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永代供養ナビTOP永代供養コラム【大阪のお墓】建碑祝い(お墓の建立祝い)はどのように進める?施主として行う5つの手順

【大阪のお墓】建碑祝い(お墓の建立祝い)はどのように進める?施主として行う5つの手順

【大阪のお墓】建碑祝い(お墓の建立祝い)はどのように進める?施主として行う5つの手順

大阪で行われる「建碑祝い(けんぴいわい)」とは、新しくお墓を建てた時に包むお金です。
またお墓を建てた時のお祝い儀礼を、大阪では建碑祝い(けんぴいわい)建碑式(けんぴしき)・などとも言います。
 
墓主はお墓を建てる段階から、大阪では建碑祝いの手配を進める人が多いでしょう。
今回は、大阪で墓主による建碑祝いの進め方をお伝えします。
 

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大阪で行われる「建碑祝い」とは?

大阪で行われる「建碑祝い」とは?

大阪で多い「建碑祝い(建碑式)」とは、下記のような事柄において完成時に行うお祝いの儀式です。
 

石碑の建立
・新しくお墓を建立
・お墓の改葬(引っ越し)

 
…などなど、大まかには墓石を建て直した時に行う儀式を言います。
 
また一般的に、一度建てたお墓は先祖代々まで継がれていくものでしたよね。
けれども現代では、さまざまな理由から個人でお墓を建てたり(個別墓)、相続税対策として、生前に自らお墓を建てる(生前墓)事例も増えました。
 
どのような流れでも、大阪では新しく建てたお墓に対して建碑祝い(建碑式)が行われます。
 

大阪の建碑祝い(建碑式)のお供え物

大阪の建碑祝い(建碑式)のお供え物

大阪の建碑祝い(建碑式)で揃えるお供え物は、石材店などに相談をすると、サポートしてくれる業者を紹介してくれるでしょう。
基本的には下記のようなお供え物を供えます。
 

<大阪の建碑祝い(建碑式)でのお供え物>
(1)基本のお供え物
(2)の御馳走
(3)の御馳走
(4)の御馳走

 
ただし宗旨宗派によって少しずつお供え物も違うため、寺院墓地であればご住職に相談してください。
 

(1)基本のお供え物

●大阪の建碑祝い(建碑式)で供える基本のお供え物は、おもちやお酒などです。
 

白もち
・お酒
お米
・お塩

 
大阪の建碑祝い(建碑式)では、一般的にお米は洗い米を用います。
地域によって違いはありますが、乾いたお米は穢れていないとして神様に供えることが多く、洗い米はご先祖様供養などに用いられる、とする地域が多いです。
 
※大阪の浄土真宗で行う建碑祝い(建碑式)の場合、白くて小さい丸もちが供えられます。
 

(2)海の御馳走

●海で取れる御馳走を供えます。
 

昆布
・わかめ
・乾燥ひじき

 
大阪の建碑祝い(建碑式)ではこの世の御馳走として、山・海・麓(里)の御馳走を揃えるとされてきました。
殺生はタブーなので魚類は避け、わかめや昆布になります。
 

(3)山の御馳走

●大阪の建碑祝い(建碑式)で多く供える山の御馳走は、季節の果物でしょう。
 

りんご
・みかん

 
地域によって産地であれば、バナナなども見受けます。
それぞれ二種類~三種類の果物を供えてください。
 

(4)里の御馳走

●里の御馳走は、土で育った根菜類などが多いです。
 

人参
イモ類
・なす
きゅうり

 
夏場であればなすきゅうりなど、季節の野菜を供えると良いでしょう。
またお菓子も供えられます。
 

大阪の建碑祝い(建碑式)でのお布施

●大阪の建碑祝い(建碑式)で包むお布施は、約1万円~5万円です。
 
一般的に大阪では建碑祝い(建碑式)に限らず、一度の読経供養に対して約3万円~5万円が包まれます。
 
そのため大阪で建碑祝い(建碑式)の後に納骨式が行われる場合、お布施に包む金額は約5万円~9万円ほどになるでしょう。
ただし2万円・4万円などの偶数は陰数とされるため、陽数である奇数で包みます。
 
●お祝い事として紅白の祝儀袋で包むこともあります。
ただ大阪の建碑祝い(建碑式)では、厚手の白封筒などで準備をする家が多い傾向です。
 

 

建碑祝いの6つの手順

建碑祝いの6つの手順

大阪で建碑祝い(建碑式)を行う場合、お墓を建てる計画段階から石材店や霊園に相談しなければなりません。
 
墓主は施主となる場合が多いので、平行線で進めることになるでしょう。
手順を明瞭にリストアップして、並行して手配をしていきます。
 

<大阪の建碑祝い(建碑式)、6つの手順>
(1)お墓を建てる前に相談する
(2)お墓を建てる場所を決める
(3)石材店に相談する
(4)お墓の見積りを出してもらう
(5)お墓を建てる時期を決める
(6)読経供養の依頼

 
大阪では建碑祝い(建碑式)の際、お墓に魂を入れる「開眼供養(かいがんくよう/かいげんくよう)」を行うため、読経供養の相談も必要です。
 

(1)お墓を建てる前に相談する

●お墓を建てる前に、必ず家族や親族と相談するようにしましょう。
 
近年の建墓(お墓を建てること)は、今まで建っていたお墓から改葬(お墓の引っ越し)するケースも少なくありません。
 
確かにお墓の名義人である墓主であれば、独断で改葬の決断はできます。
けれども先祖代々続くお墓が、他の墓地に改葬されるとなれば、親族からクレームが起きた体験談は多いです。
 

①家族や親族に相談する事柄

家族や親族で話し合いたい事柄は下記です。
 

建墓費用
・お墓の場所

 
例えば墓主が、郷里にある遠方の寺院墓地から、自分の家に近い場所へ先祖代々墓を改葬したとします。
 
墓主としてはお墓の管理がしやすく便利ですが、郷里に住む親族にとっては不便です。
 
また寺院墓地の場合は、昔からお世話になってきた菩提寺(ぼだいじ)であることが多いので、菩提寺のご住職との関係性を憂う親族もあるでしょう。
 
独断でどんどん進めてしまい、親族間トラブルを招かぬように注意をしてください。
 

(2)お墓を建てる場所を決める

●まず、頼りになるのは霊園などの墓地管理者です。
 
大阪で建碑祝い(建碑式)を相談する先は下記3箇所になるでしょう。
 

霊園(墓地管理者)
・石材店
僧侶(菩提寺ならご住職)

 
霊園では石材店と提携していますし、民間霊園であっても相談をすれば、僧侶の紹介もしてくれる管理者が多いです。
 

①墓地の決め方

●霊園や墓地の区画を決める時のポイントは下記になります。
 

陽当たりの良さ
・風通しの良さ
交通の便

 
遠方から来る高齢の親族も、スムーズにご案内できるよう、想定してください。
また墓主も年齢を重ねると自動車運転免許を返納する可能性があります。
バスなどのアクセスまで確認して決めるのもポイントの一つです。
 

②現地見学の重要性

ネットで墓地探しをする人が増えていますが、実際に建てる時には現地見学は必須です。
 
ネット上で確認できる事柄は、永代使用料や年間管理費などが記載されていますが、霊園によって金額は異なるので、比較検討はできるでしょう。
 
けれども墓地の湿気など、現地見学で気付くことは多くあります。
 

(A)墓地環境
・墓地のアクセス
・霊園内での区画までの距離
・交通の良さ
 
(B)費用面
・永代使用料
・年間管理料

 
…また、近年では継承者が必要な先祖代々墓ではなく、個人など一代のみが入る(継承者を必要としない)個別墓や夫婦墓なども増えました。
 
●この場合には永代供養料も確認してください。
 

(3)石材店に相談する

●墓地と区画を決めて契約した後、お墓のデザインを石材店で相談します。
 

霊園(墓地管理者)は提携する石材店があるので、まずは霊園(墓地管理者)に相談して石材店を決めると良いでしょう。

 
もしも特定の石材店を望むなら、霊園(墓地管理者)に相談をしてください。
 
大阪の建碑祝い(建碑式)は、完成したら早々に開眼供養とともに行いますので、この段階で大阪では建碑祝い(建碑式)の相談まで進める人は多いです。
 

①石材店へ電話をしておく

事前に電話で石材店に連絡をしておくと、スムーズに進みます。
 

また家族親族間で建墓費用まで相談するようお伝えしましたが、約100万円以下~約600万円以上まで、お墓のデザインによって値段がピンキリです。

 
複雑なデザイン質の良い墓石を選ぶと、それなりに費用は高くなるでしょう。
バランスを取り、妥協できるポイントでグレードを落とし価格を調整します。
 
石材店では「流行りの墓石」も紹介してくれるため、臆せずにどんどん相談をしてください。
 

(4)お墓の見積りを出してもらう

●お墓の打ち合わせの後、見積りを出してもらいます。
 
この時に、大阪では一緒に建碑祝い(建碑式)の相談をする人も多いです。
 

建墓費用としてローンを組む人も多いですが、ローンの種類によっては、大阪では建碑祝い(建碑式)の費用も組み込んだ事例もあります。

 

①見積りを見るポイント

●見積りを見て決定するポイントは、下記の値段です。
 

墓石の値段
・加工費用
・施工費用

 
見積の値段があまりにも大雑把な石材店の場合、不安な事柄も多いので、他の石材店を検討しても良いでしょう。
 
●見積りを出してもらうのは無料でできます。
 
一社だけではなく何社かに見積りを出してもらう「相見積もり」を取り比較検討することで、より納得できる石材店を選ぶことが可能です。
 

(5)お墓を建てる時期を決める

●お墓が完成する時期は、年忌法要に合わせる人が多いです。
 

・一回忌
三回忌

 
四十九日、百か日法要を終えた後のタイミングではこの2つが多いでしょう。
大阪では建碑祝い(建碑式)の後、納骨式を行う人も多くいます。
お墓の改葬などをきっかけにお墓を建てる場合、故人の命日などでも問題はありません。
 
●お墓が建った月命日を目安に、大阪では建碑祝い(建碑式)を行う人も多いでしょう。
 

(6)読経供養の依頼

●読経供養のご相談は、最初に電話で連絡を済ませておくことがマナーです。
 

読経供養の約2〜3ヶ月前には、ご相談できるように調整してください。

 
特にお墓を閉じて、他の墓所へ改葬(お墓の引っ越し)をするならば、読経供養(法要)のタイミングは二回訪れます。
 
・現在のお墓を魂抜き(閉眼供養)
・新しいお墓を魂入れ(開眼供養)
 
古いお墓の魂抜き、その後、新しい墓の魂入れをする読経供養の二回があるためです。
お墓を建てる時期が決まったら、早々にご住職へ連絡します。
 
菩提寺があればまず、ご住職に相談しますし、菩提寺がない家では、霊園(墓地管理者)や石材店に相談して、僧侶を手配できる業者を紹介してもらうと良いでしょう。
 
ネットで探す僧侶派遣…お坊さんjpなど
 

大阪で行う建碑祝い(建碑式)マナー

大阪で行う建碑祝い(建碑式)マナー

大阪の建碑祝い(建碑式)はお祝いなので、喪服は着ていかなくても構いません。
 

<大阪で建碑式に参加する服装>
●大阪では建碑祝い(建碑式)の規模によりさまざま
(1)フォーマル
男性…黒スーツに白ネクタイ
女性…着物など
 
(2)カジュアル…平服
男性…グレーや濃紺などのダークスーツなど
女性…グレーや濃紺などのアンサンブルやツーピースなど

 
納骨をしない時であれば、私服を着て行っても問題ありません。
また、墓地によって足場が悪いこともあるので、履き慣れた靴運動靴を履いて行くと良いでしょう。
 

タブーには気を付ける

ただ、大阪の建碑祝い(建碑式)はカジュアルな服装でも良い場合にも、冠婚葬祭でタブーとなる服装には注意をしなければなりません。
 

匂いのきつい香水や整髪料
露出の大きい服装
・ゴールドなどの光るアクセサリーなど
ヒールの高すぎる靴(3cmヒールほどが目安)
・黒い服でも光沢のある素材は避ける

 
…などなどがあります。
この他にも派手なネイルは取り、髪の毛はできるだけ後ろひとつに整えます。
男性は派手な時計や尖ったタイプのデザイン靴は避け、フラットにしましょう。
 

 

大阪で建碑祝いのお返しは?

大阪で建碑祝いのお返しは?

●大阪では建碑祝いのお返しは、いただいた金額の1/2ほどの品が相場です。
 
内容はどの家庭でももらうと助かる物(タオルなど)や、賞味期限の長い個包装の渇き菓子海苔、お茶などの消耗品が好まれます。
また最近では商品券などを選ぶ人も多いでしょう。
 
大阪では建碑祝い(建碑式)当日に、引き物としてお返しをお渡しすることが多いので、かさばらないものを選びます。
 

●大阪で建碑祝いのお返しに使う熨斗(のし)は、「御祝」や「内祝」などです。

 

大阪の建碑祝い(建碑式)で包む金額は?

●大阪の建碑祝い(建碑式)では約2〜3万円ほどが相場です。
友人であれば約1万円ほどでも良いでしょう。
 
ただ同じ大阪でも建碑祝いで包む相場は、地域ごとの習慣や親族間で違いも見受けます。
大阪の建碑祝い(建碑式)に案内されて不安な場合には、高齢の親族に相談しても良いでしょう。
 
●大阪では建碑祝いとしてお金を包むだけではなく、お菓子やお花などを贈る方法でも構いません。
 

※大阪で建碑祝いの包み方やマナーは、下記をご参照ください。
【大阪のお墓】建碑祝い(建墓祝い)の包み方にマナーはある?表書きや包み方3つの作法

 

最後に

以上、大阪では建碑祝い(建碑式)を慶事(お祝い)としていますが、お墓に入る故人が亡くなり間もない時期に建てるお墓は、弔事として行うため注意をしてください。
 
四十九日法要など、故人が亡くなって間もない時期に行う建碑式では、大阪では建碑祝いとしてお金を包むのではなく、表書きは「御仏前」です。
 
そのため包むものも不祝儀袋になります。
(四十九日法要以前であれば「御霊前」を表書きとしてください。)
 

御香典の包み方について、マナーは下記に詳しいです。
大阪で御香典で包む不祝儀袋のマナーを解説。表書きや中袋・袱紗(ふくさ)の整え方は?

 

まとめ

大阪の建碑祝い(建碑式)、6つの手順
●建碑式と建墓は並行して行う
(1)お墓を建てる前に相談する
(2)お墓を建てる場所を決める
(3)石材店に相談する
(4)お墓の見積りを出してもらう
(5)お墓を建てる時期を決める
(6)読経供養の依頼
 
●建碑式はお祝い
・平服
・カジュアルな服装の建碑式もある
・冠婚葬祭でのタブーは控える
・お返しは金額の1/2ほどの品
・亡くなってすぐの建墓式は弔事

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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