今さら訊けない「永代供養」お悩み、疑問がスッキリ解決!
永代供養ナビTOP永代供養コラム宇宙葬とは?メリットや種類、おおよその料金相場や向いている場合をご紹介

宇宙葬とは?メリットや種類、おおよその料金相場や向いている場合をご紹介

宇宙葬とは?メリットや種類、おおよその料金相場や向いている場合をご紹介

「宇宙葬とはどういうもの?」
「どんなメリットがあるのか知りたい」
「費用はどのくらいかかるの?」
このように、「宇宙葬」という言葉を聞いたことがあっても、詳しくは知らないという人は多いのではないでしょうか。

 

「宇宙葬」とは、海や空から遺骨または遺灰を撒き自然に帰す「散骨」の一種です。近年では家族葬といったコンパクトな葬儀が多く見られますが、現代における宇宙葬は実現可能な埋葬方法の1つと言えます。

 

本記事では宇宙葬のメリットや種類、費用相場などについて詳しく紹介しているため、この記事を読むことで宇宙葬についての知識を得られ、葬儀への意識が変わることでしょう。

 

故人の願いとして「宇宙葬」を希望する人は、ぜひ参考にしてください。

宇宙葬とは?

宇宙葬とは、故人の遺灰や遺骨を専用のカプセルに納めて宇宙へ打ち上げ、宇宙空間に散骨する方法です。1990年代にアメリカで初めて実施され、現在までに約200人以上が参加してきました。

 

海や空へ撒く散骨方法ほどメジャーではありませんが、最近では日本でも宇宙葬に対応した業者が増えつつあり、実際に宇宙葬をした人もいます。

宇宙葬の方法

では、宇宙葬はどのように実施されるのでしょうか。宇宙葬を行う流れについて紹介します。

 

まず、宇宙葬に対応している業者に依頼します。海洋散骨やバルーン葬などを行っている専門業者であれば、宇宙葬も取り扱っている可能性もあるでしょう。ただし、葬送は一度きりのため、いくつかの業者を比較することをおすすめします。

 

続いて、費用を支払い打ち上げ日程を決めます。

 

そして、業者から遺灰の一部を納めるカプセルが届いたら遺灰を移しましょう。カプセルは小さいため、ほとんどの遺灰や遺骨は手元に残ります。

 

そのカプセルが業者に送り返されたら、人工衛星とともにロケットで宇宙空間へ打ち上げられるというのが一連の流れです。

 

現地で打ち上げを見届けることもできるようですが、詳しくは業者に確認してみましょう。

宇宙葬の種類とおおよその費用相場

「宇宙葬」と一口に言っても、いくつかの種類があります。また、種類によって費用相場が異なるため、宇宙葬を検討している人はぜひ参考にしてください。

 

では、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

バルーン葬

バルーン葬は、遺骨や遺灰を巨大なバルーン(風船)に入れて空へ飛ばす方法です。成層圏に到達するとバルーンが割れ、中のお骨が空中に散骨されます。

 

「成層圏」は、厳密には宇宙ではありませんが、広い意味で宇宙葬の1つとして数えられています。

 

費用相場は1人約20万円と、後に紹介する供養方法よりは比較的安価と言えるでしょう。また、申し込みや実施などを日本国内で済ませられるため、金銭的負担に加え、身体的負担も軽減できます。

流れ星供養

流れ星供養は、遺灰を納めたカプセルを人工衛星に同乗させ打ち上げる方法です。

 

打ち上げたあとの人工衛星は、地球の周りを数日~数年周回します。その後、大気圏に突入して燃え尽き、流れ星となる仕組みです。業者が取り扱っているプランによっては、専用アプリで人工衛星の位置を確認できます。

 

費用相場は、打ち上げるだけであれば約30万円からとなっており、オプション料金が加算されると100万円以上にもなるでしょう。

宇宙散骨

宇宙散骨は、ロケットに積み込んだ遺灰を宇宙のはるか遠くに運ぶ方法です。月面安置や成層圏突入によって燃え尽きるのではなく、宇宙の果てを目指した長い旅路となります。

 

費用相場は120万円からと高額で、プランによっては200万円を越える場合もあるでしょう。

月面供養

月面供養は、遺灰や遺骨を納めたカプセルをロケットに搭載して月まで送る方法です。

 

この供養方法のポイントは月を「お墓」にするところで、遺族は月を見上げながらお墓参りができます。「散骨」ではなく「安置」となっており、ロマン溢れる供養方法といえるでしょう。

 

ただし、費用相場は約120万円からと、ほかの供養方法に比べると高額です。納める遺灰の量やプランによっては、さらに金額が上がる可能性もあります。

 

このように、宇宙葬にかかる費用は宇宙のどこまで飛ばすのかによって変動します。また業者やプランによっても異なるので、しっかり相談したうえで宇宙葬を行いましょう。

宇宙葬のメリット

宇宙葬を行うメリットは以下の3つです。

 

・ロマンを感じられる
・生前の夢を叶えられる
・経済的負担を解決できる

 

生前あるいは死後に宇宙葬を選ぶ大きな理由は、やはりロマンを感じられるからではないでしょうか。

 

複数ある散骨方法の中でも、宇宙葬のスケールは大きく、遺族は星や月を見上げるだけで故人を想うことができます。

 

また、生前は簡単に行けなかった宇宙へ、費用はかかるものの負担が少なめで行けるため、故人の夢を叶えられるでしょう。

 

そして、お墓の購入や管理など、将来的な経済的負担を解決できるのも宇宙葬のメリットです。お墓自体がなく、後継者問題も発生しないため、お墓のことで悩んでいる人にはぴったりの供養方法と言えます。

宇宙葬で知っておきたいこと

宇宙葬にはメリットがある一方で、ぜひ知っておいてほしい4つの注意点があります。特に、宇宙葬について初めて聞いたという人は、どちらも知っておくことで安心して供養できるでしょう。

宇宙へ行く遺骨や遺灰は一部のみである

宇宙葬の場合、実際に宇宙へ行く遺骨や遺灰の量は数グラムと少量です。つまり、手元に残ったお骨は別の方法で供養する必要があるということです。

 

決まったお墓がない場合は、お骨すべてを散骨できる「バルーン葬」がよいでしょう。また、海洋散骨や樹木葬といった、宇宙葬以外の散骨方法と合わせて行うのも1つの方法です。

 

業者によっては、残ったお骨の永代供養をしてくれる場合もあるため、宇宙葬と併せて検討しておいてください。

宇宙葬を実施している会社が少ない

宇宙葬は、ほかの散骨方法と比べて、実施している会社が多くありません。

 

そのため、いくつかの会社で相見積もりして比較・検討するのはかなり困難でしょう。プランもさまざまのため、故人や遺族に合ったものを選ぶのにも時間がかかります。

詐欺やトラブルに注意する

宇宙葬を実施する場合、詐欺やトラブルに注意しなければいけません。

 

そもそも実施している会社が少ないことに加え、料金が高額、打ち上げ予定は延期になりやすいといった不安要素が多い点は大きなデメリットでしょう。口コミ件数も少ないため、詐欺やトラブルに気づきにくくなります。

 

まとまった費用を支払うことを念頭に置き、実績がある会社を見極めたり、葬儀のプロに相談したりして、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。

申し込みから埋葬されるまでに時間がかかる

宇宙葬は、1人の遺灰のみを打ち上げるのではなく、複数人分をまとめて打ち上げることになるため、申し込みから宇宙へ埋葬されるまでに時間がかかります。個人ではロケットの打ち上げスケジュールを決めることはできません。

 

また、プランによっては人工衛星の収容量の関係で、打ち上げ予定の延期や中止の可能性もあります。

 

こうした事態を避けるためにも、自分に合ったプランを選べる生前予約がおすすめです。

 

ただし、自分の死後、本当に実施してもらえるかという不安は残るでしょう。家族に伝えていなかった場合、宇宙葬をキャンセルされてしまうことも考えられます。

 

また、打ち上げを待つ間に会社が倒産しないとも限らないため、前受金を支払っている場合は不測の事態に注意が必要です。

宇宙葬でも問題ない場合とは?

宇宙葬が実施されるようになって数十年、まだまだメジャーな散骨方法とは言えません。しかし、以下のような条件がクリアできるのであれば、たとえマイナーな方法であっても宇宙葬を検討してもよいでしょう。

・お墓や埋葬先を用意できる場合

・費用を割くことができる場合

・ロケットの打ち上げが待てる場合

・家族が宇宙葬に納得してくれる場合

お墓や埋葬先を用意できる場合

手元に残ったお骨用に、お墓や埋葬先を用意できる場合は宇宙葬でも問題ありません。

 

宇宙葬で実際に宇宙へ行く遺灰や遺骨は、わずか数グラム程度です。すでにお墓がある場合は不要ですが、ない場合は残ったお骨の埋葬先を別で検討する必要があります。

 

その場合は、お墓を購入することになり、管理費も必要になります。金銭的負担がかかることを知っておきましょう。

 

宇宙葬以外にも供養する方法がある人に向いている方法です。

費用を割くことができる場合

宇宙葬の種類はいくつかありますが、比較的安価なバルーン葬でも約20万円で、高額になると200万円以上にもなります。

 

それでも、生前叶えられなかった宇宙旅行の夢を、死後とはいえ叶えるチャンスです。

 

夢やロマンを追い求めている人に向いている方法と言えるでしょう。特に、天体観測やSF作品が好きな人や、宇宙に憧れている人にはぴったりです。

ロケットの打ち上げが待てる場合

遺灰を積み込んだロケットの打ち上げが待てる人は、宇宙葬を検討してみてはいかがでしょうか。

 

宇宙葬では、天候悪化によりロケットの打ち上げが延期になることがしばしばあります。ロケットの状況にも左右されるため、スムーズに打ち上げられないことも少なくありません。

 

このように、予定通りにいかなくても気にならない人は、宇宙葬をおすすめします。

家族が宇宙葬に納得してくれる場合

家族が宇宙葬に理解を示し、納得している場合は宇宙葬を選んでもよいでしょう。

 

宇宙葬は実績が少ないうえ、長く火葬が行われてきた日本人には馴染みがないものです。人によっては容易に受け入れることはできないでしょう。

 

また、自分の亡き後宇宙葬を行うのは遺族です。「たとえ数グラムとはいえ、宇宙に行くのは辛い」「供養とはいえお金をかけてほしくない」というような反対意見が出れば、宇宙葬の実施は難しいでしょう。

 

家族の同意が得られる人は、ぜひ宇宙葬を検討してみてください。

宇宙葬について理解しておきましょう

本記事では宇宙葬を行うメリットに加え、注意点や費用相場、種類について紹介してきました。

 

宇宙葬は、自然に帰す「散骨」方法の1つです。口コミや実績はまだまだ少ないですが、近年、関心が高まりつつあります。

 

故人との別れは何よりも辛く、悲しいものですが、はるか彼方まで広がる宇宙にはロマンと夢が詰まっています。生前から供養や埋葬について話し合っておくことで、故人の意見を尊重した葬儀にできます。

 

宇宙葬を検討している人は、本記事で理解を深めておきましょう。

ヤシロの永代供養墓の
ご見学、資料請求はお気軽に
  • 見学予約オンラインでも可能です
  • 資料請求

お電話でも受け付けております

0120-140-8469:15~17:30(年中無休)
ヤシロの永代供養墓の
ご見学、資料請求はお気軽に
  • 見学予約オンラインでも可能です
  • 資料請求

お電話でも受け付けております

0120-140-8469:15~17:30(年中無休)
永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

  • 永代供養墓の選び方
  • エリアで探す
  • 納骨堂
  • ヤシロの墓じまい
  • 仏壇・仏具COCOテラス
  • ヤシロのお葬式
  • 火葬・埋葬ペット供養
pagetop
永代供養の選び方