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永代供養ナビTOP永代供養コラム2024年3月の「社日」とは?2024年はいつ?社日に祈る産土神とお供え物、拝み方

2024年3月の「社日」とは?2024年はいつ?社日に祈る産土神とお供え物、拝み方

2024年3月の「社日」とは?2024年はいつ?社日に祈る産土神とお供え物、拝み方

・「社日」とは?
・2024年の社日はいつ?
・社日のご利益は?
・社日のお供え物は?
・社日には何をするの?

 
2024年3月に訪れる「社日(しゃにち)」とは、産まれた土地の神様「産土神」に感謝を捧げて祀る日です。

 
その土地で産まれた人々の一生を見守り、特に土地神として五穀豊穣の「食べる運」、つまり家計を守護してくださるともされてきました。

 
本記事を読むことで「社日」とは何か?、社日のご利益や目的、社日の暦の決まり方、2024年の社日がいつか?が分かります。

 

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「社日」とは

「社日」とは

◇「社日」とは、季節を感じる雑節のひとつ、産土神を祀る日です
 
雑節(ざっせつ)」とは、旧暦において季節を感じるために設けられた暦日を差し、中国から伝わる二十四節気や五節句とは違い、日本で設けられた暦日となります。
 
産土神(うぶすながみ)」とは、産土(うぶすな)とも言われ、産まれた土地の守護神です。
この産土神はそこで産まれた人が引っ越しても、一生を通じて守護してくださいます。
 

<2024年社日とは:決まり方>
●社日には「春社」と「秋社」の2つの暦です
[社日] [読み方] [いつ]
・春社 (しゅんしゃ)
(はるしゃ)
・春分の日に最も近い「戊」の日
・秋社 (しゅうしゃ)
(あきしゃ)
・秋分の日に最も近い「戊」の日

 
長い歴史のなかで区別は付きにくくなってきたのですが、もともとの産土神と氏神は違う役割がありました。
 

<産土神様と氏神様>
氏神様
(うじがみ)
・血族で祀る神様
(一族の祖先神)
産土神
(うぶすながみ)
・産まれた土地の神様

 
ただいつしか人々は血族に関係なく、住んでいる土地の神様を「氏神様」として祀り拝む人や家も増えたため、区別は難しいと言えます。

 

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「戊」の日とは?

「戊」の日とは?

●「戊(つちのえ)」の日とは、1日ごとに「十干」が割り振られている暦の「戊」にあたる日です
 
旧暦では十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)が、1日1日の暦に割り振られています。
旧暦カレンダーなどを確認すると、数字の傍に「先負/戊亥」などの文字がありますが、この文字が「六曜/十干十二支」です。
 

①六曜

●六曜(ろくよう/りくよう)とは、1日1日の縁起を示した暦です
 
例えば「大安」は縁起が良く慶事に良い、「仏滅」は弔事を行うのに適した日、「先勝」では早い時間帯に用事を済ませる(先に行うと勝つ)などと、その日の吉凶を予想します。
 

<2024年社日:六曜>
[六曜] [読み] [意味]
・先勝 (せんしょう)
(さきがち)
・先手必勝
午前中が良い
・友引 (ともびき) 友を導く
(良い意味でも悪い意味でも)
・弔事は凶
・慶事は吉
・先負 (せんぶ)
(せんぷ)
(せんまけ)
・負けて勝つ
午後が良い
・仏滅 (ぶつめつ) 一番の厄日
・弔事は良い
・大安 (たいあん) 幸運な日
・万事良し
・赤口 (しゃっこう)
(しゃっく)
凶日
・慶事は凶

  六曜は暦注、暦に対する縁起を占うものであり、日本では結婚式や新築祝いなどの慶事や、法要などの日程を決める時に利用します。
  例えば「友引」は友を引くため、故人が友人を引かぬよう、納骨式を避けるなどです。
 

②十干十二支

●「十干十二支」とは、古来に中国から伝わった暦です
 
十二支(じゅうにし)は現代の日本でも馴染み深く、主には暦の他、方角を表す用語としても用いられてきました。
この十二支が、暦では1日1日繰り返され、さらに十干(じっかん)が割り当てられます。
 

<2024年社日:十干十二支>
●十二支(じゅうにし)
・子(ね) ・丑(うし) ・寅(とら) ・卯(う)
・辰(たつ) ・巳(み) ・午(うま) ・未(ひつじ)
・申(さる) ・酉(とり) ・戌(いぬ) ・亥(い)
●十干(じっかん)
・甲(きのえ) ・乙(きのと) ・丙(ひのえ) ・丁(ひのと)
・戊(つちのえ) ・己(つちのと) ・庚(かのえ) ・辛(かのと)
・壬(みずのえ) ・癸(みずのと)

 
昔の日本では成績表が「甲・乙・丙・丁」で評価されました。
このように十段階に区切られた数字の役割です。
暦では、このように十二支と十干がそれぞれ繰り返し用いられています。
 

六十干支とは?

●六十干支(ろくじっかんし)とは、十干十二支を差します
 
以上のことから例えば[先負/戊亥]であれば、[先負(せんまけ)/戊亥(つちのえのい)]と呼びますね。
 

●[先負/戊亥]の暦日は、
六曜…先負(せんまけ)
十干…戊(つちのえ)
十二支…亥(い)

 
…となる訳です。
そこで社日のはどのように決まるかと言えば、春分の日と秋分の日に最も近い戊の日となります。

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2023年、社日はいつ?

2023年、社日はいつ?

●2024年の社日は、春社が3月15日(金)・秋社が9月21日(土)です
 
2024年は春分の日が3月20日(水)秋分の日が9月22日(日)となるので、この日から最も近い「戊の日」となります。
 

<2024年社日はいつ?>
[社日] [日にち] [六十干支]
・春社 ・2024年3月15日(金) ・先勝(戊寅)
・秋社 ・2024年9月21日(土) ・友引(戊子)

 
農耕の衰退により現代ではすっかり少なくなった社日ですが、五穀豊穣は現代の収入向上収入の安定と同じ意味合いです。
 
産まれた時から守護してくれる産土神へ、日々の暮らしを守護していただくよう、春社と秋社の年に2回、感謝を捧げてみてはいかがでしょうか。

2024年社日:お供え物は?

2024年社日:お供え物は?

◇①ぼたもち(おはぎ)、②新米、③お酒、が供えられます
 
農作祈願だったかつての社日では、産土神はその集落の「土地神」して、産土神を祀る日であるため、土いじり(農作業)を行わない忌み日でもありました。
 
その昔は、春は種・秋は収穫した農作物と、その集落に馴染みのある農作物が供えられてきましたが、現代では下記のようなお供え物が一般的です。
 

<2024年社日:お供え物は?>
①ぼたもち(おはぎ)
②新米
③お酒

 
新米は一般家庭では小皿に乗せてお供えしますが、一部地域では一升瓶に詰めて供える家も見受けます。
お酒は銚子に入れて供える家が一般的です。
 

社日の供物にタブーはある?

●社日にタブーの供物は、①肉と②魚です
 
土地神としても祀られ、農業の収穫祈願(春社)収穫祭(秋社)として、五穀豊穣を祈願する農耕儀礼であった社日では、基本的にお米や野菜、稲穂や種といった農作物を供えます。
 

<2024年社日:タブー>
①肉
②魚

 
神社で供物を供え参拝する家もありますが、自宅の仏壇や神棚へぼたもちや米、お酒などを供える家内の行事でも大丈夫です。
今日は社日の日です。」とお伝えして供えると良いでしょう。
 

「社日詣」とは

◇「社日詣」とは、社日に七社の神社を巡拝することです
 
2024年の今でも、社日に「社日詣」として七社の神社を巡拝する人を見受けます。
食べる運を付ける、暮らしを守護していただくとして、農業を営む人々に限らず、家計の安心を得るとして参る人が増えました。
 

<2024年社日:社日詣>
●鳥居のある神社を七社を巡拝します。
・五穀豊穣(家計の安泰)
・痛風の予防
・ボケ封じ

 
社日には春社と秋社で目的が少しだけ異なり、春社は祈願の社日詣、秋社は春社で祈願した事柄に対して感謝を捧げる社日詣です。
 
社日詣は「平穏な暮らし」を守るため、大きな祈願事ではなくとも、春社に祈願した私たちが、秋社の頃も無事にご飯を食べ、平穏に生きている毎日に感謝します。

2024年に残る、社日の風習

2024年に残る、社日の風習

●2024年でも、社日の「焼き餅」や「治聾酒」が残っています
 
以上が一般的な社日の供物や行事ですが、この他にも地域や家によって、さまざまな供物や風習があることは、ご存知でしょうか。
 
今では社日は家計安泰の祈願を目的として、サラリーマンや起業家など、一般家庭でも家庭内での拝み行事になりつつあります。
 

<2024年社日:全国の風習>
①焼き餅
治聾酒(じろうしゅ)
③塩水と塩(砂)

 
社日は一部地域では、集落単位で江戸時代から親しまれてきました。
長野県では「お社日様」として田畑の神様として祀られ、春社ではついたお餅を供え、秋社では稲穂を供えて収穫祈願が今も行われています。
 

②治聾酒(じろうしゅ)

●「治聾酒」とは、社日に供えるお酒のことです
 
治聾酒(じろうしゅ)と言うお酒は存在しませんが、社日にお酒を供えていただくと、耳の病気が良くなる、耳が良くなると言われてきました。
 

③お潮井

◇「お潮井」とは、砂浜の砂による厄祓いです

「お潮井(おしおい)」とは、社日に海に行き、砂浜の砂「真砂(まさご)」を持ち帰り、家や自身に撒いて厄を祓う風習です。

福岡県の箱崎浜から竹の籠「でぼ」に入れて砂浜の砂「真砂」を持ち帰って、そのまま玄関に供えておき、出掛ける時などに身にふることで、災いから守ってくれます。
 
このお潮井は田畑に撒いても用いられてきました。
現代では海に行けないとして、塩水と塩を撒く家も見受けます。

 

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まとめ:2024年社日に家計安泰を祈願します

まとめ:2024年社日に家計安泰を祈願します

産土神様や氏神様への祈願「社日」は、経済的にも世情的にも不安定な現代、農耕時代から培われてきた、昔ながらの祈願事が見直されるようになっています。
 
五穀豊穣の農耕儀礼として一時期は廃れつつありましたが、産まれた土地や神様へ祈りを捧げることで「心が強くなる」「未来を信じる力を得られる」などの声もありました。
 
2024年の社日では、仏壇や神棚へ供物を捧げたり、お酒をいただなど、試してみてはいかがでしょうか。
 

 

 

まとめ

社日とは、2024年の社日はいつ?
●社日とは
・産土神を祀る日
①春社…春分の日に最も近い戊の日
②秋社…秋分の日に最も近い戊の日
 
●ご利益
・五穀豊穣
・家計の安泰
・収入向上
・商売繁盛
・痛風の予防
・ボケ封じ
 
●2023年社日はいつ?
・春社…2024年3月15日(金)
・秋社…2024年9月21日(土)
 
●供物
・おはぎ
・お米
・お酒を供える
 
●社日や供物のタブー
・魚
・肉
・土いじりをしない
 
●七社詣
・社日に鳥居のある七社を巡拝する
・ボケない
・痛風予防
・暮らしの守護

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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