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エンディングノートとは?終活に必要?ノートに書く8項目と、メリット・デメリットは?

エンディングノートとは?終活に必要?ノートに書く8項目と、メリット・デメリットは?

・エンディングノートとは?
・終活に必要?目的は?
・エンディングノートに何を書く?
・エンディングノートのメリットは?
・エンディングノートにデメリットはある?

 
「エンディングノート」とは、人生の終末に必要な事柄を残すノートです。
人生の終末を見据え生前に準備を進める「終活」は、エンディングノートを軸に進める人が多いですよね。
 
本記事を読むことでエンディングノートとは何か?目的や、メリット・デメリット、エンディングノートに書く8項目、書き方が分かります。
 

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エンディングノートとは

エンディングノートとは

◇「エンディングノート」とは、人生の終末について記したノートです
 
例えば延命治療の有無など終末期医療への希望、認知症になった時に希望する対応の他、自分亡き後の葬儀や相続についても書くでしょう。
 
エンディングノートは法的効力のある堅苦しいものではないので、気軽に始めて環境・心境の変化に対応し、書き換えても問題はありません。
 
そのためエンディングノートは何歳からでも始められます。
40代からエンディングノートを書き始める人々も増えました。
 

<エンディングノートの始め方>
[目的] ・始める目的とは?
何を書きたい?
[ノート選び] 大学ノートなど
・「エンディングノート」を購入
[書く] ・できる項目から埋めていく
[変更する] その時々に合わせて書き換え

 
生前から人生の終末期に向けて準備を進める「終活」が広がる現代、エンディングノートは約500円~2千円ほどで、書店や文房具店で販売しています。
 
霊園など葬送業者、地域によっては役所でもエンディングノートを提供していることがあるでしょう。
 
けれども大学ノートなど、自分が書きやすいノートをエンディングノートとしても良いのです。
 

 

エンディングノートの選び方

◇エンディングノートは、目的に合わせて選びます
 
市販のエンディングノートは終活をスムーズに進めるため、誘導してくれる心強いツールです。
 
けれどもエンディングノートを書く目的は、人生を振り返る、万が一の忘備録など、それぞれに違うでしょう。
目的に合わせて選ぶエンディングノートが、下記進めやすくおすすめです。
 

<エンディングノートの選び方>
[人生の振り返り] ・大学ノート
フリースペースが多い
・自分史を書く欄が多い
・履歴が書けるもの
[万が一の忘備録] ・大学ノート
市販のエンディングノート
・終末期医療の項目が多い
・相続の項目が多い
・葬儀の項目が多い
[人生の忘備録] ・市販のエンディングノート
銀行口座など情報欄がある
[終活を進める] ・市販のエンディングノート
終活の解説が付いている
・終活を進める手順が誘導されている

 
メッセージ的要素が強いエンディングノートであれば、フリースペースが多いものや大学ノートが良いでしょう。
 
また手軽に書き進めるか、しっかりと手順を追って進めるかでも、選ぶエンディングノートは変わってきます。
 

 

エンディングノートと遺言の違い

エンディングノートと遺言の違い

◇エンディングノートに法的効力はありません
 
ただ法的効力がない分、残された家族に向けて自由に書くことができます。
遺言書で財産分与の希望を記載したとして、「なぜそうなったのか」心情的な補足をエンディングノートで補う人も多いです。
 

<エンディングノートと遺言の違い>
[エンディングノート] 法的効力がない
・残す内容が自由
・形式がない
[遺言書] 法的効力がある
・形式に添わないと無効になる
・相続、死後について記載

 
遺言書は故人の希望を法的に主張するための書面ですから、相続における財産分与や死後の手続きについての記載でなければなりません。
記載日時と本人の署名を必要とし、形式に添って書き進めます。
 
けれどもエンディングノートは、残された家族へ伝達する忘備録的な役割です。
そのため記載内容は多岐に渡ることが多く、自由度が増すでしょう。
 

 

エンディングノートは必要?

エンディングノートは必要?

◇エンディングノートを残すことで、万が一の時に家族が判断しやすくなります
 
エンディングノートの最大の目的は、自分の意思を正確に伝えにくい終末期や、死後の希望を、残された家族に伝えるツールであることでしょう。
 
例えば、話ができない終末期医療において、延命治療を希望するかどうか、献体や臓器提供の意思表示、などが挙げられます。
 

<エンディングノートの目的とは>
[希望を伝える] 終末期医療
・献体や臓器提供
・葬儀
・お墓
・財産分与
…など
[家族の負担を減らす] 友人知人の住所録
・財産目録
・毎月の支払い(契約)
・デジタルデータ
・遺言書の補足
[自分を振り返る] 人生の歩み
・思い出
・身近な人々へのメッセージ

 
エンディングノートは法的効力がないため、あくまでも希望を伝えるのみです。
例えエンディングノートに記載していても、家族が反対なら、その通りに進める必要はありません。
 
けれどもエンディングノートを残すことで、家族は重要なシーンで判断しやすく、また死後の手続きも進めやすくなるでしょう。
 

エンディングノートのメリット

エンディングノートのメリット

◇エンディングノートは残された家族に必要な情報が届きます
 
エンディングノートは残された家族が、死後の事務手続きを円滑に進めるための情報が詰まっています。
 
また終末医療など重要な判断が求められるシーンで、本人との意思疎通ができない状態でも、家族は本人の意思を理解し選択できる点も、負担を軽減するでしょう。
 

<エンディングノートのメリット>
①残された家族の負担を軽減する
②自分の意思を伝えられる
③終活の軸となり、円滑に進む
④自分の現状を確認する
⑤暮らしでの気になることを託せる

 
一方で自分が今後生きる人生において、現時点での資産や状況を把握し、希望を確認する役割も果たします。
「人生の振り返りができて、残された人生が充実した」との声も少なくありません。
 

エンディングノートのデメリット

◇法的効力がない他、家族にとって負担になるケースもあります
 
ただしエンディングノートに記載した内容によっては、家族が負担に感じるケースも見受けます。
 
例えば「海洋散骨をしてほしい」とエンディングノートに突然書かれていると、遺族は散骨業者に電話をする、親族を説得するなどのタスクが待っているでしょう。
故人の遺志に添えない時には、後々まで後悔する人も見受けます。
 

<エンディングノートのデメリット>
①法的効力がない
②家族の負担になることもある
③盗難のリスクがある

 
またエンディングノートは紙媒体が多いため、盗難リスクも否めません。
そのためクレジットカードや銀行カードの暗証番号など、知られて困る情報は、記載を控えます
 

エンディングノートでトラブルを避ける

エンディングノートでトラブルを避ける

◇エンディングノートは、トラブルを避けるツールでもあります
 
エンディングノートは残された家族が、自分亡き後に相続などのトラブルを起こさない目的も大きいです。
この点を意識して、定期的に見直すなど、その時々に役立つ情報を記載します。
 

<トラブルを避けるエンディングノートのポイント>
●定期的に見直す ・状況の変化に応じる
・財産の変化も記載する
●本心を明確に書く ・どちら着かずはNG
・優柔不断な書き方を避ける

 
※法的効力のないエンディングノートでも、相続には重要な資料になるからです。
 
残された家族には寂しさもあり、これからの希望もあります。
そんな家族が、円満な生活が送りトラブルにならないように、克明且つ正確にエンディングノートに書いておくことが、トラブルにならないポイントです。
 

エンディングノートで補足する

◇エンディングノートで心情的な部分を補足するだけでも、相続トラブルを避けることがあります
 
心情まで伝えられる点が、遺言書にはないエンディングノートのメリットです。
相続トラブルにおいて、肉親間で骨肉の争い「争族」とも言いますよね。
 

<相続トラブルは愛情の枯渇?>
●現場の印象として、相続トラブルの根底には愛情の枯渇があります。
・こんなに介護をしたのに!
何で弟ばかりが財産をもらうの?
・愛用していた形見を、妹に指定したのはなぜ?

 
そのため、本人が家族へのメッセージを残すだけでも、遺産分割協議が穏やかに進むことがあるのです。
 

遺言書の補足としてエンディングノートを使用することで、より相続が円滑に進むでしょう。

 
また、友人知人への思いも伝えることができるツールでしょう。
友人知人へ残された家族を託すメッセージを添えることで、安心して残りの時間を過ごすこともできます。
 

友人へのメッセージは手紙で

◇友人知人へのメッセージは手紙で書くと、早く届きやすいです
 
エンディングノートには友人知人へのメッセージ欄も見受けますが、実はノートに手紙を挟んで託す方が、早く友人知人へメッセージを届きます。
 

<友人へのメッセージ>
①手紙をノートに挟む
②届けて欲しいリストを記載
(住所や連絡先など)
③家族が葬儀などで渡しやすい

 
友人知人へのメッセージを手紙に用意し、渡して欲しいリストは家族に向けてエンディングノートに記載することで、家族は葬儀などで手紙のみを渡すため、届けやすいです。
 

エンディングノートに書く8つの項目とは?

エンディングノートに書く8つの項目とは?

◇エンディングノートには、住所などの基本情報の他、死後の手続きに役立つ情報を記載します
 
エンディングノートの基本は、自分亡き後、家族が死後の手続きをムリなく進めて、負担を軽減するために進めます。
 
ただ法的効力がある遺言書と違い、書ける内容に自由度が高いため、補足や家族・友人知人へのメッセージも盛り込みます。
 

<エンディングノート:基本的な8項目とは>
①基本情報 住所(本籍地)
・氏名
・生年月日
・血液型
・家系的な記録
(家系図等)
・マイナンバー
・運転免許証の控え
②個人情報
(デジタル情報など)
SNS
・登録している媒体
・各種カード
・ID
・パスワード
③親族情報 家族一覧
(法定相続人)
・親族一覧
命日、法要一覧
・冠婚葬祭情報
④資産情報
(相続情報)
・不動産
・預貯金財産
・流動的資産
・負の財産
・インターネットバンキング
(暗証番号は記載しない)
・形見分けリスト
・価値のあるもの
(骨董品、貴金属など)
・金庫の存在
⑤保険情報 [任意保険]
生命保険
・介護保険
・傷害保険
…など
[公的保険]
・健康保険証の控え
・年金証書の控え
・年金受給に関する情報
⑥終末期医療 ・認知症時の対応
・介護の希望
延命治療
・献体
・臓器提供
⑦葬儀・お墓 ・信仰する宗旨宗派
(菩提寺)
・葬儀の方法
・納骨先
・遺影について
⑧その他の情報 遺言書の補足
・家族へメッセージ
・友人知人へメッセージ

 
またペットを飼っている人は、ひとり暮らしであればペットの情報を記載しておくと良いでしょう。
事情によっては、予めペットの引き取り先を決めてお願いしておきます。
 
ペットと暮らすにあたり必要な、病気や好物なども伝えておくと対応しやすいです。
 

書き進めにくい資産情報

◇資産情報は、残された家族が存在を知り、対応できる情報を記載します
 
エンディングノートや遺言で最も進めにくいと相談が多い資産情報は、時に行政書士や弁護士など、専門家に依頼する人も少なくありません。
 
ただエンディングノートに関しては、①存在を知らせること、②保管場所、担当者や番号など、③家族が対応できる情報を記載すると良いでしょう。
 

<資産情報で記載すること>
[財産情報]
①預貯金財産 通帳、印鑑の保管場所
・口座番号
・支店名
・金融機関
(暗証番号は記載しない)
②不動産 不動産の内容
・住所
・(分かれば)時価
③生命保険 保険名(内容)
・連絡先
・保険証書の保管場所
・証券番号
・担当者名
④有価証券など 種類
・金融機関名
・証券口座情報
⑤骨董品など ・財産情報
保管場所
・(分かれば)時価
[負債情報]
⑥クレジットカード カードの保管場所
・連絡先
・番号
(暗証番号は記載しない)
⑦ローン(借り入れ) ・ローン商品
借り入れ残高
・返済期間(方法)
・担保
・連帯保証人など

 
預貯金財産やクレジットカード、インターネットバンキングなど、暗証番号でお金を引き出す情報に関しては、暗証番号をエンディングノートに記載することは厳禁です。
 
また基本として遺産相続の分配など、相続に関する希望は、遺言書を利用する人が多いでしょう。
 

エンディングノートの保管場所

エンディングノートの保管場所

◇エンディングノートは家族に知られなければ意味がありません
 
エンディングノートは本人と意思疎通ができない時、死後でも、まず家族に存在を知ってもらうことが先決です。
 
そのため基本的にはエンディングノートの存在を共有しましょう。
ただ、あまり人目に付く場所は避けます。
 

<エンディングノートの保管場所>
①金庫 家の金庫
・金融機関の貸金庫
②仏壇の引き出し タンスの引き出し
③保管場所のメモ ・財布
・カバン
(などにメモを入れる)

 
いざと言う時まで、エンディングノートの存在を家族にも知られたくないならば、エンディングノートの保管場所を記したメモを、財布などに入れておくと、気付かれやすいです。
 

エンディングノートは何歳からでも良い

◇このように定期的に見直すエンディングノートは、何歳からでも用意できます
 
かつては終末を予期して書き残すエンディングノートでしたが、現在は40代・50代頃の働き盛りから、いざと言う時のために残す人が増えました。
 

<若い世代のエンディングノート>
[家族へ向けて]
(万が一の時)
手続き情報を残し、迷惑を掛けない
・家族の暮らしを円滑にする
・普段伝えにくいメッセージを残す
[自分に向けて] 現在地を把握できる
・思い出を残す、振り返る
・これからを見つめ直す

 
そのため基本的な死後の手続きに関する情報の他、若い世代のエンディングノートは日記や自分史のような役割を持つ人も少なくありません。
 
例えば、好きなものなどをまとめて、スクラップブックにしたりと、「終活」とはほど遠い、楽しいイメージのエンディングノートも多く見受けます。
 

まとめ:エンディングノートは気軽に書き進めて構いません

まとめ:エンディングノートは気軽に書き進めて構いません

遺言書と違いエンディングノートは、法的効力がない分、気軽に書き進めて問題がありません。
 
市販のエンディングノートを購入すると「空欄が埋まらない」と尚更書き進めにくくなる人も多いでしょう。
 
けれども形式が決まっている訳ではないので、空欄を気にせず、残された家族に伝えたい今の気持ちを伝えれば良いです。
そして定期的に見直し、いざと言う時のために役立たせます。
 
そのため、家族で相談しながら書き進める家族も多いです。
 

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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