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お墓を移すのはよくないこと?必要な手続きや流れについても詳しく解説

お墓を移すのはよくないこと?必要な手続きや流れについても詳しく解説

「お墓を移したいけれど、お墓を移すのはよくないことなの?」
「どうしてお墓を移してはよくないって言われているの?」
お墓の場所を移したいときによくないという噂を聞いてしまい、疑問や不安をもつ人は多いのではないでしょうか。

 

本記事ではお墓を移すことは本当によくないことなのか、移したいと考えている人が増えた理由や、お墓を移す際に必要となる手続き、かかる費用などについて紹介しています。

 

この記事を読むことで、どうしてお墓を移すとよくないと言われているのかについての理由や、実際にお墓を移す方法や流れを知ることができます。その知識を元に、正しくお墓を移せるようになるでしょう。

 

お墓を移したいけれど疑問や不安があるという方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

お墓を移すのはよくないこと?

お墓を移すことはよくないと言われていることがありますが、なぜなのでしょうか。お墓を移すことがよくないと言われている理由は、一般的な日本人の考え方として、お墓や位牌のようなものには故人の魂が宿っているという考え方があるためでしょう。

 

しかし実際にお墓を移す際には墓じまいをし、その際に「閉眼供養(魂抜き、根性抜き)」と呼ばれる供養をします。きちんと供養した後ならば、お墓を移すことに特に問題はないでしょう。

お墓を移す人が増えている理由

近年ではお墓を移す人が増えていますが、その理由の多くは、お墓が遠方にあるためにお墓の維持や管理、お墓参りが難しいといった事情からでしょう。

 

東京や大阪といった大都市圏に人口が集中するようになって以来、先祖代々のお墓が田舎(実家)にあるという人が増えています。田舎にあるお墓を維持すること、毎年お墓参りすることが大変だとなった際に、近い場所にお墓を移したいと考える人が増えていると言われています。

 

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お墓を移すときに必要な手続きと流れ

お墓を移す際には、きちんと手順を守る必要があります。元のお墓のある役所への届出が必要になることがあるため、何をどうすればよいのか知っておきましょう。

 

お墓の改葬では、「墓地、埋葬等に関する法律」の第五条を守って行う必要があります。法律を守っていなければ罰せられる可能性もあるため、注意してください。

 

出典:墓地、埋葬等に関する法律|e-Gov法令検索サイト

墓石・墓地を管理する寺院・霊園に連絡する

お墓を移す際には、まずは現在の墓石や墓地を管理している寺院や霊園に連絡をしましょう。

 

お墓を移すことを寺院や霊園に伝えたら、「埋葬証明書」を発行してもらいます。元のお墓がある地域の役所から「改葬許可書」を発行してもらうには、現在のお墓がある墓地の管理者による埋蔵証明書が必要となるため、忘れずにもらっておきましょう。

 

埋蔵証明書の発行には、手数料がかかる場合があります。詳しいことは、墓石や墓地を管理している寺院・霊園に連絡して確認してみましょう。

納骨先を決める

新しく先祖のご遺骨を納めることになる納骨先を決めておきましょう。

 

交通の便がよく利用しやすい場所や、自分たちの望んだ供養ができるお墓を選ぶようにしましょう。自分たちの居住地に近い場所に新しいお墓を建てるための墓地を取得したり、永代供養墓を購入したりして早めに準備しておくことをおすすめします。

 

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受け入れ証明書・権利書をとる

新たな納骨先が見つかったら、新しいお墓の「受け入れ証明書(墓所使用許可書)」あるいは「権利書(永代使用承諾証)」を発行してもらうように依頼しましょう。

 

受け入れ証明書、あるいは権利書を発行してもらったことではじめて、本当にお墓の移転先が決定したことになります。改葬許可書を発行してもらう際に提出する必要があるため、きちんと保管して準備しておきましょう。

業者と打ち合わせをする

新しく他にお墓を建てる場合は、どのようなお墓を建てるのか、費用はどのくらいか、完成までのスケジュールについて業者と打ち合わせしておきましょう。

 

新しいお墓として用意する必要がない場合は、必要ありません。しかし新たにお墓を建てるには、墓石を建てるために早くても1~2ヶ月の期間が必要になります。新しいお墓を新たに建てる場合には、早めに連絡しておいた方がよいでしょう。

 

お墓の改葬を急ぎたい場合は、早めに新たな墓地を探して業者と打ち合わせしておく必要があります。

新しい墓地の管理者へ改葬の連絡をする

新しい墓地の管理者に受け入れ証明書や権利書を発行してもらうことで改葬先とすることができますが、改めて改葬の日程について連絡を入れておきましょう。

 

お墓を移す際には、新しいお墓で供養やご遺骨を納骨しなければなりません。新しい墓地に移すといっても、施設によっては改葬や埋葬にあらかじめ予約が必要な場合があるため、確認してしっかり期間内に連絡するようにしましょう。

 

年末年始や彼岸の時期には納骨を受け付けていない施設もあります。確認しておきましょう。

現在お墓がある地域の役所で改葬許可証を取得する

現在のお墓に何人のご遺骨が眠っているのか確認したら、お墓のある地域の役所で改葬許可証を取得しましょう。改葬許可証の申請には、埋蔵証明書や受入証明書の提出が必要となる場合があるため、該当の役所に連絡をして必要書類を集めておきましょう。

 

改葬許可証は、お墓にあるご遺骨の数だけ必要になることに注意してください。もしお墓の改葬途中に新たにご遺骨が見つかった場合は、追加で改葬許可証を取得する必要があります。

 

参照:「墓じまい」で準備すること

新しいお墓の墓地の管理者から認印をもらう

元のお墓のある役所から改葬許可証を発行してもらったら、新しくお墓を建てる墓地の管理者へ改葬したいという連絡を入れ、改葬許可証を提出しましょう。新しい墓地の管理者に認印をもらう必要があります。

 

改葬許可証を受け取り、お墓の移転先へ提出すればお墓の移転を開始できる準備が終わったことになります。ここまでは古いお墓に何もすることができませんでしたが、これから具体的にお墓の引っ越し作業を始めることが可能です。

墓じまいをする

お墓を移すにあたって、元々あったお墓の墓じまいを行います。石材店等の業者と打ち合わせをした後、作業に入る前に「閉眼供養(魂抜き)」を行いましょう。閉眼供養後、いよいよご遺骨を取り出してお墓の解体作業に入れます。

 

墓石を新しいお墓に移す場合も、新しいお墓がすでにあって古いお墓は解体するだけの場合であっても、古いお墓のあった墓地を更地に戻して返還する必要があります。

新しい墓石で開眼供養・納骨を行う

古いお墓から取り出したご遺骨を新しいお墓に移す際には、「開眼供養(魂入れ)」を行ってから納骨しましょう。古いお墓で閉眼供養をしたように、新しいお墓に対して開眼供養を行うことで、ご先祖の魂を移せます。

 

新しいお墓にて開眼供養と納骨を行えば、お墓を移す作業は終わります。施設によって閉眼供養や納骨が行えない時期もあるため、新しいお墓の管理者に確認しておくとよいでしょう。

お墓を移すときにかかる費用

お墓を移すときにかかる費用は主に5つ、供養代や工事代、離檀料や墓石代、そして引っ越し費用となっています。

 

ここでは、それぞれのおおよその目安となる金額を紹介しています。お墓を移したいけれど費用がどの程度かかるのか不安だという方は、ぜひ以下を参考にしてみてください。

魂抜き・開眼供養代

お墓を移す際には古いお墓で閉眼供養(魂抜き)、新しいお墓で開眼供養(魂入れ)の供養をする必要があるため、供養してくれる僧侶の方に対してお布施の費用がかかります。

 

お布施としての相場は、開眼供養・閉眼供養ともに3万円~5万円程度となっています。地域によって相場が変わることがあるため、不安な場合は親族や寺院に相談して用意するとよいでしょう。

 

また、お布施の他に車を使う必要があった場合は「お車料」、会食に僧侶が参加されなかった場合は「お膳料」をお渡しすることがあります。お車料の相場は約5千円、お膳料は5千円~1万円が相場でしょう。

墓石解体撤去代

古いお墓に関わる費用として、墓石解体費用が約10万円~20万円、墓石を処分して墓地を更地に戻す作業は1㎡あたりで10万円からとなっています。

 

お墓に使われている墓石の数や、基礎の数によっては、こちらの相場よりも費用が高くつく可能性があります。またお墓が重機の入れない場所にあった場合も、手作業で作業しなければならないため、費用が上乗せされる可能性があるでしょう。

離檀料

古いお墓が寺院の墓地にあった場合、改葬で離れる際に「離檀料」が必要となる場合があります。寺院に墓地があった場合、多くのケースでその寺院の檀家となっているでしょう。離檀料とは、檀家を離れるために必要な費用です。

 

離檀料はそれぞれの寺院や、寺院とのこれまでの付き合い方によっても相場が変わってくるでしょう。一般的な相場としては、3万円~15万円程度となっています。

 

なお、あまりにも高額な離檀料を請求された場合は、弁護士や役所、消費者生活センターなどへ相談してみることをおすすめします。

新しい墓石代

新しい墓地に新しい墓石を建てる場合、墓石代として100万円~200万円の費用がかかるでしょう。墓石の費用は、どの墓石を選ぶのかによっても変わってくるでしょう。基本的に国産の石材は高めな傾向にあります。

 

新しい墓石を建てるための工事費用が、墓石代以外で10万円~30万円ほどかかることに注意してください。墓地の広さや重機での作業になるかどうか、といった要素でも相場は変わってきます。

墓石の引っ越し代

古い墓地から墓石をそのまま新しい墓地に引っ越す場合、新しい墓石の購入代金はかかりませんが、墓石を運ぶための運搬費用として20万円~80万円程度の費用がかかるでしょう。

 

墓石の運搬費用の相場は、墓石の大きさや運搬距離によって変わります。墓石の量が多く、運搬距離も長い場合は相場を超えて費用がかかる可能性もあります。

 

墓石ごと引っ越ししたい場合は、新しい墓地の管理者が墓石の引っ越しを受け入れているか、新しい墓地に墓石が入るかどうかといったポイントを確認しておきましょう。

お墓を移す際に注意すべきこと

お墓を移す際にトラブルが起こることがあるため、注意したいポイントを紹介します。

 

1.親族の理解を得ないとトラブルになる可能性
2.元のお墓がある寺院との関係が悪化するなどのトラブルが起こる可能性
3.お墓の引っ越しに際して石材店等の業者間とのトラブルの発生

 

以上の3つです。後悔しないためにも、親族にお墓を移すことの理解を得ておくこと、元のお墓がある寺院にもきちんと話して理解を得ておくこと、業者は見積もりをもらって比較検討して選ぶことをおすすめします。

お墓を移す際は必要な手続きなどを忘れないようにしよう

お墓をもっと利便性のよい場所に移したい、そう考えてお墓を移すことを検討している人は増えています。またそうすることに、特に問題はありません。

 

お墓を移す際には、法律を守るためにきちんと手順通りにすることが大切です。元の墓地や新しい墓地へ改葬の連絡をして必要書類を発行してもらうこと、墓地のある役所に改葬許可証を人数分申請することを忘れないようにしましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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