大阪では葬儀社選びの時間は限られている事例が多いでしょう。例えば病院で故人が亡くなった場合、病院の霊安室に安置されますが、多くの病院で霊安室を利用できる時間が24時間前後に限られています。
 
ご遺体の移送もありますから、病院の霊安室に安置できている間に、葬儀社に依頼しなければなりません。
 

また、菩提寺（※）を持つ大阪の家では、葬儀社を菩提寺から紹介してもらう方法も良いです。菩提寺が紹介してくれる大阪の葬儀社であれば、その仏教宗派に詳しい業者であることが多く、その後の打ち合わせもスムーズに進みます。
 

この場合、大阪の病院で紹介された葬儀社には、「遺体の移送のみでお願いします。」と伝えてください。
 
※　菩提寺とは、特定の寺院の檀家（信徒）になっている場合、信仰している寺院を差します。多くは先祖代々から檀家になっていることが多く、先祖代々墓が建っている寺院墓地の寺院です。
 

大阪で葬儀社との打ち合わせを行う時には、喪家としてお願いしたい葬儀イメージは固めておくとスムーズです。
 
昔ながらの葬儀では、会館などを利用する一般葬や家で行う自宅葬、会社で弔う社葬の他、密葬などが選択肢にありました。
 
また現代では、ごく近しい身内のみで行う家族葬や無宗教の葬儀、「自由葬」の他、音楽を中心に流す「音楽葬」などなど、選択肢も多岐に渡ります。
 
ちなみに家族葬と密葬の違いは、家族葬はごく近しい身内のみで行う小さな規模の葬儀を済ませると、その後は一切の会や葬儀を行うことがありません。
 
一方で密葬の多くは、ごく近しい身内のみで密葬を行った後、落ち着いた頃に「偲ぶ会」などが行われます。
 

…以上となりますが、特に会場（会館や自宅葬など）について、詳しくは別記事「【大阪の葬儀】会場による進め方の違いとは。会館で行う場合、個人宅で行う場合の注意点」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

大阪で葬儀社との打ち合わせ前に、後々まで後悔することのないように、ご遺族で整理しておきたいポイントがあります。
 

現代、大阪の葬儀社では数日であれば、ご遺体を安置できる霊安室が完備されています。実際に会館やセレモニー会場を利用する場合、スケジュール調整のために数日後に通夜や葬儀を行う事例も多いでしょう。
 
そのため、大阪で葬儀社を決めたら一度、ご遺族で希望を振り返る時間を作り、後々後悔しない葬儀の形を選んでください。
 

…この他、車の手配などの諸準備まで、葬儀にまつわる一切の手続きを代行してくれるので、とても心強い存在です。ただし、遺影選びはご遺族にしかできない事柄です。ご遺族で故人の良い写真を選んでください。
 
 

いかがでしたでしょうか、今回は大阪で葬儀社を選ぶポイントとともに、大阪で葬儀社との打ち合わせポイントをいくつかお伝えしました。
 
最も大切な事柄は、ご遺族で希望の葬送スタイルを固めて、明瞭に大阪の葬儀社スタッフに伝えることです。そのためには慌ただしいなかでも、さまざまな葬儀の形を理解することで、より納得できる葬儀に出会えるでしょう。
 
大阪で一度決めた葬儀社との打ち合わせのなか、「どうも希望が通らないな…」「話が通じないな…」と違和感を感じるようであれば、「一回だから…」と自分の気持ちを押さえ込まずに、葬儀社を交換しても構いません。
 
故人のお見送りは一度だけです。後々まで後悔しないよう、慌ただしいなかでも希望を固めて、できる限り納得できる葬儀を進めてみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

葬儀社の選び方と打ち合わせのポイント
＜葬儀社選び＞
・病院の霊安室は時間が限られる
・急いで葬儀社を探さなければならない
・相見積もりは細かい項目まで出してもらう
・病院紹介の葬儀社は割高傾向
・間に合わなければ、ご遺体の移送だけ依頼もできる
・希望の葬儀形式があれば、経験値の高い葬儀社を選ぶ
・打ち合わせ中に違和感があれば、変更しても良い
 
＜打ち合わせ＞
・事前に希望の葬儀形式を固めておく
・事前に葬儀会場を決めておく
・予算（特に上限）は設ける
・御香典辞退であれば特に予算を設ける
・故人をどのように見送りたいか、が重要
・事務手続きも代行依頼できる
・遺影だけはご遺族しか選ぶことができない