2025年寒中見舞いを送る時期はいつ・どんな時？寒中見舞いの書き方・例文まで紹介！
「2025年に寒中見舞いを送る時期はいつ？」
「寒中見舞いの基本的な書き方や構成は？」
「寒中見舞いの例文は？」
寒中見舞いは二十四節気の小寒～立春の寒さ厳しい折に、相手の健康を気遣い送る冬のご挨拶状です。年賀状を送りそびれた時などにも寒中見舞いを送るでしょう。
本記事を読むことで、2025年に寒中見舞いを送る時期や書き方マナーが分かります。
後半では年賀状を送りそびれた・喪中のご挨拶状など、状況に対応した寒中見舞いの例文もご紹介していますので、どうぞ最後までお読みください。
そもそも「寒中見舞い」とは？
「寒中見舞い」とは、寒い冬に相手の健康を気遣う挨拶状です。夏の暑い季節には「暑中見舞い」を送りますよね。この暑中見舞いと対になった冬の挨拶状と言えるでしょう。
現在では年賀状の返礼が遅れた時など目的が明瞭な寒中見舞いが多いですが、かつては高齢になった家族・親族などを気遣うお見舞いの要素が、より強くありました。
寒中見舞いはどんな時に送る？
現在の寒中見舞いは年賀状の返礼が遅れそびれたまま、正月祝いの松の内(元旦～1月7日)を過ぎた時など、目的をもって送るケースが一般的です。
喪中の挨拶状としても送ります。自分が喪中の時はもちろん、相手が喪中でも健康を伺う挨拶状として送ることがあるでしょう。
この他、年末のお歳暮・年始のお年賀が渡せなかった時や、結婚・出産・引っ越しなど人生イベントがあった時にも寒中見舞いで近況報告とお礼をすることがあります。
寒中見舞いを送る時期は？
寒中見舞いを送る時期は松の内明け～立春までです。「松の内」とは正月祝いの期間とされます。立春を過ぎたら「余寒見舞い」として送りましょう。
京都の一部地域では松の内を正月三が日とするなど地域によっても異なりますが、一般的に元旦～1月7日までの七日間です。
二十四節気の「立春」は節分の日、毎年少しずつずれますが2月3日前後に訪れます。
2025年は2月3日(日)が立春なので、2025年1月8日(水)～2月2日(日)の期間が寒中見舞いを送る期間です。
寒中見舞いの書き方
寒中見舞いは寒い季節に相手の健康を気遣うご挨拶状です。年賀状ではないので年賀状ハガキや切手は使用しません。
同じように喪中であっても目的はご挨拶状なので、喪中ハガキや弔事用切手の使用は控えます。ただ現代ではメールでの寒中見舞いも失礼にはあたらなくなりました。
また寒中見舞いでは「。」「、」等の句読点は使用しません。
①冒頭の挨拶
冒頭の挨拶は「寒中お見舞い申し上げます」です。「寒中お伺い申し上げます」としても良いですね。市販の寒中見舞いハガキでは印刷されていることが多いです。
自筆で書く場合、寒中見舞いのご挨拶は大きめに書くと良いでしょう。
冒頭の挨拶に続いて「寒さの折いかがお過ごしでしょうか」「余寒厳しき折」などの時候の挨拶を続けても良いです。
②相手の健康を気遣う
寒中見舞いは相手の健康を気遣うことが目的です。冒頭の挨拶を終えたら最初に相手の健康を気遣う一文を入れましょう。
「寒い日が続いていますがいかがお過ごしですか」「本格的な寒さを迎えておりますが、お体にお障りございませんか」などの一文です。
③年賀状のお礼など
年賀状のお礼が遅れてしまった・喪中ハガキを送っていない相手から年賀状が届いた、などの事情で寒中見舞いを送る場合には、お礼やご報告・お詫びをします。
「早々に年賀状をいただきながらご挨拶が遅れてしまいました
誠に申し訳ございません」
「〇〇の喪中につき年頭の挨拶を控えさせていただきました
旧年中にお知らせすべきものを
年を越してしまいました無礼をお詫び申し上げます」
などの一文です。相手との関係性により形式はフランクになることもあるでしょう。
④自分の近況
「私どもも無事に新年を迎えることができました」「我が家もお蔭様で変わらず元気に暮らしております」などの近況です。
コチラの近況は省略しても構いませんが、一文を入れることでコミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。
結婚や出産など人生の節目を迎えた時にも近況を添えると喜ばれます。近況の後、もしくは近況に代わり「今後ともよろしくお願いいたします」など、代わらぬ関係性を願う一文を入れても良いです。
⑤締めの挨拶
締めの挨拶は時候を入れながら相手の健康を気遣う一文を入れて、締めの挨拶とする寒中見舞いが一般的です。
「この厳寒の折柄どうぞお体を大切に
ますますご健康でご活躍のほどをお祈り申し上げます」
「寒い日が続いておりますので
どうぞお風邪など召されませんよう ご自愛ください」
などの挨拶が良いでしょう。締めの挨拶を終えた後は「令和〇年〇月〇日」と、その日の日付をしたためて完成です。
状況別｜寒中見舞いの文例
以上が基本的な寒中見舞いの構成ですが、前述したように寒き折のご挨拶状ですので書き方に決まり事はありません。
相手との関係性から言葉を選びながら健康を気遣いますが、例文をアレンジして文章を検討すると便利でしょう。
下記からは、さまざまな状況に対応できる寒中見舞いの例文をいくつかご紹介します。
①一般的な寒中見舞い
寒中お見舞い申し上げます
冷え込む今日この頃、ご家族の皆様いかがお過ごしでしょうか
お陰様で私ども家族も元気に暮らしております
まだまだ寒い日が続きます
どうぞ風邪などお召しになりませんよう
くれぐれもご自愛ください
令和○○年○月
②年賀状の返礼
寒中お見舞い申し上げます
素敵な年賀状をありがとうございました
ご挨拶が遅れ申し訳ございません
ご家族皆様が元気に新年を迎えられたご様子、
大変嬉しく拝読いたしました
私どもも何事もなく無事に越年いたしました
まだまだ寒い日が続きますので どうぞご自愛ください
遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします
令和○○年○月
③喪中の相手へ年頭のご挨拶
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と存知
年始のご挨拶は失礼させていただきました
静かにご越年のことと存じますが
ご家族がご逝去されたこの冬は
寒さもひとしおかと存じます
厳しい寒さが続きますので
どうかご自愛くださいますようお祈り申し上げます
令和○○年○月
④喪中に送る寒中見舞い
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧なご挨拶をいただき誠にありがとうございました
昨年10月 母〇〇が永眠し
喪中のため年始のご挨拶を差し控えさせていただきました
ご連絡が行き届かず失礼をいたしました
今年もなにとぞよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます
令和○○年○月
⑤喪中に年賀状を出したお詫び
寒中お見舞い申し上げます
〇〇〇〇様ご逝去のこと
御服喪中とも存じ上げずにお年始状を差し上げてしまい
深くお詫び申し上げます
○○〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます
本格的な寒さを迎える折
どうぞお体を大切に元気でお過ごしくださいますよう
心からお祈り申し上げます
令和○○年○月
まとめ：寒中見舞いは小寒～立春に送りましょう
寒い冬に相手の健康を気遣い送るご挨拶状である寒中見舞いは、二十四節気において寒さが厳しいとされる小寒～立春までに送るとされます。
二十四節気は毎年暦が少しずつずれますが2025年立春は2月3日(月)ですので、正月祝いの期間「松の内」が明けた2025年1月8日(水)～2月2日(日)を目安に送りましょう。
基本的な寒中見舞いの書き方やマナーはありますが、ご挨拶状ですので厳しい決まり事はありません。言葉遣いには配慮をしながらも相手との関係性を鑑みながら綴っていくのも良いです。
年賀状ではないので「謹賀新年」などの賀詞は必要はないので、この点は注意をして寒中見舞いを送ってみてはいかがでしょうか。
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