大阪で遺族が行う葬儀の流れ。喪主決めから通知と協力依頼、葬儀社選びや打ち合わせまで
遺族にとって、大阪で葬儀を行う流れのなかでは、バタバタとせわしなく段取りを進める一方で、心身が置いてきぼりになり、心身を労してしまいかねません。
周囲の力も借りながらお気持ちをしっかり持ち、故人への想いを込めて役割を果たすことになります。まずは大阪での葬儀の流れを知り、ひとつひとつを順を追ってこなすつもりで、周囲と歩を合わせると心強いです。
まずはご遺族で葬儀の規模やスタイルを決めることになるでしょう。経済的にもムリをせず、ご遺族が故人にできる限りの弔いをすれば、何も問題はありません。
今回は、大阪でご遺族が進める葬儀の流れについて、喪主決めから順を追って、訃報の知らせや協力依頼、葬儀社決めや打ち合わせまでお伝えします。
大阪で遺族が行う葬儀の流れ。喪主決めから通知と協力依頼、葬儀社選びや打ち合わせまで
喪主を決めて、訃報を伝える
まず喪主の決め方ですが、基本的には最も近しい血縁の遺族が喪主となります。
例えば、例えば一家の家長が亡くなった場合にはその妻となりますが、その妻が高齢であったり、もしくは夫婦とも亡くなっている時には、家の長男(子ども)が喪主として選ばれるでしょう。
● 喪主は基本的に血縁の深い、最も近しい遺族となります。例えば、下記のような事例です。
(1)配偶者(妻・夫)
(2)長男(夫婦ともども亡くなった場合や、配偶者が高齢の場合など)
(3)次男以降の兄弟(次男以降が主に故人の世話をしていたなど)
※ この他にも、本来は喪主となる配偶者が精神的なショックで喪主を務められない場合などは、その次に近しい遺族が喪主を変わることがあります。
…このように本来大阪で葬儀の流れでは、血縁的に故人と最も近しい遺族が喪主を担いますが、故人との関係性や遺族の心労の具合に合わせて、柔軟に喪主を決めることが可能です。
喪主が決まり葬儀の日程を決めた時点で、遺族と近しい身内で分担しながら、抜けることなくそれぞれの関係者へ、訃報を届けなければなりません。
(1)最も高齢の親族
(2)町内会などの会長や役員(お世話になった町内の方)
(3)近所の人々(お世話になった家)
(4)職場の人々
※ 特に職場でお世話になった上司や社長様などは、喪主が自らご連絡をすると良いでしょう。
病気であっても高齢であっても、一日でも長い長寿を願う家族にとって、大切な身内の訃報はいつでも突然であり、ショックなものです。
そのなかでバタバタと通夜や葬儀の準備をしなければならないので、訃報を知らせる際は、ぜひ周囲に協力を仰いでください。
大阪の自宅で葬儀を行う流れであれば、左右の隣り3件ほどまで、家族の訃報を知らせるとともに、自宅で葬儀を行う旨と、ご迷惑が掛かるかもしれない旨を伝えます。
※訃報のお知らせについて、新聞に掲載することもあります。詳しくは別記事「訃報を新聞のお悔やみ欄に掲載する方法|利用リスクや内容について解説」などでお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
葬儀社選びと頼む時の注意点
現代の大阪で葬儀社を選ぶ流れは、喪主選びと訃報の知らせと同じ段階で進めるべき事柄です。多くは病院で臨終を迎えますが、その後ご遺体はすぐに病院の霊安室へ運ばれます。
● ただ病院の霊安室の多くが、長くて24時間しか安置できないため、24時間以内に次の安置場所、そしてご遺体を運ぶ移動手段を手配しなければなりません。
→ 病院でも提携している葬儀社を紹介してくれますが、病院で紹介してくれる葬儀社は割高なことも多いです。
※ 予算を抑えることを考えると、この24時間以内に、自分達の納得できる葬儀社を選ぶことになるでしょう。
病院でご遺体を安置してくださる間に、ネットなどで葬儀社をピックアップして相見積もりを取り、良い葬儀社を見つけます。
ただ、もしも間に合わない場合には、自宅へご遺体を移動するのであれば、病院から紹介していただいた葬儀社で、ご遺体の移送のみをお願いすることは可能です。(この場合、最初に「移送のみお願いします。」と伝えた方が良いでしょう。)
● 葬儀社を選んだものの、喪家の希望が上手く通らなかったり、どこか違和感を感じる部分があるならば、遠慮なく葬儀社を変更することをおすすめします。
→ 「今回だけだから…。」と多少違和感を覚えながら、葬儀社を変えずに進めたところ、とても不本意な葬儀となり、後々まで後悔する体験談は多いです。
特にあまり予算がない場合、お金を掛ける部分のバランスを欠いたために、「こんなはずじゃなかった…」と、あまりに殺風景な葬儀に涙した遺族の声もありました。
例えば、「寺院で故人を葬送できると思っていたら、寺院の敷地内に設けられたプレハブで、殺風景な装飾の元、寂しく見送ることになってしまい後悔している。」などの体験談もあります。
※ 菩提寺がある場合、菩提寺から紹介された葬儀社であれば、その宗派の葬儀を理解しているため、より打ち合わせがスムーズに進みやすいです。
葬儀社との打ち合わせ
大阪で行う葬儀の流れでは、葬儀社を決めたら打ち合わせを行います。現代は知識の深い葬儀社が主導で進みがちですが、あくまでも葬儀社は代行ですので、まずは遺族で故人の葬儀イメージを固めてから打ち合わせを行ってください。
故人が生前に終活をしていたのであれば、エンディングノートに理想の葬儀を記しているかもしれません。予算内で納める必要があるので、優先順位も定めておくと良いでしょう。
大阪では最初に葬儀社に伝えることで、流れが一気にスムーズになります。希望を伝えたまず予算を出してもらい、そこで初めて契約(支払い)です。
● 打ち合わせは喪主の他、遺族から「世話役」を決めて一緒に進める流れが一般的です。まずは予算を確認しながら、下記の事柄を決めていきます。
・通夜の日程
・葬儀の日程
・会場
・葬儀の形式(家族葬、一般葬など)
※ 葬儀社は代行業ですので、この他、諸手続きも請け負ってくれるでしょう。例えば役所での手続き(死亡届、火葬許可証、埋葬許可証など)なども依頼できます。
この他、葬儀社によって違いもありますが、寺院との交渉や霊柩車や遺族の送迎車など、車の手配なども進めてくれるので大変助かる存在です。
迷いがちな僧侶への読経供養のお布施を包む金額など、分からない事柄があれば何でも相談してみると良いかもしれません。
※ 葬儀社との打ち合わせ内容については、別記事「【大阪で葬儀社の選び方と喪主が進める打ち合わせのポイント。注意点と決めておきたい事柄」でもお伝えしています。重なる部分もあるかもしれませんが、どうぞご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今回は大阪で遺族が行う葬儀の流れについて、喪主決めから葬儀社との打ち合わせまでお伝えしました。
現代の大阪で葬儀社を決める流れはごく一般的ですが、かつては葬儀社がない葬送が広く根付いていました。自治会に連絡をしたり、菩提寺に場所をお借りして、「隣組(となりぐみ)」などと呼ばれる、ご近所さんや親族で葬儀を執り行ったものでした。
今でも、自治会や役場備え付けの道具や、菩提寺の台所をお借りして、親族と近所の人々だけで執り行う葬儀も、時々ですが見受けることがあります。
自宅で葬儀を行う場合は別記事「大阪の自宅で葬儀を行う手順と流れ。世話役や通夜・葬儀での飲食、供花や供物まで解説!」でお伝えしていますので、コチラをご参照ください。
まとめ
葬儀の流れ、喪主決めから打ち合わせまで
(1)喪主を決める
(2)訃報を知らせる
(3)葬儀社選び
(4)葬儀社との打ち合わせ
・通夜の日程
・葬儀の日程
・会場
・葬儀の形式
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