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墓じまい後の永代供養に掛かる費用は?納骨後も支払いはある?選ぶ時の3つのポイント

墓じまい後の永代供養に掛かる費用は?納骨後も支払いはある?選ぶ時の3つのポイント

見落としがちですが墓じまいでは、取り出した遺骨の永代供養の費用まで、考慮する必要があります。家墓は遺骨の数も多いだけに、墓じまい後の永代供養に掛かる費用が気に掛かる方は多いのではないでしょうか。
 
昔ながらの家墓(先祖代々墓)になると、10柱と遺骨が埋葬されているケースも多いです。ですから墓じまいの後、遠いご先祖様の永代供養は費用を抑えたものを選び、近しい両親や祖父母のみ、個別に永代供養を行う選択も増えました。
 
特に近年では、経済的な都合から後取りがいないなど、お墓の維持管理が困難になってきている事があるでしょう。この場合には墓じまい後の永代供養に掛かる費用も、切実な問題です。
 
それでも今後の維持管理費を考えると、墓じまいや自宅から近い場所への改葬が選ばれています。
 
そこで今回は、墓じまい後の永代供養にかかる費用から、納骨後の支払いまでを解説します。
 

墓じまい後の永代供養に掛かる費用。納骨後も支払いはある?選ぶ時の3つのポイント

永代供養とは

永代供養とは

「永代供養」とは、様々な理由でお墓に行けない遺族(家族や親族)に代わって、霊園や寺院が遺骨を管理・供養してくれるサービスです。
 

【 墓じまいで永代供養の費用まで考慮する理由 】
 
● 墓じまいをしてお墓がなくなると、取り出した遺骨は行く先がありませんが、そのまま放置する訳にはいきません。
 
→ どこかに埋葬することになりますが、墓じまいの多くは墓守がいないために決断しますので、墓じまいで取り出した遺骨は永代供養をし、そこで費用が掛かります。

 

「永代供養」は形のないものなので、一般的なお墓に永代供養を付けることもできますし、他の遺骨とともに合祀埋葬され永代供養を行う方法もあるなど、状況や料金に合わせて選択肢はさまざまです。
 
家墓の墓じまいでは、永代供養を行う遺骨に伴い費用もかさみますので、それぞれに違う形の永代供養を選択する家族は少なくありません。
 

【 墓じまい後の永代供養☆費用を掛けるメリット 】
 
● 核家族化が進み、お墓参りに行く事(お墓の管理など)が困難な方もいるのではないでしょうか?
 
→ 永代供養をすることで、霊園や寺院が永代に渡って管理してくれるので、子孫が伝承する必要がなくなります。

 

墓じまい後の永代供養、費用相場

墓じまい後の永代供養、費用相場

おおまかにお伝えすると、墓じまい後の永代供養に掛かる費用は、およそ5万円〜30万円/1柱ほどが一般的です。
 
ただ5万円~30万円/1柱と価格幅が広いですよね。これは、お墓の種類によって金額が異なってくるためです。特に家墓(先祖代々墓)などは遺骨の数も多くなりがちなので、その分、墓じまい後に掛かる永代供養の費用も高くなります。注意をして選んでください。
 

【 墓じまい後の永代供養☆お墓で違う費用相場 】
 
● 墓じまい後に永代供養を行うにあたり、費用によって種類を分けると、下記3つのタイプが主流です。
 
(1)合祀墓 (5万円〜30万円)
(2)集合墓 (20万円〜60万円)
(3)個別墓 (50万円〜150万円)

 

… 永代供養墓に掛かる料金の内訳は、「永代供養」「納骨料」「刻字料」、3つの料金で構成されています。価格幅が広いですが、この3つの項目で調整すると考えてください。
 
ただ、墓じまい後に永代供養を費用を掛けてでも選ぶのには、年間管理料(寺院墓地であればお布施など)など、その後のお金が掛からない点が大きいでしょう。正に、その後の継承者(墓守)は必要がない理由です。
 
永代供養料・納骨量・刻字料(必要な場合)、この3つの費用を契約時に支払ってしまえば、特別な事がない限り、それ以上の費用が発生する事はありません。
 
では次に、墓じまい後に永代供養を行う場合に費用が大きく分かれるお墓、3つの種類を詳しくお伝えしていきます。
 

費用を抑えるなら、合祀墓

「合祀墓」とは、遺骨を他の人と分けることなく、同じ墓所に埋葬するお墓です。そのため個別スペースはありませんが、墓じまい後に永代供養を行うには、最も費用が少なくなります。
 

【 墓じまい後に永代供養☆費用を抑えた合葬墓 】
 
● 霊園や寺院などで見る、記念碑やモニュメントが立っているお墓のタイプが「合葬墓」です。合祀墓とも言われるでしょう。
 
→ 墓じまい後に、永代供養を行う場合、掛かる費用は5万円〜30万円/1柱ほどです。遺骨の数が多い場合、まとめて見積りを出してくれる施設もあります。
 
<メリット>
・墓じまい後の永代供養では、最も費用が掛からないタイプです。
 
<デメリット>
・料金の安さの理由については個別に埋葬するスペースが不要であること、従って一度納骨してしまうと取り出せなくなってしまいます。
 
※ 基本的な料金の内訳は、永代供養料のみです。

 
昔ながらの日本の風習としては、仏教によって信徒のために本山納骨が行われてきました。本山納骨とは、その宗派の総本山にある合葬墓に埋葬をすることです。
 
(詳しくは別記事「【大阪の墓じまい】本山納骨とは。費用の目安と契約前のチェック事項」をご確認ください。)
 

【 墓じまい後に永代供養☆費用を抑えても供養はされる 】
 
● 永代供養は付いているため、合葬墓では埋葬後も合同で定期的に供養されます。

 
納骨したものが取り出せない分、分管理する側としても手間が掛からないため、管理施設側としては安く提供できるのでしょう。
 

分譲マンションのイメージ、集合墓

「集合墓」とは、礼拝と対象となる記念碑・シンボルは共有しますが、納骨スペースは個別に分かれているタイプのお墓です。
 
墓じまい後に永代供養にそれほど費用は掛けられないものの、両親や祖父母など近しい身内の遺骨などで、個別スペースで残したい方などに選ばれています。
 
また昔ながらの家墓で老朽化が進み、改めて建墓を行うには予算が足りなかったものの、後々はお金を貯めてお墓を建てたい家などでも、遺骨の取り出しが可能です。
 

【 墓じまい後に永代供養☆集合墓 】
 
● ただ個別スペースを確保されるのは一定期間のみで、定められた「一定期間」が過ぎてしまうと、合葬墓に合祀されるシステムが一般的ですので、注意をしてください。
 
→ 墓じまい後の永代供養に集合墓を選んだ場合、一般的な費用は20万円〜60万円程でしょう。
 
<メリット>
・一定期間は個別スペースで収蔵されます。
・費用を安く抑えつつ、個別スペースへの参拝が可能です。
 
<デメリット>
・個別スペースが確保される分、合祀墓よりも費用が高くなっています。
 
※また霊園によっては、合祀されている期間に年間管理費が掛かる場合があるので、契約時には確認をしてください。

 

ここで気になるのは、個別スペースが確保される「一定期間」ではないでしょうか。この「一定期間」は3年・5年・10年・15年…、33年とさまざまです。ただ個別スペースでの安置期間が長くなればなるほど、費用も高くなるでしょう。
 

● 墓じまい後に永代供養の費用を抑え、集合墓を選んだ場合、後々遺骨を取り出す目的の方も見受けますが、霊園によっては遺骨を取り出せない規定もあります。契約時には確認をしてから進めてください。

 

継承者がいらない、個別墓

「個別墓」とは、一般的なお墓に近いタイプで、家族ごとに1つのシンボルがあるお墓です。
「個別墓」とひと口に言っても、入る人々の人数や関係性により、さらにいくつかのタイプに分かれます。
 
例えば「個人墓」でしたら個人で入るお墓ですし、「家墓」は家族が入りますよね。
近年では「墓友」と呼ばれる血縁関係のない知人友人で入る個別墓も出てきました。
 
墓じまい後に永代供養として選ぶ場合、費用が最も掛かるタイプが個別墓であり、その分デザイン墓など自由度も高いのが特徴です。
 

【 墓じまい後に永代供養☆個別墓 】
 
● 永代供養付きの継承者がいない個別墓は一般的なお墓とは違い、個別で安置できる期間が決まっています。
契約更新などがない限り、一定期間をすぎると合祀される可能性もあるので、契約時には規約をしっかりと確認してください。
 
→ 墓じまい後の永代供養に個別墓を選んだ場合、費用はおよそ50万円〜150万円程でしょう。
 
<メリット>
・一般的なお墓と同じ形でも、継承者がいらない永代供養を付加できます。
 
<デメリット>
・墓石(樹木など)に費用が掛かるので、合祀墓や集合墓と比べて割高です。
・集合墓と同様に、個別墓の場合でも年間管理費が掛かることがあります。

 

墓じまい後に永代供養の個別墓を選ぶ場合、費用にはこだわらない方が多いでしょう。
遠方にあるなどの理由で、お墓の管理が大変だったり、後々の継承者の目当てがないなどの理由で墓じまいを決断し、自宅近郊に改葬(遺骨を移す)感覚の方が多いのではないでしょうか。
 

● 墓じまい後の永代供養に個別墓を選ぶと後々の費用は掛かりませんが、管理が不要(定期的なお墓参りなど)という訳ではない霊園も多いため、理解してから選んでください。

 

永代供養を選ぶ3つのポイント

永代供養を選ぶ3つのポイント

墓じまい後に永代供養を選ぶ際、管理費用や埋葬する人数など、初めて墓じまいを進める墓主の方がほとんどですので、戸惑うことばかりではないでしょうか。
墓じまいでは、業者に内部調査を依頼して初めて、埋葬されている遺骨の数を知ることも多いです。
 

【 墓じまい後に永代供養を選ぶ、3つのポイント 】
 
● 墓じまい後に永代供養を選ぶ、費用も含めた永代供養を選ぶ3つのポイントは、以下になります。
 
(1)埋葬する人数
(2)供養の頻度や宗派
(3)管理費用

 
前述したように、古くからの家墓(先祖代々墓)であれば、複数の遺骨が埋葬されていますが、この場合はそれだけ墓じまい後の永代供養に掛かる費用も高くなります。
 
また近しい身内であれば、墓じまい後にも頻繁に供養できる環境だと有難いですよね。そして負担の少ない管理費用は不可欠です。
 
それでは、下記よりそれぞれ詳しくポイントを説明していきます。
 

埋葬する人数

墓じまい後に選ぶ永代供養サービスの費用は、ほとんどの霊園で埋葬する1柱あたりの費用を提示しています。
ですから人数が多くなるとそれだけ高くなるでしょう。
 

【 墓じまい後に永代供養☆具体的な費用を出す 】
 
● そのため取り出した遺骨が複数あった場合(ご先祖様)や、今後もご夫婦やお子さんなど、複数人で利用したい場合、人数によっては「合葬墓や集合墓の方が個別墓より、結果的に高かった!」などの体験談も多いです。
 
→ 「一般的なお墓を建てた方が安く済んだ」ということにならないよう、注意しましょう。

 
また墓じまい後の永代供養に、費用を抑えた集合墓を選んだ場合、収蔵できる遺骨の数が制限されている施設は少なくありません。
 
スペースごとの利用が可能な場合でも、短期間の使用を前提にしているので、普通のお墓よりも納骨スペースが小さい傾向です。
 

● 墓じまい後の永代供養に集合墓などを選んだ場合、「複数人」遺骨を埋葬できるか、事前に確認しておくようにしてください。

 

供養の頻度や宗派

霊園や寺院の執り行う供養のやり方は様々です。
民間霊園などでは無宗教ですが、供養を行う場合は特定の宗旨宗派に乗っ取って行う施設が多いため、供養の宗旨宗派にこだわりがある場合には、事前に確認をしておくと良いでしょう。
 
また墓じまい後は寺院墓地でも、永代供養を費用を抑えて提供してくれる墓所もあります。特定の宗旨宗派にこだわりがある場合、その宗派の寺院墓地を選ぶのも一案です。
 

【 墓じまい後に永代供養☆供養の頻度や宗派 】
 
● お彼岸やお盆など大々的な行事がある時に合同供養を行う場合と、毎日供養してくれるところなど、頻度や規模が異なります。

 
家族に代わり永代に渡って供養をしてくれますが(その霊園が倒産などにならない限り)、供養の方法や頻度は、霊園によってそれぞれです。
また合同供養に遺族が参列できる施設もあれば、今ではネットを通して供養に参加できる施設もあります。
 
規約をよく読み供養方法や頻度を確認してから、契約へ進むと安心です。
 

墓じまい後も永代供養に、管理費用が掛かる場合

永代供養の費用は一度お支払いを済ませてしまえば費用が掛かる事はありません。
 
ただし、集合墓や個別墓は一定期間は合祀されるまでに管理費用として費用がかかる場所もありますので費用の内訳を確認しておきましょう。
 

最後に

いかがでしたでしょうか、今回は墓じまい後、取り出した遺骨の永代供養に掛かる費用について、選択肢とともにお伝えしました。墓じまい後の永代供養は、費用を抑えた5万円〜30万円の合葬墓が一般的です。
 
ただ合葬墓は一度埋葬されると、後々取り出しができないため、両親や祖父母などの身近な家族の遺骨のみ、納骨堂や集合墓などへ安置する選択も多いでしょう。
納骨後も支払いはお墓の種類によって異なります。
 
核家族化が進み、お墓参りに行く事ができなくなってしまった方々も多いのではないでしょうか。こういった悩みを近年のライフスタイルに合った、新しい供養のやり方を取り入れることも重要です。
 

 

まとめ

墓じまい後の永代供養の選択肢と費用目安

・合祀墓 (5万円〜30万円)
・集合墓 (20万円〜60万円)
・個別墓 (50万円〜150万円)
・集合墓と個別墓は管理費用がかかる場所もある

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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