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戒名でお金のかからない宗派はあるの?特徴や付け方の違いを解説

戒名でお金のかからない宗派はあるの?特徴や付け方の違いを解説

「戒名を付けてもらう際の費用について気になる点がある」
「戒名にお金のかからない宗派はあるの?」
故人がお寺などからいただく戒名について、上記のような疑問をお持ちではありませんか。

 

この記事では、戒名について各宗派の特色を交えながら、付け方や費用の相場について解説しています。現代日本で信仰されている宗派の概説や、戒名とは何かといった基礎から学べる内容です。

 

また、戒名を付けてもらう時に費用を抑える方法や、神道式の葬儀など仏教式以外の方法で出費を抑える方法についても解説しています。これを読むことで、費用を抑えて故人を弔う方法や、いざ自分が亡くなった時に遺族に負担をかけずに済む方法などが分かります。

 

戒名について、宗派ごとの特徴やお金のかからない方法について知りたいという方は、是非読んでみてください。

戒名でお金のかからない宗派はあるの?

一般的に、亡くなった人が僧侶に付けてもらうものを戒名と言いますが、付けてもらうにはお布施が必要です。このお布施は、宗派やランクによって金額は異なります。

 

戒名や宗派について基本を知り、お金のかからない宗派があるのか見ていきましょう。

現代の日本における仏教の各宗とその特徴

もともとはお釈迦様によってインドで始められた仏教ですが、長い時間を経て様々な国を経由したことで、多様な宗派が生まれました。日本では、5つの系統に分かれた13宗派56派の仏教宗派が存在し、各地のお寺はそれぞれいずれかの宗派に属しています。

 

また、伝統的な宗派から新たに分派した宗派を加えて28宗派とすることもあります。

 

伝統的な5つの系統とは、「浄土教系」「密教系」「禅宗系」「日蓮系」「奈良仏教系」のことです。系統によって、用いる経典や教えの方向性、ご本尊などが異なります。

 

そして、日本の伝統的な仏教ではこの13宗の下に「○○派」という形で分かれた宗派があり、全て併せて56派が存在しています。

 

今回は、檀家やお葬式の存在しない奈良仏教系を除く4系統10宗について解説していきます。戒名について知る前に、まずは各宗の特徴について理解しましょう。

 

出典:宗教年鑑|文化庁

  • 臨済宗
  • 曹洞宗
  • 黄檗宗
  • 真言宗
  • 天台宗
  • 日蓮宗
  • 浄土真宗
  • 浄土宗
  • 時宗
  • 融通念仏宗

臨済宗

臨済宗は、千光法師栄西によって日本に広められた禅宗系の宗派です。特定のご本尊や経典はなく、般若心経や観音経といった一般にも馴染み深い経典が読まれます。宗派数は、全部で15に分けられています。

 

その中でも臨済宗は、与えられた公案という問題に対して座禅をしながら答えを考える、「公案禅」という修行方法を取っています。

 

経典や教えといった、他者から与えられる形あるものに頼るのではなく、自分の内側から人の心と仏様の心とが同一のものであると悟ることが重要だと考えられている宗派です。

曹洞宗

曹洞宗は、承陽大師道元により開かれた禅宗系の宗派です。ご本尊は釈迦如来で、特定の経典はなく、般若心経や観音経、妙法蓮華経などが読まれます。

 

単一の宗派であるため、分派や宗派はありません。大本山は永平寺及び總持寺です。

 

修行として座禅を用いますが、悟りを「目標」にしてしまうと真の悟りは得られないとされています。日々修行に打ち込む中で得られるものが悟りであり、目指すものではないのです。

 

そのため、曹洞宗では心を無にして何も考えない黙照禅という方法が取られます。

黄檗宗

黄檗宗は、隠元隆琦禅師を開祖とする禅宗系の宗派です。日本で広まった仏教の中でも特に明代の中国的な特色が強く、寺院の外観や作法などにもその影響が見て取れます。

 

基本的に般若心経を読みますが、銅鑼や太鼓などの鳴り物を使い、節をつけて唱えるのが特徴です。単一の宗派であり、宗派はありません。

 

大本山は萬福寺です。教えの内容は、臨済宗と深い繋がりがあります。

真言宗

真言宗は、弘法大師空海を開祖とする密教系の宗派です。ご本尊は太陽と関わりの深い大日如来で、主な経典は大日経、金剛頂経、理趣経、般若心経の4つになります。分派の数は、東寺真言宗や高野山真言宗などを含めた16派です。

 

密教とは、読んで字の如く「秘密の教え」のことです。あまり外に開かれた宗派ではなく、信者にのみ教えを施す教義を持っています。

 

真言宗では、人の心の在り方を10段階に分けて考える十住心思想が特徴的です。その最終的な目標は、大日如来と同じ段階に至ることだとされています。

天台宗

天台宗は、伝教大師最澄によって日本に伝えられた密教系の宗派です。別名を天台法華宗とも言い、妙法蓮華経、大日経、阿弥陀経を用います。

 

特定のご本尊はありませんが、阿弥陀如来を祀っている寺院が多いです。比叡山延暦寺の「天台宗」を始め、「天台寺門宗」「天台真盛宗」といった3つの宗派に分かれています。

 

円、密、禅、戒といった、四宗相承の全てを大切にしているのが特徴です。

日蓮宗

日蓮宗は、立正大師日蓮によって開かれた宗派です。ご本尊は大曼荼羅であり、妙法蓮華経を唯一の経典として用います。

 

単一宗派とされていますが、多くの関連宗派や教団を持っているという点が特徴的です。そうした関連宗派の中には、日蓮聖人自身を「本仏」として祀る日蓮正宗などがあります。

 

妙法蓮華経を何よりも大切にしており、その内容と人の生き方を一致させることを重要視している宗派です。一度バラバラになった教えや宗派を再統合しているため、ひとつの宗派の中に様々な様式が存在しています。

浄土真宗

浄土真宗は、法然の弟子親鸞が開いた浄土教系の宗派です。ご本尊は阿弥陀如来で、浄土三部経の内、無量寿経に重きを置いています。存在する宗派は、浄土真宗本願寺派や真宗山元派などを含めた10派です。

 

浄土教系の宗派では、基本的に修行による成仏はありません。そして、浄土真宗では仏様の救いを信じる者は誰でも救われる、と考えられています。

浄土宗

浄土宗は、円光大師法然によって開かれた浄土教系の宗派です。阿弥陀如来をご本尊とし、浄土三部経の中でも観無量寿経に重きを置いています。存在する宗派は、浄土宗や浄土宗捨世派などの5派です。

 

「南無阿弥陀仏」という念仏を唱えることで、誰でも極楽浄土に行くことができるというのが浄土宗の教えです。一方で、真に成仏するためには極楽浄土に行った後の修行が重要だとされています。

時宗

時宗は、証誠大師一遍によって開かれた浄土教系の宗派です。阿弥陀如来をご本尊とし、浄土三部経と呼ばれる無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経の3つの経典を重んじています。

 

単一宗派であり、分派は存在しません。総本山は清浄光寺で、一般的には遊行寺と呼ばれています。

 

念仏を唱えれば誰でも往生できると考えられており、「念仏を唱える」という行為そのものを「往生」と捉えていることが特徴的です。踊念仏という独特の唱え方もあります。

融通念仏宗

融通念仏宗は、良忍によって開かれた浄土教系の宗派です。ご本尊は十一尊天得如来で、主な経典は華厳経、法華経になります。

 

大念佛寺を総本山とする単一宗派です。

 

融通念仏宗の修行では、毎日100回の念仏を唱えます。また、自分1人が唱える念仏が全ての人の、全ての人が唱える念仏が自分のためになるとされ、合わさった念仏の力で全ての人の往生が叶うという教えが取られている宗派です。

戒名の意味

戒名でお金のかからない宗派や方法を探す前に、まずは戒名とはどのようなものか、何故付けられるのかを見ていきましょう。

 

戒名とはもともと、出家した人が戒律を授かって仏弟子となった証拠として与えられる名前でした。つまり、仏門に入って修行した人の名前になります。

 

現在は、生前に出家していなくとも死後迷わず極楽浄土に行けるようにと、亡くなった人に戒名を付けることがほとんどです。この戒名が、仏様の世界における故人の名前となります。

 

戒名を決める際には、使って良い文字やランクなど様々なルールが存在します。また、宗派によって呼称が異なったり、個別のルールがあったりするため注意が必要です。

 

まずは、全体的な戒名の意味やルールについて知っておきましょう。

位号(讃号)

位号は、戒名の一番最後に付けられる尊称のようなものです。故人の享年や性別、生前の地位、お寺や社会への貢献度によって内容が変わります。

 

成人の場合、基本的に男性は「信士」、女性は「信姉」です。これらは、煩悩など世俗の穢れを持たず、正しい信仰心を持っている人物という意味になります。

 

より社会や寺院に対する貢献度が高い場合、男性は「居士」、女性は「大姉」になる場合が多いです。どちらも位や身分が高い人を表す言葉で、更に上のものには「大居士」「清大姉」があります。

 

未成年の場合は、性別や年齢によって付け方が異なるのが特徴です。

 

水子のまま亡くなったのであれば、性別に関わらず「水子」として表されます。

 

4~5歳までの場合、男児は「幼児」「嬰児」「孩児」、女児は「幼女」「嬰女」「孩女」です。15歳以下であれば、男児は「童子」「大童子」、女児は「童女」「大童女」になります。それより上の歳であれば、成人と同じルールです。

道号

道号は、悟りを得た者の称号のことです。その人自身を表すものとして、悟りの内容やその人の特徴を表す2文字で構成されています。

 

道号の付いている戒名の方が格式が高いとして、多くの人に好まれるようになりました。ただし、水子や15歳以下の子どもの場合は付けません。

 

「海」や「山」など場所や土地を表す文字、人や性格を表す文字、「鶴」や「龍」など縁起の良い動物や瑞獣を表す文字がよく使われます。

 

一方で、「死」や「病」などの不吉な文字や、祝い事に使われるような縁起の良すぎる文字、一般的な動物の名前、人体の部位を表す文字は使ってはいけません。

院殿号と院号

院号は、戒名の中で最も位の高い称号で、付けられる場合は一番上に来るものです。お寺を建立するほどの地位を持つ、社会貢献度が極めて高い人に付けられる称号であり、ひいては天皇や皇族、将軍家に連なる人々が授けられることの多い号でした。

 

院殿号は、院号の次の位を表す称号です。しかし、上述の通り院号を付けられるような人は限られていたため、一般的な人々の間では事実上の最高位として扱われてきました。

 

現在は、院号や院殿号を用いない戒名も多く存在します。

軒号・庵号・斎号・室号・岳号

地位の高い人に付けられる院号に準ずるものとして、軒号、庵号、斎号などもあります。

 

軒号は、商家などの屋号や俳人や歌人、あるいは画家などが本名とは別に雅号などを用いて付けられる戒名です。

 

庵号は、草庵や茶室に関連する称号になります。

 

斎号の「斎」とは書斎や居間のことです。医者や芸術家、知識人などに付けられることが多い称号になります。

 

また、天台宗では男性には岳号を、女性には室号を付けて呼び分けます。

各宗の戒名の付け方・各号のならび

ある程度共通のルールはあるものの、戒名の付け方や各号のならびは宗派によって異なります。場合によっては、決まった1字を必ず入れなければならないといった制約があることも珍しくありません。

 

各宗派における戒名の付け方を知り、自分の宗派ではどのような決まりが存在するのかを理解しましょう。

臨済宗の場合

臨済宗では、基本的に9文字の戒名を付けます。院号または軒号などの称号、道号、戒名、位号の順番で、特別に入れなくてはならない文字などはありません。

 

従って、「○○院□□△△居士」といったような形になります。なお、ここで△△として挟まれている「戒名」は、全体を指して呼ぶよりも限定的な意味を持つ呼称であり、故人の生前の名前と仏典などから付けられるものです。

曹洞宗の場合

曹洞宗では、主に3パターンの付け方があります。

 

基本的には、梵字1字+9文字の戒名で構成することが多いです。梵字、院号、道号、戒名、位号の順番で、「☆○○院□□△△居士」といったように表します。

 

他の2パターンとして、道号、戒名の4文字で表すか、狭義における2文字の戒名のみを用いる場合もあるのが特徴です。

黄檗宗の場合

黄檗宗では、臨済宗と同じように9文字の戒名を付けるのが基本です。院号、道号、戒名、位号の順になっています。

 

従って、「○○院□□△△居士」の形です。必須の文字はありません。

真言宗の場合

真言宗の戒名は、曹洞宗と同じように基本の9文字の上に梵字が1字付きます。すなわち、梵字、院号、道号、戒名、位号の順です。

 

従って、「☆○○院□□△△居士」という形になります。なお、用いられる梵字は成人であれば「ア」という大日如来を表す文字で、子どもの場合は「カ」という地蔵菩薩を表す文字です。

天台宗の場合

天台宗の戒名も、基本的には真言宗と同じです。ただし男性の場合、道号の後に「岳」の字を、女性の場合「室」の字を付けられることがあります。

 

順番は、梵字、院号、道号、戒名、位号です。従って、「☆○○院□□岳△△居士」といった形になります。

日蓮宗の場合

日蓮宗では、基本の戒名は9文字です。他の宗派における狭義の戒名を日号と呼び、必ず「日」の1字を入れます。

 

男性の場合は道号に「法」の字を、女性の場合は「妙」の字を入れるのも特徴です。院号、道号、日号、位号の順で、「○○院法□日△居士」という形になります。

 

また、日蓮宗から派生した日蓮正宗では更に付け方が異なり、文字数も7文字が基本です。狭義の戒名を法号と呼び、男性は「法」の字を、女性は「妙」の字を入れます。

 

順番は院号、法号、位号です。そのため、「○○院法△居士」となります。

浄土真宗の場合

浄土真宗では、戒律を授かって修行するということがないため「戒名」は使いません。他の宗派における戒名相当のものは「法名」と呼ばれ、6~7字で構成されています。

 

院号と法名から成立しますが、間に男性であれば「釋」の1字を、女性であれば「釋尼」の2字を挟みます。これが釋号です。

 

位号は用いません。従って、「○○院釋△△」という形になります。

浄土宗の場合

浄土宗では、真言宗や天台宗、曹洞宗と同じく梵字と戒名をつなげます。また、道号と戒名の間に「誉」の1字を加えることもあり、これを「誉号」と呼ぶのが習わしです。

 

そのため、文字数は9~10文字になります。梵字、院号、道号、誉号、戒名、位号であるため、「☆○○院□□誉△△居士」というのが主な形です。

時宗の場合

時宗は、浄土真宗と同じく法名を用います。しかし、浄土真宗の法名よりも、他の宗派の戒名に近い形をしているのが特徴です。

 

その他に、道号の後に男性ならば「阿」の1字が、女性ならば「弌」の1字が付くこともあります。これが「阿号」です。

 

院号、道号、阿号、法名、位号という順にならび、「○○院□阿△△居士」という形になります。

融通念仏宗の場合

融通念仏宗では、院号を含めて10文字程度の戒名を付けることが一般的です。しかし、生前に寺院で伝法を受けると、回数に応じて違う戒名を授かることもできます。

 

一般的な戒名は、院号、道号、戒名、位号から成りますが、戒名と位号の間に「禅」の1字が入って「○○院□□△△禅居士」という形が多いです。

 

生前に授かる戒名では、位号が男性ならば「禅定門」に、女性ならば「禅定尼」になります。道号や戒名と併せて7文字が通例ですが、伝法を受けた回数が増えることで2文字追加され、9文字になることもあります。

戒名を付けてもらうのにお金はいくらくらいかかるの?

戒名を付けてもらう際にかかる金額は、基本的にお布施として扱われます。これは、単純に商品などに支払う代金とは異なるものです。

 

お布施に決まった金額はなく、地域や宗派、お寺と自分の関係性によって異なり、時には自身の信心、いわゆる「お気持ち」に左右されます。

 

それでも、ある程度の目安は存在します。戒名をつけてもらう場合、一般的にかかる金額は30~50万円程度です。

 

また、つけてもらう戒名のランクによっても金額は異なります。信士・信女で10~50万円程度、居士・大姉で50~80万円程度、院号をつけるとなると100万円を超すことも少なくありません。

 

お金のかからない戒名をと考えた場合、お寺としっかり相談の上、信士・信女の位をいただくのが良いでしょう。

戒名にかかるお金が気になる場合

数十万という単位でお金がかかる以上、戒名を付けてもらうためのお布施は決して安いとは言えません。どうしても料金を抑えたい、お金のかからない方法で戒名を付けたいという場合は、いくつか気を付けてチェックするべきポイントがあります。

 

大切なのは、菩提寺あるいは納骨を予定している寺院としっかり相談することです。ポイントを押さえて、少しでもお金のかからない方法を選択しましょう。

  • 生きている間に戒名を付けておいてもらう
  • 値段を把握しておく
  • 菩提寺の僧に戒名を付けてもらう

生きている間に戒名を付けておいてもらう

なるべく戒名にかかる費用を抑える方法として、生きている間に戒名を付けてもらうという方法があります。これが「生前戒名」です。

 

現在は亡くなってから付けてもらうのが一般的な戒名ですが、もともとは生前に仏門に入った証として付けてもらうものでした。そのため、生きている間に戒名を付けてもらうことはおかしなことではありません。

 

また、寺院と相談しながら自分の納得のいく戒名を付けてもらえるというのもメリットのひとつです。

 

亡くなってから戒名を付けてもらうよりも比較的安くなる寺院も存在するので、菩提寺に相談してみることをおすすめします。

値段を把握しておく

戒名で必要以上にお金のかからない対策を取るのであれば、重要なのは相場をきちんと把握しておくことです。お布施に決まった料金が存在しないからこそ、お金のトラブルが発生しやすいのです。

 

残念なことに、遺族が戒名やその相場についてあまり詳しくないことを逆手に取り、無断で位の高い戒名を付けて金額を吊り上げたり、低い位の戒名に相場以上の金額を請求する寺院や僧侶もあります。

 

そのため、あらかじめ費用相場を把握しておくことで、不当な請求に気付ける可能性が高まるでしょう。寺院との話し合いがこじれるようであれば、第三者に間に入ってもらうことも視野に入れて交渉しましょう。

菩提寺の僧に戒名を付けてもらう

きちんと菩提寺に依頼することも、費用を抑える大切な方法です。

 

多くの寺院の墓地や霊園は、その寺院の檀家のために運営されています。従って、寺院への埋葬の条件として、その寺院で戒名を付けていることや葬儀を依頼していることが含まれている場合が多いです。

 

そのため別の寺院や、その寺院所属ではない僧侶に戒名を依頼すると、埋葬の段階で菩提寺から納骨を拒否されてしまう可能性があります。その場合、改めて別の霊園を探すか、戒名を付け直すことになるため、かえって費用が嵩んでしまうのです。

 

自分や家族にとっての菩提寺がどこなのか、ご先祖のお墓の位置と併せてしっかり調べておき、戒名について相談しましょう。

神道では戒名にお金はかかるの?

なるべくお金をかけずに戒名を付ける仏教式のお葬式に替わるものとして、神道式のお葬式もあります。

 

神道では、仏門に入るわけではないため戒名は付けません。代わりに、亡くなった故人の名前をもとに諡がつけられます。

 

諡を付けるために、別途お布施や初穂料はかかりません。葬儀の際に祭祀料を払うだけでよく、金額は規模にもよりますが20~30万円程度です。

 

仏教では位牌に戒名を刻み、故人を仏様として祀りますが、神道の場合は霊璽に諡を書き入れます。この霊璽ご神体として、故人を神として祀るのが神道の方式であり、諡の役割なのです。

葬式でお金のかからない方法は直葬

戒名の準備など、お葬式に関わる諸々の準備や従来通りのやり方を重視しないのであれば、お金のかからない方法として直葬もおすすめです。

 

通夜や告別式、僧侶による読経など、通常行われている葬儀を執り行うにはかなりの費用がかかります。直葬であれば、そのような儀式を行うことなく火葬に取りかかるため、必要最低限のお金で済むのです。

 

相場としては15~20万円程度になるため、葬儀を行うよりも大幅に出費を抑えることができるでしょう。

戒名を付けてもらう時のお布施についてや宗によって付け方が異なることを知っておこう

ここまで、戒名について基本の構成や宗派での違いなどを解説してきました。

 

戒名にかかるお布施の金額は、宗派そのものよりも戒名のランクによって変化します。位の高い戒名を付けてもらおうとするとその分高額になるため、費用の相場をあらかじめ押さえておくのが無難です。

 

戒名について、お布施の相場や宗派ごとの特色を理解し、できるだけお金のかからない葬儀を目指しましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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