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墓じまいのタイミングはいつが良い?避けるべき時期や手順について解説!

墓じまいのタイミングはいつが良い?避けるべき時期や手順について解説!

「墓じまいはいつ行えばよい?」
「墓じまいの手順や方法が知りたい」
「墓じまいの費用や避けるべきタイミングが知りたい」

 

このように、墓じまいの時期や方法について疑問に感じている方も多いでしょう。終活を始める中で、墓じまいを検討する人も増加しています。本記事では、お墓の解体工事に適したタイミングや具体的な手続き方法、新しい供養先などを紹介します。

 

この記事を読むことで、墓じまいの流れや墓じまいにふさわしい時期など、墓じまいの基本情報を把握できるでしょう。また、それぞれの手続きに要する期間なども理解できるため、今後墓じまいを行う上で効率的に行動することができます。

 

現在、墓じまいについて迷いがある方や内容に興味がある方は、この記事を参考にしてください。

「墓じまい」とは

「墓じまい」とは、所有するお墓を解体・撤去して、管理者に使用権を返すことです。墓じまいするためには、正式な手続きを踏む必要があり独断では行えません。また、新しい供養先を決めることも墓じまいの手順のひとつです。

 

墓じまいをする際は、お墓を管轄する自治体の許可を得る必要があります。行政機関の法律のもとで手続きを行うことが、正しい墓じまいの方法といえます。

 

出典:墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)|厚生労働省

 

▼詳しくはこちら

»墓じまいとは

墓じまいをする理由

墓じまいをする理由には、各家族の事情や所有するお墓の環境などが深く関わります。また、供養に対する価値観も大きく影響するでしょう。

 

ここからは、墓じまいをする理由について紹介します。

継承者がいない

墓じまいが増えている理由の1つに、家族形態の変化や高齢化社会による、子供がいない世帯や1人世帯の増加が影響しています。「継承者がいない」「身寄りがない」などの理由から、無縁仏を避けるために墓じまいを選択するのです。

子供に負担をかけたくない

お墓の管理には、定期的な法要だけでなく費用も発生します。子孫に経済的な負担をかけたくない、遺族にお墓を管理するストレスを与えたくない、などの理由から墓じまいを選択するケースが増えています。

遠方のためお墓参りに行けない

次に、お墓が家から遠く参拝や管理ができないケースです。お墓の清掃や維持ができないことで、墓地に草木が生えて墓石が汚れ荒れると、周囲のお墓の管理者に迷惑や負担がかかる恐れがあります。

 

遺族が高齢で車の運転ができない、遠方にあるため頻繁に通えないなどの理由から、早めに墓じまいをして無縁仏化を避ける目的があります。

 

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墓じまいを検討しやすいタイミング

墓じまいを検討するきっかけとなるタイミングはいつ頃なのでしょうか。ここからは、墓じまいを検討しやすいタイミングを紹介します。

 

墓じまいをしようかお悩みの方は参考にしてください。

お盆やお彼岸の時期

お盆やお彼岸は年忌法要なども多く、直接的にお墓参りをする機会です。この時、お墓への道のりが険しいなど管理の妨げとなる理由があれば、遺族にかかる負担を考慮して墓じまいを考えるきっかけとなるでしょう。

 

また、お盆やお彼岸は特別な供養の時期でもあるため、お墓の管理方法自体を深く検討する節目にもなるでしょう。

年末年始や法事で親族が集まる時

年末年始は様々な親族と交流があります。また、法事では血縁関係が遠い親族など近親者以外とコミュニケーションをとる機会になるでしょう。

 

周囲からお墓の意見を聞くことや話し合いをする中で、供養や管理の方法について検討するタイミングになるでしょう。

退職や還暦などの人生の節目

退職や還暦などの節目は人生を考えるきっかけとなり、将来のことに触れるなどして墓じまいを検討する機会となるでしょう。

 

終活では、自分の身の回りを整理することや、残された親族への相続関係をまとめます。この活動の一環としてお墓や供養についても考えるタイミングとなるのです。

身内が亡くなった時

身内が亡くなった時は、お墓の供養先を探します。この時、現在のお墓の環境が不自由な場合は、墓じまいを検討する機会となるでしょう。

 

また、お通夜、告別式などがあり親族が集まるため、将来を考えるきっかけにもなります。

墓じまいのタイミングはいつが良いのか?

墓じまいの時期には絶対的な時期やルールはないため、自身の都合や家庭状況を考慮して決めましょう。

 

一般的に墓じまいが多い時期は正月明けから春のお彼岸前や、春のお彼岸後から梅雨入り前、秋のお彼岸後から年末前などです。

墓じまいを避けた方が良いタイミングはいつ?

前述したように、墓じまいの時期は基本的に好きなタイミングで行うことができますが、最低限のマナーとして避けた方が良い時期があります。

 

こちらでは、墓じまいを避けるべきタイミングについて紹介しますので、参考にしてください。

寺院の繁忙期

特にお盆やお彼岸などは、法要などで各家庭を訪ねて供養を勤めるため、寺院にとって忙しい時期と重なります。

 

墓じまいには、閉眼供養(へいがんくよう)という儀式があり、僧侶に読経してもらう必要があるため、寺院の繁忙期は避けた方が良いでしょう。

年末年始

年末年始のようにお墓参りに人が集まる時期は、訪れる親族などの負担を考慮して避けた方が良いでしょう。また、墓じまい後には、周囲に新しい供養先をお知らせしますが、間に合わずお墓参りに来てしまう可能性もあります。

梅雨・豪雪地帯の冬期

梅雨時期や、豪雪地帯の冬期は避けましょう。墓じまいでは、墓石の解体や撤去など行いますが、基本的に工事は天候の良い日を選びます。

 

雨で地面がぬかるんでいたり、雪で足場が悪かったりする場合は、機材が滑るなどの危険がおよぶ可能性があるため工事ができません。他のお墓を傷つけることや、石材店のスタッフが怪我をするなどリスクも大きいです。

墓じまいの8つの手順

ここからは、墓じまいを行う時の8つの手順を紹介します。墓じまいは1人では行えないため、お墓関係者や担当機関と連携して進めましょう。

 

書類手続きと聞くと難しく感じますが、知識があれば滞りなく進めることができます。初めてで不安を感じている方や、手順について疑問がある方は参考にしてください。

1:親族に相談をする

始めに親族に相談しましょう。墓じまいを勝手に進めてしまうと、後から親族間のトラブルに発展する場合もあります。血縁関係が遠い故人が眠っている可能性もあるため、親族全員の合意を得ることが重要です。

 

また、墓じまいには費用が発生するため、話し合いを完結していなければ経済的なトラブルに発展しかねません。自分の意見だけでなく周囲の声も尊重しましょう。

2:寺院に相談をする

檀家となっている場合は離檀する必要があるため、親族への相談・合意を得た後は、所有するお墓の寺院に連絡をします

 

檀家とは、遺族が寺院に専属してお勤めをいただくかわりに経済的な支援をすることです。中には高額な離檀料を請求する寺院もあるため、事情を丁寧に説明し、慎重な話し合いやが必要でしょう。

3:新たな供養先を決める

墓じまいをした後は、遺骨を埋葬する新しい供養先を決めましょう。新お墓の種類はどのようにするか、プランや費用はどのくらいか、地域はどうするかなど希望の条件を設定して探すと効率的でしょう。

4:石材店を決める

次に石材店を決めます。お墓の種類によっては工事費用が高額になるケースもあるため、複数の店舗をあたり見積もりを出してもらうことをおすすめします。

 

また、寺院や霊園から石材店が指定されているケースもあるため、確認してみましょう。

5:必要書類の提出・手続きをする

お墓の引っ越しをするためには、自治体から「改葬許可証」を発行しても羅う必要があります。窓口かホームページから「改葬許可申請書」を入手し、必要な書類をそろえて提出しましょう。

 

お墓が遠方にあり窓口で申請できない場合は、郵送で受け付けていることもあるため担当部署に問い合わせてみましょう。

 

出典:改葬許可申請について|台東区ホームページ

6:閉眼供養を執り行う

墓じまいをする際に埋葬している遺骨を取り出しますが、仏式では閉眼供養(へいかんくよう)という儀式を行います。

 

閉眼供養とは、お墓に眠る故人の魂を移送する状態に戻す儀式です。地域によっては性根抜き(しょうねぬき)、魂抜き(たましいぬき)とも呼ばれています。

 

儀式では僧侶による読経が行われ、お墓には生花や供え物をします。お墓のある寺院に依頼するか、インターネットのサービスを利用して手配することも可能です。

 

閉眼供養は解体工事日以前に済ませても問題ありません。寺院や自分の都合に合わせて行いましょう。

7:遺骨の取り出し・解体工事を行う

閉眼供養が終わったら、遺骨を取り出しお墓の解体・撤去工事をします。墓地を更地に戻した後は、管理者に返還します。

 

工事後は、周囲のお墓を傷つけていないか確認しておくことも大切です。

8:新たな供養先に遺骨を移す

お墓の解体・撤去工事が終わると、いよいよ新しい供養先へ遺骨を移します。骨壷は傷つかないように布で包み運びましょう。新しい供養先では「改葬許可証」が必要になるため、紛失しないよう手元に保管しておきます。

墓じまいにかかる期間は?

墓じまいは、1ヶ月~数年単位程度の期間がかかるでしょう。親族や寺院への相談に要する日数は各家庭の事情により異なり、意見の食い違いが生じた場合は話し合いが長引くでしょう。

 

また、新しい供養先がすぐに見つからないケースもあります。実際に施設を見学することやパンフレットを取り寄せるなど、数ヶ月かかる場合もあるでしょう。

 

石材店が指定されてある場合は、すぐに見積もりを出してもらい契約することができますが、自分で探す時は複数の石材店から見積もりを取るため、選定には数日~1ヶ月程度かかるでしょう。

 

市町村での「改葬許可証」の発行は、1週間~3週間程度かかります。お墓が遠い時は郵送での受け渡しになりなるため、余裕を持って取り掛かりましょう。

 

閉眼供養の儀式は数十分程度で、お墓の解体工事には1日~数日程度を視野に入れておきましょう。

墓じまいにかかる費用は?

墓じまいにかかる費用は、お墓の撤去・解体工事費や、閉眼供養のご僧侶へのお布施、新しい供養先での契約料などがあります。

 

お墓の撤去・解体工事は20~30万円程度が一般的で、多くの場合1平米あたり10万円程度になります。お布施の相場は1~3万円程度、供養先での契約料はお墓の種類でも幅があり20~100万円程度がかかるでしょう。

墓じまい後の遺骨の供養先は?

墓じまいをした後は、遺骨を新しい供養先に埋葬します。近年は様々な供養方法があり、家庭の環境や事情に合わせて選択することが可能です。

 

ここからは、墓じまい後の遺骨の供養先について紹介しますので参考にしてください。

新しいお墓

特に遠方にあることが理由で墓じまいした場合は、家の近くにお墓を移して管理しやすい環境を整えることができます。すでにお墓の継承者がいる方や、ご先祖様を近くで供養したい方は、身近な場所を供養先にできるでしょう。

永代供養

継承者がいないことや、自分でお墓の管理ができない場合には、永代供養がおすすめです。永代供養では、お墓の管理や供養をお寺や霊園施設にお任せできます。年忌法要や清掃なども定期的にしてもらえるため、依頼者の精神的なストレスを解消できるでしょう。

 

お墓の種類には様々ありますが、合祀墓の場合は費用が安価で経済的な負担を抑えられます。個別で供養できる納骨堂などもあるため、よく検討しましょう。

樹木葬

樹木葬とは、永代供養のお墓の種類の1つです。桜やハナミズキなどの樹木の元に埋葬します。お墓のスペースを小さくすることで一般のお墓より管理費用が安くできることや、子孫がいない方でも利用できます。

 

自然の中に納骨できるため、豊かで暖かいイメージでお墓参りできるでしょう。樹木の他にも、芝庭のような緑があふれる場所に埋葬するプランもあります。

散骨

遺骨をお墓以外の場所にまく方法を「散骨」といいます。故人の遺骨を粉末化して山や海などに撒いて供養します。

 

永代供養を選ぶ時と同様に跡継ぎがいない、家が遠くでお墓参りができないなどの理由や、自然に還りたい、思い入れのある山や海に撒いてほしいという方にもおすすめです。

手元供養

「手元供養」とは、遺骨を自宅に持ち帰り供養する方法です。すべての遺骨を手元に残す場合もありますが、一般的には遺骨の一部を手元供養として残します。

 

手元供養では遺骨を使ったアクセサリーや、小さい骨壺などに遺骨を納めるなど様々な方法があります。

 

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墓じまいのタイミングに決まりはないが時間に余裕を持って行動しよう

この記事では、墓じまいのタイミングや避けるべき時期、必要な手順などを紹介しました。墓じまいに決められた時期はありませんが、年末年始やお盆・お彼岸など供養の節目をなるタイミングは避けましょう。

 

また、親族やお寺への相談、石材店の選定、新しい供養先との契約手続きには時間がかかるため、余裕を持って早めに行動することが大切です。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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