還す目的があるため、一度埋葬すると再びご遺骨を取り出すことができないプランがほとんどですが、埋葬方法によっては、一定期間は個別の墓標へ向かってお参りができます。

 

 

 

樹木葬とお墓の違いとは?

◇墓標が違うこと、遺骨の扱いが違うことです

 
樹木葬とお墓の大きな違いは、樹木葬は墓標が樹木や草花であることで、対してお墓は墓標が墓石となります。
墓石は費用が掛かるため、その分樹木葬は費用が安くなるでしょう。

 
また一般墓と樹木葬を比較した場合、一般墓はご遺骨をカロートに納めて残しますが、多くの樹木葬は長い時間を掛けて土に還します。
これは樹木葬が「人が亡くなったら自然に還す」自然葬のひとつとなるためです。

 
永代供養型の樹木葬では、お墓に個別の骨壺を一定期間残すプランもありますが、多くの樹木葬では、一度納骨すると、改めて取り出すことはできません

 
自然葬、一般墓については、下記コラムをご参照ください。

 

 

 

樹木葬と永代供養の違いとは?

◇樹木葬は永代供養のひとつの形と言えます

 
永代供養とは、故人のご遺骨をご家族に代わり霊園や寺院などの墓地管理者が、永代に渡って供養や管理をすることを指し、形あるものではありません。
一方、樹木葬はご遺骨を樹木のふもとに埋葬する、形ある「埋葬方法」です。

 
そのため樹木葬は永代供養のひとつの形であり、樹木葬を選ぶことで、ご家族はご遺骨の供養や管理を、墓地管理者に任せることができます。

 
ただ永代供養はご遺骨を永代に渡って個別に管理・供養することではなく、最終的に合祀され、他のご遺骨と合同で供養されるプランが多いでしょう。

 
この点で樹木葬の多くは自然葬のひとつでもあるため、長い時間を掛けてご遺骨は土に還るため、合祀されない樹木葬が一般的です。

 

 

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まとめ:樹木葬は理解により後悔が少なくなります

まとめ:樹木葬は理解により後悔が少なくなります

樹木葬は墓石ではなく、草木や樹木を墓標とした埋葬方法です。
費用を安く抑えることができて、お墓の維持管理が軽減され、継承問題も解決します。

 
けれども、まだまだ新しい供養の形なので、従来のお墓のように家族や親族から理解されないリスクも高いです。

 
まずは家族や親族に樹木葬を検討していることを相談し、できれば家族で協力し合い現地見学をしながら理解を深めることで、後悔するリスクも軽減されるでしょう。

 
樹木葬と納骨堂どっち?
 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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