
お墓を購入する注意点とは?見学・契約時に確認するチェックポイント|購入の手順も解説

・お墓を購入する注意点はなに?
・お墓を購入するステップは?
・ステップごとにチェックするポイントは?
お墓を購入するなら予め注意点を確認して、お墓購入のステップごとにチェックポイントを確認しながら進めると、後々まで後悔なく安心できます。
本記事では、お墓購入の情報収集や資料請求・見学まで、それぞれのステップでチェックして進めたい注意点をご紹介します。
本記事を読んでお墓の購入を進めることで、注意点を確実にチェックして、契約後に後悔のない選択ができるでしょう。ぜひ、本記事を参考にしながら、満足できるお墓を購入できるよう、最後までお読みください。

お墓購入の注意点①情報収集・資料請求

◇情報収集で、お墓を購入する注意点は、立地条件です
お墓を購入する最初のステップは、ホームページや広告のチェックです。興味のある3件~5件ほどをピックアップし、資料請求をします。このステップでのお墓購入の注意点が立地条件・交通情報です。
<お墓購入の注意点:情報収集のチェックリスト> |
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[項目] | [チェックリスト] | [確認] |
交通情報 |
●自宅から霊園までのルート ●施設の送迎サービス |
自宅から墓地までの所要時間・距離感は、資料上で算出した時間の感覚と、実際に現地で感じた感覚が違うことも多いです。
例えば、徒歩数分で着くものの「急な勾配があり歩いてみるときつかった」などがあります。
情報収集時点でお墓を購入する注意点は、高齢になり車が運転できなくなることも想定し、公共交通機関の利便性をチェックすることです。車を運転していても、見学時には公共交通機関を利用してみると良いでしょう。
<お墓購入の注意点:高齢になったら>
・公共交通機関の利便性
・足腰が弱っても歩きやすいか(急な勾配など)
・霊園内で歩きすぎることはないか
お墓購入の注意点:購入するのは「使用権」
◇お墓を購入すると、永代に渡り墓地を使用する権利「永代使用権」を購入します
ここが生きている者の住まいと大きな違いです。永代に渡り使用する権利はあっても所有権はないので、お墓の購入時には注意をしてください。墓地を慎重に選びたいのはこのためです。
<お墓購入の注意点:売却はできない>
●永代使用料は一度支払うと戻ってきません。
・「間違えた」と思っても他者へ賃貸、売却はできない仕組みです。
お墓を引っ越したい場合は、遺骨を取り出してお墓を引っ越す「改葬(かいそう)」があります。
ただ、改葬を選んでも遺骨を取り出し現在の墓地は更地にして返します。永代使用料は戻らず、遺骨の取り出しやお墓の撤去、更地料金が掛かるので慎重に決めてください。
お墓購入の注意点②現地見学

◇資料請求をして絞り込んだ墓地を見学します
この時、実際に現地に行くため多くの情報があるので、チェック項目ごとに整理をして進めると良いでしょう。現地にたどり着くまでは、公共交通機関を利用し、前項でお伝えした交通の利便性・周辺環境のチェックが必要です。
<お墓購入の注意点:現地見学のチェックリスト> |
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[項目] | [チェックリスト] | [確認] |
霊園までの周辺環境 |
・交通量の多い道路(幹線道路など) |
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墓地の環境 |
・墓地の陽当たりや風通しなど |
お墓を購入する前に、注意点として山の斜面など、危険な立地環境ではないかをチェックします。お墓を購入したいならば、霊園業者に地盤対策を確認するのも一案です。
お墓購入の注意点:交通量の多いエリア
◇交通量の多いエリアに隣接する霊園は、渋滞に巻き込まれる可能性があります
交通量の多い幹線道路沿いや繁華街に隣接したエリアでは、お盆やGWなど、時期によって交通渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
お墓参りはお彼岸やお盆など日程が重なりやすいので、特にチェックをしたい項目です。
<お墓購入の注意点:渋滞>
・車での見学もしてみる
・お彼岸やお盆時期に見学する
・出勤時刻を目安に見学する
お墓を気に入って購入するとしても、注意点を予め理解して契約するのと、後から分かるのとでは満足度が大きく違います。
・日程をずらしてお墓参りをする
・公共交通機関での混雑状況も確認する
お墓参りのピークは霊園も込み合うため、見学してチェックのみ済ませて、落ち着いた時期に改めて契約を進めると、よりスムーズです。
お墓購入の注意点③現地見学・霊園内

◇お墓参りを快適にするポイントは、①駐車場・②水場環境です
お墓参りを快適にする要素は、駐車場と水場環境です。お墓参りはお彼岸やお盆などお墓参りが重なりやすいため、広い駐車スペースでストレスのないよう、駐車台数は確認をします。
<お墓購入の注意点:設備のチェックリスト> |
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[項目] | [チェックリスト] | [確認] |
駐車場 |
・広い駐車スペースが確保されているか ●高齢になった時も想定 |
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設備状況 |
・区画から水場までの距離 |
個別スペースは、法要時に借りることができると便利です。収容人数や料金もチェックしておくと役立ちます。
2020年のコロナ襲来以降は、お墓参りの後などの会食で、ピクニックのように敷物を広げて食事をする広い芝生広場を求める傾向も出てきました。
ただ、お墓参りでは水まわりの設備と駐車場が最優先事項です。区画から水場までの距離は、水を汲んで区画まで運ばなければなりません。お墓掃除やお墓参りを想定しながらチェックしてください。
お墓購入の注意点④管理状況

◇霊園内の管理・清掃状況は大きなチェックポイントです
管理状況が行き届いていない施設は、そのまま運営姿勢に繋がります。時には経営状況が悪いため、清掃スタッフが少ないケースもあるほどです。
寺院墓地であれば、ご住職との相性は大切になりますが、日々の管理状況は墓地管理者の人柄や特徴を知る、大切な情報源にもなります。
<お墓購入の注意点:管理状況のチェックリスト> |
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[項目] | [チェックリスト] | [確認] |
管理状況 |
・管理スタッフは常駐しているか |
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清掃状況 |
・芝生は綺麗にメンテナンスされているか |
現地見学の後は、墓地管理者への相談に移ります。この時、契約前に提携石材店の有無も確認しておくと良いでしょう。
ただ霊園では提携している石材店を利用してお墓を建てるケースが一般的です。
霊園が提携する石材店でお墓を建てることで、費用も割安になる傾向があります。
もしも希望の石材店があならば、契約前に墓地管理者に確認をしましょう。
※お墓を購入する契約時の注意点や流れは、下記コラムをご参照ください。
お墓購入の見学時は、チェックリストを活用しよう

お墓を購入する注意点は、購入後に家族がお墓参りをするにあたり、高齢になっても、いつまでも快適に楽しくお参りができるかどうか?です。
予算に合わせて郊外の辺境地にお墓を購入してしまうと、だんだんとお墓参りが億劫になって、草木が茂りカビが生えた無縁仏と勘違いされるようなお墓にもなってしまいます。
本記事でお伝えしたお墓購入の注意点を、情報収集やお墓見学のステップとともにチェックすることで、契約後に後悔することのない選択ができるでしょう。
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