ペット火葬とは?メリット・デメリット、火葬の種類と費用相場、大阪で選ぶ5つの火葬場
・ペット火葬とは?
・ペット火葬までの安置方法は?
・ペット火葬を依頼できる業者は?
ペットの火葬は、保冷環境を整えたうえで亡くなってから2日~10日までが目安です。
ひと昔前まではペットが亡くなると庭に埋めていましたが、現代ではペット火葬業者が増え、人と同じように遺骨の形で供養する家族が増えました。
今回は、ペットが亡くなってから火葬をするまでの安置方法と、5つのおすすめペット火葬業者を、ペット火葬のメリット・デメリットとともに解説します。
ペット火葬とは
◇「ペット火葬」とは、ペットが亡くなってから、人と同じようにペット専用の火葬場などで火葬し、遺骨の形で供養をすることです
一般的な火葬場ではペットの火葬は受け付けません。
そのためひと昔前まではペットが亡くなると、家の庭などに埋葬し供養してきました。
けれども現代ではペット専用の火葬場や葬儀社が増え、家族のようなペットを人と同じようにペット火葬して供養する飼い主が増えています。
ペット火葬のメリットとは
◇ペット火葬により遺骨の状態になることで、納骨堂(納骨棚)や手元供養、ペット霊園など、より多くの供養の仕方が選択できます
かつてのようにペット火葬をせずにご遺体のままの状態では、自宅の庭などに埋葬するしか、ペット供養の方法がありません。 けれどもペット火葬を選び遺骨の形で供養をすることで、選択肢が広がります。
<ペット火葬とは:選べる供養方法>
①手元供養
②ペット納骨堂(納骨棚)
③ペット霊園
・合同墓
・ペットと一緒に入るお墓
ペット霊園では他のペットと一緒に合祀埋葬される合同墓もありますが、ペット火葬をして遺骨の形で合祀埋葬しなければなりません。
●ペット供養のセレモニーにより、家族のペットロスが癒されます
ペット火葬から始まるペット供養の何よりのメリットは、人と同じような供養・セレモニーを行うことで、家族のペットロスが癒されることでしょう。 人と同じようなペット供養がしたい時、ペット火葬は不可欠です。
ペット火葬のデメリットとは
◇ペット火葬には費用がかかります
ペット火葬に限らず、人と同じようにペット供養をすると費用がかかるでしょう。 家族にとっては悲しい響きですが、ペットの遺体は法的に「物」として扱われるため、人の遺体とは違い、そのまま庭などに埋葬して良いためです。
<ペット火葬とは:昔の葬送>
・自宅の庭などに埋葬する
・自治体に連絡して引き取ってもらう
昔は人のようにペットを供養する習慣はなく、自宅の庭に埋葬して石を置き、お墓とする飼い主が多くいました。
もちろん、現代でも昔からの葬送を行う家族はいます。 現代では自宅の庭に埋葬するにしても、ペット火葬後の遺骨を埋葬し、名前を彫刻したお墓を建てる飼い主も多いです。
ペット火葬せずに、埋葬するデメリットとは
◇ペットをご遺体のまま庭に埋葬すると、悪臭や雨風で掘り返される可能性があります
ペット火葬せずご遺体のまま庭などに埋葬すると、完全に土に還るまでには長い時間が掛かります。
<ペット火葬とは:庭に埋葬するリスク>
・悪臭が出る
・他の動物に掘り返される
・近隣住民から苦情の可能性
・雨風で掘り返される
・引っ越しすると放置される
その間は他の動物や雨風で大切なペットの体が掘り返されてしまったり、悪臭が出てしまったりと、哀しい結果も少なくありません。
ペット火葬の流れ
◇ペットが亡くなったら、まず保冷環境を整えてご遺体を安置し、ペット火葬業者に連絡します
ペットが亡くなったら家族がまず行うことは、「エンゼルケア」です。 エンゼルケアに明瞭な定義はありませんが、亡くなったご遺体の死後処置を行います。
<ペット火葬の流れ> |
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①エンゼルケア |
・体を整える |
②火葬業者を探す |
・ペット火葬の種類を決める |
同時進行でペット火葬業者を選び連絡をしますが、時期によっては火葬まで数日掛かることもあるでしょう。
ペット火葬の流れ①エンゼルケア
◇ペットが亡くなったら死後硬直が始まる前に手足を丸め、保冷環境を整えた安置場所に安置します
死後硬直は一般的に2時間ほどで始まるため、まず額から手を覆うように目を閉じてあげたら、伸びてしまった手足は最初に丸めてあげましょう。 同時にペットの体にちょうど良い大きさの箱を用意し、簡易安置場所とします。
<ペット火葬の流れ①エンゼルケア> |
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●死後硬直が始まる前 |
・目を閉じる |
●簡易安置場所を作る |
・ちょうど良い箱を用意する |
●エンゼルケア |
・お口、お尻、耳などの穴に脱脂綿を詰める |
●保冷環境を整える |
・保冷剤をお腹と背中に添える |
体の大きさによっては、室内のクーラーを18℃ほどに設定して極力冷やします。 同時にペット火葬業者を探しますが、数日掛かる場合にはドライアイスも調達しなければなりません。
<亡くなったら…最初にしてあげることについての関連記事>
・【大阪でペット供養】愛するペットが死んだら、まず何をすれば良い?火葬方法までを解説
ペット火葬前、ドライアイスの調達
◇ドライアイスは依頼したペット火葬業者に相談するか、アイスショップで販売されています
ドライアイスは危険なので、コンビニやスーパーで購入できるものではありません。 一般的には依頼したペット火葬業者に相談をして、ドライアイスを調達しますが、まだ決めていない場合には、「アイスショップ」などで販売されています。
大阪ではドライアイスを当日~翌日までに指定の場所へ届けてくれるサービスも見受けられます。
<ペット火葬とは:ドライアイス販売業者> |
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[会社名] | [電話番号] | [その他] |
①有限会社ユウキ |
06-6562-2993 |
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②中央冷凍産業株式会社 |
03-3516-3330 |
尼崎市限定 |
③太伸興業株式会社 |
0725-40-0881 |
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※会社名をクリックするとHPへ飛びます。
ペットのサイズや状況によっては、アイスクリーム屋さんで自宅まで持ち帰る用のドライアイスが用意されているので、相談してみても良いかもしれません。
ペット火葬の流れ:②火葬業者を探す
◇ペットの火葬業者を選ぶ時には、火葬時や火葬後にどのようなペット供養をしたいかを決めてから選ぶと、後々後悔がありません
ペット火葬には大まかに3つの種類があり、ペット火葬の種類によってはご遺骨が返骨されないこともあります。
<ペット火葬の流れ:業者の選び方>
・ペット火葬の種類を決める
・ご遺骨の納骨場所を決める
・希望に合った業者を比較検討する
またペット火葬業者はペット霊園など、火葬後の遺骨の納骨施設を併設している業者が多いため、後々の遺骨の扱いを決めておくと良いでしょう。
ペット火葬の流れ:5つの火葬業者
◇ペット火葬の業者には、母体が葬儀社、霊園施設、ペット供養業者などがあります
ペット火葬業者の特徴は経営母体を確認すると分かりやすい
です。
葬儀社が提供するペット火葬では斎場が併設され、ペット葬儀が丁寧な業者もあります。 一方で霊園が提供するペット火葬では、納骨後の定期法要などペット供養が定評です。
<ペット火葬とは:5つの火葬業者> |
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[会社名] | [電話番号] | [その他] |
①ペット葬儀110番 |
06-6562-2993 |
ペット葬儀社 |
②お迎えペット火葬ファミリー |
0120-594-319 |
ペット葬儀社 |
③ペトリィ ~小さな家族のセレモニー |
0120-461-367 |
ペット葬儀社 |
④ヤシロペットセレモニー |
0120-594-846 |
霊園業者 |
⑤ペットマザー |
0120-128-176 |
ペット霊園 |
※会社名をクリックするとHPへ飛びます。
ペット火葬のみを依頼するのであれば、火葬の種類と料金を比較検討します。 ただペット火葬した後、遺骨を手元に返骨して供養したいのであれば、後々の供養方法まで検討してから決めると良いでしょう。
ペット火葬の種類を決める
◇ペット火葬の種類を決めるポイントは、①返骨の有無、②火葬時の法要の有無です
「火葬時の法要」とは、ペット葬儀を差します。 ペット葬儀の定義はありませんが、一般的に火葬時の読経供養が行われ、参列者がお線香を上げた後、火葬後には骨上げ、収骨を行うものです。
<ペット火葬とは:火葬の種類> |
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[火葬の種類] | [内容] | [費用相場] | [注意点] |
①合同火葬 |
・他のペットと一緒に合同で火葬 |
約9千円~5万円 (平均約9万円~1万5千円) |
・ご遺骨の返骨はない |
②個別一任火葬 |
・ご遺体を業者に託して火葬 |
約1万5千円~6万5千円 |
・遺骨になって帰ってくる |
③個別立ち合い火葬 |
・個別に火葬される |
約2万円~8万円 (平均約3万円~5万円) |
・費用が割高傾向 ・火葬時の儀式を確認する |
④訪問火葬 |
・個別に火葬される |
約2万円~5万円 (平均約3万円~5万円) |
・費用が割高傾向 ・自宅や近郊に火葬できる場所が必要 |
訪問火葬は火葬車が家族が希望する場所へ訪問して火葬する方法です。 「近隣住民に迷惑は掛からない?」と不安の声もありますが、近隣住民が火葬をしていると分かりにくいでしょう。
また、ペット火葬業者の選び方として、先に「ペットのご遺骨をどこに納骨するか」を決めて、ペット霊園など納骨先の管理施設に相談するのも一案です。
ご遺骨の納骨場所を決める
◇ペットのご遺骨の納骨場所を先に決めることで、ペット火葬~納骨・供養まで、ワンアクションで進めることができます
ペット火葬により遺骨の形でペット供養ができる現代、人と同じように納骨先の選択肢が増えました。
遺骨の納骨先ではペット火葬を併設している、提携している業者がほとんどですから、ペットの納骨先で相談しても良いでしょう。
<ペット火葬とは:遺骨の納骨場所> |
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[納骨場所] | [納骨時の費用] | [年間管理料] |
①合同墓 |
約10,000円~50,000円 |
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②納骨堂 | ||
・個別納骨堂 | 約15,000円~300,000円 | 約4,000円~33,000円 |
・納骨棚 | 約5,500円~50,000円 | 約3,000円~15,000円 |
・合祀納骨堂 | 約5,500円~33,000円 | 約0円~15,000円 |
・人と入る納骨堂 |
約500,000円~850,000円 | 約15,000円~20,000円 |
③ペット霊園 | ||
・個別のお墓 | 約13,000円~400,000円 | 約10,000円~25,000円 |
・一緒に入るお墓 | 約980,000円~2500,000円 | 約5,000円~20,000円 |
④手元供養 | ||
・アクセサリー | 約3,000円~500,000円以上 | |
・祭壇 | 約15,000円~800,000円以上 | |
⑤散骨 | 約10,000円~300,000円 |
ペット供養は霊園環境などにより価格差があるので、あくまでも一例です。
ペット霊園のなかにはペット専用の霊園もあれば、人が利用する霊園内にペット専用の区画を設けたものもあります。 ペットのお墓を検討しているのであれば、見学して現地を見てから決めると後悔がありません。
※ペットのご遺骨の納骨先は、下記コラムをご参照ください。
ペット火葬で、長く衛生的に供養しよう
ペット専用の火葬場が全国的に広がった現代では、ペットが亡くなると火葬をする家族が一般的になりつつあります。
反対にペットのご遺体を土に埋めるにしても、お庭のない家も多いと思います。
その昔は「裏山にお墓を作る」などの話もありましたが、自分が所有している山でないことが多いでしょう。 法的には人のご遺体と同じ扱いではありませんが、現代ではペットが亡くなるとまずペット火葬をして遺骨の形とし、その上で納骨先を検討する家族が多いです。
※納骨後のペットの初七日など、法要に関しては下記コラムをご参照ください。
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