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送骨とは永代供養まで含まれる?3つのサービスの概要や手順などを解説

送骨とは永代供養まで含まれる?3つのサービスの概要や手順などを解説

「送骨ってなに?」
「遺骨を配送することは違法じゃないの?」
「送骨の方法が分からない」

 

このように、送骨について聞いたことはあるけどよく分からないという人はいませんか。近年、供養の方法が多様化してきているため、送骨を選択肢の一つとして考えている人もいるでしょう。

 

本記事では、送骨の意味や利用する人はどのような人か、配送方法や送骨の手順について解説しています。また、送骨後の永代供養の方法についても紹介しています。

 

この記事を読むことで、送骨への理解が深まり安心して送骨を行うことができるでしょう。

 

送骨について知りたい人や、実際に検討しているけどやり方が分からない人は、是非本記事を参考に送骨を行ってはいかがでしょうか。

送骨の意味とは?

「送骨」とは、配送サービスを利用して遺骨を寺院や霊園へ送ることです。

 

しかし、ただ遺骨を送るだけではなく、送った遺骨を納骨や供養してもらうまでの一連の流れを「送骨」といいます。

 

送骨は違法行為には当たりませんが、気を付けておきたい方法や手順があります。

遺骨の配送に対応しているのは「ゆうパック」のみ

遺骨の配送は、日本郵便株式会社の「ゆうパック」のみ利用可能です。

 

遺骨は扱いに細心の注意が必要なため、どのような配送業者や方法でも送れるわけではありません。また、ゆうパックであっても送り先は日本国内のみで、海外へ配送することはできないため注意が必要です。

 

配送料は、通常のゆうパックと同じ料金で受け付けています。大きさや重さ、配送先で料金が異なるため、郵便局の窓口やホームページで確認しておきましょう。

「ゆうパック」で送ることは禁止されていない

遺骨を配送することに抵抗があり、禁止されているのではないかと考える人もいるでしょう。

 

しかし、遺骨の配送を禁止する法律はないため、通常の荷物のように配送できます。前述の通り、取り扱い可能な「ゆうパック」であれば安心して利用できるでしょう。

送骨を利用するケース

遺族が納骨先まで遺骨を運び、納骨・供養するのが一般的ですが、さまざまな事情で納骨先まで遺骨を運べないケースがあります。

 

ここでは、どのような人が送骨を利用するのか具体的に紹介していきます。

納骨先までの移動が困難な人

遺族が高齢者しかいない場合や、病気などで移動が困難な人、納骨先が遠方にあり出向くのが困難な人などが、送骨を利用するケースがあります。

 

送骨を利用することで遺族への負担が減るだけでなく、安全に運んでもらえるため安心でしょう。

遠方にある墓を墓じまいして永代供養墓に入れたい人

遠方にある墓の管理が大変なため、墓じまいして永代供養墓に入れる際に送骨を利用するケースがあります。

 

納骨している墓まで出向き、さらに改葬先の永代供養墓まで遺骨を運ぶには、移動時間や交通費が掛かります。また、墓じまいの場合は先祖の遺骨が複数入っている可能性もあるため、全てを自分で運ぶことが困難な人もいるでしょう。

 

そのような場合は送骨を利用することで、負担を軽減することができます。

自宅に置いていた遺骨を永代供養墓に入れたい人

自宅で遺骨を保管していたが、さまざまな理由で保管が困難になり永代供養墓へ移す際も、送骨を利用するケースがあります。

 

自宅に送骨キットを取り寄せ遺骨を梱包し、ゆうパックの集荷サービスを利用すれば、移動が困難な人でも簡単に送骨することができるでしょう。

後継者がいない人

後継者がおらず永代供養墓への改葬をする際にも、送骨を利用するケースがあります。

 

子供や親族など墓を守る後継者がいない場合は、墓の管理を続けることが困難なため、墓じまいして永代供養墓へ改葬するというパターンが増えています。

 

改葬には、自治体への申請や移転先への受け入れ証明など、さまざまな手続きが必要です。そのため、送骨を利用することで負担を少しでも軽減することができるでしょう。

 

▼関連記事
»独身向けの永代供養とは?種類と費用相場やその他の葬送方法についても紹介

送骨を受け付けている3つのサービス

送骨とはなにか、どのような人が利用しているのかを説明してきましたが、ここからは送骨を受け付けているサービスを3つ紹介していきます。

 

送骨を検討している人は参考にし、自分に合ったサービスを利用してください。

1:寺院・霊園の単独サービス

送骨納骨が可能な寺院・霊園へ直接送骨し、永代供養できる寺院・霊園の単独サービスがあります。別途交通費が掛かりますが、お坊さんが自宅へ直接伺い引取納骨してもらえる場合もあります。

 

付き合いのある寺院がなく納骨先に困っている人や、墓にお金を掛けられない人、後継者がいない人などにおすすめのサービスです。宗旨宗派、地域は問わない場合が多いため、さまざまな人が利用できるでしょう。

2:NPO法人が仲介するサービス

寺院や霊園へ直接送るのではなく、NPO法人が仲介し指定する寺院・霊園へ送骨するサービスがあります。

 

これは、NPO法人が社会的弱者や、後継者がいないことで無縁仏になってしまうのを避けるために、審査なしで誰でも申し込め、永代供養墓の費用を安く提供しているサービスです。生前の申し込みもできるため、後継者に手続きや費用の負担を掛けられない人におすすめです。

3:民間業者が仲介するサービス

民間業者が、希望する納骨先へ送骨を仲介するサービスもあります。

 

指定の寺院・霊園があるため、自分で送骨先を探す手間を省けるでしょう。また、箱や緩衝材などの送骨用梱包キットを自宅に届けてくれるため、骨壺と必要書類の準備のみで済みます。

 

仲介業者を利用するため、前述のサービスより割高となる傾向にありますが、さまざまな手間を省くことができるでしょう。

送骨の6つの手順

実際に送骨することに決めた場合、どのようにして送ればいいのか分からない人も多いでしょう。

 

ここからは、送骨の6つの手順を紹介していきます。しっかり確認しながら、大切な遺骨を間違いのないように納骨先へ送りましょう。

1:送骨サービスがある永代供養先を選定する

まずは、送骨を受け付けている永代供養先を探しましょう。

 

寺院・霊園へ直接問い合わせてみたり、前述のような仲介業者などを利用して永代供養先を探してみたりすることができます。

 

供養の費用や方法はさまざまなため、いくつかの寺院・霊園を比較し納得のいく永代供養先を選定しましょう。

2:送骨キットに遺骨を梱包する

永代供養先が決まれば、送骨キットに遺骨を梱包します。このとき、骨壺が箱の中で動かないようしっかりと梱包しましょう。

 

送骨に必要なものは、骨壺が入るサイズの箱と傷付いたり割れたりしないようにするための緩衝材、ガムテープ、ゆうパックの配送伝票などです。

 

送骨キットは、永代供養先や仲介業者が用意してくれる場合もありますが、用意がない場合はオンライン通販などでも購入できます。

3:納骨するための許可証を同梱する

納骨するためには墓地、埋葬等に関する法律により、改葬許可証・火葬許可証・埋葬許可証のいずれかが必要と定められています。

 

そのため、送骨キットの中に必要な許可証を同梱して送りましょう。仲介業者などを利用する際は、申込書や依頼者の身分証明書の写しが必要な場合もあるため、事前に確認してください。

 

出典:墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)|厚生労働省

4:遺骨を配送する

配送するための準備が整ったら、遺骨をゆうパックで配送します。

 

配送方法は、郵便局に直接持ち込む、取扱所・コンビニへのお持ち込む、自宅への集荷の3パターンがあります。

 

料金は箱のサイズ、重さ、送り先によって変わるため、確認しておきましょう。

5:遺骨を納骨する

遺骨が永代供養先に届いたら、契約した方法で遺骨を納骨します。

 

このとき、自分は立ち会わず寺院・霊園側のみで供養、納骨してもらいます。仲介業者を利用した場合、寺院や霊園から納骨通知を送付してもらえることもあるでしょう。

6:永代供養の開始

無事納骨が済むと永代供養の開始です。

 

永代供養は寺院や霊園が供養・管理してくれるため、お参りや掃除をしに行く必要はありませんが、お参りしたいときには納骨先に出向くことも可能です。

送骨に関する5つのポイント

大切な遺骨を送骨する際には、細心の注意を払いたいものです。

 

トラブルになったり後悔したりしないようにするため、以下で紹介する送骨に関する5つのポイントを確認しておきましょう。

1:配送中の遺骨紛失は補償が難しい

日本郵便株式会社によると、ゆうパックには30万円までの補償が付いているため、配送中に骨壺が紛失したり破損したりしても、骨壺自体の補償はしてもらえます。

 

しかし、遺骨は価値が付けられないもののため、紛失しても補償対象となるのは難しいでしょう。

 

出典:ゆうパックに補償はついていますか?|日本郵便株式会社

2:梱包する際の注意点

骨壺を梱包する際は、以下の注意点に気を付けながらしっかり梱包しましょう。

 

大切な故人の遺骨を無事納骨先へ送り届けるためにも、心を込めて丁寧に梱包することが大切です。

骨壺の中が濡れていないか確認する

骨壺の蓋をあけ、中に水が溜まったり濡れたりしていないか確認してください。

 

特に、墓に納骨していた骨壺の場合は、湿気により中が結露して濡れている可能性があります。配送中に水が漏れ出ないようにするためにも、濡れていた場合は蓋をあけて、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。

骨壺の蓋がしっかり閉じているか確認する

次に、骨壺の蓋をしっかり閉じて梱包しましょう。

 

骨壺の蓋にはのせているだけのものと、蓋を回して外すロック式のものがあります。のせているだけのものの場合は、配送中に開いたりずれたりしてしまう可能性があるため、養生テープなどで蓋をしっかり固定しておきましょう。

 

蓋がしっかり閉じていることを確認してから木箱に入れ、隙間に緩衝材を入れて動かないように固定します。

3:送骨キットはオンライン通販でも購入できる

前述の通り、送骨に必要なものは骨壺が入るサイズの箱と緩衝材、ガムテープ、ゆうパックの配送伝票などです。

 

資材は自宅にあるものを利用してもよいですが、揃えることが大変な場合は一式揃った送骨キットをオンライン通販などで購入できます。

 

購入の際は箱のサイズを確認して、骨壺が入るのか確認しましょう。

4:合祀墓に納骨した場合は後で改葬ができない

送骨し永代供養墓に入る際、合祀墓の場合は後で改葬ができません。

 

合祀墓とは、骨壺から遺骨を取り出し、他の人の遺骨と一緒に埋葬する方法です。そのため、混ざってしまった遺骨から故人のものだけを取り出すことは不可能です。

 

後々改葬を考えているという人は、永代供養墓の供養方法をしっかり確認しておきましょう。

5:送骨について事前に家族や親族に承諾を得ることが重要

送骨する前に、送骨について家族や親族などの承諾を得ることが重要です。

 

送骨に対する理解がなく、遺骨を配送することは故人に対して失礼だと思う家族や親族もいるでしょう。後でトラブルになることを避けるためにも、送骨についてきちんと理解してもらい、関係者に納得してもらってから送骨するようにしてください。

 

また、永代供養墓についても一緒に話し合っておくと安心です。

送骨後の永代供養4種類と供養方法

寺院や霊園に送骨されたら、永代供養が始まります。永代供養の種類によって供養方法や費用が異なるため、比較して自分に合った永代供養を選びましょう。

 

ここでは、4つの永代供養を詳しく紹介します。

1:合祀墓

合祀墓とは、骨壺から遺骨を取り出し、他の人の遺骨と一緒に埋葬する方法です。合祀墓の他にも合葬墓などと呼ばれることがあります。

 

永代供養墓を管理している寺院や霊園が供養や管理をしてくれ、施設によってお彼岸の時や年に数回の合同供養を執り行ってくれる場合があります。

 

他の人の遺骨と一緒に埋葬し墓石が必要ないため、永代供養の費用は10万~30万円程度と安い傾向にあるでしょう。ただし、寺院や霊園によって価格が異なるため事前に確認してください。

2:集合個別墓

集合個別墓とは、遺骨を骨壺から取り出さず、骨壺のまま他の人の遺骨と同じ区画に安置する方法です。合祀墓のように他の人の遺骨と混ざる心配がないため、後で改葬することも可能です。

 

ただし、寺院や霊園によっては安置期間が決められている場合があります。契約した期間が過ぎると合祀されるため、後で改葬を考えている人や他の人の遺骨と一緒にされたくない人は注意が必要です。

 

集合個別墓の永代供養の費用は20万円程度ですが、施設によって価格に大きな差があるため事前に確認してください。

3:樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに桜やハナミズキなどの樹木をシンボルとして埋葬する方法です。自然豊かな緑や花に囲まれ、土に還る自然葬型の方法といえるでしょう。

 

遺骨の埋葬方法は合祀や共同埋葬、個別埋葬などさまざまで、家族やペットと一緒に眠れるタイプもあります。埋葬方法によって費用も異なりますが、樹木葬の永代供養の一般的な相場は70万円程度です。

 

寺院や霊園が供養や管理をしてくれ、施設によっては合同供養を執り行ってくれます。

4:納骨堂

納骨堂とは、寺院や霊園にある遺骨を専用スペースに安置する、屋内型の収蔵施設です。納骨堂でも永代供養を行ってくれる施設が増えており、遺族に代わって供養や管理をしてくれます。

 

初めは個別に安置される納骨堂でも、契約の期間を過ぎると合祀される場合があるため、合祀されることに抵抗がある人は事前の確認が必要です。

 

納骨堂の永代供養の一般的な費用は、30万~180万円程度と幅があります。1人用と家族用でも価格の違いがありますが、ロッカー型や自動搬送式などでも大きく変わるため、それぞれの施設を比較し検討してください。

送骨の意味やサービスを理解しよう

送骨について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

送骨に対する理解がなく抵抗がある人もいるため、後悔やトラブルのない送骨を行うためにも、まずは家族や親族としっかり話し合い、納得したうえで行うことが重要です。

 

送骨を考えている人は、是非本記事を参考にして正しく送骨を行ってください。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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