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永代供養ナビTOP永代供養コラム【2024年春のお彼岸】行事食はぼたもちだけ?お墓参りに行けない時の供養方法とは?

【2024年春のお彼岸】行事食はぼたもちだけ?お墓参りに行けない時の供養方法とは?

【2024年春のお彼岸】行事食はぼたもちだけ?お墓参りに行けない時の供養方法とは?

・2024年、春のお彼岸の行事食は?
・春のお彼岸での、行事食の供え方は?
・お墓参りに行けない時の供養は?

 
2024年春のお彼岸は3月17日(日)~23日(土)、春分の日が3月20日(水)、春のお彼岸での行事食は、ぼたもちの他、春の訪れを愛でる旬の食材もいただきます。

 
近年ではお墓も遠方にあり、お墓参りに行けない春のお彼岸も増えましたが、行事食を家族でいただいて、仏前供養を行っても良いです。

 
本記事を読むことで、2024年春のお彼岸でいただく行事食や、お仏壇への供え方、お墓参りに行けない時の供養の仕方が分かります。

 

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春のお彼岸にいただく行事食とは

春のお彼岸にいただく行事食とは

◇「入りぼたもちに明けだんご、なかの中日の小豆めし」
 
これは、昔の春と秋のお彼岸でいただく、行事食を唄ったものです。

空きのお彼岸では「入りおはぎ」になったり「入りうどん」など、季節や地域によって多少変わりますが、基本的には春のお彼岸ではこの唄を目安に行事食をいただきます。
 

<春のお彼岸の行事食>
①春彼岸の入り …ぼたもち
②春分の日(中日) …小豆飯(小豆粥)
③春彼岸の明け …明けだんご、彼岸うどん・そば

 
旧暦で数えるため、その年で暦は変わりますが、春のお彼岸はちょうど、お釈迦様の命日五色だんごをいただく「涅槃会(ねはんえ)」と重なることが多いため、春のお彼岸にいただく行事食に「三色だんご」をイメージする人もいます。
 

 

春彼岸の行事食①ぼたもち

春彼岸の行事食①ぼたもち

◇春のお彼岸の行事食「ぼたもち」は「牡丹餅」です

 
「ぼたもち」は、春の季節に咲く牡丹「牡丹餅」からきた愛称で、秋のお彼岸には秋に実る「萩(はぎ)」から「おはぎ」と言われます。

 
ぼたもちは、もち米とうるち米を混ぜたお米を炊いたご飯を、少しついて丸め、さらにこしあんで包んだ和菓子です。

 
ぼたもちやおはぎでついたお米は、米粒の食感が残る程度に軽くつくので、一部地域では「はんごろし」とも呼ばれます。
現代では炊飯器があるので炊く家が多いですが、蒸しても良いでしょう。

 

<ぼたもちとおはぎ>
[愛称] [季節] [特徴]
ぼたもち
(牡丹餅)
・春のお彼岸
(牡丹の季節)
・こしあん
おはぎ
(お萩)
・秋のお彼岸
(萩の季節)
・粒あん

 
もち米の「はんごろし」ですが、包むあんこの具合として言う地域もありますね。
収穫したての秋は粒を残しますが、貯蔵して冬を越した小豆はこしあんでいただきました。

 

<小豆の潰し方の愛称>
[あんこの種類] [呼び方] [状態]
・こしあん ・ぜんごろし(全殺し) ・全つぶし
・粒あん ・はんごろし(半殺し) ・半つぶし

 
物騒な言い方ですが、面白いですね。
あんこの他に、青のりやきなこがあるのは、春分の日は季節を掴む雑節のひとつなので、大地や緑の息吹などを表します。

 

 

春彼岸の行事食②小豆飯

春彼岸の行事食②小豆飯

●春分の日には、「小豆飯」つまりお赤飯や小豆粥などをいただきます
 
春のお彼岸でいただく行事食は、体調を崩しやすい季節の変わり目に、体を労わる健康的な食べ物をいただく、厄祓いとしていただくものが多いです。
 

<春のお彼岸の行事食:小豆飯>
●小豆の「赤」が厄を祓う
・お赤飯
・小豆粥

 
ぼたもちも小豆をつぶすあんこで包みますね。
疲れた体を労り、胃腸に優しい小豆粥をいただく風習もありましたが、現代では祝いの席の「ハレの料理」で出されるお赤飯が多いです。
 

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春彼岸の行事食③彼岸だんご

春彼岸の行事食③彼岸だんご

●春のお彼岸の行事食でいただくだんごは、「彼岸だんご」と呼ばれます
 
地域や家によっても違いますが、一般的に彼岸だんごはヨモギだんご、もしくは三色だんごが多いでしょう。
 

<春のお彼岸の行事食:だんご>
①ヨモギだんご …家庭ではヨモギ粉を使い作ります。
②三色だんご …春らしいカラフルな三色だんごも人気です。

 
前述した涅槃会は旧暦2月15日、色とりどりのおだんごを撒くのですが、暦を合わせて新暦3月15日に執り行う寺院も多いので、涅槃だんごと彼岸だんごを混合する人もいるようです。
 
ただ涅槃会で撒くだんごはお釈迦様の五光が差した遺骨を表す「五色だんご」、実は3色だんごではありません(^_^)。
 

春彼岸の行事食④彼岸そば・うどん

春彼岸の行事食④彼岸そば・うどん

●春のお彼岸では、彼岸の入りに「彼岸そば」をいただく習慣もあります
 
今では男女関係なく家仕事を担いますが、かつてはお彼岸の女性は、お彼岸に親族が訪れる地域もあり、おもてなしなどで忙しい家も多くありました。
そのため「引っ越しそばと似た役割があったのでは?」と言う人もいます。
 

<春のお彼岸の行事食:彼岸そば・うどん>
●彼岸そば・うどん
・魚や肉は乗せない
春野菜の天ぷら
山菜
…など

 
お彼岸は精進料理をいただく習慣もあったため、山菜や季節の野菜を乗せたものでした。
「彼岸そば」か「彼岸うどん」かは、関東はそば、関西はうどんなど、地域性や家族の好みもあるでしょう。
 
彼岸そばやうどんは、中日である春分の日(秋分の日)にいただく家が多いです。
ただ霊園(墓地)周辺にはお蕎麦屋さんも多かったそうで、お墓参りの帰りにいただく料理だったのかもしれません。
 

春のお彼岸、行事食のお供えと供養

春のお彼岸、行事食のお供えと供養

●春のお彼岸では、自宅で行事食や精進料理を供え、お仏壇のお世話をします
 
春のお彼岸はぼたもちなどの行事食はもちろん、お墓参りのイメージが何より強いです。
ただ供養行事ですので、お墓だけではなく、お仏壇への供養で構いません。
 
またお仏壇がない家では、家でお盆を祭壇に見立てて、春のお彼岸の行事食をお供えしても良いでしょう。
 

<春のお彼岸の行事食:自宅での供養>
●自宅でのお彼岸の供養方法
①精進料理を供える
②季節の料理を供える
③毎日、お仏壇のお世話をする

 
できればお墓とお仏壇の両方で供養したいところですが、お墓参りに行けなくても、春の彼岸の入り日にお仏壇の掃除をして、一日、一日を丁寧に供養すると良いでしょう。

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①精進料理を供える

●「精進料理」とは、植物由来の食材で作った料理です
 
基本としては豆腐や野菜などの植物由来の食材ですので、動物由来の卵やチーズ、バターや牛乳なども避けます。
 
春のお彼岸の行事食ですので、細かな作法は省きますが、大まかに言えば粗食・菜食を意識して、殺生をイメージする食材刺激物を避ける料理です。
 

<春のお彼岸の行事食:精進料理とは>
[精進物] (精進料理の食材) ・穀物 ・野菜
・海藻
・豆類
・木の実
・果物
[タブー食材] (精進料理のタブー)
●動物由来 ・肉類
・魚介類
・動物由来の食材
(バターやチーズなど)
●五辛・五葷 (ごしん・ごくん) ・にんにく
・ニラ
・玉ねぎ
・長ねぎ
・ラッキョウ

 
また人間の煩悩を刺激する刺激物は避けるとして、香辛料なども避けられます。
ねぎ科の野菜は刺激が強いとして五辛に数えられるので、この他にもノビルなどは、精進料理に適していません。

 

[精進料理]
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春彼岸の行事食を供える「御霊供膳」

春彼岸の行事食を供える「御霊供膳」

●春のお彼岸では「御霊供膳」を供えます
 
御霊供膳(おりょうぐぜん)」とは、お供え物用の御膳です。
専用の御膳や器のセットがあるので、正式にはコチラを利用しますが、市販のお茶碗などをお盆に乗せても問題はありません。
 

<春のお彼岸の行事食:御霊供膳>
①親碗 …ご飯
②汁椀 …汁物
③つぼ椀 …和えものなどの副菜
④平椀 …煮物などのおかず
⑤腰高 …漬物などの箸休め

 
御霊供膳は五品を盛りつける器があり、器に合わせてご飯汁物おかず副菜、箸休めを盛りつけます。
 

②季節の料理を供える

●春のお彼岸では、春の到来を感じる季節の料理をいただきます
 
ここまでお伝えすると、春のお彼岸の行事食は「野菜ばかりの一週間なんて!」とがっかりする人もいるかもしれません。
けれども春のお彼岸の行事食は、山菜やキノコ類がふんだんで美味しいものが多いです。
 

<春のお彼岸の行事食:季節の料理>
①精進揚げ 旬の野菜
・キノコ
…など
②たけのこご飯 ・たけのこ
③厚揚げに菜の花の煮びたし ・厚揚げ
・菜の花

 
これは一例ですが、このような季節の料理が人気です。
山菜おこわも良いですよね!
 
春のお彼岸は供養行事ですが、その中日にあたる春分の日は、日本独自の季節を掴むための雑節のひとつなので、このように季節の食材をふんだんに使います。
ぜひ家族で楽しまれてみてはいかがでしょうか。
 

③毎日、お仏壇のお世話をする

③毎日、お仏壇のお世話をする

●春のお彼岸には、中日がご先祖様供養、残る6日は「六波羅蜜」を意識してお仏壇をお世話します
 
六波羅蜜(ろくはらみつ)」は、仏道へ繋がる6つの修行です。
もともとは出家していない「在家信者」が、悟りの境地へ向かうために家で行う6つの修行として行われてきました。
 

<春のお彼岸の行事食:六波羅蜜の7日間>
[1日目]布施(ふせ) …利他の心、供物を供える
[2日目]持戒(じかい) …戒律(規律)を守る、お線香を供える
[3日目]忍辱(にんにく) …心を動かさない、を供える
[4日目]精進(しょうじん) …身を清め慎む、塗香を手に刷り込む
[5日目]供養の日 故人を想い偲ぶ
[6日目]禅定(ぜんじょう) …心を静め動かさない、ご飯を供える
[7日目]智慧(ちえ) …気づきを得る、ろうそくに火を灯す

 
…簡単な説明ですが、この6の修行つが六波羅蜜です。
お仏壇への日々のお世話やお供養は六波羅蜜の修行でもあります。

 

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まとめ:彼岸そばも、春彼岸の行事食です

まとめ:彼岸そばも、春彼岸の行事食です

今回は春のお彼岸に家でいただく行事食やお供え物とともに、家で行う供養をお伝えしました。
 
できればお墓とお仏壇、両方を丁重に供養したいところですが、何らかの事情でお墓参りに行けない時などは、丁寧にお仏壇やお盆の上にお供え物を供えて、お供養をします。
 
その昔のお彼岸は家で行うご先祖様供養でしたが、近年では家族から個人へと変わりつつあるなか、家族や一族のみならず、友人や先生など、血縁関係がなくとも恋しい故人を、彼岸の日に想い慕う人々も増えています。

 

まとめ

春のお彼岸の行事食や、家で行う供養の仕方
●春のお彼岸の行事食
 
<春のお彼岸の行事食>
・ぼたもち
・小豆飯(小豆粥)
・彼岸だんご
・彼岸うどん
・彼岸そば
・精進料理
・季節の料理
 
<彼岸の六波羅蜜とは>
・布施…利他の心 [供物を供える]
・持戒…戒律(規律)を守る [お線香を供える]
・忍辱…心を動かさない [花を供える]
・精進…身を清め慎む [塗香を手に刷り込む]
・供養の日…故人を想い偲ぶ
・禅定…心を静め動かさない [ご飯を供える]
・智慧…気づきを得る [ろうそくに火を灯す]

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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