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「年神様(としがみさま)」とは?年末は福徳と来訪する、年神様を迎える準備をしよう!

「年神様(としがみさま)」とは?年末は福徳と来訪する、年神様を迎える準備をしよう!

・年神様「歳徳神」とは?
・2024年の干支、年神様、恵方は?
・年神様とゆかりのある神社とは?

 
「年神様(としがみさま)」は、新しい一年の福徳を持って年始にいらっしゃる神様で、「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれます。

 
2024年の新しい一年、年神様のおもてなしをして、果報と福徳溢れる一年にしたいですよね。

 
本記事を読むことで、年神様(歳徳神)とは誰か?どこから来て、いつ帰るのか?
年末年始に訪れたい、年神様とご縁のある神社や、恵方、年神様の迎え入れ方が分かります。

 

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「年神様」とは?

「年神様」とは?

◇「年神様」とは、新しい一年を司る神様です

 
「年神様(としがみさま)」とは、元旦の初日の出とともに、一年の福徳を持って高い山から家々に訪れ、その家の一年の守護を統べる来訪神です。

 
またご先祖様の魂が山の方へ行き、七代後にして、その家を守る神様「祖霊(それい)」として戻ってくるとする地域もありました。

 
一般的には年神様とされますが、「歳神様」とする家や地域もあるでしょう。
基本的には家々を訪れる来訪神として、家で鏡餅やおせち料理でもてなします。

 

年神様を祀る神社

◇大歳神様、御年神様を祀る神社もあります

 
年神様は年始に果報・福徳を持って、山頂から元旦にそれぞれの家庭に来訪し、一致期間が過ぎると山へ帰る来訪神です。
ただ山頂などに位置する神社では、年神様を祀る神社がいくつかあります。

 

<年神様とは:年神様を祀る神社>
[1]葛木御歳神社
[住所] 奈良県御所市東持田269番地
[TEL] 0745-66-1708
[2]飛騨一宮水無神社
[住所] 岐阜県高山市一之宮町5323
[TEL] 0577-53-2001
[3]大歳神社
[住所] 山口県下関市竹崎町1-13-10
[TEL] 083-223-0104

 
現代は年末年始の飾り物として、鏡餅や門松を飾りますが、このようなお正月飾りのほとんどは年神様を家庭に迎え入れるためのものであり、鏡餅はお札がある家では年神様へのお供えとして、年神様のお札がない家では、年神様の依り代として飾られてきました。

 

年神様のお札

◇年神様を祀る神社では、お札をいただける神社もあります

 
年神様(大歳様・歳神様)のお札を授かると、家に帰り、お札を「歳神棚(としがみだな)」に祀る家も多いでしょう。

 
今は少なくなりましたが、かつては年神様を祀る神社でお札をいただき、家内に棚を仕立てて、年神様のお札を祀る家庭がありました。

 

<年神様とは:年神様を祀る神社>
[その1] ・歳神棚を仕立てて祀る
[その2] ・床の間(とこのま)に祀る
[その3] ・神棚の下に垂らして祀る

 
「歳神棚(としがみだな)」は「恵方棚(えほうだな)」と呼ぶ地域もあります。

 
かつて農耕が盛んだった時代には、人間にもどうにもならない天候や自然の驚異から作物を守っていただけるよう、毎年豊作を祈願し、収穫後には感謝祭で感謝を捧げてきました。

 
年神様とは、毎年の農耕が潤沢に稔るための守護をしてくださり、生きる身の食べる御運をいただき命を支えてくださる、暮らしを、引いては命を守護してくださる神様です。

 

年神様の別名

◇「年神様」は陰陽道の「歳徳神」と言われています

 
陰陽道で、巡る一年の福徳を担う「歳徳神(としとくじん)」は、年神様(歳神様)と同一神だと言われてきました。

 

<年神様(歳神様)の別名>
・大歳神(大歳神)スサノオノミコトクシナダヒメの子
・御歳神
・若年神(若年様)
・歳徳神(としとくじん)
・恵方様
・とんど様
・トシドシ
・おとんど
・お正月様

 
また「大歳神」「御歳神」も年神様の別名です。
「年神様」は「歳神様」とも書きますが、いずれも各家庭の一年を守護する、年神様に変わりはありません。

 

2024年の年神様や干支・恵方は?

2024年の年神様や干支・恵方は?

◇2024年は甲辰(きのえたつ)、辰年です

 
2024年は十干十二支で言うと甲辰(きのえたつ)の辰年、ご本尊は普賢菩薩様となるので、普賢菩薩様を祀る寺院を訪れる地域もあるでしょう。

 
また毎年2月3日の節分では、一年の福徳と家族の健康を願い、その年に縁起の良い方角「恵方」に向かって恵方巻をいただきますよね。

 

<2024年の干支・恵方>
[干支] 辰年(甲辰)
・普賢菩薩様
[恵方] 東北東
(やや東方)
[2024年の特徴] 成長期
・草木が生い茂る
・龍神にご縁

 
年神様(歳徳神)によると「その年の恵方に向かって何事も行うことで、その事柄は成功する」との考えがあります。

 
年神様(歳神様)のお札を祀る棚「歳神棚(恵方棚)」は、その年の恵方に向かい仕立てると良いともされてきました。

 

正月に年神様を迎え入れるのはなぜ?

◇巡る一年を司る年神様を手厚く迎えて、新しい一年を守護します

 
年神様の「トシ」は、「稔り(みのり)」を表し、年神様を家庭に迎えることで、巡りくる新しい一年の稔り(みのり)を守護してくださいます。

 

<年神様は一年の稔り(みのり)>
●年神様の「年」は一年から来ているのではなく、その昔の穀物を意味する言葉「トシ(登志)]が語源であり、稔る(みのる)の意味合いです。

 
稔り(みのり)は農耕が盛んだった昔で言えば五穀豊穣、豊かな収穫を指すように、現代ではその家の家族が一年を通してご飯をいただける、安定した収入への御運です。

 

年神様の迎え入れ方

年神様の迎え入れ方

◇お正月飾りやお祝いの準備が、年神様へのおもてなしです

 
毎年12月13日(地域によっては12月8日)の「正月事始め」に始まり、煤払い(大掃除)をして門松やしめ縄、鏡餅、祝い箸などを用意してお正月を迎えますよね。

 
このような、12月13日の正月事始めから始まる一連のお正月準備は、ほとんどが年神様を迎え入れるための準備です。

 
年神様を始めとする神様は「穢れ(けがれ)」を嫌いますから、まずは煤払い(大掃除)をして、年神様が気持ち良く過ごせるよう、家をキレイにします。

 

<年神様とは:迎え入れ方>
①煤払い(大掃除)
②煤払い祝い(お団子やお餅を食べる)
③門松を玄関に飾る
④しめ縄を飾る
⑤鏡餅を飾る

 
年神様を迎え入れる準備として大掃除を行う場合、「煤払い祝い」として、その日の夜に家族でお団子やお餅をいただく風習を持つ地域もあるでしょう。

 
また門松やしめ縄、鏡餅などの正月飾りには、年神様を迎え入れるに当たり役割があります。
現代では正月飾りを省略する家庭も多いですが、年神様を意識して迎えるのであれば、ぜひ、買い揃えてみてはいかがでしょうか。

 

門松とは?どんな意味がある?

門松とは?どんな意味がある?

◇門松は、年神様への目印の役割を果たします
(一部では「門松に年神様が宿る」とする地域もあるでしょう)

 
針葉樹である門松は神様と繋がりやすい植物とされ、お祝い事でも多く扱われてきました。
もともとは松のみを玄関先に、年神様への目印として飾ってきましたが(松飾り)、室町時代ほどの昔、いつしか竹とともに飾られるようになります。

 

<年神様とは:門松>
・斜めに切った竹と松が飾られる
・玄関の左右一対で飾る
・前年の門松よりも小さいものは飾らない
(同じ大きさ、もしくはより大きい門松を選ぶ)

 
門松の竹が斜めに切られたのは、徳川家康の時代からだと言われますが(竹田信玄との戦で敗戦したことを心に刻むため)、現代では竹を斜めに切った切り口が笑顔のようで、福徳を呼ぶとされます。

 

・笑う門には福来る(笑門来福)

 
また竹取物語では、おじいさんが竹を切って、福徳となるかぐや姫が現れたように、「竹の切り口から福徳が溢れ出る」と言い伝える地域や家もありました。

 

しめ縄とは?どんな意味がある?

しめ縄とは?どんな意味がある?

◇しめ縄には、その家が神聖な場であり、結界を作る意味があります

 
年神様を迎えるに当たり、煤払い(大掃除)をして禊を落とし、その家が神様(年神様)が降りる場所、神聖な場所として結界を張る意味合いです。

 
またしめ縄を手作りで作る家もありますが、飾られたアイテムにはそれぞれ役割があるため、理解してから作る/選ぶと良いでしょう。

 

<<年神様とは:しめ縄>
●基本として、玄関に飾ります
[正月飾り] [意味]
①紙垂(かみしで) ・神様が降りる場所としての目印
②譲り葉(ゆずりは) ・家督を代々譲る(家督を絶やさない)
③橙(だいだい) ・代々子孫が繁栄する
④裏白(うらじろ) ・清廉潔白で堂々としている

 
…この4点は年神様を迎えるにあたり、巡る一年も平穏に家が栄える意味合いから、外すことのないように確認してください。

 
ちなみに「裏白」は葉の裏側が白いシダの葉です。
後ろが白い葉のため「裏白(うらしろ)」と呼ばれ、清廉潔白、表裏がない、などと縁起の良い植物とされてきました。

 

鏡餅とは?どんな意味がある?

鏡餅とは?どんな意味がある?

◇鏡餅は、お正月に年神様が宿る依り代です

 
鏡餅はお正月の元旦~鏡開きの11日まで、家にやってきた年神様の居場所「依り代」となりますので、家族が日ごろから集まるリビングなどに飾りましょう。

 

<年神様とは:鏡餅>
・人が集まるリビングが多い
・大きい丸餅に小さい丸餅を重ねる
・橙(みかんなど)を上に置く

 
鏡餅を飾る期間は地域によって大きく違います。
例えば全国的には「鏡開き」である1月11日までとしますが、関東では1月7日までであったり、関西では1月15日まで飾る家もあるでしょう。

 
もしも家族が集まるリビング以外でも、書斎や玄関など、年神様にいていただきたい場所があれば、そこに鏡餅を飾っても構いません。

 

年神様を迎える準備は、12月28日まで

年神様を迎える準備は、12月28日まで

◇12月29日、31日の準備は控えます

 
29日は数字に忌みがあるためお正月準備は行わず、31日は葬儀と同じ「一夜飾り」です。

 
基本として12月13日の正月事始めからは、煤払い(大掃除)はもちろん、松迎え(門松を迎える)や、しめ縄を飾ることも問題はありません。
12月13日からはお正月へ向けて忌む時期になるため、静かに整えていきましょう。

 

<年神様とは:29日は忌み日>
[29日の正月飾りはNG] ・二重(2)に苦しむ(9)
・門松…苦しみ(9)を待つ(松)
・鏡餅…苦しみ(9)を持つ(持ち)
[31日の正月飾りもNG] ・31日のみの「一夜飾り

 
31日が「一夜飾り」として忌まれるのは、葬儀において通夜の夜のみ「一夜飾り」を行うためです。
縁起が悪いとして、12月28日までの正月飾りを済ませます。

 

まとめ:年神様は福徳を持ってお正月に来訪します

まとめ:年神様は福徳を持ってお正月に来訪します

年末年始に福徳とともに来訪される「年神様」は、一年を司る神様です。
そのため正月飾りやおせち料理などのお祝いで、年神様をもてなします。

 
また、先が細くなる祝い箸は、神様と食事を一緒にいただく「共食」をするためのお箸です。

 

<お正月行事と年神様>
祝い箸…年神様と供食するお箸
年越しそば…長寿、細く長いご縁、不運を断ち切る

 
年越しそばも細く長いそばに長寿を願い、一緒にいただく人々との細く長いご縁を願います。

 
うどんとは違い切れやすいそばから「終わる一年の厄災や不幸を切る」役割もあるので、ぜひ意識しながら食べてみてください。

 

 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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