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大阪のコロナ禍にお墓の改葬(引っ越し)☆遠方の遺骨を家の近くへ移動した体験談と感想

大阪のコロナ禍にお墓の改葬(引っ越し)☆遠方の遺骨を家の近くへ移動した体験談と感想

大阪ではコロナ禍以降、お墓の改葬(引っ越し)が急増しています。コロナ襲来により遠出が難しくなってから2年、遠方にあるお墓の管理が行き届かなくなった墓主は多いですよね。
 
「久々にお墓参りに行ったら、草木がぼうぼうで掃除が大変だった!」「お墓近くに住む親族と、お墓の掃除や管理のことでトラブルになった!」などの理由から、これをきっかけに大阪ではお墓の改葬を決断するケースが急増しています。
 
…とは言え、長く続く家墓を自分の代で閉じることはもちろん、なにかとお金も労力も必要な大阪でのお墓の改葬ですから、「迷ったまま時間ばかりが過ぎて行く…」などの声も多くありました。
 
今回は、大阪でコロナ禍にお墓の改葬を決めた、明夫さん(仮名)の体験談をお伝えします。
 

大阪のコロナ禍にお墓の改葬(お墓の引っ越し)☆遠方の遺骨を家の近くへ移動した体験談と感想

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家から車で3時間、実家の家墓

家から車で3時間、実家の家墓

長男だった明夫さん(仮名)が流れのままに家墓を継承したのは10年前、当時墓主だった父親が亡くなったことがきっかけでした。けれどもその2年後、明夫さんは転職によって、現在の家へ引っ越します。
 
寺院墓地でしたので、転職後も基本的にはご住職さんに管理を預けることができました。ただ、墓地(区画)内は自分達で掃除や管理をしなければなりません。「山寺」とも言える寺院墓地で、古い家墓でしたので毎年2回の掃除は必須です。
 

【 大阪でコロナ禍にお墓の改葬☆管理が厳しい 】
 
● そのため春彼岸、お盆、秋彼岸の3つのお墓参りシーズンを目安に、明夫さんは実家に戻り、今は誰も住んでいない空き家とお墓の管理を続けてきました。
 
→ けれども、2020年のコロナ襲来により、頻繁にお墓参りができなくなります。そこで、明夫さんは下記のような方法を試しました。
 
(1)近所に住む弟に墓守の相談 → 家墓のある山寺の麓の町に住む弟家族にお墓の掃除を頼んでみます。
 
…けれども幼稚園・小学生の子どもがコロナ禍により自宅待機となり、「とてもじゃないけどお墓の掃除に行く余裕はない」と断れられてしまいました。
 
(2)お墓の掃除代行業者に依頼する → 丁度、某タクシー会社でお墓の掃除代行業務を請け負うことになったと知り、お墓掃除を依頼します。
 
…とても助かりましたが、一回・二回であればお金を掛けることができるものの、コロナ禍が続き、今後もお墓掃除代行にお金を出すことを考えると、墓地の年間管理料も含め「負担が大きくなる」と感じます。

 

明夫さんは弟と二人兄弟で、親族はいるものの皆高齢になっており、墓守に関しては弟と相談する他ありません。けれども続くコロナ禍による自宅待機で、奥さんもすでにストレスフルでした。
 
お墓の掃除代行業者も本来であれば弟家族と費用負担を分担しあうべきでしたが、弟家族はコロナ禍により勤務時間が縮小されたことで、残業代などが減ったとのことです。
 
奥さんのパートも、子ども達の自宅待機により辞めざるおえなくなったタイミングでした。そんな弟家族の様子を電話口から確認した明夫さんは、「これ以上頼むと、弟家族が壊れるかもしれない…」と感じたそうです。
 

自宅から電車で10分圏内の屋内墓地

自宅から電車で10分圏内の屋内墓地

さらに明夫さんが大阪でお墓の改葬を決断した背景には、家墓の建つ寺院墓地からお墓が減っていったこともあります。
 
2020年にコロナが襲来する以前から、少しずつ山寺の寺院墓地が閑散とし始め、なかには斜めに倒れそうなお墓を放置したままの区画も見られるようになりました。
 
そのタイミングで檀家(※)が少なくなったためか、お布施の値上がりをご住職に相談されています。
 
(※)檀家とはその寺院の信徒(信家)を差しますが、現在では一般的に、その寺院墓地にお墓を建てている人や家を差すケースが多いです。お布施は民間霊園の「年間管理料」に値します。
 
明夫さんは独身ではあったものの「今後もお布施の値上がりが続くのではないか?」と言う、一抹の不安はありました。
 
そんななか、広告で目に留まった「〇〇駅からすぐの堂内墓地」と言うフレーズが目に留まります。
 

【 大阪でコロナ禍にお墓の改葬☆都心部の屋内墓地 】
 
● 大阪でも都心部に住む明夫さんの住まいからも電車で10分ほど、気軽に立ち寄ることも可能なアクセス環境で、「堂内墓地」があると言うことで、明夫さんはそのまま施設へ向かいました。
 
→ 個別で遺骨を収蔵でき、お墓参りに行くと専用の個別スペースで参拝できる施設で、お墓を管理する手間暇がありません。
 
※ さらに永代供養(※)が付いているため、一度契約をすると明夫さん自身も墓主としての責任から解放されます。

 

永代供養(※)は、子や孫に代わり遺骨を預かる施設管理者(業者)が、永代に渡り供養や管理をしてくれるサービスです。
 
一般的な永代供養付きの施設では、一定年数経過後に合祀墓に合祀され供養されますが、明夫さんが選んだ施設では13年間の期間経過後も個別に供養されるとのことでした。
 

【 大阪でコロナ禍にお墓の改葬☆弟や親族との相談 】
 
● そこで明夫さんは弟家族と親族に相談をします。すると、弟家族や親族も現存する家墓に対して同じ不安があったそうです。
 
→ そこで高齢になる親族のひとりが家墓が建つ寺院墓地のご住職へ相談をして、円満に離檀(寺院の信徒から抜けること)し、大阪でお墓の改葬が決まりました。

 

相談をしてみると大阪でのお墓の改葬は思いの外好意的に理解され、費用負担も分担できるようになりました。「後々無縁墓になるのでは…」と心配する高齢親族の声もあったそうです。
 

祖父母・両親の遺骨を収蔵

祖父母・両親の遺骨を収蔵

明夫さんの住まいからほど近い堂内墓地を見つけてから半年、さまざまな手続きや交渉がまとまり、いよいよ大阪でお墓の改葬が始まりました。
 

【 大阪でコロナ禍にお墓の改葬☆墓じまい 】
 
● 明夫さんのケースでは、遠いご先祖様(5柱)は寺院墓地内の合葬墓に、他の遺骨とともに合葬供養します。
 
(1)古い家墓を墓じまい
 
・閉眼供養…寺院墓地のご住職さんによる閉眼供養(お布施5万円
 
・墓石の撤去/遺骨の取り出し…寺院墓地と契約している石材業者さんで、お墓の内部調査後に墓石の撤去、遺骨の取り出し(5万円
 
・遠いご先祖様の合葬供養…寺院墓地にある合葬墓へ、遠いご先祖様の遺骨(5柱)を埋葬(10万円/1柱×5柱=50万円

 

ちなみに今回、離檀料は掛かりませんでした。その代わり、今後も法要など読経供養が必要な時には依頼することで、交渉がまとまっています。
 

【 大阪でコロナ禍にお墓の改葬 】
 
● そして弟家族や親族で話し合い、残る近しい両親と祖父母までの遺骨を大阪のお墓へ改葬することにしました。
 
(2)祖父母と両親の遺骨を堂内墓地へ改葬
 
… 道内墓地は約20万円/1柱での契約でした。祖父母夫婦・両親夫婦と二組ずつ、二つのお墓を契約しています。(約20万円×4柱=80万円
 
・開眼供養…古い寺院墓地のご住職さんによる開眼供養(お布施5万円
・納骨式

 

…以上で大阪でのお墓の改葬は終了です。コロナ禍と言うことで弟夫婦と明夫さんのみで供養を含めた一切を行いました。
 
明夫さんにとっては墓主としての責任が無くなったこと、頻繁にお参りができることがメリットです。弟家族にとってはお墓は遠くなりましたが、もともと頻繁なお墓参りができなかったこと、お仏壇があることから快諾してくれています。
 
 

いかがでしたでしょうか、今回は大阪でコロナ禍にお墓の改葬を進めた、明夫さんの体験談をお伝えしました。
 
墓じまいに関しては別記事「【大阪で終活】墓じまい後のご遺骨の行く先はどうする?故人との繋がりで選ぶ3つの選択肢」「大阪でお墓がない、予算もないときはどうやって納骨するの?お墓を持たない葬送の選択肢」などでもお伝えしています。
 
明夫さんのケースでは責任感により大阪のコロナ禍でお墓を改葬する流れになりましたが、実際には家墓を継承したとしても放置状態になることは少なくありません。
 
管理料まで支払わずそのままにしておくと、家墓は後々無縁墓になりますので注意をしてください。
 

 

まとめ

コロナ禍でお墓の改葬をした体験談

・遠方のお墓に行けない!
・お墓の掃除代行業も続くと負担が重かった
・弟家族はコロナにより忙しい日々
・弟や親族へ改葬の相談
・寺院には高齢親族が無事交渉
・今後もご住職へ読経供養を依頼する
・費用は親族での分担もあった
・古い遺骨は寺院墓地の合葬墓へ
・祖父母と両親は都心部の堂内墓地へ改葬

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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