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ペットの分骨がよくないと言われる理由とは?やり方や容器の種類も紹介

ペットの分骨がよくないと言われる理由とは?やり方や容器の種類も紹介

「ペットの分骨は可能なの?」
「ペットの分骨はあまりよくないと聞いたけど、本当に?」
「分骨する時の注意点は?」
ペットの分骨に対して、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

あまりよくないという話もありますが、そもそもペットの分骨について知っている方は少ないでしょう。

 

本記事ではペットの分骨がよくないと言われている理由とその真偽について、ペットの分骨のやり方やタイミング、注意点、分骨用の容器について解説いたします。

 

本記事を読むことで、分骨の手順や遺骨の選び方について知ることができるでしょう。

 

亡くなったペットの供養方法について調べている方だけではなく、ペットの終活について考えている方もぜひ参考にしてください。

ペットの遺骨を分骨するのはよくないの?

ペットの分骨はあまりよくない、という話を聞いたことがある方もいるでしょう。

 

結論から言うと、ペットの分骨を行うのは悪いことではなく、とくに問題もありません。縁起が悪いということもありません。

 

人間の遺骨を分骨するのと同じように、ペットの遺骨も分骨することは可能です。分骨に対応してくれるペット葬の会社もあります。

ペットの分骨がよくないと言われる理由とは?

ペットの分骨がよくないと言われている理由としては、分骨によって遺骨を分けることで、あの世で体が欠損してしまい、五体満足でいられなくなってしまうからと言われています。

 

また、魂までも分割されてしまい成仏できなくなってしまうといった話もありますが、あまり根拠がありません。

 

というのも、仏教やキリスト教には分骨がよくないといった話はなく、むしろ分骨は尊い行いとされています。

 

また、遺骨に魂が宿るのではなく、遺骨は生きた証とも言われています。とくに仏教では四十九日が過ぎると魂があの世に旅立つとされているため、やはり魂は遺骨に宿っているわけではないのでしょう。

ペットの遺骨を分骨する目的

ペットの遺骨を分骨する目的は、人間の遺骨を分骨するのと同じような理由からです。

 

例えば、離れて暮らしている家族とも分骨して供養したいという場合や、故人と離れたくない、側にいてほしいといった理由から分骨を行っています。

 

また、遺骨を樹木葬や海洋散骨する際にも、分骨をする場合があります。

ペットの遺骨を分骨するやり方

ペットの分骨を行う前に、分骨した遺骨を入れる容器の準備や、遺骨のどの部分を分骨するのかなどを決めなければなりません。

 

分骨をスムーズに行うためにはタイミングも重要になるため、そちらも併せて解説します。

分骨をするタイミングを決める

分骨をするタイミングについてはとくに決まりがありませんが、スムーズに分骨できるのは火葬後の収骨時です。

 

納骨したあとでも分骨することは可能ですが、一度納骨したあとに再び骨壷を開けて分骨するのは、気持ちが落ち込んでしまう可能性があるため、あまりおすすめはできません。

 

また、合同墓地へ納骨したり、土の中に埋葬してしまったりすると分骨するのは困難になります。分骨をする可能性があるのであれば注意しましょう。

分骨した遺骨の容器を用意しておく

遺骨を入れる容器には様々なものがあり、仏具店やネットショッピングで購入が可能です。

 

しかし、ペットが亡くなってから火葬までの間に分骨用の容器を用意するのは、気持ちの整理がつかず難しい場合もあるでしょう。

 

そういった場合は、チャック付きの保存袋を用意してください。収骨時に遺骨をチャック付きの保存袋に一時的に保管することで、分骨用の容器が用意でき次第、移し替えることが可能になります。

 

また、火葬業者によっては分骨用の容器を取り扱っている場合があるため、そちらも併せて確認するようにしてください。

分骨する骨の部位を決めておく

スムーズに分骨するのであれば、事前にどの部分を分骨するのかを決めておくとよいでしょう。

 

この部分は分骨してはならない、といった決まりはないため、思い出がある部分を分骨しましょう。

ペットの分骨する遺骨の選び方

分骨する遺骨の選び方としては、分骨する容器に合わせたり、思い出がある部分やペットの好きだった部分を分骨したりするといった方法があります。

 

分骨してはいけない部分等はありませんので気にせず選びましょう。

容器に合った骨を選ぶ

事前に容器を決めてから、分骨する遺骨を選ぶ方法です。

 

アクセサリーのように持ち運びできるタイプの場合、遺骨は指先や歯などの小さめのものになります。

 

また、遺骨の形によっては容器に入らないこともありますが、粉骨することで小さい容器でも分骨することができるようになります。

 

大きい容器であれば、ある程度の大きさの遺骨も入るため、自分の好きな部分を分骨することができるでしょう。

思い出のある部分の骨を選ぶ

思い出のある部分や、生前のペットの好きだった部分を分骨する方法です。

 

例えば、しっぽが印象的であったらしっぽの部分、歩く姿が印象的であったら足の部分、といったように思い入れがある部分を選びます。

 

また、ペットの大きさなど、状況によっては分骨したい遺骨が残っていないということもありますが、そういった場合はキレイに残っている部分を分骨しましょう。

 

ちなみに、仏教では歯や爪などの再生する骨を分骨するとよいと言われています。

ペットの遺骨を分骨する時にどんなことに気を付ければいいの?

分骨をする際に気を付けることは、大きく分けて2点あります。

 

どちらも保管するうえで重要な注意点となっているため、分骨を行う方は本記事をよく読んでから行いましょう。

分骨する時は手袋を使う

分骨する時の注意点は、素手で遺骨に触れないようにすることです。

 

素手で遺骨に触れてしまうと手の皮脂やタンパク質が遺骨についてしまい、そこからカビが発生してしまう可能性があります。

 

分骨する際は、手袋やお箸を使うようにしましょう。また、火葬された遺骨はもろく、崩れてしまう恐れがあるため分骨は慎重に行いましょう。

 

万が一、遺骨にカビが生えてしまった場合、布で拭いてしまうと遺骨が崩れてしまう恐れがあるため、天日干しするのがおすすめです。

分骨を入れる容器に湿気が入らないようにする

容器に湿気が入らないようにすることも大切です。

 

容器に湿気が入ってしまうと、遺骨にカビが発生してしまう可能性があります。分骨用の容器であれば綿が付属されていたり、湿気が入らないように密閉できたりするものなどがありますので、利用してみるのもいいでしょう。

 

また、吸湿剤を遺骨と一緒に入れておくというのも一つの手です。

 

湿気以外にも、持ち運びのしやすさや容器が錆びないこと、衝撃に強いことも容器を選ぶうえで重要なポイントです。

 

最近では分骨用の容器ではなく、雑貨屋などで売られている瓶や木箱等で分骨する方もいますが、分骨する容器を購入する際は以上の注意点を踏まえたうえで購入しましょう。

ペットの分骨用の容器の種類

分骨用の容器には様々なものがあり、骨壷はもちろん、アクセサリーのように身につけられる容器もあります。

 

以下より分骨用の容器を3種類ほど紹介しますので、ご自身に合うものを選びましょう。

ネックレス

分骨する容器をネックレスにすることで常に身につけることができ、ペットがいつも側にいるように感じることができます。

 

また、遺骨や遺灰、毛を加工してダイヤモンド等を作る会社もあり、ジュエリー加工を施すことで本物のアクセサリーのように遺骨を身につけることが可能です。

カプセル

カプセル型の分骨容器はデザインや種類も多く、命日や名前の刻印ができるものもあります。大きさは5cm程のため、ペンダントやキーホルダーのようにすることも可能です。

 

こちらも小さい容器のため大きい遺骨は入りませんが、粉骨することで入れられる遺骨の幅が広がります。

骨壺

ガラス製や木製、金属製、陶器など様々な材質の骨壷があり、デザインも豊富で家の中に置いても違和感を感じないものもあります。

 

オーダーメイドで生前のペットにそっくりな形の骨壷を作ってくれるところもあります。また、骨壷カバーというものもあり、布などでできたカバーで骨壷を覆うことも可能です。

 

骨壷の大きさも豊富で、ハムスターなどの小動物サイズのものから大型犬サイズのものもあり、場合によっては遺骨を砕くことで小さいサイズの骨壷に入れることも可能です。

ペットの分骨がよくないと言われる理由を知っておこう

一般的にペットの分骨は悪いことではなく、尊い行いとされています。

 

火葬後、すぐに納骨してしまうことに寂しさを感じる方もいます。そういった際に分骨して手元に置いておくことで、気持ちが落ち着くこともあるでしょう。

 

ぜひ、分骨するという選択肢も考えてみてください。

 

また、自宅で管理するのが難しくなることもあるでしょう。そういった場合、分骨した遺骨の供養方法として、納骨はもちろん、粉骨した遺骨を樹木葬や海洋散骨する方法もあります。上記で解説した、遺骨をダイヤモンドなどに加工するというのも一つの供養方法です。

 

気持ちの整理がついた際に、分骨後の供養のことも考えてみるとよいでしょう。

永代供養ナビ編集長
株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】 1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

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【経歴・プロフィール】 1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

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