
【大阪の葬儀マナー】供え花に添えたいメッセージ☆シーンに合わせた心を伝える6つの文例

大阪ではお通夜や葬儀に参列できない時など、供え花にメッセージを添えて贈ることがありますよね。
訃報を聞いて弔問に行けないと、何らかの形で弔意を表したいとする人は多いです。
ただ供え花に添えるメッセージは「お悔みの手紙」になりますから、ご遺族の気持ちに寄り添い、傷つけることのないよう、忌み言葉などマナーには気遣います。
今回は、大阪で訃報を受けた時に供え花を贈る時のメッセージ文例を、送るタイミングや花の種類、注意点やポイントとともにお伝えします。

供え花5つの種類

供え花にメッセージを添えるためには、送るタイミングに倣った言葉掛けが必要です。
故人が亡くなってすぐの頃は、ご遺族の気持ちに寄り添う言葉掛けになりますし、四十九日法要以降、初盆などの時期に贈る供え花のメッセージでは、タイミングによってより明るい文言になる場合もあるでしょう。
(1)枕花(まくらばな)
(2)供花(くげ)
(3)仏花(ぶっか)
(4)墓花(ぼか)
(5)献花(けんか)
枕花は故人が亡くなった日、ご遺体を安置した場所で葬儀社(ご遺族)が準備する供え花なので、供え花にメッセージを添えて贈る場合は、供花(くげ)や仏花(ぶっか)になるでしょう。
(1)枕花(まくらばな)
お通夜が始まる前までに供えられる花で、故人の魂があの世とこの世を彷徨う四十九日内の「忌中(きちゅう)」に供える花として、白い色で揃えます。
(2)供花(くげ)
供花(くげ)の他にも供花(きょうか)とも呼ばれ、祭壇に整えるお花も供花になるでしょう。
またお通夜や葬儀に参列できない時などに、供花を贈ることもあります。
なかには花輪(はなわ)を贈ることもありますが、こちらは葬儀社に問い合わせて依頼するため、供花にメッセージを添えて贈る方が多い傾向です。
・お葬式に花を贈るにはどうしたらいい?供花・花輪・献花・枕花、4つの種類と贈り方手順
(3)仏花(ぶっか)
四十九日を過ぎた頃なので、四十九日法要や祥月命日、初盆などが多いでしょう。
葬儀や式典で贈る供え花ではないので、基本的にお仏壇に供えるように整えます。
色は五金色(ごこんじき)とされる五色か、三色(さんじき)のいずれかです。
・五金色…白・青・紫・赤(薄紅)・黄
・三色…白・黄・紫
ただ供え花にメッセージを添えて贈るのであれば、色目は淡く抑えめにします。
・秋のお彼岸に供える花は何がいい?選び方5つのポイントやタブー、おすすめ5種類の花々
(4)墓花(ぼか)
供花や仏花ほど、畏まった決まり事はありません。
故人が好きだった花を供える家も多いです。
(5)献花(けんか)
そのため多くは、葬儀社(ご遺族側)が用意をするでしょう。
どこかの献花台に供えたい花を用意するのであれば、場面に合わせた対応が必要ですが、白い花だと、まず問題はありません。
供え花にメッセージを添える

お通夜や葬儀に参列できずに供え花を贈る場合、メッセージを添えると、なお丁寧です。
いわゆるお悔みの手紙になるので、長くても便箋1枚程度に留め、カードやハガキに簡潔に書いて添えてください。
ひとつの郵送物に2つの目的がある場合、お通夜や葬儀では「不幸が重なる」忌み事となります。
また、時候の言葉は冒頭におかず、本文から書き出します。
メッセージを書くポイント
供え花を贈る時に添えるメッセージでは「何から書いていいかわからない」との相談が多いですが、目の前にご遺族がいない状態ですので、まずは作法を守った文言が適切です。
供え花に添えるメッセージは、下記5つの手順で進めてください。
(1)本文から書き出す
(2)悲しみの言葉、お悔やみの言葉
(3)故人への思い出、想いを書く
(4)葬儀に参列できない旨を詫びる
(5)家族へねぎらい・慰めの言葉
ご遺族は家族を失ったショックのなかにいますので、言葉には配慮をします。
特に死因を尋ねるなど、傷口に触れる言葉は控えてください。
・【大阪の葬儀】御香典を送る時に添えるお悔みの手紙の文例。現金書留で送る5つのマナー
供え花に添えるメッセージの注意点
ご遺族の哀しみの心に寄り添う言葉掛けが必要だとお伝えしましたが、難しいですよね。
ただ重ね言葉や生死に関わる言葉など、「忌み言葉」には配慮すると良いでしょう。
特に重ね言葉は、意外と日ごろから使っていることが多く、書いてしまいがちです。
・重ね重ね
・度々
・くれぐれ
…など。
また「苦しい」「大変」「追って」のような、死や不幸が連続で起こるイメージが強い言葉も忌み言葉に入ります。
・大阪の葬儀で避けたい「忌み言葉」とは。現代言いがちな忌み言葉や言い換えの言葉まで
供え花を贈るシーン別、メッセージ文例

それでは以上のことを踏まえて、供え花を贈る時に添えるメッセージの文例をいくつかお伝えします。
(1)御霊前・四十九日前
(2)四十九日法要後
(3)月命日、祥月命日
(4)一周忌、三回忌などの回忌法要
(5)新盆
(6)お子様
供え花を贈るタイミングや相手で違うメッセージ文例を紹介していますので、参考にしながら、必要な部分を自分の言葉で書き換えるよう、ご活用ください。
(1)御霊前・四十九日前
「このたびのご逝去を悼み、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
心ばかりのお花を送らせていただきました。
悲しいお知らせに驚きを隠せないでおります。
ご家族の方々もお力落としだと存じますが、ご自愛下さいませ。
○○さんがお亡くなりになり、ご家族の悲しみは計り知れないとお察しします。
どうぞお気を強くなさってください。
突然の訃報で悲しみでいっぱいです。
ご冥福をお祈り致します。」
(2)四十九日法要後
「お悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り致します。
ご家族の方々もどうかご無理をせずに、ご自愛ください。
遠方なので参列が難しく、お伺いできず申し訳ございません。
せめてものお花を送らせていただいたので、ご仏前にお供えください。
心からご冥福をお祈り致します。」
(3)月命日、祥月命日
「○○さんの命日にあたり、お心ばかりですが、お花を送らせていただきました。
ご冥福をお祈り致します。
生前の○○さんの笑顔には何度も助けられて、明るい印象が強く、明るめの色の花を送らせていただきました。
皆様の健康をお祈りいたします。
命日にあたり、時が経った今でも、悲しみが募ります。
お心ばかりのお花ですが、お供えいただけると幸いです。」
(4)一周忌、三回忌などの回忌法要
「○○さんの3回忌にあたり、心ばかりですがお花を贈らせていただきました。
○○さんのご冥福をお祈り致します。
○○さんの3回忌にあたり、再び悲しみがあります。
ご法事に参列できず、申し訳ございません。
遠方からお手を合わせていただきます。
御仏前にお供えくださると嬉しいです。
故人のご冥福と、ご家族の健康をお祈り申し上げます。」
(5)新盆
「初盆にあたり、気持ちばかりですがお花を贈らせていただきました。
亡くなられた○○さんの御仏前にお供えしていただければ幸いです。
○○さんの新盆を迎えられ、悲しみを新たにしていることと思います。
厳しい暑さですが、ご家族のご健康をお祈り申し上げます。
ご家族の皆様もお元気でお過ごしください。」
(6)お子様
「この度は○○くんのご逝去を受け、謹んでお悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈り申し上げます。
突然のことで、私自身も驚きを隠せない状態でおります。
ご家族の皆様もさぞお辛い気持ちでいっぱいと存じます。
○○くんの優しさとやんちゃな笑顔が思い出され、胸が潰れる思いです。
ほんの気持ちですが、お花を贈らせていただきました。
どうぞ、御仏前にお供えください。
ご冥福をお祈りいたします。」
最後に
今回は、大阪の葬儀や法要に送る、供え花に添えたいメッセージ文例をお伝えしました。
ただ近年では、参列者を広く受け付けない小規模葬の家族葬なども増えました。
御香典を辞退したものや、ホテルなどで会費を設ける自由葬などもあります。
訃報を聞くと供え花を贈りたい気持ちはありますが、できれば供え花の手配をする前に、ご遺族に「供え花は受け付けていますか?」と確認してみても良いでしょう。
ご遺族と直接連絡することが難しい場合は、訃報のご案内ハガキにある斎場や葬儀社に確認することもできます。
友人や知人であれば相場は5千円~2万円、供え花にメッセージを添えて、ご遺族の気持ちに寄り添うよう、配慮します。
まとめ
供え花に送るメッセージ文例
(1)御霊前・四十九日前
(2)四十九日法要後
(3)月命日、祥月命日
(4)一周忌、三回忌などの回忌法要
(5)新盆
(6)お子様
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