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墓地や墓石を事前に用意する「生前墓」とは?メリットや納骨までの流れも紹介

墓地や墓石を事前に用意する「生前墓」とは?メリットや納骨までの流れも紹介

「終活を進めるうちに生前墓というものを知ったけど、どういうお墓?」
「生前墓を用意すると、どんなメリットがある?」
「実際に生前墓を用意するにあたって、どういった流れで進めればいいのか知りたい」
お墓に関して調べているうちに生前墓について見聞きしたことはありませんか。

 

この記事では、生前墓に関する基本的なことやメリットなどを詳しく紹介しています。

 

生前墓に興味がある人は、この記事を読むことで生前墓の魅力や用意する際の注意点が把握できるでしょう。お墓についてまだ具体的に考えていない人でも、あらかじめ知っておくことで実際に建てると決めた際に役立つでしょう。

 

終活中の人や、自分のお墓について悩みのある人は、ぜひ一読して生前墓を検討してみてください。

自分でお墓を建てる「生前墓」とは?

生前墓は、自分が生きているうちに用意する自分のお墓のことです。

 

かつての日本では、生前墓に対し「生きている間にお墓を建てるなんて、亡くなるのを待っているようだ」と否定的な意見がありました。

 

しかし、中国では長生きや繁栄を願って「寿陵」と呼ばれる生前墓を建てることがあり、秦の始皇帝も生前墓を建てた1人です。縁起の良いものとして扱われてきた歴史もあるのです。

生前墓への関心やニーズが高まっている理由

近年、生前墓を建てる人が増えた理由はさまざまです。

 

中国の寿陵のように縁起が良いからと理由だけで建てるケースは少ないでしょうが、自分の死後に残される親族への負担の軽減を目的に生前墓を選択する人は増えています。

 

また、なかなか話し合いはできなくても、エンディングノートなどによる親の終活自体に興味を持つ子世代の人が多いことも影響しているかもしれません。

 

その他にも、デザインに自分の個性を反映させるなど、自分が納得したお墓で眠れることで得られる安心感を魅力的だと考える人が増えたことも、生前墓への関心が高まった理由に挙げられます。

生前墓を用意するメリット

生前墓への関心やニーズが高まっている理由について説明してきました。

 

次に生前墓を用意するメリットを4つご紹介します。生前墓を用意しようか迷っている方は、まずはこちらを確認してみましょう。

  • 今後のお金に関する見当をつけやすくなる
  • 墓地の場所やデザインなど自分で検討できる
  • 相続税対策になる
  • 遺された人の負担を軽減できる

今後のお金に関する見当をつけやすくなる

お墓や葬儀にはまとまった費用が必要です。それらの金額がわかると、自分が老後に使う生活費などのお金や、遺産として残せるお金がどれくらいになるか見当がつけやすくなります。

 

生前墓の用意をきっかけに、安心感と充実感のあるシニアライフを過ごせるよう、自分の金銭面も含めた人生設計の見直しができるのです。

墓地の場所やデザインなど自分で検討できる

生前墓は、自分の理想のお墓を建てられる点にもメリットがあります。

 

自分のお墓について、墓地の場所や墓石のデザインを亡くなる前に伝えておくことはできるでしょう。しかし、実際に希望通りのお墓を建ててもらえるとは限りません。死後に親族がどこまで金銭面を負担してくれるか不確定ですし、何より死後に自分の目で確かめることもできません。

 

生前の仕事や趣味をデザインに取り入れたり、親族の通いやすさを重視した墓地を選んだりなど、自分が納得できる形で理想的なお墓を建てられるのも生前墓の強みと言えるのです。

相続税対策になる

墓地や墓石、仏壇や仏具などは相続税がかからない財産です。

 

死後にお墓を建ててもらうために現金を渡しておくこともできますが、そのお金には相続税がかかってしまいます。生前に自分のお墓を用意することで、親族が遺産を受け取った際の相続税が軽くなるため、相続税対策としても生前墓を建てることは有効だと言えるのです。

 

出典|参照:No.4108 相続税がかからない財産|国税庁

遺された人の負担を軽減できる

いざ自分が死んだ時には、残された親族たちは悲しみに暮れる暇もなくさまざまな手続きなどで大変な状況に置かれます。葬儀やお墓で失敗する恐れが精神的な負担になることも考えられるでしょう。

 

生前墓と一緒に自分の葬儀についても準備しておくことで、遺族は自分の気持ちに沿った対応ができるようになります。遺された人が後悔や不安になる要素が減らせるのも、メリットと言えるでしょう。

生前に墓地や墓石を用意する際の注意点

生前墓のために墓地や墓石を用意する際には、いくつか注意点があります。別のトラブルにつながる可能性もあるため、事前にこれらの点について確認しておくとよいでしょう。

墓地や霊園によっては生前墓を受け付けていないことがある

生前墓をどこに建てるか検討する際には、購入前にしっかりとその墓地や霊園について調べておくことが大切です。

 

人気の高い公営の墓地で多いケースですが、緊急性が高い人に利用してもらうために遺骨がないと区画の申し込みができないことがあります。寺院墓地や民営の霊園であっても、規定次第では生前墓を建てられない場所もあるのです。

ローンの残額や管理費などの支払いに気をつける

生前墓は相続税の対象ではありませんが、ローンでの支払いや墓地選びには注意が必要です。

 

ローンを完済する前に亡くなってしまうと、ローンの保証人や遺された遺族が支払うことになります。基本的にローンの残額は遺産総額から差し引くことができません。

 

生前墓を用意する際には、ローンが残らないように支払いを済ませておくことや、維持管理費などの支払いに気をつける必要があるのです。

遺される親族とよく相談しておく

生前墓を用意する際には、遺される親族と相談しておくことも大事になります。

 

内容は墓地の管理費などの費用面だけでなく、通いやすい場所であるかなど詳しく説明し、実際に生前墓を建てる前に理解を得ておくのがポイントです。同じお墓に他の親族も入る予定があるなら、墓石のデザインなどについても一緒に話し合って決める方がよいでしょう。

生前墓を用意する流れ

生前墓の用意は、思い立ってすぐに完了するものではありません。お墓を建てる土地を決める段階から墓石を建ててもらうところまで、注意点を押さえながら流れを見ていきましょう。

希望条件に合う墓地に資料請求をする

まずは、生前墓を建てる場所を決めるために、気になる墓地や霊園について情報収集を行いましょう。

 

資料請求は、インターネット上の請求フォームなどからできます。その際には、生前にお墓を買うことができる場所であるか、宗教や宗派に指定があるのかなどをじっくり確認することが大切です。並行して石材店を選んでおくのもポイントになります。

実際に足を運んで見学する

資料からある程度絞り込みができたら、実際に現地を見学します。

 

購入したい場所について日当たりなどの雰囲気はもちろん、周囲にどんなお墓が建っているのか、施設の充実度や園内の整備状況などもチェックしておきます。

 

また、見学したい日時を事前に連絡し、見学中にわからないことや気になることについて、その場で質問しておくとよいでしょう。

墓地への申込みを行う

何か所か見比べて、一番満足できる場所を選んだら予約・契約をしましょう。

 

手続きは、区画を利用する権利を取得するための費用である永代使用料や管理費などの支払いと、住民票などの必要な書類の提出です。申し込み手続きが完了すると「永代使用承認証」を発行してもらえます。この発行が終わった時点から区画にお墓を建てることが可能になります。

石材店との打ち合わせを行い墓石を建ててもらう

永代使用承認証の発行後は、石材店と打ち合わせをし、工事をしてもらって完了です。

 

打ち合わせではお墓のデザインを相談し、墓石の形や石材の種類、彫刻する文字などの詳細を決めて見積もりをもらいます。納得がいったら契約を交わし、墓石づくり開始となります。墓石のデザインにより異なりますが、完成の目安は契約してから2〜3か月程度です。

生前墓のお披露目の際ののし袋や包む金額は?

完成した生前墓のお披露目として、建碑式(けんぴしき)という法要を開く場合があります。建碑式とは、お坊さんに依頼して新しいお墓に魂を入れてもらう儀式です。別名で開眼法要とも呼ばれています。

 

建碑式はおめでたい儀式に分類されるため、招かれた場合には新札をのし袋に包んだ建碑祝いを渡します。その際に紅白水引の付いた祝儀袋を用い、表書きは「建碑御祝」や「建碑設立御祝」などにするのが一般的です。金額の相場は、親族で2〜3万円、友人で1万円程度になります。

 

ただし、納骨式などの仏事と一緒に行われるかどうか注意が必要です。この場合には仏事が優先となるため、白黒の水引の不祝儀袋に「ご仏前」の表書きで渡しましょう。

自分自身や遺される人のためにも生前に墓地やお墓の用意を検討してみよう

生前墓の用意は、思い入れのある場所や墓石のデザインなどが自分の納得したものにできるほか、親族とお墓についての話し合いをするきっかけにもなります。自分の人生を改めて見直すことで、残りの人生の安心感にもつながるでしょう。

 

また、生前墓は相続税対策としても有効であるため、遺される遺族の負担の軽減も見込めます。

 

ぜひこの記事を参考に、終活の一環として生前墓を検討してみてください。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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