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永代供養ナビTOP永代供養コラム浄土真宗での喉仏の納骨方法は?分骨する理由や手元供養との違い・費用も解説

浄土真宗での喉仏の納骨方法は?分骨する理由や手元供養との違い・費用も解説

浄土真宗での喉仏の納骨方法は?分骨する理由や手元供養との違い・費用も解説

「浄土真宗で行われている喉仏供養ってどんなもの?」
「喉仏供養や分骨にはどんな意味がある?」
「具体的なやり方や費用について知りたい」
納骨について検討する際、浄土真宗の喉仏供養についてもっと知りたいという場合もあるのではないでしょうか。

 

この記事では喉仏供養とは何か、具体的な供養の方法や喉仏のもつ意味、分骨の理由、喉仏供養の費用などを解説します。

 

この記事を読むことで、浄土真宗における喉仏供養の概要や基本的な方法が分かると同時に、手元供養との違いも説明するため、それぞれの供養方法の意味を理解できるでしょう。

 

初めて喉仏供養を知ったという人も、もっと詳しく知りたいという人も、喉仏供養で納骨する際の参考にしてみてください。

納骨の時に喉仏が最後に拾われるのはなぜ?

火葬が終わり遺骨を拾う際は、足元から頭部へと順番に行うのが一般的です。この時、最後に拾うのは喉仏です。

 

儀式を行う上で戸惑いや不安が少しでもなくなるよう、その理由を知っておきましょう。

喉仏は座禅を組んだ仏のように見える

喉仏がお骨上げの最後に拾われるのは、遺骨の形が結跏趺坐という脚を組んだ姿勢の仏様に見えるからと言われています。

 

火葬後に喉仏がきれいに残ると極楽浄土に行けるという説もありますが、遺骨の状態や焼き方にも左右されるため、残らなかったからといって不安になる必要はありません。

 

注意したいのは、一般的な「のど仏」と納骨時最後に拾われる「喉仏」は異なる部位であるという点です。のど仏は、男性の場合は皮膚の上からよく見える首にある軟骨ですが、喉仏は背骨にあたる第二頸椎を指します。

 

軟骨であるのど仏は火葬時に消失してしまいますが、第二頸椎は男女とも残る可能性が高いでしょう。

喉仏の納骨方法は地域によって違う

喉仏の納骨方法は地域や所属している宗派などによって異なるため、事前に確認しておく必要があります。西日本では「部分収骨」、東日本では「全収骨」が一般的です。それぞれの特徴について、以下で詳しく説明します。

西日本は「部分収骨」

西日本では頭部や喉仏、胸部、腕、腰、脚部など、遺骨のうちでも主要な部分のみを骨壺に納めるのが一般的です。できるだけ骨の形を崩さず、きれいに残っている遺骨を収めるという意図があります。

 

そのため、骨壺は東日本と比べると小さめなものが使われると言われますが、地域や風習によって違いがあるでしょう。骨壷に収めない遺骨は、そのまま火葬場に残していくことが多いです。

東日本は「総収骨」

西日本と違い、東日本ではすべての遺骨を骨壺に納める総収骨(全収骨)が行われます。喉仏や遺灰も含めてひとつの骨壺に納めるため、骨壺が大きくなることが特徴です。骨壺に入りきらない場合は遺骨を砕くこともあるため、理解しておきましょう。

 

部分収骨でも全収骨でも、骨壷に入りきらない残骨灰は火葬場に残していきます。また、愛知県などの一部の地域では、総収骨と部分収骨が混在している例もあります。改めて自分の住む地域の風習などを確認すると良いでしょう。

浄土真宗での喉仏の納骨方法

日本は浄土真宗の信徒数が多いと言われていますが、葬儀を行う際に初めて自分の家の宗派を知ったということもよくあります。

 

浄土真宗は独自の考え方があり、納骨方法も独特だとされています。以下に浄土真宗で行われる納骨の特徴を解説するため、ほかの宗派との違いを知っておきましょう。

浄土真宗では遺骨をお墓用と喉仏に分骨する

浄土真宗では火葬後に遺骨をお墓用と喉仏に分けます。お墓に納める遺骨を胴骨と言い、喉仏以外の遺骨のことを指します。喉仏用の骨壺は小さなものですが、胴骨の場合はそれよりも大きな骨壺です。

分骨した喉仏は浄土真宗本願寺に納骨する

浄土真宗では、喉仏を納めた骨壺を全国のお寺を統括する本山に納骨する習慣があります。浄土真宗の本山は、本願寺派では西本願寺、大谷派では東本願寺と呼ばれています。

 

納骨する場所はともに親鸞の墓所である大谷本廟西本願寺、大谷祖廟東本願寺です。親鸞の遺骨が納められている場所で故人を供養したいという意味合いから、このような風習になったと言われています。

 

喉仏以外の遺骨を納めた骨壺は、箱に入れられて故人のお墓へ納骨します。また、経済的・時間的な理由で喉仏を本山へ納骨することが難しい場合は、地元の浄土真宗の旦那寺へ納められる可能性もあるため相談してみると良いでしょう。

分骨許可証の発行が必要

分骨して納骨する場合は、埋葬先の霊園などへ分骨を証明する書類を提出する必要があります。分骨証明書か火葬証明書(分骨用)がこれにあたり、火葬場で発行してもらいます。

 

分骨は2カ所以上の場所に納骨し供養することであるため、自宅で供養する以外は納骨する場所ごとに必要です。あらかじめ必要な枚数を確認しておくと良いでしょう。

 

出典|参照: 墓地、埋葬等に関する法律施行規則

浄土真宗の納骨時期

どの宗派でも基本的に納骨の時期に明確な取り決めはなく、一周忌や三回忌といった法要と合わせて行うことが一般的です。浄土真宗でも、同じく法要日に納骨することが多いとされています。

 

四十九日などの忌明け法要が済んでいればいつでも良いと言われたり、100日を過ぎてからが良いという意見があったりと人によって考えが違う可能性もあるため、納骨先の霊園やご家族と相談しておくと良いでしょう。

「喉仏供養」と「手元供養」の違いと費用相場

近年では供養方法も多様になってきており、故人を身近に感じられる方法として自宅などの手元に置いて供養する方法があります。

 

管理費などの維持費も不要になるため、新たにお墓を立てるよりも費用の負担を軽減できるというメリットもあるでしょう。

喉仏供養の場合

手元で供養する際、神聖な部位として喉仏を納めることがあります。この時喉仏を入れるのがミニ骨壺ですが、ミニ骨壺にはさまざまな形状や材質があり、価格は数千円~数万円程度です。

 

ミニ骨壺以外にもミニ仏壇や、喉仏を粉骨してお守りや巾着袋に納める方法もあります。故人をより身近に感じたい人に向いているでしょう。

 

また、手元で供養する場合は宗派による考えやしきたりなどに従うよりも故人への想いが重視されるため、必ずしも喉仏でなければならないという決まりはありません。

手元供養の場合

手元供養は遺骨の全部もしくは一部を、自宅などの身近な場所に保管し供養することです。ペンダントなどのアクセサリーやインテリア、ミニ骨壺、ミニ仏壇など、自分に合った方法で供養できます。

 

宗派関係なく利用できるため、どのような人でも取り入れやすい方法でしょう。手元供養の費用相場は加工の仕方によって違いがあり、数万円~10万円程度です。

浄土真宗での喉仏の意味を理解して納骨しよう

この記事では喉仏供養とは何か、浄土真宗での分骨の習慣、地域や手元供養との違いなどについて解説しました。喉仏が大切にされる理由や喉仏供養とはどのようなものか、どのように行うのかを理解していただけたのではないでしょうか。

 

浄土真宗の喉仏供養をはじめとして多様な供養の仕方がありますが、喉仏の意味を知っておき故人への想いを大切にして納骨しましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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