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遺影に適した写真は?選び方や飾り方・処分する場合の方法も併せて紹介

遺影に適した写真は?選び方や飾り方・処分する場合の方法も併せて紹介

「遺影に適したサイズや形式って?」
「遺影はいつから準備しておくといいの?」
「遺影の処分方法って決まりがある?」
このように、遺影についていろいろと疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、遺影とはどのようなものか、遺影はどのタイミングで準備しておくものなのか、生前に準備する方法や遺影に適した写真選びのポイント、遺影の処分方法について紹介します。

 

この記事を読むことで遺影についての知識が増えるため、いざ遺影が必要になったときや処分するときも慌てずに済むでしょう。

 

特に、自分が納得した遺影を用意しておきたいと考える人にとっては、おすすめの内容になっています。遺影について興味がある人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

遺影とは

遺影とはお葬式をするときに祭壇に置く故人の写真のことです。写真を見ることで故人の顔をはっきりと思い出せるように飾ります。

 

遺影の歴史はそれほど古くはなく、戦時中に戦争に行ったまま亡くなった人の写真や肖像画を飾って供養したのが始まりといわれています。生前の姿が映し出された遺影を飾ることで、故人を想いながら葬儀を行えるでしょう。

遺影に適したサイズや形式は?

遺影写真には、故人の顔が大きく鮮明に写っているものを選びましょう。親指大または10円玉大以上の大きさで顔が写っている写真が望ましいです。

 

葬儀のときに祭壇に飾る遺影のサイズは、四つ切りサイズ(305mm×254mm)かA4サイズ(297mm×210mm)が一般的といわれています。

 

顔が小さく写っている写真やピントが合っていない写真だと、写真を引き伸ばしたときに顔がぼやけてしまいます。

遺影はいつ準備する?

遺影は葬儀の際に遺族が用意することが多いでしょう。突然亡くなった場合は、自分の遺影の準備をしておくことは難しいケースもありますが、死期を考えて用意する人も中にはいるでしょう。

 

遺影写真の撮影時期に決まりはありません。ただ、できるだけ亡くなった年齢に近い時期に撮影したものを選ぶとよいでしょう。一般的には、亡くなる5年以内に撮影した写真を選ぶことが多くなっています。

 

年数が経ちすぎた写真を使うと、故人の面影が感じられずに違和感が生じるでしょう。ただし、近影が見つからなかった場合や闘病していた場合、故人が希望した場合などに若い頃の写真を使うことがあります。

遺影はいつまで飾る?

葬儀後は自宅に後飾り祭壇を設置して、四十九日までは後飾り祭壇の上に遺骨と一緒に遺影を飾ります。四十九日を過ぎたら後飾り祭壇は片付けることになるため、遺影を飾り続ける場合はお仏壇の近くなどに飾るのが一般的です。

遺影を生前に準備する方法

最近は遺影用の写真を生きているうちに自分で準備する人が増えています。これは、メモリアルフォトとも呼ばれています。

 

生きているうちに遺影用の写真を準備しておけば、亡くなってから慌てて写真を探さずに済み、自分のお気に入りの写真を使ってもらえる点がメリットです。ここからは、遺影写真の準備のためにできることを紹介します。

既存写真を加工する

すでに遺影にしたいと思っている写真があれば、専門の業者に依頼するなどして既存写真を加工する方法があります。これまで撮影した写真の中から遺影に使いたいと思える、写りのよいものを選んでみましょう。

 

日ごろからよい写真を用意しておくには、日常的に写真を撮る習慣を持つことも大切です。

 

家族との旅行や友人との食事会、趣味に取り組んでいるときなど、日常的にたくさんの写真を撮っておけば、生き生きとした自然な表情の写真を残せるでしょう。

 

撮った写真を遺影に使わなかったとしても、自然な表情の写真を残しておくことで家族にとっては大切な思い出の品になります。写真に写ることが苦手な人も、家族のためにも写真を撮っておきましょう。

フォトスタジオで撮影する

遺影写真を準備するためにまずおすすめなのが、フォトスタジオを利用する方法です。フォトスタジオを利用すれば、遺影に使う写真をプロに撮ってもらえます。

 

フォトスタジオによってサービス内容に違いはありますが、遺影撮影プランや肖像写真プランなどを用意しているフォトスタジオもあります。

 

衣装のレンタルやヘアメイクもプロに任せることができ、画像の加工もしてもらえるため、満足のいく1枚に仕上がるでしょう。

遺影を撮影するときに注意すべき点

生前に遺影を撮影するときは、背景に写ってほしくないものが入っていないか確認しておきましょう。たとえば、背景に他の人が写っている写真は遺影として使用できません。

 

もちろん、画像編集で消したい部分を消すことで遺影に使用できますが、そのような手間が発生しない方がよいでしょう。これから遺影撮影する場合は気をつけてください。

遺影に適した写真選びのポイント

遺影用の写真を準備しようとしても、写真の選び方がわからないという人も少なくないでしょう。

 

ここからは、遺影に適した写真選びのポイントを紹介していきます。遺影にふさわしい写真を選べるように、ここでの内容はしっかりと把握しておきましょう。

しっかりとピントが合っている写真

遺影写真を選ぶときに大切なことは、顔がはっきり写っていることです。服装や背景などは遺影に適するように加工できるため、どの写真を選べばよいのか迷ったときにはピントや画素数を優先しましょう。

その人らしさが伝わる写真

昔の遺影写真は硬い表情の写真が選ばれるのが一般的でしたが、最近は故人の人柄がわかる表情の写真が選ばれることが多いです。故人の人柄がわかる写真を遺影にすることで、生前の故人を思い浮かべやすいでしょう。

 

故人が真面目な人ならキリッとした顔で写っている写真、穏やかで優しい人ならニコニコと笑った顔で写っている写真を選ぶのがおすすめです。

 

必ず顔が正面を向いている必要はありませんが、目線はカメラ目線のものが適しています。お葬式では遺影を見ながら故人とお別れをするため、カメラ目線の写真の方がしっかりと目を見てお別れできます。

遺影を飾るときのポイント

遺影とは葬儀の際に祭壇に置く写真ですが、葬儀が終わった後はどうやって取り扱えばよいのかわからないという人も多いでしょう。

 

ここからは、遺影を飾るときのポイントを紹介します。故人に対する気持ちが遺影の飾り方でも表れてしまうことがあるため、以下の点はしっかりと確認してください。

遺影を飾る向き

遺影を飾る向きに明確な決まりはありませんが、世間一般的には東向きや南向きがよいといわれています。

 

ただ、宗教やその宗派によって決められていることもあるため、気になる人は葬儀会社やお寺の住職などに確認しておきましょう。

遺影の飾り場所

前述のとおり、遺影は四十九日までは後飾り祭壇の上に遺骨と一緒に飾り、四十九日を過ぎたらお仏壇の近くなどに飾るのが一般的です。

 

しかし近年の住宅事情の変化により、自宅に遺影を飾るスペースがなかったりお仏壇がなかったりする場合も多いでしょう。

 

そのため、最近は写真のサイズを縮小してフォトフレームに入れて飾る人が増えています。中には写真として飾るのではなく、データ化してパソコンなどに保存する人もいます。

遺影を飾るときに注意すべき点

遺影を飾る際は、仏壇の中や仏壇の上に飾らないことや、しっかりと固定することに注意しましょう。

 

仏壇は本尊があり、仏様を祭っている場所です。その中や上に遺影を飾ってしまうと、故人が仏様を見下げてしまう状況を作ることになります。仏様に対して失礼になるため、仏壇の中や仏壇の上に飾らないようにしましょう。

 

また、遺影の固定が甘いと地震などで家が揺れた際に遺影が落下してしまう可能性があります。額縁が壊れてしまう場合もあるため、きちんと固定することが大切です。

 

遺影を処分する場合の方法

遺影に宗教的な意味はないため、不要なら処分しても問題ありません。しかし、遺影をゴミとして捨てることに抵抗がある人は少なくないでしょう。

 

ここからは、遺影を処分する場合の方法について解説していきます。処分方法に困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

神社やお寺でお焚き上げしてもらう

遺影の処分の仕方で悩んでいる場合は、近くのお寺や神社でお焚き上げをしてもらう方法もあります。費用はかかりますが、選択肢の一つとして頭に入れておきましょう。

 

神社やお寺などに頼んで遺影写真から故人の魂を抜き、ただの写真に戻してもらってからお焚き上げをするという流れになります。

葬儀社に依頼して処分する

葬儀社に依頼して処分する方法もありますが、遺影の処分のみに対応している業者は少ないため、葬儀から時間が経過してしまうと難しくなるでしょう。

 

まずは、遺影の処分を請け負ってもらえるか連絡してみてください。無理な場合は別の方法を考えましょう。

自治体のごみの分別に従い処分する

宗教や心霊的なことを信じない人は、遺影写真の処分方法にもこだわりがないでしょう。遺影写真の処分方法にもこだわりがない人は、法律上は何も問題ないため自治体のごみの分別に従い処分することも可能です。

 

しかし、家族や親戚などの同意を得ずに勝手に行うと後でトラブルになることもあるため、注意が必要です。もめごとが起きないようにするには、処分前にその方法を話し合った方がよいでしょう。

※※サイズを変えて保管する

遺影として手元に残すと場所をとってしまうことがネックで処分を検討している場合は、サイズを変えて保管する方法がおすすめです。

 

遺影を小さくすれば場所を取らず、思い出として自分の手元に置くことが可能です。また、遺影をデータ化してパソコンやスマホなどに保存する方法もあります。

 

ただ、サイズを変える場合は供養はしない状態で遺影を持った形になります。遺影写真を単なる写真と同じ扱いにするため、寺などで魂抜きを済ませておきましょう。

遺影について知っておこう

遺影写真の準備のためにできることや遺影写真を選ぶときのポイント、葬儀後の遺影の取り扱い方などを紹介しました。

 

遺影は葬儀後も自宅に飾ったり保管したりする場合が多いものです。後悔することがないように、納得できる遺影写真を選びましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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