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キリスト教でも納骨堂は利用できるの?申し込む前に気を付けることも解説

キリスト教でも納骨堂は利用できるの?申し込む前に気を付けることも解説

「納骨堂ってキリスト教でも利用できる?」
「キリスト教で納骨堂を申し込む場合の注意点ってどんなところ?」
「納骨堂の管理方法は?」
このように、キリスト教で納骨堂を利用することに関して疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

 

特にお墓から離れた場所で暮らしていると、管理や費用で負担に感じてくる部分が出てきます。その場合、納骨堂にすれば管理や費用面で楽なのではという考えが浮かぶ方もいるでしょう。

 

本記事ではキリスト教でも納骨堂は利用可能か、申し込む前の注意点などについて紹介します。この記事を読むことで、キリスト教徒が利用できる納骨堂の知識が深まるでしょう。

 

納骨堂の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

キリスト教の納骨について

日本では仏教徒が多いため、キリスト教の納骨に参加する機会も少ないでしょう。しかし、急にキリスト教の納骨式に参加する可能性もあるため、キリスト教の納骨式の時期や納骨式の流れについての知識は持っておいて損はないでしょう。

 

ここからは、キリスト教の納骨について紹介します。

納骨式を行う時期

キリスト教の納骨式を行う時期は、カトリック教徒は亡くなった日の30日後に追悼ミサを行う日、プロテスタント教徒は亡くなった日の1カ月後の召天記念日です。

 

それ以外では、亡くなってから7日目の追悼ミサの日に納骨式をする場合や、礼拝日の日曜に納骨する場合もあるでしょう。遺骨は納骨式まで自宅で安置することになります。

納骨式の流れ

納骨式は聖職者による聖書の朗読から始まり、賛美歌を合唱、故人にお祈りをしてから納骨という流れになります。聖職者はカトリックでは神父で、プロテスタントでは牧師です。

 

進行の順序に関しては各教会、聖職者により変わることがあります。説明を聞いて順に行っていけば問題ありません。納骨後、白いカーネーションを手向けます。

納骨式に着て行く服装

納骨式では準喪服を着用することもあれば、普段着でも良いということもあるため、施主に着て行く服装について質問しておくと良いでしょう。

 

仏教の納骨式は喪服か準喪服が多い傾向にありますが、キリスト教の場合は教会によって異なります。

キリスト教の納骨を行う前にしておく準備

お墓に遺骨を納める場合は、墓地や霊園の管理者に「埋葬許可証」というものを提出します。これはキリスト教だからということではなく、どのような宗教でも必要です。

 

埋葬許可書は埋葬が許可された書類のことですが、実際は火葬場で火葬許可証に火葬済みの印を押してもらった書類のことを「埋葬許可証」とするところが多いでしょう。

 

埋葬許可証は改葬する場合も必要になるため、コピーを取っておくことをおすすめします。

 

出典|参照:火葬許可証・埋葬許可証・改葬許可証|行方市

 

出典|参照:墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)|厚生労働省

キリスト教のお墓について

ここでは、キリスト教のお墓について紹介します。キリスト教のお墓は、映画やドラマでは見たことがあっても実際には見たことがない方も多いのではないでしょうか。

 

いざキリスト教のお墓を建てることになったとき、正しいイメージができるようキリスト教のお墓について紹介します。

お墓を建てる場所

キリスト教徒の場合、仏教寺院にお墓を建てることはできません。基本的に故人が生前所属していた教会の墓地、もしくは納骨堂を利用することになります。

 

または、宗教宗派に関係なく利用可能な民間の霊園か、公営の霊園にお墓を建てる形になるでしょう。

仏教のお墓との違い

キリスト教のお墓と仏教のお墓は、死に対する考え方に差が表れているでしょう。日本の仏教のお墓は故人だけではなくその先祖たちの魂が眠る場所です。亡くなった方は仏様として崇拝し、そのお墓を後の代が継承して守って行く慣習があります。

 

一方キリスト教にとって死は神のもとに行く、天国に召されるという認識であり、魂は地上に留まりません。先祖を仏様のように崇拝する思想もないため、お墓は個人的なものでその方の記念碑という意味合いで建てられます。

キリスト教でも納骨堂は利用できるの?

納骨堂は委託を受けて焼骨した遺骨を収めておくことに関して、都道府県知事に許可を得た施設です。

 

利用者に関して宗教や宗派を問わない民間が運営している納骨堂や、故人が信仰していた教会が運営している納骨堂はキリスト教でも利用可能です。

 

寺院墓地内にある納骨堂や宗派が違う教会の納骨堂、仏教だけを対象としている納骨堂などはキリスト教が利用できない納骨堂になります。

 

出典|参照:墓地、埋葬等に関する法律|e-Gov法令検索

キリスト教の信者が利用できる納骨堂の種類

続いては、キリスト教の信者が利用できる納骨堂の種類について紹介します。納骨堂の種類を知って、実際に利用する納骨堂を考えておきましょう。生前に希望を出しておけば、残された家族が慌てずに済みます。

宗教不問の霊園の納骨堂

宗教不問の霊園の納骨堂はどのような宗教の方でも利用できるため、キリスト教徒の方も問題ありません。

 

ただし日本では仏教徒が多いため、民間の霊園が運営している場合は納骨堂のデザインも仏教的なケースが多いでしょう。

 

納骨堂内に観音様などが置かれたり仏壇を思わせるようなロッカールームがあったりと、仏教徒が使いやすい装飾にしていることがあります。

 

キリスト教を信仰しているのに、他の宗教の形式を重んじているような場所に納骨したくないという思いが強い場合は、仏教要素の強い納骨堂は避けた方が良いでしょう。

公営霊園の納骨堂

公営霊園の納骨堂は、基本的にどのような宗教の方でも利用可能です。ただし、公営霊園は管轄する自治体の方が利用するものになるため、居住期間がある程度の年数に達していないと利用できない可能性があります。

 

また都市部の場合は倍率が高く、希望しても利用できないことがあるでしょう。

キリスト教徒であれば利用できる教会の納骨堂

キリスト教徒であれば利用できる教会の納骨堂もあります。教会の納骨堂を見つけた場合は、所属教会が違ってもキリスト教徒であれば利用できるか問い合わせてみましょう。ただし、キリスト教でも宗派が違うことを理由に断られてしまうこともあります。

日頃から通っている教会の納骨堂

日頃から利用している所属教会の納骨堂であれば、基本的には利用可能でしょう。あらかじめその教会の地下や敷地の中で納骨堂を所有していないか質問して、納骨先の計画を立てておくことをおすすめします。

納骨堂を利用するメリット

なぜ一般的なお墓ではなく納骨堂を選ぶ方がいるのか、と疑問に感じる方もいるでしょう。

 

ここでは、納骨堂を利用するメリットを紹介します。納骨堂の利点を知り、自分や自分の家族が理想とする供養方法か想像してみましょう。

  • 管理を行う必要がない
  • お墓より費用が安い傾向にある
  • アクセスの良い場所に作られていることが多い

管理を行う必要がない

納骨堂は寺院や霊園が運営しているため、永代供養での契約を選ぶことで承継や管理の必要がありません。

 

契約したときの費用に管理料が含まれており、毎年支払う費用が発生しません。規定の管理期間が過ぎると他の方の遺骨と合祀されることになります。

 

子供がいない方や後の世代に迷惑をかけたくないという方にとっては、お墓の管理や継承の負担がないためこのメリットは大きいでしょう。

お墓より費用が安い傾向にある

納骨堂は一般的な墓石を建てるお墓と比較して、費用が安い傾向にあります。一般的なお墓は150万円から250万円程度かかるといわれています。

 

納骨堂は個人型の場合、高くても50万円程度が相場です。都心など立地で費用が嵩みそうな場所かつ新型、複数の遺骨が入る家族用の場合でも200万円以上になることは少ないでしょう。

 

また、お墓の場合は寺院などに年間費を払ったりお布施や寄付を出す必要があったりする以外にも、墓石の修繕やクリーニングなどのメンテナンス費用がかかりますが、納骨堂ではそのような費用を省けます。

アクセスの良い場所に作られていることが多い

納骨堂は駅から近いなどアクセスの良い場所に作られていることが多く、お墓参りしやすい点もメリットです。屋内施設のため、雨でも雪でも天候を気にせずお参りできます。

 

野外にあるお墓と違って草が生えることもないため、草むしりをする必要もありません。雨などで墓石が汚れることもなく掃除も不要です。お墓参りに行くときも荷物が少なく済むでしょう。

キリスト教で納骨堂を申し込む前に気を付けること

納骨堂はメリットばかりではありません。申し込みをする前に注意した方がいい部分を把握しておく必要があります。

 

ここでは、キリスト教で納骨堂を申し込む前に気を付けることについて紹介していきます。納骨堂のデメリットともいえる部分になるため、内容をしっかり理解しておきましょう。

管理方法を確認しておく

納骨堂は建築物です。いつかは老朽化して、建て直しか大掛かりな修繕が必要になる時期が来るでしょう。しかし、そういった将来的な面に関して不明瞭になっていることがあります。

 

建て直しの間、遺骨はどこに置かれ管理されるのか、修繕する費用はどうするのか、これらの疑問点は契約前に確認する必要があるでしょう。

お参りの方法の制限について確認しておく

納骨堂は屋内であるため、ろうそくの灯をともせないなどお参りの方法の制限が設けられていることがあります。

 

キリスト教においてろうそくの灯は光の象徴であり、死者のための祈祷で必要なものです。火気厳禁の納骨堂だった場合、家族や親戚の中には納得できないという意見が出てくることもあるでしょう。

継承型と永代供養型の違いを知っておく

納骨堂には継承型と永代供養型があり、利用する際はどちらかを選択することになります。内容や費用が変わってくるため、違いは必ず理解しておきましょう。

 

継承型は、通常のお墓のように年間の埋葬後管理費が発生します。家族一緒に納骨することもできるため、いつか家族と同じお墓に入りたいという場合におすすめです。

 

永代供養型は一定の期間を過ぎると合祀されるため、個別に遺骨を取り出すことはできなくなります。

納骨堂以外で永代供養できるところはあるの?

最後に、納骨堂以外で永代供養できるところはあるのか、という点について紹介します。納骨堂以外にも選択肢があることを知ると、気持ちにゆとりが持てるでしょう。納骨堂以外でも似たような利点や特徴を持っている供養先として、以下のようなものがあります。

樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓のことをいいます。自然に還るイメージを大切にしたい方に人気です。樹木葬の多くは宗教不問で墓石を使用しないため、費用も通常のお墓に比べて安いことが魅力です。

 

また、樹木葬は霊園や寺院が遺骨を管理、供養してくれるところが多いため、後継者がいない方におすすめです。

永代供養墓

永代供養墓は遺骨の管理、供養を霊園や寺院が行ってくれる墓のことをいいます。

 

納骨堂のように屋内にないため、見た目は通常のお墓に見えます。個人的にお墓を用意する必要がないため、費用を安くしたい方におすすめです。

 

永代供養は大きな供養塔での合葬が基本です。しかし一定期間個人墓が用意され、期間を過ぎた後に合祀するプランも用意されている霊園・寺院もあります。個人墓の期間が長いほど費用が高くなるでしょう。

キリスト教でも利用できる納骨堂について知っておこう

納骨堂は管理を行う必要がないことや、墓石のお墓に比べて費用が安いこと、交通の便が良い立地に作られていることが多いことなどメリットが豊富です。キリスト教でも利用できる納骨堂はあるため、供養方法の1つとして検討してみてください。

 

ただ、宗教不当の公営霊園の納骨堂でも、人気が高く抽選に通らなければ利用できないことがあります。宗教が限定されているところやキリスト教の納骨堂でも宗派が違うと利用できない納骨堂もあるため、事前に利用可能かは確認しておいた方が良いでしょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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