【2024年6月の年中行事カレンダー】2024年父の日はいつ?暦の梅雨入り入梅は?
・2024年6月の年中行事は何がある?
・2024年の父の日はいつ?
・2024年の梅雨入り「入梅」は?
2024年6月の年中行事では、父の日と「夏越の祓」がありますよね。
父の日は毎年6月の第3日曜日に訪れる、父への感謝を伝える日です。
一方「夏越の祓」は、上半期の穢れを祓う行事となり、「茅の輪くぐり」が有名ですよね。
本記事を読むことで2024年6月の年中行事がカレンダーから分かります。
2024年6月、暦上の梅雨入り「入梅」の日程も分かりますので、どうぞ最後までお読みください。
2024年6月の年中行事
◇主に衣替え・入梅・父の日・夏越の祓があります
2024年6月の主な年中行事は、衣替え・入梅・父の日、そして「夏越の祓」です。
2024年1年の折り返し地点となる6月、その最終日に行う「夏越の祓(なごしのはらえ)」で、上半期に身にまとった穢れを祓います。
また仏教行事では各宗派の宗祖の誕生や入滅(亡くなった日)が多く、それぞれの宗派では現代も重要な日として、行事が行われてきました。
天台宗の伝教大師忌、真言宗の弘法大師誕生会などがあります。
<2024年6月:年中行事カレンダー> |
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[日にち] | [年中行事] |
●年中行事 | |
①6月1日(土) | ・衣替え |
②6月10日(月) | ・入梅 |
③6月16日(日) | ・父の日 |
④6月30日(日) | ・夏越の祓 |
●仏教行事 | |
①6月4日(火) | ・伝教大師忌(天台宗) |
②6月6日(木) | [奈良県] ・唐招提寺開山忌 (南都六宗・律宗) |
③6月15日(土) | ・青葉祭 ※弘法大師誕生会(真言宗) |
●二十四節気 | |
①小満(しょうまん) | ・5月20日(月)~6月4日(火) |
②芒種(ぼうしゅ) | ・6月5日(水)~6月20日(木) |
③夏至(げし) | ・6月21日(金)~7月5日(金) |
また暦上、毎年6月11日頃は「入梅(にゅうばい)」、梅雨入りの時期です。
「水無月(みなづき)=水の月」とされる6月は梅雨対策として、洗濯機や排水溝の除菌掃除や厚手の寝具や衣類の洗濯などを行う家庭も多いでしょう。
2024年6月の年中行事①衣替え
◇毎年6月1日が夏服への衣替えです
日本では毎年6月1日を夏服への衣替え、10月1日が冬服への衣替えとされてきました。
家庭では秋・冬服から春・夏服へと衣替えを行い、学生は毎年6月1日を目安に冬服から夏服へと衣替えを行います。
長くハンガーに掛けているジャケットなどは、クリーニングや洗濯をした後に、防虫剤・防カビ剤とともにしまいます。
(汗染みやカビが出ないよう、予防しましょう。)
特に6月の衣替えでは、梅雨に向けたカビや害虫対策を行うと良いでしょう!
<衣替えをする目安> |
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[衣替えの時期] | [目安] |
・夏服への衣替え | ・最高気温15℃~20℃が3日間続く |
・冬服への衣替え | ・最高気温15℃ほど以下が3日間続く |
ちなみに江戸時代以降は五節句のひとつ、端午の節句(5月5日)・重用の節句(9月9日)頃を目安としました。
ただし江戸時代は太陰暦(旧暦)で暮らしています。
現在の太陽暦(新暦)と比べると、毎年異なりながらも、それぞれ約1ヶ月ほど遅れていたため注意をしてください。
2024年6月の年中行事②入梅
◇「入梅(にゅうばい)」とは、暦上の梅雨入りです
ただしあくまでも暦上の梅雨入りで、気象庁が発表する梅雨入りとは違います。
太陽の黄経が80度になる日が入梅となり、2024年の入梅は6月10日(月)です!
<入梅の数え方、昔と今> |
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[時代] | [入梅の数え方] |
①昔 | ・二十四節気「芒種」の後 ・最初の壬の日(みずのえのひ) |
②現代 | ・太陽の黄経が80度になる日 |
現在の入梅の日となる「太陽の黄経が80度」の目安は、芒種(ぼうしゅ)から数えて6日目あたりになるでしょう。
入梅の日に行う、梅雨対策
◇入梅の暦は梅雨対策を行う日の目安です
一般的に入梅の日を目安に夏服へ衣替えを行うとともに、日本では、併せて梅雨に向けてカビや害虫対策を行う習慣があります。
そのため入梅の頃に布団やカーテンのクリーニング費用を割安にするキャンペーンを行うクリーニング店も多く見受けますね。
この梅雨対策を「夏支度(なつじたく)」と呼ぶ地域もあるでしょう。
<入梅頃におすすめの梅雨対策> |
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①天日干し | ・布団 ・座布団 ・クッション ・カーペット |
②床拭き | ・床 ・畳 |
③丸洗い | ・カーテン ・布団 |
④靴箱整理 | ・下駄箱の整理 ・掃除 ・除湿剤 |
これから家内が湿気っぽくなる日が続くことを見越し、晴れた日に天日干しを行うとともに、除湿剤や防虫剤をタンスや下駄箱などに置く対策もおすすめです。。
・2024年の梅雨入りはいつ?全国の最新情報!10の梅雨支度と、楽しい梅雨の過ごし方
2024年6月の年中行事③父の日
◇「父の日」とは、お父さんへ感謝の気持ちを表す日です
もともとはアメリカでジョン・ブルース・ドット夫人が1910年に、母の日の存在を知り、「父の日も制定しよう!」と、感謝を捧げる日として提唱しました。
ただしこの父の日がアメリカで祝日として制定されたのは、その何十年も後の1972年です。
日本では1950年頃から父の日が始まり、広く認知されたのは1980年代と言われます。
ジョン・ブルース・ドット夫人の父親、ウィリアム・ジャクソン・スマートは、男手ひとつで6人の子どもを育て上げた男性です。
<父の日に行うこと> |
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①父親への感謝 | ・靴磨き ・似顔絵 ・「ありがとう」の贈り物 |
②父の日の花 | ・黄色い花…父の日のイメージカラー ・百合の花…花言葉が「子の愛」 ・バラ…父の日のシンボル [番外編] ・白いバラ…亡き父へ手向ける花 |
母の日には赤いカーネーションを贈りますが、父の日のイメージカラーは黄色とされ、黄色い花を贈る方は多いです。
またバラも父の日のシンボルとされるため、一輪のバラを贈って感謝を伝えるのも良いでそう。
2024年6月の年中行事④夏越の祓
◇毎年6月30日には「夏越の祓」で上半期の穢れを祓います
「夏越の祓(なごしのはらえ)」とは、全国各地の神社で行われる、上半期の穢れを祓い病気や災いから身を守る神道の行事です。
「夏越の祓(なごしのはらえ)」は「夏越祓(なごしはらえ)」「夏越し(なごし)」、そして「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」と地域によって呼び名も違います。
(全国各地の神社)
・茅の輪くぐり
・厄病除けのお守り
「夏越しの祓」として認識はなくても「茅の輪(ちのわ)くぐり」で知っている人は多いでしょう。
特に京都の疫神社(えきじんじゃ)夏越祭(なごしさい)の大きな茅の輪は有名です。
2024年6月の年中行事●仏教行事
◇毎年6月は各宗派で仏教行事も多いです
6月は仏教宗派において宗祖の誕生・入滅(ご逝去)の日による仏教行事が多くあります。
主な仏教行事では、天台宗の最澄の入滅日「伝教大師忌」、真言宗の弘法大師の誕生会「青葉祭」などが有名です。
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[仏教行事(宗派)] | [日にち(意味)] |
①伝教大師忌 (天台宗) |
・毎年6月1日 ・宗祖、最澄の命日 |
②唐招寺開山忌 (南都六宗・律宗) |
・毎年6月6日 ・宗祖、開山鑑真大和上の命日 |
③青葉祭弘法大師誕生会 (真言宗) |
・毎年6月15日 ・弘法大師空海の誕生日 |
それぞれ仏教宗派の寺院では、法要が執り行われます。
また青葉祭弘法大師誕生会では、花まつりのように可愛い弘法大師像に甘茶を掛ける寺院もあるでしょう。
2024年6月●二十四節気
◇2024年6月21日(金)に夏至が訪れます
夏支度が始まる6月に訪れる二十四節気は、穀物の種を撒く「芒種(ぼうしゅ)」、そして夏の訪れ「夏至(げし)」です。
小満(しょうまん)の節気で麦の収穫の時が来たら、続く6月は稲の種を撒きます。
暦上は梅雨入りとなる6月11日の入梅を迎えた後、少しずつ夏の訪れを感じる季節となるでしょう。
<2024年6月の二十四節気> |
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[二十四節気] | [七十二候] | [日にち] |
●小満(しょうまん)…5月20日(月)~6月4日(火) | ||
①末候 | ・麦秋至 (むぎのときいたる) |
・6月1日(木)~6月5日(月) |
●芒種(ぼうしゅ)…6月5日(水)~6月20日(木) | ||
①初候 | ・螳螂生 (かまきりしょうず) |
・6月5日(水)~6月9日(日) |
②次候 | ・腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる) |
・6月10日(月)~6月15日(土) |
③末候 | ・梅子黄 (うめのみきばむ) |
・6月16日(日)~6月20日(木) |
●夏至(げし)…2024年6月21日(金)~7月5日(金) | ||
①初候 | ・乃東枯 (なつかれくさかるる) |
・6月21日(金)~6月25日(火) |
②次候 | ・菖蒲華 (あやめはなさく) |
・6月26日(水)~6月30日(日) |
6月は衣替えや梅雨入りの時期、その昔の家では梅干作りが始まったり、ラッキョウの漬け込みなども行ったものでした。
来る夏へ向けて日差しも強くなる時期なので、紫外線対策やエアコン掃除なども済ませてしまうと安心でしょう。
まとめ:2024年6月は年中行事「夏越の祓」で上半期を清算します
2024年6月は1年の折り返し地点になるため、年中行事はも正月明けからの上半期を整え祓い、清算をして、夏支度を行う行事が多いです。
旧暦(陰暦)を使用していたその昔から行っていた行事も多く、現代では旧暦(陰暦)の暦に近い1ヶ月後の日程「月遅れ」で行う行事も多くあります。
例えば京都の祇園祭(ぎおんまつり)で八坂神社(やさかじんじゃ)は、7月1日の切符入りから7月31日の疫神社夏越祭に向けて、1ヶ月に渡りさまざまな神事が行われるでしょう。
後半の運気を良くするためにも、上半期のお祓いをして清算をしてみてはいかがでしょうか。
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