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納骨する場所別骨壷のサイズとは?検討すべきことと相場や種類など解説

納骨する場所別骨壷のサイズとは?検討すべきことと相場や種類など解説

「骨壷にはいろいろなサイズがあるけれど、どのサイズを選べば良いかわからない」
「骨壷を選ぶときに、どんなことに気を付けて選べば良いのかわからない」
「不要になった骨壷はどうやって処分すれば良いの?」
など、骨壷に関する疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では骨壺のサイズの種類や、納骨する場所別の骨壷のサイズをご紹介します。記事を読むことで、地域や風習、納骨する場所によって適切な骨壷のサイズは異なることがわかるでしょう。

 

また、骨壷を選ぶときに検討することや選び方、不要になった骨壷の処分方法も併せてご紹介しています。

 

骨壷の選び方や不要になった骨壷の処分方法がわからないという人は、是非この記事を参考にしてみてください。

骨壷の歴史

火葬した遺骨を納める骨壷の起源は、飛鳥時代の蔵骨器とされています。中国から仏教と共に火葬の習慣が広まり、上流階級で使用されていたようです。

材質は土師器と言う素焼きの土器から始まり、古墳時代になると須恵器や木製、金属製のものが使われるようになりました。

時代と共に材質や大きさ、形などが変化してきましたが、火葬が法制化された明治時代以降に一定の規格が設けられ、遺骨の入れ物として普及するようになったのです。

現在でも、地域や宗教、宗派によって骨壷の大きさ収骨の方法には違いがあります。

骨壷のサイズの種類

一般的に、骨壷には、2寸(直径約6.5cm×高さ約7.5cm)から尺寸(直径約31.5cm×高さ約34.0cm)までのサイズがあります。

大人の遺骨を全て納めるのであれば、6寸や7寸サイズの骨壷を利用するのが一般的です。幼い子供やペットなどの遺骨を納める場合には、遺骨のサイズに合わせて小さいサイズの骨壷を使用します。

分骨をする場合や、遺骨を家族のそばに置いておく手元供養の場合にも、小さいサイズの骨壷を用いることが多いです。

実際の大きさはデザインなどによっても異なるため、事前にサイズを確認すると良いでしょう。

納骨する場所別骨壷のサイズ

男性と女性では骨格の違いがありますが、男女で骨壷のサイズには変わりません。しかし、骨壷のサイズには地域や風習、納骨場所による差があります。

ここでは、骨壷のサイズを納骨する場所別に見ていきましょう。

納骨堂を利用する場合の骨壷のサイズ

納骨堂を利用する場合、骨壷を納める納骨スペースや入口の大きさによって選ぶ骨壷のサイズが変わります。

納骨堂と一口に言ってもロッカー式や仏壇型、自動搬送式などの形式があり、入り口の大きさが形式によって異なります。そのため、事前に納骨堂の形式や入り口の大きさなどを確認することが必要です。

東日本に住んでいる場合の骨壷のサイズ

東日本に住んでいる場合、骨壷のサイズは7寸サイズが使われることが多いです。これは、関東では焼骨した遺骨を全て骨壷に納めるのが慣習となっているためで、この慣習を全部収骨と言います。

全部収骨では遺骨だけでなく、刷毛を用いて収骨台に残った灰まで全て骨壷に納めます。そのため、成人の遺骨が全て入るサイズである7寸サイズが一般的になっているのです。

西日本に住んでいる場合の骨壷のサイズ

西日本では、東日本より小さめの3寸から5寸サイズの骨壷を使用することが多いです。これは、遺骨を全部収骨する関東とは異なり、西日本の関西では頭や喉仏、腕、胸、腰、足などの遺骨だけを骨壷に納める慣習があるためで、これを「部分収骨」と言います。

部分収骨では全ての遺骨を骨壷に納めるわけではないため、それほど大きなサイズのものは必要がなく、関東の骨壷より小さめの骨壷が用いられます。骨壷に必要な遺骨を納めた後、残った遺骨は火葬場で供養されます。

分骨や手元供養する場合の骨壷のサイズ

遺骨を分骨したり、家族のそばに置く手元供養をしたりする場合には、小さめの骨壷が使用されます。

手元供養をする場合には、ミニ骨壷が選ばれることも多いです。ミニ骨壷のサイズに明確な定義はありませんが、片手に収まるくらいのサイズのものから両手で包み込める2寸くらいのサイズのものが一般的です。

ミニ骨壷は、一般的な骨壷と比べてデザインが豊富で、材質も金属製や陶器製、ガラス製などさまざまなものがあります。

骨壷を選ぶとき検討すること

骨壷にはさまざまなサイズのものがあるだけでなく、材質にもさまざまなものがあり、どれを選べば良いのかわからないという人もいるでしょう。

ここからは、骨壷を選ぶ際にどのようなことに気を付ければ良いのかを見ていきます。骨壷を選ぶ際の参考にしてみてください。

耐久性はどうか

骨壷を選ぶ際には耐久性で選ぶのがポイントです。日本は高温多湿の気候のため、カビにより骨壷が劣化する可能性があります。

そのため、骨壷の蓋の形や素材に気を付けて耐久性の高いものを選ぶようにしましょう。蓋の形は円筒形の切立型になっているものを選べば、密閉性が高く湿気が溜まりにくいです。

また、石や金属でできた骨壷なら湿気に強く、カビによる劣化を防ぎやすいでしょう。

どこで購入するか

骨壷は葬儀社だけでなく、火葬場や石材店、仏壇仏具店などで購入することができます。とくに自分で準備しなくても、葬儀のプランに骨壷が含まれていることも多いです。

葬儀のプランに骨壷が含まれている場合、葬儀社のラインナップの中から好みのデザインや形、色のものを選ぶことができます。

インターネットで購入することもできますが、インターネットの場合、画像を見て決めるため実物のイメージがつきにくく、相談しながら選ぶのが難しいでしょう。

大きさは合っているか

骨壷を選ぶためには、カロートと呼ばれるお骨を納める空間の入り口や大きさを事前に確認しておくことが必要です。

納骨堂に納める場合でも、納骨堂の形式によって入れられる骨壷の大きさや形が異なります。そのため、事前に納骨堂の形式や納められる骨壷のサイズを確認しておきましょう。

カロートや納骨堂の骨壷を納める場所の大きさを確認し、適切な大きさの骨壷を選ぶようにしてください。

骨壷の相場

ここからはミニ骨壷や一般的なサイズの骨壷の相場について見ていきます。骨壷はデザインや素材などによって、値段が大きく変わるため注意が必要です。

あくまで相場として参考にしてみてください。

ミニ骨壷

手元供養などに使うミニ骨壷の相場は、無地でシンプルなデザインのものの場合千円程度です。

しかしデザインや素材などにこだわって作られた骨壷は価格が上がり、1万円から7万円程度が相場になります。ミニ骨壷でもデザインが凝っていて質の高いものであれば30万円以上することもあるでしょう。

一般的なサイズ

白磁7寸サイズの一般的な骨壷の相場は、8千円から1万円程度です。同じサイズでも素材が大理石のものになると、相場が2万円から3万円と高くなります。

そのほかに、デザインが凝っているものや仕様によっても相場は異なり、有名な窯元の骨壷なら10万円以上するものも多いです。

骨壷のデザインの選び方

骨壷と一口に言っても、そのデザインはさまざまです。白無地の陶器タイプが一般的ですが、中には有名な窯元の趣向を凝らしたデザインのものや、オーダーメイドで作るオリジナルのものもあります。

ここからは、骨壷のデザインの選び方を見ていきましょう。

蓋の形状から選ぶ

昔ながらの骨壷の場合、白並型という上に乗せるタイプの蓋が一般的です。上に乗せると骨壷本体に蓋の端の部分が入り込む形をしています。

一方現在の骨壷で一般的なのが切立タイプで、骨壷本体に蓋の端が覆いかぶさる形をしているのが特徴です。

切立タイプの蓋の方が、骨壷の中に湿気が溜まりにくくなっており、カビによる骨壷の劣化を防ぎやすいでしょう。

現在では切立タイプの蓋のものが多いですが、選ぶ際には蓋の形状を確認するのがおすすめです。

色や柄から選ぶ

最近では骨壺のデザインも豊富になり、さまざまな色やデザインのものがあります。故人の好みの色のものや、故人のイメージに合うものなら色や柄の付いたのものでも良いでしょう。

しかし、古来より葬儀にまつわるものは白いものが主流のため、色や柄の付いた骨壷に抵抗がある場合には、白い骨壷に故人のイメージに合う骨壷カバーを用いるのも1つの方法と言えます。

壷の形状から選ぶ

現在では骨壺の形状にもいろいろなものがあります。一般的なのは円柱形の骨壷ですが、それ以外の形状でも問題はありません。

四角形や楕円形などのほか球体型のものもあります。お墓や納骨堂のお骨収納スペースに入るのであれば、円柱形以外の形状を選んでも良いでしょう。

また、ミニ骨壷はさらにたくさんの形状のものがあり、筒形や球体型のもののほか、ひょうたん型やフォトスタンド型などのものもあります。

骨壷の材質の種類

骨壷の材質は見た目だけでなく、耐久性にも関わる大切なポイントです。ここからは、骨壷の材質の種類について見ていきます。

骨壷を選ぶ際の材質選びの参考にしてください。

耐久性のある石

耐久性のある石の骨壷には、優れた通気性や速乾性を持つオニキスや黒大理石のもの、墓石にも使われる花崗岩のものなどがあります。

種類が豊富な石の骨壷は、耐久性に優れているのが魅力ですが、石でできている分重くなりがちです。そのため、石の骨壷は取り扱いに注意が必要と言えます。

石の骨壷を選ぶ際には、重さも確認するようにしましょう。

一般的な陶磁器

骨壷の材質として一般的なのは陶磁器です。陶磁器は、絵付けや釉薬の加減でさまざまな表情に仕上がるのが魅力と言えます。

有田焼のものや瀬戸焼、常滑焼などの骨壷が有名です。シンプルなものから個性的なデザインのものまで、豊富な選択肢の中から気に入るものを見つけることができるでしょう。

デザイン性の高いガラス

ガラスは加工しやすいため、デザイン性の高い骨壷が多い傾向にあります。手元供養のための骨壷に多く見られる材質で、美しい見た目はインテリアに馴染みやすいのが特徴です。

しかし、落とすなど衝撃が加わると割れてしまう可能性があり、ガラスの骨壷は取り扱いに注意が必要です。

環境に配慮されているバイオマス

最近では、環境に配慮されているバイオマスの材質を使った骨壷もあります。バイオマスは動植物由来の有機性資源を再利用して作られるプラスチックのことで、主成分に竹を使用したものなど原材料はさまざまです。

そのため、一般的なお墓だけでなく樹木葬などにも適した材質と言えるでしょう。

デザインの種類が豊富な金属

金属製の骨壷は、デザインの種類が豊富なのが特徴です。手元供養の骨壷としてもよく使われる材質で、ステンレスや真鍮、銅、純金、純銀のものなどがあります。

さまざまな色で色付けされたものや、銅の変色を活かした仕上げのもの、七宝焼きの装飾が施されたものなどがあり、豊富なデザインの中から気に入るものを見つけることができるでしょう。

サイズが大きくなると重くなるものの、耐久性や保存性に優れ、本体そのものも頑丈なため壊れにくいのがメリットです。

不要になった骨壷の処分の方法

改葬などで遺骨を新しい骨壷にまとめた場合など、古い骨壷が不要になったときにどのように処分すれば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。

ここからは、不要になった骨壷の処分の方法についてご紹介します。

業者へ依頼する

菩提寺に処分を依頼することもできますが、葬儀社や石材店などの業者へ依頼することも可能です。葬儀社や石材店などでは、サービスの一環として不要になった骨壷を無料で引き取ってくれる場合もあります。

また、散骨業者などでも2,000円程の費用を支払えば骨壷や骨箱の処分を引き受けてくれるでしょう。

どの業者へ処分を依頼しても、基本的に僧侶による供養の後に処分されるため、僧侶へのお布施などの費用も必要になる可能性があると考えておいてください。

不燃物として自分で処分する

不要になった骨壷は、一般的な不燃物として自分で処分することもできます。骨壷の材質を確認し、各自治体の処分方法に従って処分してください。

自治体によっては費用をかけずに骨壷を処分できますが、やはり骨壷をそのまま処分することに抵抗がある人もいるでしょう。

そのような場合には、僧侶に供養をしてもらってから処分するのも1つの方法です。僧侶に供養を依頼する際には、お布施の費用が必要になります。

骨壷のサイズは納骨する場所に合わせて選びましょう

骨壷のサイズや、骨壷を選ぶときに検討することなどについてご紹介しました。骨壷の大きさは東日本では7寸サイズ、西日本では3寸から5寸サイズの骨壷を使用するのが一般的であることが多く、地域や風習によってもサイズが異なります。

また、お墓に納骨するのか、納骨堂に納骨するのかによっても適切な骨壷のサイズは違うため、納骨する場所に合わせた骨壷のサイズ選びが大切です。

骨壷を選ぶ際にはサイズだけでなく、耐久性や材質にも気を付けて選ぶようにしましょう。ご紹介した内容を参考にしながら故人の好みを考慮して、適切なサイズのものを選んでください。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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